英雄の末裔も(語り継がれないけど)英雄

Ariasa(ありあーさ)

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三章 ―旅立ちの時― (ここからが本番)

―炎童の末裔― 7

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 明るい光が瞼を刺して目を覚ましたリオは、ゆっくりと目を開けてここが屋外ではないことに気づく。痛みの残る体をゆっくりと起こせば、立派な和室の広い部屋の真ん中に寝かされていることに気付いた。
「ここ…どこだ?」
 リオが呟くとその直後「失礼いたします」と声がかかり、静かに障子が開いた。その先には壮年の落ち着いた雰囲気の男性が深く頭を下げており、上品な所作で部屋に入ると障子を閉め、畳二枚分の距離を開けたところに正座した。
「お初にお目にかかります。私はここハーレスを預かり治めております、炎童家当主の炎童 飛風えんどう とびかぜと申します。此度は遠路はるばるゼレス共和国のハーレスへようこそお越しくださいました。娘から話を聞きました。炎童の末裔を探しに来られたとか」
 背筋をピンと伸ばして真っすぐにリオを見る飛風に、リオも自然と背筋を伸ばしてうなずく。
「はい。我が父である陛下の命により、私達はスカイラインの英雄の末裔を再び集結させるべく旅に出ました。そして、最初にゼレス共和国にいる炎童の末裔のところに参りました」
「そうでしたか。しかし、なぜカルヴィヴァ山脈を越えるなどという無謀をなさったのですか。下手をすれば命を落としていましたよ」
 腕を組んで咎めるように語尾を強くし、静かだが迫力のある空気をまとう飛風に、リオはどこか家庭教師のアリアーサに似ているなと思い緊張した。しかしすぐにドラゴンのことを思い出し、今ドラゴンがどこにいるのか心配になり飛風に詰め寄った。
「そうだ…ドラゴンは? 俺の連れはどうなりましたか! 死にかけていたはずなんだけど、無事ですか!」
「殿下、落ち着いてください。彼は無事です。本当に危険な状態でしたが、ギリギリ間に合いました。今はまだ目覚めていませんが、呼吸も安定していますし、しばらくすれば目覚めるでしょう」
「よ、よかったぁ…」
 へなへなと飛風の膝に崩れ落ちるリオに、飛風は少し困ったように苦笑しつつもそのまま膝を貸し、そのままの状態で「それで」と口を開いた。
「無謀の理由をお聞かせ願えますか?」
 飛風の言葉に、リオは体を起こして姿勢を正してから答える。
「…それは、父上が一年以内でスカイラインの英雄の末裔を探し出して、アークス=ナヴァル王国に戻ってくるようにと私達に命令しました。そのため、安全な道でのんびりと旅をしたら間に合わないのです。…このような恰好では申し訳ないので、明日、正式に領主である炎童 飛風殿に会談を申し込みます。そこで、私達の旅の目的などをお話しします」
「かしこまりました。では明日の時間の調節を行いますので、それまでゆっくりとお休みください。時間が決まりましたら息子から時間を殿下に伝えるように言います」
「分かりました。忙しい中、ありがとうございます。あと…連れの部屋の場所を教えてもらってもいいですか?」
「もちろんです。殿下のお連れ様はこの障子から部屋を出て右に曲がり、すぐ隣の部屋で休まれています。では、私は一度失礼します」
 深く頭を下げて部屋から出ていく飛風を見送ると、リオは深く息を吐いてもう一度布団の中に体を潜り込ませ、睡眠を欲する体に身を委ねて眠りに落ちた。
 再び目を覚ました時、時間はすでに夜になっていた。リオは寝すぎたと思いつつ体を起こして枕元に置いてあった水を飲む傍ら、枕元に置いてあったメモを読む。
【リオ殿下へ。お部屋に伺った際、よくお休みだったため、このような形で伝言をすることをお許しください。父、炎童 飛風との会談の時間が決まりましたのでお伝えいたします。時間は午前10時より開始させていただきますので、9時50分に部屋にお迎えに上がります。準備を整えてお待ちいただければ幸いです。炎童家次期当主、炎童 翔陽しょうよう
