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王国特訓編

第二話

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その後俺たちは王女に着いて行き、謁見の間の扉の前まで来ていた、
「それでは入りますよ、セイン様、準備はよろしいでしょうか」
と聞いてきたので、俺はシェリーを見て
「セリーヌ様、シェリーは連れて行ってもよろしいでしょうか」
と聞いてみると、セリーヌは少し悩み
「構いませんが、結構時間がかかるかもしれませんから別の部屋で待機してもらった方が良いかと思います」
と言ってきたので、俺はシェリーに対して、
「別の部屋で待っててくれるかな」
と提案するとシェリーは首を横に振り
「やだ、セインと一緒にいる」
と提案を拒否してきたのでどうしようと困っていると
「シェリー様、お菓子を用意しますので、別の部屋で待機してもらえますか」
と王女が提案するととシェリーは少し考え
「やだ、セインと一緒にいる」
とさっきと同じ回答が返ってきたので、俺は少し考え
「仲間として、お願いがあるんだシェリー、この王城を調べてくれないか」
とシェリーに頼んでみると仲間が効いたのか
「分かった、王城を調べてくる」
とシェリーが言ったので、セリーヌがマルコスに
「マルコス、兵を呼んで、シェリー様の案内をしてください」
と言うとマルコスは頭を下げ、兵士を呼んでくる、そしてシェリーは呼んできた兵士に着いていきながら、
「セインも頑張ってね」
と言ってきたので俺は気合いを入れて
「セリーヌ様、大丈夫です行きましょう」
と声をかけると、セリーヌは頷き
「ええ、それでは行きましょうかセイン様」
と言い、マルコスに扉を開く様に指示をする、すると扉が開いた。

開いた扉にマルコスを先頭に王女と共に入って行くと、
「お父様、勇者殿が参られましたわ」
と頭を下げながら言うと、王様らしき人がこちらに近づき
「其方が勇者殿であられるか」
と言われ、緊張しながら
「はい、勇者のセインです」
と自己紹介をすると王様は
「セイン殿と申すのか、ならば私も名をいわなければな」
と王様が言い一呼吸をすると
「私の名はトーマス・ヴィクトリア、この国の王をやっている者だ」
と言いながら俺に手を差し出してきたので、俺は緊張しながら手を握る、すると王様は笑いながら
「随分緊張しているな、でも緊張しなくても良いぞ」
と言っていたが、俺は緊張したままだった、その姿をみた王様は
「緊張するなは難しいか、それでは早めに終わらせるか、セイン殿こちらに参られよ」
と言ってきたので、俺は王様の後をついて行く事にした。
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