理系が転生したら非科学的存在 (魔物)でした

秋人司

文字の大きさ
87 / 114
翠の章

第86話「Difference」

しおりを挟む
 王都を出られたその日の日暮れ。

 ギリギリ馬車が通れる北部山道に分け入った俺たちは、かなり早めに野宿の準備をし始めていた。何せ、日が沈み切る前に大方終わらせないといけないからな。

 ちなみに、目的地はイリューシアの森方面。進路は北東。

 あそこはもはやアルの領域といっても過言じゃないし、ルドヴィグの領地内でもあるから、色々と都合が良い。最悪の状況も想定した上で、元々帰りの経路として俺が考えていたモノだ。

 ただ。

 思わぬ成り行きで同行者も出来ちまったから、当初の算段通りとはいかない。
 ましてや、ほとんど無力な麗奈を連れて、となると中々……。



 ……まあ、なるようにはなるだろう。
 は一応掛けてるし。




 さて。

 野宿にあたり、さしあたっての問題は食事だった。――が、これは比較的すぐなんとかなった。

 それというのも、俺が本性になって獲物 (外見はめっちゃ鹿だった)を仕留め、レイナが捌き (当然かなり手慣れてた)、麗奈が焚火を起こし (父親の趣味でやり方を知っていたらしい)、といった感じで、俺たちはかなりの連携を発揮し、貴重なタンパク源焼いた肉を手に入れることができたからだ。


 だが、あいにく今夜の食事はこれだけ。
 量は十分なものの、あらゆる面で足りないのは明白だ。


 何しろ、大概の「肉」というのは、タンパク質はもちろん、脂質も豊富で炭水化物も少し含まれる一方、食物繊維はゼロ。つまり、三大栄養素は一応補えるもののバランスは悪いし、胃腸の調子を整える食物繊維が摂れないのはかなり痛い。

