終末革命ギア・フィーネ〜転生先が婚約破棄した聖女を追放してザマァされる悪役王子なんだが、破滅したくないので彼女と幸せになります!〜

古森きり

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ミドレ公国編

これまでの登場人物と用語集

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【登場人物】

 ヒューバート・ルオートニス
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』の悪役王子。
 18歳になると婚約者の聖女レナを一方的に断罪して国外追放する。
 反王家派に陥れられただけでなく聖女を失って国を守る結界がなくなり、結晶化の大地に打ち捨てられて死亡する運命。
 一人称は「俺」
 涅色くりいろ髪、赤目。
 母はヒュリー
 父はディルレッド

 レナ・ヘムズリー
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』の主人公でヒューバートの婚約者。
 実家の伯爵家に体内に結晶魔石クリステルストーンを持って生まれたことから「政略結婚の道具として使えなくなった」などと言いがかりをつけられ、後妻とその使用人などから虐待されている。
 さらに反王家派とずぶずぶの聖殿では、無理矢理王子の婚約者にさせられたにも関わらず、それを理由に虐められていた。
 溺愛してくる“こちら”のヒューバートの信頼に応えようと急成長し、『王家の聖女』に認定される。
 一人称は「わたし」
 白菫色の髪、薄花色の瞳。

 ランディ・アダムス
 侯爵家、宰相の息子だが、優秀な兄たちに気圧され、叔母メリリア妃に身柄を預けられ聖殿派のスパイとしてヒューバートの側に仕えて苦しんでいた。
 幼いヒューバートに諭されて文武両道を目指す。
 最近ヒューバート信者と化している。
 一人称は「自分」「俺」
 父は宰相、ルディエル・アダムス(婿)
 母はエミリア(側室メリリアの姉)

 ジェラルド・ミラー
 ミラー子爵家の嫡男。
 ヒューバートの乳母兄弟でパティの弟。
 結晶病患者だったが、ヒューバートがレナを紹介して治癒してくれたことから彼の従者となる。
 なんでも人並み以上にできてしまう天才肌。
 魔力量が人並み外れており、こと魔法に関しては怪物級。
 性格はゆるい。
 千年前のギア・フィーネ三号機登録者の身内の子孫らしく、顔がよく似ている。
 一人称は「ぼく」成長後も「ぼく」
 青髪、緑目。

 パティ・ミラー
 ヒューバートが破滅回避のためにレナ付きの侍女兼護衛にするジェラルドの姉。
 母と弟の結晶化病を治してもらったことでレナとレナに引き合わせてくれたヒューバートに忠誠を誓う。
 母親はアラザ
 一人称は「あたし」
 青髪緑目。

 アグリット・リーンズ
 研究塔二階で出会った植物研究者の男性。
 当時は学生だったが、ヒューバートと懇意にしたことで正式に王宮植物研究員の地位を得た。
 魔樹を始め、様々な植物を研究し育てている。
 穏やかな性格だが、植物の着ぐるみを通してしか会話ができない。
 一人称は「わたくしめ」
 紫紺髪片方目隠れ、紫目。

 レオナルド・ルオートニス
 ヒューバートの異母弟。側室メリリアの息子。
 ヒューバートが13歳の誕生日の時、大好きだった侍女が辞めたことをきっかけに母親から離反。
 兄を尊敬し、いつか辞めてしまった侍女マリヤに求婚することを目標に聖殿打倒に燃える。
 最近ブラコンとして定評を得た。
 赤みのある金髪と紫目。
 一人称は「僕」

 ラウト
 結晶化した大地クリステルエリア、ワイバーンによって抉られたシェルター内の結晶内にいた、千年前の人類。
 名前以外の記憶を失っており、見た目は十代半ばとかなり若い。
 精神後退により見た目よりも幼く純粋無垢。ヒューバートをお兄ちゃん、レナをお姉ちゃんと呼んで慕う。
 聖女のように結晶化耐性を持ち、スペックがジェラルド並み。
 正体はギア・フィーネ五号機の登録者パイロット
 金髪碧眼の中性的な美少年。
 一人称は「僕」



 〔聖殿〕

 マルティア
 聖殿にて新たな聖女に認定された平民出身の娘。
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』の物語の中で、ヒューバートを垂らし込んだ浮気相手。



 〔死者の村〕

 デュラハン
 結晶化した大地クリステルエリアに浮かぶ村を作り、口減らしなどを理由に結晶化した大地クリステルエリアに入ってきた者を集めたりしているハイクラスの魔法師。
「人を救うこと」を信条としており、誰に対しても分け隔てなく接する。
 その正体はギア・フィーネ一号機サルヴェイションの登録者。
 ヒューバートと志を同じくする者として、師のように導く存在となる。
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』でレナを救い、結ばれる運命の相手は彼らしいが……。
 鷲色の髪、右目・紫、左目・青
 一人称は「俺」

