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夢に咲く花
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兵士に促され、孝宏は壁を気にしつつも隊列の中央に戻った。しかし、その隊列も蜘蛛の出現により既に崩れつつある。
(どうせ、どこに蜘蛛の巣があるともしれないんだからいたって変わら……そうか、だからカダンは武器を振り回したのか。巣があったとしても大丈夫なように……)
おそらくはカダンは孝宏が殆ど見えていないと気付いていただろう。
気持ちがザワザワして落ち着かず、孝宏は腹の痣に防具の上から手を当てた。
こんな時に何の役にも立たない己が恨めしい。守られるのを受け入れるしかないのでも、せめて見えていれば言い訳もたつというもの。
(ああ……でも……こんなことばかり考えて、本当に自分が嫌いになりそうだ)
孝宏は歩きながら何気なしに壁を振り返り、ぎょっとして目を見開いた。一瞬だが、壁の中にギラリと光る赤い目を見た気がしたのだ。
一体や二体ではない。壁の隙間の至る所から赤い目が覗いていたのだ。しかし、壁を見上げる兵士が気が付いていないのは明らかだ。
「壁にいるぞ!」
自分が記憶している中でも、一番声を張り上げたかもしれない。
孝宏の声は夜の住宅街に反響して響き渡った。殆どの者がその意味を理解する前に、精霊を連れたその兵士もまた、声を張り上げた。
「壁に敵あり!!!壁に敵あり!!!」
兵士が叫びながら離れようとした時には、誰にでもわかる程度に壁は崩れ始めており、下から本物の壁と闇をまとった化け物が覗き始めていた。
ほぼ同時に兵士たちの通信機が鳴った。
――壁に敵が潜んでいる可能性がある。破片が崩れ落ちる壁に留意せよ――
しかし、時すでに遅し。壁から多くの巨大蜘蛛が兵士を目指してなだれ落ちてきたのだ。
その数、二十は下らず、すでにその場にいる蜘蛛を合わせるととんでもない数だ。だが留まるところを知らず、次から次へと湧いてくる。
突如現れた巨大蜘蛛の大群は、次々と兵士たちを襲い始めた。
「やべぇやべぇやべぇやべぇ!」
孝宏は完全に逃げ遅れていた。
隊列の中央で守られるはずが、兵士たちは巨大蜘蛛の相手で手一杯の様子。そのままでは蜘蛛の牙が孝宏に届くのも時間の問題だった。
救助の最中なら下水道に逃げ込めばよかったが、移動の最中であるために入り口は開いていない。建物の中に逃げようにもどの扉も堅く閉ざされている。となると、孝宏は兵士を信じ、ここで立ち尽くすしかなかった。
「これでいいのか?本当に?」
震えとともに笑みがこぼれた。
短剣を力強く握りしめる。兆しの炎が使えない今、孝宏に残された武器は、ルイから貰った一振りの短剣だけた。
(躊躇してたら駄目だ!もしもの時はすぐに抜く!よし!)
