英雄の末裔も(語り継がれないけど)英雄

Ariasa(ありあーさ)

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二章 ―少年から青年へ― (読み飛ばしOK)

―賊の襲撃事件― 6 ※暴力・流血表現あり

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 双子と令嬢達の相手をしているうちにパーティーが始まり、壇上で王とレイロンドがお礼の挨拶をすると、会場は温かな雰囲気で拍手が送られた。そしてリオが乾杯の音頭を取ると静かな空間は再び賑やかさを取り戻し、ダンスのパートナー探しが始まった。
 もちろん、ドラゴンの所にも……。
「ドラゴン様、今宵はわたくしと踊って下さいませんか?」
「いいえ、わたくしと踊って下さいませ」
「何を仰って? ドラゴン様はわたくしと踊るのよ」
「貴女みたいな高飛車な女、ドラゴン様に相応しくありませんわ。わたくしのように淑やかで──」
「ドラゴン様──」
「ぜひ、わたくしと──」
 次々とダンスに誘ってくる貴族令嬢達にすっかり囲まれ、身動きが取れなくなってしまったドラゴンは、喧嘩が勃発しそうな令嬢達の間に入って落ち着くよう声をかけ、なんとか穏便に事を収めると今までパートナーにしたことのない令嬢を選び、数曲ごとにパートナーを変える事になった。
 そしてパーティーも中盤となり、内気そうな令嬢がドラゴンのパートナーになった。
 華やかなパーティーの場に慣れていないのか彼女は少し緊張していて、視線も下がり気味だった。しかしドラゴンに好意を寄せているのは確かなようで、怯みながらもあの強気な令嬢達の中に入ってきていて、一生懸命アピールしていた。その健気な姿がドラゴンの中でも印象に残っており、他の令嬢達にはない純粋さと確かな芯を持っている強さに密かに目を奪われていた。
「今宵、私のような者にダンスを申し込みに来てくださりありがとうございます。ロアーナ嬢、今宵私と一緒に踊ってくれませんか?」
 緊張気味の令嬢、ロアーナの前にスッと跪き、柔らかい笑顔で手を差し伸べるドラゴンはまるで絵本の中の王子様のようで、ロアーナはポッと頬を赤く染めて嬉しそうに「はい」とドラゴンの手を取ってダンスホールの中に入っていった。
 ドラゴンが令嬢達から人気を集めている理由はこのサービス精神であり、単に容姿が優れているだけではなかった。
 まず第一に、ドラゴンは老若男女問わず誰にでも紳士的な振る舞いをする。どんなに理不尽な思いをしようと、ドラゴンは絶対に社交の場で感情のまま行動することはなく、相手の意見を尊重する。そして相手の動作の一つ一つをよく観察し、そこから得られるすべての情報から、相手の望むことを推察して実行に移すことまでドラゴンは出来るようになっていた。
 そして次にドラゴンは、パーティーに参加する全ての人の顔と名前を頭に入れており、その人の人間関係や王家とどのような繋がりがあるのか、どのような役職についているのかも、完璧に頭に叩き込んでいる。それゆえに各人、的確な話題提供や楽しませ方をすることができ、誰とでも楽しい会話が出来るようになっていた。
 これらの特技はドラゴンが王宮で生き抜くために身に着けられたものだが、そのコミュニケーション能力は王宮の中でも高く評価され、そのおかげで多くの貴族達から応援を受けるようになったと言っても過言ではない。
 ドラゴンはこうして、貴族達からの信頼を築き上げていったのだった。
「…ずっと、ドラゴン様とこうして踊るのが夢だったんです」
「ロアーナ嬢のように可憐で愛らしい姫君に望んでいただけるなんて名誉なことです。私にはもったいない程ですね」
 踊りながら、頭の中に用意しているテンプレートを完璧な笑顔で言うドラゴンに、ロアーナは少し寂しそうにクスッと笑った。
「噂にたがわず、謙遜ばかりしていらっしゃるのですね。それに、その笑顔も初めてお見かけした時からずっと変わらないわ。まるで仮面のよう」
 その言葉にドラゴンは、一瞬虚を突かれたように目を見開いたが、すぐに女心をくすぐる甘い笑顔でロアーナを見つめた。
「フッ、そのようにおっしゃられたのはロアーナ嬢が初めてです。仮面のような私の笑顔はお嫌いですか?」