 仮にも知識ある大人としては忸怩たるものがあるんだが……。

 しかし、今はどうしようもないので目をつぶるしかない。そして、少なくともあと数日はこんな状況だろう。

 俺は不甲斐なさを堪えつつ、焚火を挟んで座る2人に倣って腰を下ろし、淡々と肉を炙るレイナに向けて言った。

「――この調子だと肉、かなり余るよな。残った方はどうするんだ?」

 こっちを見もせずレイナは言う。

「既に処理はした。……この天候だ。一晩干せばそこそこになる」

「へえ」

 相槌を打てば、澄んだ碧眼が俺に向いた。

「……普通なら獣が寄ってくるから、近場に置いとくべきじゃ無いんだが――」

 一晩中、追い払えってことだな。

「もちろん、引き受けた。どうせ寝ずの番だ。変わりゃしない」

「ああ。期待してる」

 なにせ保存食は大事だ。
 責任もって守りましょうとも。

 ついでに、今夜は雨も降りそうにない晴天だ。湿度および気温が低いのも高得点。
 恐らく、イイ干し肉ができるだろう。


 ……ただし、「こいつ便利だな」的な笑みをレイナに向けられたのは、気のせいだと思いたい。





 それにしても――。

 こんな野外で獲物を捌き、焚火でバーベキューとか、どこの本格アウトドアだって感じだよな。一部の人間にとっては強い憧れさえありそうなシチュエーションだが……。

 しかし、俺たちが直面している現実が、そんな甘くないのだけがひたすら残念だ。

 第一、もうすぐ雪がチラつきかねない季節だから、夜間の冷え込みが心配だ。元から毛布とか外套とか、最低限の用意はレイナが持っていたが、そう長くはもたないだろう。

 特に、この状況に慣れないは、最も体調を崩す確率が高い。
 一応、本人は元気いっぱいだし、徹夜明けにも関わらず堪えた様子もないが……。

 ……たぶん、副腎髄質からアドレナリンが出まくっていて、興奮状態なんだろうなぁ。

 昨夜も最低限のやり取りだけして、あとは寝るよう俺は言ったんだが、結局一睡もしなかったのが麗奈だ。

 そのうちが切れて倒れこんだりしないといいが……。俺はそれが1番怖い。

 そもそも、本人がその状況を全く分かっていないのも悩みの種だ。

 聞けば、彼女は元から身体は丈夫で、地球にいた頃も風邪は滅多に引かない健康優良児。もちろん、この世界に来てからも一度も病気になっていない、と本人は胸を張っていた。

 ……しかし、本来ならそれは奇跡――もっと言うと、ほぼありえないことだということを、彼女は知らない。

 何しろ、地球の――更には、日本の現代と比べれば、この世界の衛生環境はまさに雲泥の差だ。接触する病原菌やウイルスの数はケタ違いに多いだろう。

 一方、麗奈が生来培ってきたが、これに対抗できるはずはない。奇譚なく言えば、紙レベルの防御力。

 分かりやすく言えば、「食べ物を触る前には手を洗いましょう」という習慣自体がない世界だ。既に免疫が鍛えられたこの世界の人間ならいざ知らず、インフルエンザ感染力は比較的低いで毎年大騒ぎするような現代の日本人にとっては、何かを口にするのも危険だろう。

 そして、栄養学なんてものもないから、食事の栄養バランスだって整っているはずがない。ストレスだってある。
 2つとも、免疫系を低下させる要因だ。

 つまり。
 本来、彼女はあらゆる感染症やら疾患を患い、死に瀕していてもおかしくはない、というか、むしろそうなっていないと理屈に合わない、というわけだ。

 しかし、実際の麗奈はどうだ。

 異世界に来てからこちら、一度も風邪をひかず、少しの体調不良もなく、元気に過ごしているのが現実だ。

 俺からすると摩訶不思議。首をひねりすぎて折れそうな案件。


 ……恐らくは、また魔力がどうのこうのと関係しているんだろうなぁとは思っているが。


 なにせ麗奈は――言い換えれば、例の“神様”が関係してこの場にいる存在みたいだし。

 あとでディーやアオにも意見を聞かねえとなぁ。



 一方、その肝心の彼女は今、地面に座り込んで枝に刺した鹿肉を焼き、ワイルドにかぶりついているわけで――。

「ん~!! 空腹は最高の調味料! ですね! 最高です! ショウさん、ありがとうございます!」

「あ、ああ。昼、なかったもんな。……美味そうで良かったよ」

 その能天気さに口を引つらせながら俺が言えば、麗奈もこっちを見て言ってくる。

「ところで、ショウさんは食べないんですか? すごく美味しいのに」

「ああ。味見で食ったし、そもそも俺は食事の必要がないんだ」

「え、そうなんですか!」

「だから、あんたがたくさん食って成長にまわせ、高校生」

「はーい。じゃあ、遠慮なく!」

「……」


 ……ホント、この女子高生、ある意味でメッチャ肝が据わってんなア。



 ちなみに。
 鹿肉には独特の臭みがあるから、臭み取りに使える赤ワインや塩が手元にない現状、そんなに美味しい食材だろうかというと……微妙なところだ。

 一応、レイナの知識で香味付けの野草を使いはしたが、地球の現代の味付けに慣れている麗奈からすれば足しにはならない、はずなんだ……。
 更に、柔らかい食材を食べ慣れている現代人には、嚙んで呑み込むのさえ一苦労なことだろう。

 その点を考慮して、ひとまず俺は小さく切り分けた肉塊を麗奈に回しはしたんだが……。
 それにしても、ただ焼いただけのジビエをよくもまあ、こんだけ美味しそうに食えるな。全ては若さのなせる業、ってところか?

 あるいは、火おこしができたくらいだから、父親の影響でもしかすると食べ慣れている、のかな……?

 なんにしろ、食欲があるのはいいことだ。

「あ、おい、麗奈! それはもうちょい焼いとけ!」

「あ、ほんとだ! ありがとうございます!」


 ……まったく。
 よくこれで腹痛もなくこの数か月を過ごせたもんだな。




 そんなこんな。
 焚火を囲んで食事をとり、それも一段落ついた頃。



「――え!? レイナさん、20歳なんですか! 私の3つ上! でも、もっと上だと思ってました!」

「……おい、冗談だろ」

 ふと、互いの年齢の話になった。
 訊いた本人――麗奈の率直な返しに、呆然とレイナが呟いた一方、薪を足しつつ俺も言った。

「ついでに言うと俺は30半ば、外見上はな。人間じゃないから実年齢、違うけど」

「え!」

「……冗談だろ」

 「意外!」とでも顔に書いている麗奈はともかく、レイナは驚愕が過ぎて無表情。だが、はこっちにも伝わった。

「ハハ、若く見えるって? そういう人種なんだ。幼形成熟とかネオテニーとか言うんだが」

「え。なんですか、それ。初めて聞いた」

 一早く反応してくる麗奈には、その傍らに置いている通学バックを指し、適当に言っておく。

「あー、多分。ギリ、生物の教科書に載ってるんじゃないか? ヒト自体がネオテニーと言われているが、その中でも日本人はその特徴が顕著らしい。だから若く見られる、っていう理屈だ」