「くそったれが!」
孝宏の前方で、小柄な兵士が悪態をついた。盾を構え、巨大蜘蛛に押されくる。小柄が故に、見た目以上に重量のある蜘蛛を押し返すには腕力が足りないのだ。
兵士はしきりに呪文を唱えているが、魔術が発動と消滅を繰り返している。
孝宏はその兵士とぶつかる前に後ずさったが、すぐ後ろの別の兵士がやはり巨大蜘蛛と対峙中で、こちらはまさに取っ組み合いの格闘を繰り広げていた。
堅いはずの防具が裂け、フェイスガードなどないに等しい。それでようやく仰向けにひっくり返しても、間を開けずに次ぎが襲いかかってくる。兵士たちの中には複数体同時に相手しているものさえいる。
孝宏はそれらを避けていく内、気が付かない間に壁の方へと追いやられていた。
「ひぃっ!」
孝宏は背中に感じたヒヤリとした堅い感触に悲鳴を上げた。驚き逃げようにも兵士や巨大蜘蛛に囲まれ、すでに身動きがとれない状況に追い詰められている。
――kiiii――
それは小さな鳴き声だった。
「待て待て、そんなはずは……」
こんな都合良い展開はまさか嘘だろう。孝宏は恐々壁を見上げた。
まさか、そう思ったのに、巨大な蜘蛛が壁にしがみつき孝宏を見下ろしている。孝宏は顔を引きつらせ叫んだ。
「わああああああああああああああ!」
巨大蜘蛛は目が合うのと同時に襲いかかってきた。孝宏を丸呑みにせんと牙を、口を開き、鋭い歯をむき出しに落ちてくる。
巨大蜘蛛は上手く孝宏の頭を捉えており、本当ならそのまま頭を一気に口に納めただろう。
しかしこんな時でも、短剣の柄を握っていたのが功をそうした。
孝宏が咄嗟に頭を庇おうとした時、偶然だが刃が蜘蛛を正面に取らえ、巨大蜘蛛上顎から脳天にかけてざっくり切り裂いたのだ。
巨大蜘蛛は声を上げる間もなく、己が切られたことにも気が付かず息絶えた。
「ぐぇっ」
人と比べると巨大ではない、しかし、蜘蛛にしては巨大な、蜘蛛のような哺乳類は孝宏には重かった。
事切れた巨大蜘蛛がそのまま孝宏の上に落ちてきた時、受け止めきれず地面にうっ潰された。太く短い脚に無数に生える毛は固く、柔らかい肌に刺さり、蜘蛛の赤い血が孝宏を頭から染める。
「…………!!!」
押しつぶされながらも、孝宏は必死の思いで、巨大蜘蛛の下から這い出してきた。
間一髪のところで助かったが、とても無事とは思えないのは、頭から足先までドロドロした臭う物にまみれているからだ。
孝宏は口の中の何かを吐き出した。
「うぅわっ気持ち悪っ」
孝宏は起き上がりながら、ボタボタ落ちてくる塊を払い落とした。
(これが何かは気にしないでおこう)
孝宏はあえて自身の状態が、いかにあるか考えないようにした。
深く考えてしまえばおそらく、おぞましさから震え嘔吐いてしまうかもしれないからだが、気が高ぶっていたせいもありさほど苦ではなかったかもしれない。
生死を意識せざるおえない現場といえども、助かったと思い気が抜けるのは同然だ。戦闘に不慣れ者ではなおさらそういうこともあるだろう。
(どうせ、どこに蜘蛛の巣があるともしれないんだからいたって変わら……そうか、だからカダンは武器を振り回したのか。巣があったとしても大丈夫なように……)
おそらくはカダンは孝宏が殆ど見えていないと気付いていただろう。
気持ちがザワザワして落ち着かず、孝宏は腹の痣に防具の上から手を当てた。
こんな時に何の役にも立たない己が恨めしい。守られるのを受け入れるしかないのでも、せめて見えていれば言い訳もたつというもの。
(ああ……でも……こんなことばかり考えて、本当に自分が嫌いになりそうだ)
孝宏は歩きながら何気なしに壁を振り返り、ぎょっとして目を見開いた。一瞬だが、壁の中にギラリと光る赤い目を見た気がしたのだ。
一体や二体ではない。壁の隙間の至る所から赤い目が覗いていたのだ。しかし、壁を見上げる兵士が気が付いていないのは明らかだ。
「壁にいるぞ!」
自分が記憶している中でも、一番声を張り上げたかもしれない。
孝宏の声は夜の住宅街に反響して響き渡った。殆どの者がその意味を理解する前に、精霊を連れたその兵士もまた、声を張り上げた。
「壁に敵あり!!!壁に敵あり!!!」
兵士が叫びながら離れようとした時には、誰にでもわかる程度に壁は崩れ始めており、下から本物の壁と闇をまとった化け物が覗き始めていた。
ほぼ同時に兵士たちの通信機が鳴った。
――壁に敵が潜んでいる可能性がある。破片が崩れ落ちる壁に留意せよ――
しかし、時すでに遅し。壁から多くの巨大蜘蛛が兵士を目指してなだれ落ちてきたのだ。
その数、二十は下らず、すでにその場にいる蜘蛛を合わせるととんでもない数だ。だが留まるところを知らず、次から次へと湧いてくる。
突如現れた巨大蜘蛛の大群は、次々と兵士たちを襲い始めた。
「やべぇやべぇやべぇやべぇ!」
孝宏は完全に逃げ遅れていた。
隊列の中央で守られるはずが、兵士たちは巨大蜘蛛の相手で手一杯の様子。そのままでは蜘蛛の牙が孝宏に届くのも時間の問題だった。
救助の最中なら下水道に逃げ込めばよかったが、移動の最中であるために入り口は開いていない。建物の中に逃げようにもどの扉も堅く閉ざされている。となると、孝宏は兵士を信じ、ここで立ち尽くすしかなかった。
「これでいいのか?本当に?」
震えとともに笑みがこぼれた。
短剣を力強く握りしめる。兆しの炎が使えない今、孝宏に残された武器は、ルイから貰った一振りの短剣だけた。
(躊躇してたら駄目だ!もしもの時はすぐに抜く!よし!)
