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5話
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服を脱ぐと、形の良い胸があらわになる。
薄く色づいた乳首が空気に触れ、きゅっと縮こまっていた。
陽斗の目線がそこに落ちるのを、紗奈は黙って見ていた。
「……触るよ」
「うん」
陽斗の指がそっと胸にふれる。
今度はもう、なにも隔てるものがない。
人差し指の先が肌に直接触れた瞬間、紗奈の口から小さく息が漏れた。
「ん……。両方、さわって……」
向かい合ったまま、紗奈は陽斗が触りやすいよう、状態をわずかにそらせる。
陽斗は少し迷ったあと、胸に直接手を重ねた。ゆっくりと指を沈ませるように揉む。
脱衣でわずかに冷めた熱が、再び体の奥から湧き上がってくる。
陽斗は胸から手のひらを離すと、次は指先で乳輪のまわりをやわらかくなぞった。
円を描きながら乳首に近付き、触れるか触れないかのところで遠ざかる。
あきらかに、焦らしている動作。
「いじわる……」
「楽しんでるだけだよ」
「ね、お願い……。乳首、さみしいよ……」
紗奈は目尻に涙を浮かべて懇願する。
「わかったって」
親指と人差し指で、乳首をやさしく挟み、指の腹でじわじわと圧をかけていく。
陽斗としても、女性に触れるのは初めてだ。
気心知れた幼馴染ではあるが、乳首は女性の繊細な部位。気遣いから力加減を探っていた。
しかし紗奈にとっては、焦れったい以外のなにものでもない。
「……もうちょっと、強いの、ほしいかも」
「痛くない?」
「うん、もっとして、大丈夫……」
「じゃあ、強くするけど、痛かったら言えよ」
紗奈の声に応じて、陽斗は指先に力を加える。
つまんだ乳首を、ほんの少しだけねじるように、ゆっくりと動かす。
「っ、……あ、それいい……続けて……」
左右の乳首が、こりこりと転がされ、びりびりとした快感がつのっていく。
「ね、もっと……」
「強くする?」
紗奈はごくりと喉を鳴らし、頷いた。
陽斗の指がさらに力を込める。
乳首が楕円形に潰され、固い芯がぐっと締めつけられる。
そのまま、すり潰すように指を左右に擦り合わせた。
「あ、あ……あ……」
「イキそう?」
「まだ、だけど……けっこういい、かも……」
「じゃあ、次いくか」
陽斗の指が乳首から離れた。
熱と疼きの余韻が残る。
陽斗の顔が胸に近付いた。
薄く色づいた乳首が空気に触れ、きゅっと縮こまっていた。
陽斗の目線がそこに落ちるのを、紗奈は黙って見ていた。
「……触るよ」
「うん」
陽斗の指がそっと胸にふれる。
今度はもう、なにも隔てるものがない。
人差し指の先が肌に直接触れた瞬間、紗奈の口から小さく息が漏れた。
「ん……。両方、さわって……」
向かい合ったまま、紗奈は陽斗が触りやすいよう、状態をわずかにそらせる。
陽斗は少し迷ったあと、胸に直接手を重ねた。ゆっくりと指を沈ませるように揉む。
脱衣でわずかに冷めた熱が、再び体の奥から湧き上がってくる。
陽斗は胸から手のひらを離すと、次は指先で乳輪のまわりをやわらかくなぞった。
円を描きながら乳首に近付き、触れるか触れないかのところで遠ざかる。
あきらかに、焦らしている動作。
「いじわる……」
「楽しんでるだけだよ」
「ね、お願い……。乳首、さみしいよ……」
紗奈は目尻に涙を浮かべて懇願する。
「わかったって」
親指と人差し指で、乳首をやさしく挟み、指の腹でじわじわと圧をかけていく。
陽斗としても、女性に触れるのは初めてだ。
気心知れた幼馴染ではあるが、乳首は女性の繊細な部位。気遣いから力加減を探っていた。
しかし紗奈にとっては、焦れったい以外のなにものでもない。
「……もうちょっと、強いの、ほしいかも」
「痛くない?」
「うん、もっとして、大丈夫……」
「じゃあ、強くするけど、痛かったら言えよ」
紗奈の声に応じて、陽斗は指先に力を加える。
つまんだ乳首を、ほんの少しだけねじるように、ゆっくりと動かす。
「っ、……あ、それいい……続けて……」
左右の乳首が、こりこりと転がされ、びりびりとした快感がつのっていく。
「ね、もっと……」
「強くする?」
紗奈はごくりと喉を鳴らし、頷いた。
陽斗の指がさらに力を込める。
乳首が楕円形に潰され、固い芯がぐっと締めつけられる。
そのまま、すり潰すように指を左右に擦り合わせた。
「あ、あ……あ……」
「イキそう?」
「まだ、だけど……けっこういい、かも……」
「じゃあ、次いくか」
陽斗の指が乳首から離れた。
熱と疼きの余韻が残る。
陽斗の顔が胸に近付いた。
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