「そのようなことはありません! どのような表情のドラゴン様も、わたくしはその…お慕いしております。しかし…そのようにいつも気を遣われてお疲れにならないのかと心配で……」
「ロアーナ嬢はとてもお優しい方なのですね。お心遣い、痛み入ります。しかし私は、ロアーナ嬢にこのパーティーを楽しんでほしいのです。レイロンド様のご生誕を祝い、そして心から楽しむ。それが、レイロンド様の望みでもあるはずですから。そのように沈んだお顔はロアーナ嬢にふさわしくありません。素敵な笑顔を私に見せてはくれませんか?」
 本気でドラゴンを心配するロアーナの健気な姿に、ドラゴンは少しだけ鉄壁の笑顔営業スマイルを崩して素の表情を一瞬だけ見せると、ロアーナはその表情にハッと息を呑み、かあぁっと顔を赤くしてか細い声で「はい…」と返事をした。
 それを遠くから見ていたゴルファット兄弟とリオは「罪な男だよなぁ」と呟き、多くの令嬢達を虜にするドラゴンを見ながら、つまらなそうな表情を浮かべた。
「でも、俺達が初めて会った時のドラゴンと比べたら、こっちの方がいいけどな」
「あぁ、周囲にめちゃくちゃ怯えていたあの頃よりはずっといい」
「でも、ロライトとロヘリオもドラゴンのこと苛めてたじゃん。俺、それは許してないからね?」
 ジト目で二人を睨むリオに、ロライトとロヘリオは慌てて弁解した。
「苛めてないって。逆だよ、逆。守ってたの」
「そうそう。俺たち二人の可愛いイタズラのおかげで軽く済んだ事もあるんだって。というか、俺達が関わった時は深刻な怪我はしたことないでしょ。それは俺達がいじめっ子達をコントロールしてたの」
「でも、いじめはいじめだ。俺はドラゴンを傷つけた奴は許さないから」
「お~いおい、それはあんまりだぜ、リオ~」
 プイッとリオがロヘリオから顔を背けた瞬間──。
 ガシャーンッ!
 同時にいくつもの窓ガラスが破られ、多くの賊が雪崩れ込んできた。会場にいた者たちは混乱して悲鳴を上げ、会場内は多くの王族、貴族達が逃げ惑っていた。
れ!」
 どこからかそんな声が聞こえると、雪崩れ込んできた賊はさっそく動き出し、逃げ惑う者達を襲い始めた。
 しかし会場内を警備していた近衛騎士たちがすぐに応戦し、緊急時でも冷静であるよう叩き込まれている使用人たちによって避難誘導がされ始めた。
 ドラゴンもすぐに応戦に行こうとしたが視界の端に震えるロアーナが映り、小さく舌打ちをするとひょいっと抱き上げた。
「キャッ」
「失礼。すぐに安全なところに連れていきます。その間、我慢してください」
 ドラゴンは混雑するホールをスルスルと縫うように進み、ようやくロアーナの父親を見つけるとロアーナを下ろした。
「ロアーナ! 無事だったか!」
「お父様!」
 二人は無事を喜ぶように抱き合うが、ドラゴンは眉をひそめて「早く逃げてください」と二人を出口の方に軽く押すと、二人はハッとして「ありがとう」と言うと使用人の指示に従って出口に向かった。
 それを見送ったドラゴンは、すぐに人の流れに逆らってホールに戻りつつ、真っ先にリオやレイロンドの姿を探した。
「ドラゴン!」
 ラエルの声が聞こえた瞬間、ドラゴンは反射的に目の前に迫ってきていた何かを受け止めた。
「一緒に戦うぞ!」
 ラエルが投げ渡してきたのは、ダガーよりは刃が長い短剣で、ラエルに予備の剣を渡されたのだと理解すると、大きく「はいっ!」と返事をして次々と雪崩れ込んでくる賊に向かっていった。
「ドラゴン、俺も加勢するぜ!」
 人ごみの中から武器を手にしたリオが出てくると、ドラゴンを始めるとする近衛騎士たちがギョッとリオの行動に目を剥いた。
「リオ! なぜ逃げない!? ここは危険だからさっさと逃げろ!」
「なんだよ~、わざわざ武器を持って来たってのにっ、と!」
 襲い掛かってきた賊を持っていた剣で切り伏せてニッと笑うと、ドラゴンは肝を冷やしつつ遠慮なく舌打ちをしてリオの背中を守るためにリオの側に向かった。
(くそっ、結局マスターの言うとおりだった…! 俺がもっと警戒して、事前に防げたら──いや、違う。あの時…トレイシー副団長が俺を助けに来てくれた時に賊が襲撃してくる事を報告しておけばよかったんだ。そうすればきっともっと警備が強化されたし、警邏隊とかと連携して事前に襲撃を計画をしている賊を見つけ出して捕縛できたかもしれない。……俺は、知っていたんだ。いつかこの城が襲撃されることを…。それなのに、どうして相談しなかったんだ…!)