「炎童翔陽…聞き覚えのある名前だけど、どこで聞いたんだったかな……」
 首を傾げつつ、ドラゴンの様子を見に行こうと思い着物を軽く直して障子を開けると、目の前に広がる庭に思わず感嘆の声が漏れた。純和風の庭は月との調和がよく、綺麗に整えられた松や火が灯された灯篭が優しく月に照らされて庭の美しさがより一層際立っていた。
「右隣りだったよな……」
 しばらく庭を眺めたあと目的を思い出して右に曲がり、右の部屋の障子を静かに開けると静かな寝息を立てているドラゴンが目に入った。
「…よかった……。ドラゴン、よく頑張ったな。生きていてくれてありがとう」
「……リ、オ…?」
 ほっと息をついてから表情を和らげ、眠っているドラゴンに声をかけると、ピクリと瞼が動いてかすれた声でドラゴンがリオの名を呼んだ。
「あぁ、俺はここにいる。だから休んでろ。まだ夜が明けるまで長いからな」
 ピクピクと瞼を揺らし、目を開けようと奮闘していたドラゴンだったが、リオはドラゴンの目の上に手を置き、穏やかな低い声で落ち着かせるようにささやいた。するとドラゴンは安心したようにフッと小さく息をつき、再び静かに寝息を立て始めた。それを確認するとドラゴンの目を覆っていた手を外し、一つあくびをしてから立ち上がるとまた自分の部屋に戻って布団に戻る。そして自分も傷を癒すために再び眠りについたのだった。
 翌朝、自然と目が覚めたリオは固まった体をうんと伸ばし、まだ体に残る鈍痛に顔をしかめる。そして、荷物のそばに置いてあった和服を苦戦しつつ何とか着ると部屋から出て適当に屋敷の中を散策した。すると、廊下の曲がり角から若草色の着物をゆったりと着こなしている男性が出て来て、リオの姿を見つけると柔和な笑顔でリオにあいさつをした。
「おや。お早うございます、リオ殿下。よくお休みになられましたか?」
「あぁ、おはよう。お陰でだいぶ体が楽になったよ」
「それは良かったです。もう少しで朝餉あさげが出来上がります。お部屋までお持ちしますので今しばらくお待ちください」
「ありがとう。……あの、もし俺の思い違いならいいんだけど、君は一度アークス=ナヴァルの王城に来たことがある?」
 男性の優しい雰囲気と人の良さが出ている顔立ちに引っ掛かりを覚えたリオが問いかけると、男性は少し驚いたような表情を浮かべた後に「はい」とうなずいた。
「じゃあ、もしかして君が炎童翔陽?」
「その通りです、殿下。記憶の片隅に私を覚えていてくださるとは、光栄です。改めまして、私は炎童家次期当主の炎童翔陽と申します。おそれ多くも人間王陛下より優秀技能者の称号である緑珠りょくじゅを賜り、日々その称号に恥じないよう物作りに励んでおります」
 笑顔で名乗る翔陽に、リオはようやく褒章授与式の記憶がよみがえり、壮年から高齢の参列者が多い中で幼さを残す和服の青年が王より緑珠りょくじゅを授与されていた場面を思い出した。
「あー、思い出した! 最年少の褒章授与者だ! あー、スッキリした。翔陽のメモを見た時からモヤモヤしてたんだ。どこかで聞いたことあるって」
 リオがすっきりとした表情でそう言うと、翔陽は一瞬表情を曇らせた後「それは良かったです」とすぐに笑顔に戻り頭を下げた。
「では、私はまだ作業があるので失礼します」
「あぁ、ごめん。引き留めて。頑張ってね~」
 リオは笑顔でそう言うと踵を返し、屋敷の作りを興味深そうに観察したり、庭を見ながら元来た道を戻って行った。
「……最年少の褒章授与者。…ありがたくも、重圧のようなモノですよ。これは」
 リオの背を見送りながら翔陽は困った表情でそう呟き、依頼品の修理をするべく工房へ歩みを進めた。
 部屋に戻ったリオは部屋で朝食をもらって食べると、和服ではなく王子としての正装に着替えなおして約束の時間まで縁側に座って待った。そして約束の時間になると翔陽が迎えに来て、会談を行う応接室に通された。
「リオ殿下が参りました」
 部屋の前まで来ると翔陽はその場に正座してそう声をかけ、障子を開けた。リオは敷居を踏まないように気を付けて部屋に入り、上座に敷かれている座布団に腰を下ろした。その間、先に部屋で待っていた飛風は頭を下げて待っており、リオの言葉を待っていた。
「飛風殿、頭を上げてください」