 トニス
 結晶化した大地クリステルエリアに浮かぶ村『死者の村』育ちの男性。
 デュラハン製の魔道具『晶魔獣使役の首輪』を用いて村の外へ出稼ぎに出かける元凄腕の暗殺者『羊の返り血』、その人。
 見た目とは裏腹に人類では最強クラスに強い。
 デュラハンの言いつけでヒューバートの影として同行する。
 茶髪茶目のくたびれた中年。
 一人称は「オレ」




【世界観用語録】

 ・結晶大陸クリステル・アース
 文字通り一部の大地が結晶化している大陸。
 結晶化した大地クリステルエリアはエリア1~エリア18までナンバーがつけられており、各国で資源として奪い合いになっている。
 人類は土のあるところに住み、小国を含めると六つほど国がある。
 結晶化した大地クリステルエリアには晶魔獣というモンスターに埋め尽くされており、動植物もまた結晶化した大地に長時間いると結晶化してしまう。

 ・晶魔獣しょうまじゅう
 結晶化した大地クリステルエリアに蔓延る魔物。
 結晶の体を持ち、多種多様な種類があるが、どれも共通して口と耳しかなく、目と鼻が存在しない。
 時折人間の生活圏内に侵入し、人を襲う。
 襲われて怪我をすると結晶病を発症して死ぬため、遭遇したら最後。

 ・結晶病けっしょうびょう
 肉体が徐々に結晶化する奇病。
 世界全体がこの病に侵されており、晶魔獣に襲われなくとも突然発症してしまう。
 聖女の治癒魔法で治るが、再発する場合もある。
 明確な治療法も特効薬も未だ開発されておらず、聖女は国に一人か二人と大変少ないため基本的に発症したらよほど運が良くなければ死ぬ病。

 ・結晶魔石クリステルストーン
 結晶化した大地クリステルエリアから採取できる魔石。
 体内に結晶魔石クリステルストーンを持たない人間の魔法を使うための媒体『杖』や『魔道具』の核として使われる。

 ・結晶化した大地クリステルエリア
 人間を含めたあらゆる動植物がエリア内に短時間で結晶化してしまう。
 年間数センチずつ拡大しており、人類は聖女を用いてその拡大を難み、生活圏を確保している。

 ・聖女
 体内に結晶魔石を持ち生まれてくるレア体質で、結晶化耐性を持つ女性。
 なぜか女性しか結晶化の耐性のある者が生まれてこない。
 体内の魔石の魔力を用いて、国を結晶化から守る結界を張る。
 なお、聖女の体内に宿る結晶魔石クリステルストーンは、結晶化した大地クリステルエリアや晶魔獣から採取されるものとは別物であることがわかっている。

 ・聖殿
 体内に結晶魔石クリステルストーンを持つ少女を集め、聖女として育成する聖女専門育成機関及び施設。
 現在は腐敗が進み、反王家派とずぶずぶ。

 ・魔力と魔法
 基本的に誰でも魔力は持っているため、魔法も学べば使える。
 魔法を使うには『杖』が必要。
 体内魔力量は生まれつき多い者以外は地道に伸ばすしかない。

 ・結晶化津波けっしょうかつなみ
 晶魔獣の群れが津波のように押し寄せる、いわゆる魔物大量発生スタンピード

 ・晶魔獣使役の首輪
 デュラハンが開発した晶魔獣を使役する首輪。
 複数の結晶魔石クリステルストーンを命令で縛り、魔樹で加工して作られているこの時代には不釣り合いなほどハイスペックな魔道具。
『死者の村』で晶魔獣を乗り物として使えるように作られた。




【機体】

 ・サルヴェイション
 ギア・フィーネシリーズ一号機。
 千年前の技術ですら再現不可能な技術で造られた巨大ロボット。
 いつ誰がなんのためにどうやって製造したのかさえ誰にもわからない。
 レナを“歌い手”と呼び、守護することを条件にヒューバートが本来の持ち主より借り受けている。
 かつては別の名称であったが、現在の登録者パイロットデュラハンにサルヴェイション救済者の名称を与えられた。
 ちなみに初代登録者は当時6歳の少女で毒を投与され死亡している。

 ・光炎コウエン
 石晶巨兵クォーツドール完成体一号機。
 ヒューバート主体で製造された高純度結晶魔石で動く巨大な魔道具。
 晶霊獣の討伐だけでなく、結晶化耐性を持つため結晶化した大地クリステルエリア探索にも使用できるため、世界終末からの脱却の可能性を示す。
 誰でも操縦できるよう、ヒューバート、ランディ、ジェラルドが順番で操縦して操縦性向上に努めている。

