幼馴染の親友の男女が乳首イキを試すことになった話(本番なし)  

いぬに

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4話

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 陽斗の大きな手が、ノーブラの胸を服越しになでる。
 しばらくの沈黙。

 陽斗は首を傾げて聞いた。

「感じる?」
「んー、まだくすぐったいだけ、かも」
「続けるか」
「はーい、……っ」

 陽斗の親指が、布の上から乳首のあたりをかすめたとき、かすかにぞくっとした感覚があった。

 手のひらが往復して、また乳首に近づいてくると、体の奥が期待にきゅっと締まる。

 けれど次の瞬間、指はすっと横を通りすぎていった。
 せつない感覚に呼吸が浅くなる。

「んっ」

 息を整えようとして、熱の混じった吐息が漏れた。

「大丈夫?」

 陽斗の声には緊張が混ざってる。
 紗奈は小さく頷いて、視線で先をうながす。

 陽斗の手が再び動き出し、ゆっくり往復する。
 そのたび、布がわずかに擦れ、もどかしい刺激になる。

 陽斗を盗み見ると、真剣な顔をしていた。
 焦らしているつもりはないのだろう。ただ、次にどう動けばいいのか戸惑っているような、不器用な手つきだった。

 この先に、してほしいことがある。
 しかしそれを口にするのがもどかしく、言葉にする代わりに、彼の指先を掴んだ。

 そのまま、指先をそっと乳首の位置へすべらせる。

 人差し指の爪の先が、乳首の浮き出た布をほんのかすかにひっかいた。

「っ……!」

 反射的に、紗奈の腰がぴくんと引けた。
 けれど、それは拒絶ではなかった。むしろ、もっとほしいと期待の熱が高まる。

「ゆび、動かして」

 陽斗は彼女に手を掴まれたまま、言われたとおりに、指先だけをそっと動かす。
 爪の先が、布越しに乳首の先をカリカリと撫でる。
 とても小さな動き。けれど、その刺激は想像以上に鋭く、直接的だった。

「……これ、いいかも」

 紗奈の声は熱っぽくかすれていた。

 体が快楽を追いかけるように、自然と前のめりになっていく。
 バランスを崩しかけて、陽斗の肩に掴まった。

 直接は触れていないのに、乳首から全身に向かって熱がじわじわと広がっていく。

 脚のつけ根がじんわり重く、奥の方が脈を打つ。紗奈は足を閉じて太ももをすり合わせる。

「……ねえ、脱いでいい?」

 紗奈が吐息の混じった声で聞いた。
 陽斗は動きを止め、目だけで彼女を見る。

 紗奈は返事を待たず、裾を持ってもたもたと服を脱ぎだした。

「ほんと、不器用だな」
「うるさい」

 途中から陽斗も手伝って、トレーナーを脱がせていく。
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