「はっ」
 リオの言葉に飛風はゆったりと頭を上げて真っすぐにリオを見据えた。その真っすぐな視線はリオが王位継承権を得た直後、周りの貴族たちから受けたものと同じで、リオの力量を図るような、品定めをするようなそんな視線だった。しかしリオはその視線を特に不遜と思うことなく受け入れ、堂々と次の言葉を発した。
「飛風殿。本日は忙しい中、時間を取っていただきありがとうございます」
「いえ、殿下の頼みとあれば、この程度たやすいものです」
「頼もしい限りです。では、早速本題に入らせていただきます。私がこの旅に出た理由は昨日申した通り、陛下より一年以内にスカイラインの英雄の末裔を集めてアークス=ナヴァルに戻ってくるという命令を受けたからですが、なぜ、そのような命令が下されることになったかを説明させていただきます。ただし、今から話すことは他言無用でお願いします。私たちの旅も、表向きは各地の視察となっているので」
 真剣な表情で頼むリオに、飛風も真剣な表情でうなずき「分かりました」と返す。そしてリオは旅の発端となった人間王の〈先見〉の内容と旅に出る前に会った二人の魔人のことを話し、人間と魔族の滅亡を阻止すべくスカイラインの英雄の末裔を集めていることを話した。
「この旅は危険な旅です。ですが、人間の滅亡を防ぐためにはスカイラインの英雄の末裔が再び一つの旗の下に集結し、強大な力を持つ敵を討伐しなければならないのです。どうか、炎童の力をお貸しください」
 リオはそう言うとおもむろに頭を下げ、飛風はそんなリオの姿を見て慌てた。
「殿下…! 頭をお上げください! ……今すぐには返事をいたしかねます。殿下、並びに陛下の要望といえど、私はこの町の領主として預かる民を治めなくてはなりません。また、息子や娘に行かせるとしても、親としてそんな危険な旅に出てほしくないという親心もあります。故に、考える時間をください。明日…遅くても明後日までには炎童家の答えを出します」
 深く頭を下げて懇願するように言う飛風に、リオもすぐに答えをもらえるとは思っていなかったため、特に表情を変えずにうなずく。
「分かりました。良い返事が聞けることを期待しています。その間、町の様子を見てもいいですか?」
「もちろんでございます。ぜひ、ハーレスの街と民を見てください」
 表情を綻ばせて飛風が頭を下げると、リオも釣られて表情が柔らかくなり、そのまま立ち上がると部屋を出た。
 するとリオの部屋の方向から何やら言い争う声が聞こえ、リオは何かあったのかと足を速めた。そして部屋の近くまで来ると、その声の片方が聞きなじんだ声であることが分かった。リオはさらに足を速めて部屋へ続く廊下の曲がり角を曲がると、その先にあんことドラゴンが言い争っている二人が見えた。
「だから! お兄さんはまだ重傷なんだから部屋で寝てろって言ってるの!」
「俺はこんなところでのんびりと寝ている場合ではない。そこを退け」
「ダメだって言ってるでしょ!」
 そこを退け、ダメだ、の堂々巡りを繰り広げている二人に、リオは思わず笑いってしまいながら、思ったよりも元気そうなドラゴンの様子にホッとした。
「そうだぞ、ドラゴン。お前、死にかけてた自覚がないのか~? 寝てろ寝てろ~」
「リオ……」
 ドラゴンは、リオの姿を見つけると一瞬泣きそうな表情になり、あんこを押しのけてリオの前に行くと跪いて頭を下げた。
「申し訳ありませんでした」
「それは何に対する謝罪?」
「命を賭して守ると誓ったあなたに守られてしまった上に、こうして今ものうのうと生きている。そのことに対する謝罪です。これは騎士としてあるまじきことです。なにとぞ、罰を」
 深く頭を下げるドラゴンに、リオはため息をつきながら「相変わらず、堅苦しい奴だな」と言い、頭をガシガシと掻いた。
「分かった。ではこの旅の間、お前の【近衛騎士】の地位を剥奪する。ただし、これまで通り俺並びにこれから増えていく仲間たちを守護する任務は継続すること。そしてこれは今回のようにドラゴンが重傷を負い、戦闘不能の状態になった時に守られる側になった時も、罰の対象とはしない。…なあ、ドラゴン。俺たちは仲間だろ? 本来この程度で罰なんてありえないんだよ」