 後悔に唇を噛み締め、リオのもとに脇目も振らず走って賊を切り伏せていったが、思考に耽って周囲に気を配る事を疎かにしていたため背後に迫る刃に気付かなかった。
「ドラゴン!」
 複数の呼び声にドラゴンがハッと我に返って背後の殺気に気付くと、振り向き様に切りつけようとした。しかし切りつける寸でのところで手が止まり、その光景に頭が真っ白になった。
 そこにはドラゴンを庇ってその体を真紅に染めるレイロンドの姿があり、その背がガクッと地面に崩れ落ちた。ドラゴンはその光景を信じられない思いで見つめ、呆然とするしかなかった。
 しかし、敵は待ってはくれない。すぐに標的をドラゴンに変え、ドラゴンは歯ぎしりをしてレイロンドを斬りつけた賊を切り捨てると、さらに感情のまま蹴り飛ばして壁に叩きつけた。そして血溜まりに沈むレイロンドの応急処置をし始める。
「レイド!」
 ドラゴンは苦しそうにヒューヒューと呼吸をするレイロンドを抱き、傷口に着ていたコートを強く押し当てて止血をしようとした。しかし傷口が深く、深紫のコートはすぐに黒く染まってぐっしょりと重くなる。
「レイロンド殿下が負傷した! 道を開けろ! ドラゴン、すぐに医務室に向かえ!」
「はいっ!」
 ラエルの指示にドラゴンはすぐにダクダクと血を流すレイロンドを抱き上げ、悔しさと不甲斐なさ、自分自身への怒りにあふれてくる涙をそのままにして、とにかく無我夢中で走った。途中、避難途中の貴族達もいたが、彼らに対する礼も忘れて「退け!」と叫ぶ程に必死であり、その必死さに貴族達も自然と道を開けて呆然とドラゴンを見送っていた。
 そしてやっとの思いで医務室に駆け込むと、当直の医師が驚いた表情を浮かべたが、すぐにドラゴンの腕の中にいるレイロンドの姿を見て顔色を変えた。
「ここに寝かせてください」
「助けっ、っ…助けて…っ! レイドがっ」
「分かっています。泣かずにドラゴンも手伝いなさい。ピエール! 傷口の縫合をするから道具を一式持ってきなさい! あと、止血用の布も大量に持ってきて! …それで、どうしてこのような大怪我をレイロンド殿下が負うことになったのですか?」
 大量の布を傷口に押し当てて止血をしながら、大声で助手のピエールを呼ぶと、奥から「はーい!」と返事が返ってきた。それを聞いてから真剣な表情でドラゴンを見据える医師に、ドラゴンも傷口を押さえながら賊に斬りつけられそうになった自分を庇ってレイロンドが斬られたことを話すと、医師は「そうでしたか…」と苦々しい表情を浮かべた。そして奥の部屋からピエールが縫合の道具と布を持ってきてレイロンドの状態を見ると目を見開き、次に目を伏せた。
「……シモンさん、これは…もう……」
「つべこべ言わない! まだ息はしてる!」
「しかし……!」
 ピエールもシモンもこの絶望的な出血量に結果が見えているらしく、そのやり取りを見てドラゴンも、もはやレイロンドの命は今にも消えてしまいそうな、か細いともし火のようなのだと悟った。
 すると細く息をしていたレイロンドがうっすらと目を開けた。大量に血を失い、霞むその視界の中でドラゴンの姿を見つけると、レイロンドはホッとしたように微笑んだ。
「ドラ…ゴン……よか…た……」
「レイドっ! 良くない! …っ、良くない! なんで、…ぅっ、なんで俺を助けたんだ! なんで、陛下と一緒に、逃げてなかったんだっ!」
「ははっ…なんて、顔……。…ドラゴン…、リオ、を…よろ、し、くね……。…リオ、を……支え…て。…わた、し…が、ささえ…られない………分も……。…ド、ラゴン…生…きて…」
 ヒューヒューと青白い顔で何とか声を出すレイロンドに、ドラゴンはたまらず手を握って泣きじゃくりながら叫んだ。
「レイドも生きろ! 俺の…っ、くっ…もう一人の兄だろう! んくっ…ぅっ…兄さんと、同じっように、居なくなるな! 逝くなよ!」
 ドラゴンはそう言いながらも、心の中では自分を罵り、自分の無力を恨んだ。
(レイドにこんなことを言う資格なんてない。俺があの時油断をしていなければ、ちゃんと後ろにも気を配っていれば、レイドがこんな風になることもなかった。全部、全部…俺のせいだ!)
