英雄の末裔も(語り継がれないけど)英雄

 これはある少年の成長と仲間達との出会い、そして歴史に刻まれることのない戦いの結末を綴る物語である。


 この世界は神の気紛れと暇潰しによって創られた。
 その世界の名は『スカイライン』。
 この世界は私達の世界では架空とされている『魔法』や『エルフ』『龍』等が存在する、とても豊かな世界である。
 しかしそんな豊かな世界は一度滅亡の危機に晒され、過去に類を見ない程の犠牲者を出した歴史がある。
 『光と闇の戦争』と呼ばれるスカイライン史上、最も激戦となった戦いである。
 しかしそんな危機から救った英雄がいることもまた事実であり、世界を救った七人は『スカイラインの英雄』と呼ばれるようになった。

 そんな戦いから幾年もの時が経ち、七人のリーダーを務めた『ザラギ・ロディアノス』の末裔に、二人の兄弟が生まれてきた。
 この二人こそが再び訪れる、大きな争いのキーパーソンとなるのだった…。



「兄さん…どこにいるんだ……」

「すまない…ドラゴン……」

古より続く遺恨と血縁の皮肉な運命に今、終止符を──。
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