 ・地尖チセン
 石晶巨兵クォーツドール完成体二号機。
 ヒューバート主体で製造された高純度結晶魔石で動く巨大な魔道具。
 人型であるコウエンと違い、狼のような四足獣型。
 晶霊獣の討伐だけでなく、結晶化耐性を持つため結晶化した大地クリステルエリア探索にも使用できるため、世界終末からの脱却の可能性を示す。
 誰でも操縦できるよう、ヒューバート、ランディ、ジェラルドが順番で操縦して操縦性向上に努めている。

 ・一花イチカ
 石晶巨兵クォーツドール完成体三号機。
 全長190センチの怪しい花のような姿。
 アグリット・リーンズ専用機として、先輩以外は乗らない(着用しない)仕様。

 ・ブレイクナイトゼロ
 ギア・フィーネシリーズ五号機。
 千年前、ギア・フィーネ四号機に二度も破壊されており現在は所在不明。
 登録者はラウト・セレンテージ。


【国】

 ・ルオートニス王国
 大陸中央部に位置する小国。
 ヒューバートたちの住む国。
 帝国と隣接しており、幾度も侵略にさらされた歴史を持つ。
 位置的に千年前『大和タイワ』という国があった場所。

 ・セドルコ帝国
 大陸中央部に位置する元大国。
 現在は結晶化進行に伴い、ルオートニスとほぼ変わらない国土面積となっている。
 他の国々を吸収し、支配してきたがその国々も結晶化に呑まれ、事実上帝国たる所以は崩壊している。

 ・ミドレ公国
  ルオートニス王国の西にある国家。
 元々はルオートニス王国の王弟が、西方諸国への緩衝地帯として興した国。
 現在は王都のみとなっている。

 ・コルテレ
 西方諸国の国の一つ。
 ソーフトレスと隣接する民主主義国。
 現在ソーフトレスと戦争中。

 ・ソーフトレス
 西方諸国の国の一つ。
 大きく小さくもなく、穏やかな気候と温和な国民性の民主主義国。
 現在コルテレと戦争中。

 ・ハニュレオ
 大陸北西部に位置する国。
 かつて海と隣接していた。



【千年前の亡国】

 ・大和タイワ
 千年前、ルオートニス王国がある土地にあった国の名前。
 日本によく似た文化文明を持ち、言語も日本語に近い。
 技術大国であったらしく、研究塔やギギはその名残りである。
 ギア・フィーネを創造したとされる王苑寺ギアンはこの国の出身。

 ・ミシア
 千年前に存在した、海を挟んだ大和タイワの隣国。
 産業が盛んだったが利己主義の国民性で、隣国の大和タイワ、レネエルを巻き込み共和主義連合国軍を設立。
 ギア・フィーネ二号機の登録者に自国の軍人が選ばれたことで、アスメジスア基国とカネス・ヴィナティキ帝国に対して強気に出るようになったため世界大戦に発展した。

 ・レネエル
 千年前に存在したミシアと陸続きの隣国。
 温暖な気候と広く豊かな土地で穏やかな国民性の国。
 大和タイワに食糧供給しながら技術提供を受けていた。
 周りが怖い国ばっかりでとても不憫。
 四号機の登録者はこの国の出身。

 ・アスメジスア基国きこく
 七つの軍事主要都市からなる軍事大国。
 当時は世界を二分するほどの大国で、カネス・ヴィナティキ帝国と冷戦状態から、ミシアがギア・フィーネを手に入れたことで調子こいて喧嘩を売り、世界大戦に発展した。
 王政(選挙君主制)。
 なお、ラウトとデュラハン、一号機の初代・二代目、三号機の登録者はこの国の出身。一番登録者を輩出している。
 ラウトは第二軍事主要都市メイゼア出身メイゼア所属。
 デュラハンは第五軍事主要都市アトバテントス出身、第四軍事主要都市ベイギルート所属だった。
 ついでにラウトは市民、デュラハンは君主選挙に参加権のある大貴族。

 ・カネス・ヴィナティキ帝国
 現在のハニュレオがある場所からさらに広範囲の大陸を支配していた超大国。
 アスメジスア基国と長年冷戦状態だった。
 独自技術の人装兵器を有しており、同じ技術特化の国である大和タイワとは割と仲が良かったらしくミシアが調子こいて大和タイワを取り込んだことに真っ先にブチ切れて侵攻開始したのはこっち。
 ちなみに世界を混乱に陥れたAI『クイーン』を開発した研究者がいたのはこの国。

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