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旅立ち

第13話

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その後、俺たちは市場で買い物をし、屋台で色々な物を食べていたら、暗くなってきたのでホテルに帰ることにした。

ホテルに帰るとシェリーは俺に
「セイン、先に部屋に帰ってて」
と言って何処かに走っていってしまったので、部屋に帰る事にした
部屋に着きベットに寝転がっていると、ドアが開きマルコスが入ってきた、入ってききたマルコスは俺の方を見てキョロキョロしながら
「セイン、シェリーは一緒じゃ無いのか?」
と少し心配そうに聞いてきたので、
「ホテルに帰ってきたら、シェリーに先に部屋に帰っててって言われたから帰ってきた」
と説明すると、マルコスは安心した顔で
「ホテル内なら大丈夫か、それじゃシェリーを見つけつつ飯を食いに行きますか」
と提案してきたので、レストランに行く事にした

シェリーを探しながら、レストランに向かっているとイレーナがこちらを見つけ
「セイン、やるじゃない、この色男」
と肘をぐりぐりやってきたので何のことだろうと思っていると
「キャー」
と下からシェリーの悲鳴が聞こえたので急いで行ってみると
昨日の二人組がシェリーを人質に取り
「あの小僧は何処だ!!」
と騒いでいたのでマルコスがイレーナさんに小声でお願いをして、俺に
「イレーナさんが皿を落とすまで時間を稼ぐぞ」
と言ってきたので作戦を理解し
「分かった、やってやるよ」
と言い俺たちは二人組の前に出て行く事にした

二人組の前に俺たちが立つと
「よう小僧、昨日はよくやってくれたな」
と言ってきたので、質問して時間を稼ごうと
「何でシェリーを人質に取るんだ」
と聞くと兄貴の方がニヤニヤしながら
「今日、小僧とシェリーが仲良くデートしている所をゾイが見かけてな」
と人質を取っているからか余裕そうに答えたので、俺は時間を稼ぐ方法を思いつき
「頼む、シェリーを離してくれ」
と弱々しく頼むとニヤニヤしながら
「それが物を頼む態度でちゅか、物を頼むなら頼み方を考えるんでちゅよ」
と言ってきたので、俺は予想どうりの行動に安心しながら、手を交差させて
「何でもしますから、シェリーを離してくださいお願いします、お願いします」
と言うと兄貴の方はニヤニヤしながら
「それが物を頼む態度かよ、もっと別の頼み方があるだろう」
と言うとシェリーが泣きそうになりながら
「セイン、私の為にそこまでしなくて良いよ」
と言うと兄貴の方が
「美しい愛でちゅね、そ」
と言った途端、
ガシャンと音が聞こえ、兄貴とゾイは音が鳴った方を見たので俺とマルコスが一気に二人に近づき、マルコスはゾイを簡単に倒し、俺は兄貴の昨日負傷した所を蹴り、兄貴が痛がっている内に股間を殴ると腕からシェリーが離れたので、抱き寄せた。
シェリーが
「ごめんなさい」
と謝ってきたので
「昼間、笑顔でいてって言ったろ」
と笑いかけると、シェリーは涙を拭きながら
「ありがとう」
と笑顔で答えた
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