「だが、俺は騎士で…」
 リオの言葉にドラゴンは捨てられた子犬のような眼差しでリオを見上げる。その顔は、いつものドラゴンなら決して見られないような情けない顔だった。そんなドラゴンにリオは容赦なく追い打ちをかける。
「だから、俺は今お前の騎士の地位を取った。その、騎士の誓いがお前を縛るなら、一時的に俺がその誓いをすべて預かってやる。城に帰ったら、返してやるから今はただ仲間として支えあって旅をしていくぞ。これはお前が求めた罰だ。異論は認めない」
「はっ…!」
 リオの言葉にドラゴンはこれ以上何も言うことができず、ただその言葉を受け入れて頭を下げる以外に道はなかった。
「気は済んだ? ほら、さっさと寝た寝た! いくら祖が魔法であらかた治してくれたからと言って、動いていい訳じゃないんだからね!」
 今まで静観していたあんこがドラゴンの背中を叩いて立つよう促すと、ドラゴンはのっそりと立ち上がって大人しく部屋に戻った。
「えっと、あんこちゃんだっけ? ありがとね。相棒を止めてくれて。それで、迷惑をかけたついでにもうちょっと付き合ってほしいんだけど、いいかな? 俺、これから街に出たいんだ。案内してくれると嬉しいんだけど、時間空いてる?」
「えっ、今からですか! えっと、あー、は、はい! あたいで良ければ案内します」
 緊張した面持ちだが、しっかりとリオの目を見て答えるあんこに、リオは嬉しそうな満面の笑顔で「ありがとう!」とあんこの手を握った。
「ひゃ~、王子様に手を握られちゃった…! 準備してくるので表で待っててください!」
 あんこは手を引いて踵を返すとダッシュで自分の部屋に戻る。そしていつも着ている服から上等な生地の着物に着替え、髪もいつもの一つ縛りではなく、着物に合うようにかんざしを使って髪の毛を綺麗にまとめた。いつもはしない化粧も軽く施し、姿見で全身をチェックすると一度深呼吸をしてから背筋を伸ばして玄関に向かった。玄関に着くと、リオは近所の子供たちと笑いながら遊んでおり、その様は王族とは大きくかけ離れてどこにでもいる普通の青年のように見えた。
「お待たせしました」
「おっ、待ってたよ、あんこちゃん」
「あんこねーちゃん、綺麗な格好してる! デート?」
「馬子にも衣裳だね! あんこねーちゃん!」
「うるさいわね! あたいを怒らせたらどうなるか、分かって言ってるのよね?」
 からかってきた子供に、あんこは腰に手を当てて子供の視線まで腰をかがめると、子供たちは笑いながらキャーキャー騒いで「鬼だ鬼だ~」とその場から逃げていった。
「すみません、殿下。では行きましょうか。どこか行きたい場所はありますか?」
「ん~、できたら俺のことは『殿下』じゃなくて、普通に『リオ』って呼んでほしいな。ほら、俺たちは同じスカイラインの英雄の末裔だろ? よそよそしいのはあまり好きじゃないんだ。だから砕けた口調でいいよ。ほら、さっきあんこちゃんが止めてくれた俺の相棒のドラゴンも、普段は俺のことを呼び捨てで呼んでるくらいだし、普通に俺に雑用させるから」
 この場にドラゴンがいたら猛抗議されそうな内容だが、あいにく突っ込める人はいない。そのためあんこはリオの言葉を信じ、まさかといわんばかりに目をパチパチと瞬いた。そして次に恐る恐るといった表情で「じゃ、じゃあ…」と口を開く。
「えっと…リオ君…って呼んでも怒られない?」
「もちろん! 怒る人がいたら俺がちゃんと言い返すよ。俺が許したんだって」
 安心させるようにニッと笑うリオに、あんこもホッとして笑顔になる。さらに、肩から力が抜けてよそよそしさが薄れ、自然な雰囲気に変わった。
「えへへ、じゃあ、安心だね。リオ君、あたいがオススメの所とか案内してもいい? もちろん、行きたいところがあるなら先に案内するけど」
「あんこちゃんのオススメの所がいいな。案内よろしくね」
「了解しました~!」
 さっきのしとやかな雰囲気とは打って変わって途端に生き生きとした表情で町案内に向かうあんこに、リオも少年のようなノリであんこの後についていったのだった。
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