「ドラゴン……自分、を…うら…まない、で…。自分…の、おと……と…助け…るの……は、あたり…まえ……」
 その顔には相変わらず笑顔が浮かべられていて、ドラゴンへの愛情が惜しみなく注がれているように感じた。
「もう喋るな! 絶対に助けるから、だから、逝こうとしないでくれ…ぅっ…うぁぁ…っ、お願いだから…っ、生きてくれ……!」
 握りしめた手を自分の額に押し当てて泣きじゃくるドラゴンに、レイロンドは「ありがとう」と言わんばかりにかすかに握り返し、そしてフッと聞こえていた呼吸音が止まった。その変化にハッと顔を上げると、レイロンドは既に目を閉じていて、穏やかな表情で永眠ねむりについていた。
 握りしめている冷たい手とは裏腹に、穏やかな顔で眠るレイロンドは今にも起きて「おはよう」と声をかけてきそうだが、ドラゴンの脳裏は冷静にレイロンドの死を認知していて、二度とレイロンドが目を覚ますことはないということを理解してしまった。
「ぁ……うああぁぁぁぁあああ!」
 その瞬間、ドラゴンは言い知れぬ激情が渦巻き、とにかく自分を恨み、憎み、自分の無力を、運命を呪った。そしてさらに、レイロンドを失った喪失感と悲しみも自責の念と一緒に津波のごとくドラゴンの心を襲い、容赦なく全てを搔き乱すと、引き潮が全て持っていくようにすべての感情を持っていかれたように錯覚した。……否、錯覚ではない。この瞬間、ドラゴンの感情は麻痺し、喜怒哀楽の感情が薄れてしまっていた。
(二度目だ…。親しくなった人を「死」という形で失うのは。…もう、こんな思いをするのはこりごりだ。俺は、さらに強くなる。もう二度と、目の前で大切な人を殺させない……。ゼノさんとレイドに生かされた命は、生涯リオのために使う。レイドが最後まで支えたいと願っていたリオを、命を賭して守り抜く。これが、俺の贖罪だ)
 握りしめていたレイロンドの手をするりと離し、流れる涙もそのままにゆらりと動き出すドラゴンは、何の感情も映し出さないまさに無の表情をしていた。しかし、気配だけは近くにいるものを震え上がらせるような冷たい空気をまとっていて、シモンもピエールも、ドラゴンのその気配は「やばい」と本能的に察っした。そして医師として止めなければならないと思ったにもかかわらず、その空気に呑まれて身体がすくんでしまい、医務室を出ていくドラゴンを引き留めることができなかった。
 この日、ドラゴンの心は壊れ、それ以来純粋に笑うことも笑顔を作る事もできなくなってしまったのだった。

 この日の襲撃により、レイロンド第一王子が死亡。さらに近衛騎士、王城衛兵にも死傷者が多数出る大惨事となった。しかし不幸中の幸いとして、会場に訪れていた諸国の王侯貴族に死者は出ず、怪我人は多数いるものの全員無事であった。
 さらに捕らえた賊の証言により城に手引きした者の名前分かり、王が直接その者に厳罰を与えた。
 喜び、楽しむはずだった祝いの舞踏会は、主役を失って悲しみに包まれる悲惨な結末となってしまった。
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