「……ショタ好き、ロリコン好きの弊害だ、とかいう俗説もあるけど」

「え。気になる」

 すぐさま麗奈はガサゴソとバックをあさり、無事教科書を開いてくれた。……たぶん、恐らく、と思うが、アルじゃないので誤魔化されてくれるだろう。

「……」

 一方、そんな麗奈の行動を、なぜか冷たい視線で眺めているレイナがいた。……何か思うところがあるんだろうが、これは俺にもわからないな。

 ひとまず慎重に言ってみる。

「……レイナも、何か訊きたいこと、言いたいことがあったら言ってくれよ。フェアに――公平にしといたほうがいいからな」

「……公平……。――それは、本気で言っているのか?」

 レイナの視線が俺に移り、相変わらず冷めたことを言ってくるんで、俺はひとまず頷いておく。

「もちろん」

「……」

「……俺、なんかおかしなこと言ったか?」

「そうだな」

 視線を外し、は言った。

「……あんたら、文字は読めるし、知識もある。――ってことは、かなり上の人間だよな。国元じゃあ、お貴族様って奴。違うのか?」

「……」

 ああ、そういう――。

「え、私!? ショウさんはともかく私は至って普通で……!」

 教科書から顔を上げた麗奈が言えば、対するレイナはなんとも表現しがたい顔で嗤って言った。

「ハ。……むしろ、ショウはともかく、あんたこそ見えないな」

「え~!?」

「少なくとも、そんな隙だらけで生きていられるほど、恵まれた環境で育ってきたってことだろ」

「えぇ……」

 いまいちよくわかってないような麗奈の反応に苦笑しつつ、俺は言った。

「まあ、レイナの言わんとすることはわかるがな。
 麗奈の言葉も、嘘じゃないんだ。俺も彼女も、生まれは一般庶民。……ただし、俺たちの国の中での“庶民”ってことだけどな」

「……冗談だろ?」

 本気で訝しんでいるレイナの反応に、これも俺は苦笑して言った。

「ホントだ。俺たちの国じゃ、識字率は99%――あー、ほとんどの人間が文字を読み書きできるし、更に、ほぼ同じくらいの割合の人間が、この麗奈が持ってる本の知識高校の教科書に触れられる」

「……」

「そして、比較的治安もいいから、夜に女1人で出歩いても余程じゃなければ無事だろうし。……レイナの言う通り、恵まれた環境なのは確かだな」

 そんなことを言ってやれば、今度は麗奈の表情が変わった。
 一方、レイナは半ば茫洋として言ってくる。

「……羨ましいな」

「……」

「――しかも、そいつ麗奈がその書物を持ってるってことは、あんたらの国では、女だろうが男だろうが関係なく、それだけの知識を学べるってことだな?」

 ……確かに。
 この時代の人間からすると、かなり異様に映るんだろうな。

 俺は頷いて言った。

「ああ。かつて制限された時代もあったが、俺の知る限り、教育を受ける権利に性差の垣根は無い。――制度上は」

「……どういう意味だ?」

 含ませた俺の言葉に、レイナは敏感に反応する。
 訝し気な問いに、俺は苦く笑って言った。

「結局、どこにでも"見えない壁"はあるってことだ。無意識のバイアス偏見――アンコンシャス・バイアスとか言うんだが」

「――例えば、“女性は研究者に向いてない”とか“将来の就職や結婚に不利になる”とかの、道を制限される人間文系を勧められる女子が一定数いるのが現実なんだ。俺たちの国でもな」