「くそったれが!」
孝宏の前方で、小柄な兵士が悪態をついた。盾を構え、巨大蜘蛛に押されくる。小柄が故に、見た目以上に重量のある蜘蛛を押し返すには腕力が足りないのだ。
兵士はしきりに呪文を唱えているが、魔術が発動と消滅を繰り返している。
孝宏はその兵士とぶつかる前に後ずさったが、すぐ後ろの別の兵士がやはり巨大蜘蛛と対峙中で、こちらはまさに取っ組み合いの格闘を繰り広げていた。
堅いはずの防具が裂け、フェイスガードなどないに等しい。それでようやく仰向けにひっくり返しても、間を開けずに次ぎが襲いかかってくる。兵士たちの中には複数体同時に相手しているものさえいる。
孝宏はそれらを避けていく内、気が付かない間に壁の方へと追いやられていた。
「ひぃっ!」
孝宏は背中に感じたヒヤリとした堅い感触に悲鳴を上げた。驚き逃げようにも兵士や巨大蜘蛛に囲まれ、すでに身動きがとれない状況に追い詰められている。
――kiiii――
それは小さな鳴き声だった。
「待て待て、そんなはずは……」
こんな都合良い展開はまさか嘘だろう。孝宏は恐々壁を見上げた。
まさか、そう思ったのに、巨大な蜘蛛が壁にしがみつき孝宏を見下ろしている。孝宏は顔を引きつらせ叫んだ。
「わああああああああああああああ!」
巨大蜘蛛は目が合うのと同時に襲いかかってきた。孝宏を丸呑みにせんと牙を、口を開き、鋭い歯をむき出しに落ちてくる。
巨大蜘蛛は上手く孝宏の頭を捉えており、本当ならそのまま頭を一気に口に納めただろう。
しかしこんな時でも、短剣の柄を握っていたのが功をそうした。
孝宏が咄嗟に頭を庇おうとした時、偶然だが刃が蜘蛛を正面に取らえ、巨大蜘蛛上顎から脳天にかけてざっくり切り裂いたのだ。
巨大蜘蛛は声を上げる間もなく、己が切られたことにも気が付かず息絶えた。
「ぐぇっ」
人と比べると巨大ではない、しかし、蜘蛛にしては巨大な、蜘蛛のような哺乳類は孝宏には重かった。
事切れた巨大蜘蛛がそのまま孝宏の上に落ちてきた時、受け止めきれず地面にうっ潰された。太く短い脚に無数に生える毛は固く、柔らかい肌に刺さり、蜘蛛の赤い血が孝宏を頭から染める。
「…………!!!」
押しつぶされながらも、孝宏は必死の思いで、巨大蜘蛛の下から這い出してきた。
間一髪のところで助かったが、とても無事とは思えないのは、頭から足先までドロドロした臭う物にまみれているからだ。
孝宏は口の中の何かを吐き出した。
「うぅわっ気持ち悪っ」
孝宏は起き上がりながら、ボタボタ落ちてくる塊を払い落とした。
(これが何かは気にしないでおこう)
孝宏はあえて自身の状態が、いかにあるか考えないようにした。
深く考えてしまえばおそらく、おぞましさから震え嘔吐いてしまうかもしれないからだが、気が高ぶっていたせいもありさほど苦ではなかったかもしれない。
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