「そう、なのか……」

「……」

 なんとも言えない無表情を浮かべるレイナに対し、麗奈も何か覚えがあるのか目を見開いて固まっていた。

 ……恐らく、17歳だと文理選択のあとだから、何か心当たりがあったんだろうと思われる。

 そんな様子を横目にしつつ、俺はレイナに言った。


「その口ぶりだと、あんたも何か、あったんだろ?」

「ハ」

 短く息を吐き、レイナはクッと口端を上げて言う。

「……わかって言っているだろう。たちの悪い」

 そんな悪態に、俺は小さく笑って言った。

「まぁなぁ。それこそ俺には知識があるから、この世界であんたみたいな立場の人間がどんな経験をするかのは、まあ、大体想像できちまう。……ついでに、性別を誤魔化してる理由もな」

「!」

「……」

 思い切って言ってみれば、麗奈はピクリと身体を揺らした一方、レイナはいっそ、

 わー、こえぇ……。

 なまじ顔が整っているだけ、完璧な微笑みを意識的に創られると、俺の場合、引く。

 だが、そうして改めてを被られると、外見は全然変わってないのに印象が正反対――すなわちレイナ本来の性別通りに見えるのは、と言わざるを得ないだろう。

 おそらく、ちょっとした仕草、視線の向け方、そういった部分も切り替えたことによるものだろうが……。

 わー。
 もう一度言うが、ホントこえぇー。

 そんなことを俺が内心で呟いているのを知ってか知らずか、レイナは言った。

「ちなみに、なんであんたにはすぐバレたんだ? 気づかれたことはほとんどないんだがな」

 声さえ高めに変わっているのにビビりつつ、俺は何も考えずに本音を言った。

「……あー。強いて言えば骨格? 腕握った時の感触が、一番の判断材料ではあったけど」

 これに、今度は麗奈が身を引いた。

「え。骨格で――っていうか、レイナさんの腕握ったんですか?! それでわかるとか、なんか、変態ですね!」

「ぐっ」

 た、確かに――。

「…………否定できねえ」

「あ、ごめんなさい!」

 いや、別に他意はなかったんだが……。関節の位置とか腕や指の細さとか、そういうので検討ついちまったもんだから……。あとは半分山張って言ってみたら、偶然当たってたというか……。

 そうして俺が、片手で顔を覆い膝に突っ伏していれば、レイナからまさかの追撃が来た。

「……つまり、ほとんど外見でわかったってことだな? ここ数年、誤魔化すのが難しくなっているのは確かだが、あんたもあんたで異常だな」

「……」

「ああ! ショウさんに致命傷がぁー」

 

 
 ……まあ、なんだ。





 懸念点は色々あるが、そんなことを気にしてるのが馬鹿らしくなってくるくらいには、2人とも逞しくて何よりだ。





























このまま100話までは投稿してこうかなと思います。
ご反応いただきありがとうございます!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最強剣士が転生した世界は魔法しかない異世界でした! ~基礎魔法しか使えませんが魔法剣で成り上がります~

渡琉兎
ファンタジー
政権争いに巻き込まれた騎士団長で天才剣士のアルベルト・マリノワーナ。 彼はどこにも属していなかったが、敵に回ると厄介だという理由だけで毒を盛られて殺されてしまった。 剣の道を極める──志半ばで死んでしまったアルベルトを不憫に思った女神は、アルベルトの望む能力をそのままに転生する権利を与えた。 アルベルトが望んだ能力はもちろん、剣術の能力。 転生した先で剣の道を極めることを心に誓ったアルベルトだったが──転生先は魔法が発展した、魔法師だらけの異世界だった! 剣術が廃れた世界で、剣術で最強を目指すアルベルト──改め、アル・ノワールの成り上がり物語。 ※アルファポリス、カクヨム、小説家になろうにて同時掲載しています。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】

きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】 自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。 その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ! 約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。 ――― 当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。 なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ

のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
 リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。  目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。

お子ちゃま勇者に「美味しくないから追放!」された薬師、田舎でバフ飯屋を開く

ファンタジー
現代日本から転生した味覚オタクの薬師ユージンは、幼い勇者パーティの“保護者枠”として命を守るため口うるさくしていたが、「薬が苦い」「うるさい」と追放される。 田舎ミズナ村で薬膳小料理屋「くすり香」を開いた彼の“バフ飯”は冒険者を覚醒させ、村を救い、王都の薬利権すら揺らす。 一方、追放した子どもたちはユージンの真意を知って大泣きするが、彼は戻らない──自分の人生を取り戻すために。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  お気に入り・感想、宜しくお願いします。

処理中です...