アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~

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第二十章 冒険編其の二 さっちゃんの大冒険にゃ~

578 長い夜パート1にゃ~

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 クリフ・パレスで、解体と調理が終われば宴の開始。ウサギハーレムでエロ親父みたいになっていたさっちゃん達も、首根っこを掴んで酋長しゅうちょうの居るテーブルに着かせた。
 いちおうポポルも当事者なので同じ席に着かせ、民族料理に舌鼓を打ちたいのだが、わしのあげた肉しか乗ってない。

 なので、こっそりと全員にサンドイッチや串焼きを支給。あまりウサギに美味しい物を見せると、モフモフの津波が来そうなので配慮してある。
 ただ、わしが食料を分け与え過ぎたので、酋長の目がちょっと怖い。妄信的な信者みたいな目で、自分が死ぬ間際に飲もうとしていたとっておきのお酒を持って来て、ちょびっと木の小皿に注いでくれた。

「ささ、どうぞどうぞ」

 重い……わずか20ミリリットルの酒が、めちゃくちゃ重い。あの壺の大きさなら、100ミリリットルも入らんじゃろ? 蒸発していそうじゃから、もっと少なそう……
 少なくとも、酋長の命の四分の一を今から飲むのか。重すぎるよ……

 前置きがなければ気にせず一口で飲み干しただろうが、わしは小皿を重そうに持ち上げ、少しだけ口に入れて転がす。

「こ、この味は……」
「どうですか? 我が秘蔵の酒のお味は??」
「マズイにゃ……」

 自信満々な酋長は、わしの一言でズーン。いまにも死にそうなくらい落ち込んだが、わしは気にせず残りの酒を口に流し込む。

 やっぱり、この風味はバーボン……味は悪いけど、そんなのはどうでもいい。トウモロコシ! バーボンがあると言う事は、トウモロコシがあると言う事じゃ!!
 そうじゃそうじゃ。どこにも売っていないと思っておったら、トウモロコシは南米原産だったんじゃ。ここは北アメリカの中部辺りじゃから、トウモロコシが到達しておったんじゃな。

 ズーンと落ち込んでやけ酒に走ろうとした酋長は、なかなかバーボンを口に入れられそうにないので、わしが手伝って流し込んであげた。

「マズッ!? なんじゃこれは!!」

 死ぬ間際に飲もうとしていたバーボンは、酋長までマズイとキレて壺を叩き割った。その音で正気に戻った酋長は、申し訳なさそうに謝って来た。

「私はあなた様に、なんてモノを……」
「気にするにゃ。ちょっと保存方法が悪かっただけにゃ。それより、お互い名乗っていなかったにゃ。わしはシラタマ。猫の国の王様をしてるんにゃけど、王様がわからないにゃら、酋長だと思ってくれにゃ」
「私はウサギ族の酋長、ヨタンカと申します。しかしシラタマ様が酋長だったとは……」
「酋長と言っても、仕事は部下に丸投げして隠居みたいにゃもんにゃ。だから暇潰しに各地を回っているだけだから、ウサギ族をどうこうにゃんて考えてないからにゃ」

 わしがヨタンカを安心させようと隠居の身と言ったら、リータとメイバイには睨まれ、さっちゃんには「フッ」と鼻で笑われてしまった。
 言い訳のひとつもしたいが、目だけで黙っているようにと言って、ヨタンカとの話を続ける。

「さてと……獣の対価でここの暮らし振りを教えてくれると言っていたにゃろ? 質問させてもらうにゃ」
「は、はい!」
「まずは……」

 ヨタンカには端的に質問して、ノートにメモを取る。かなり際どい事も聞いてみたが、ヨタンカはわしを信じきって全てを話してくれたと思う。
 そうして長い聞き取りを終えるとノートを閉じて、一本の瓶をテーブルの下からヨタンカの膝に当てる。

「変にゃ事ばかり聞いて悪かったにゃ。これ、他の人?にバレない内に、懐に忍ばせてくれにゃ」
「これは??」
「酒にゃ。わしのとっておきにゃから、死出の旅路に持って来いにゃろ」
「何から何まで……最後にシラタマ様と出会えて、私は幸福でした」
「にゃはは。それを飲んだら、死神もどっか行くかもにゃ~」
「では、私はこれで……」

 わしがたいそうな物言いで話を終わらせると、ヨタンカは住人に指示があるからと言って、お辞儀をしてからウサギの群れの中に消えて行った。


 残されたわし達は、最初の頃と打って変わって静かなもの。皆、ヨタンカの話を聞いて、暗い顔をしている。

「てか、ポポルはどこに言ったにゃ?」
「お母さんに食事を届けると言っていました」
「すぐに戻るとも言ってたニャー」
「ふ~ん……ま、いいにゃ。ちょっと二人はこっち来てにゃ」

 リータとメイバイと一緒に席を外すと、少し離れてコソコソと喋り、元の場所に戻ろうとしたら、ポポルだと思われる灰色ウサギが、ウサギの大群の中からスポンッと飛び出て来た。
 ちょっと目を離しただけで、ウサギは色以外の違いがわからないので顔を覚えられないが、わし達に臆する事なく近付いて来たからポポルで間違いないだろう。

「お母さんはどうだったにゃ?」
「はい! あんなに食の細かったお母さんが、いつもより多く食べてくれました! 有り難う御座いました!!」
「それはよかったにゃ。ちょっとわしも挨拶したいから、連れて行ってくれないかにゃ?」
「いいですけど……狭い所ですよ?」
「いいにゃいいにゃ。挨拶だけだからにゃ」
「わかりました!」

 ポポルと共に歩き出すと、さっちゃんがついて来るかと思っていたが、下を向いたまま席から立ち上がろうともしなかったので、止まって声を掛ける。

「さっちゃんも行かないにゃ?」
「うん……いい。少し考えたい事があるから……」
「それじゃあバスを出しておくにゃ。眠たかったら寝ていていいからにゃ」

 バスを崖近くの空きスペースに出すと、わしは驚いているポポルの背中を押して進む。
 ポポルはいまさら、わしがどこから獣やバスを出していたのかと聞いて来たので、不思議な力と説明は避けた。魔法は使える物も居るらしいが、説明しても理解できないだろう。


 茶色や灰色、何種類か居る毛色のウサギの押しくらまんじゅうみたいな道を抜け、クリフ・パレスの端っこにある扉だらけのビルみたいな建物に着いたら、ポポルは複数ある扉のひとつを開けた。
 部屋の中は真っ暗なので、ポポルが「ちょっともったいないけど」とか言いながらオイルキャンドルに火をつけようとしていたから、わしが持っていた光魔道具で照らしてあげる。

 聞いてはいたが、こんなに狭いのか……

 扉を開けた先は、もう寝床。およそ二畳ほどの空間に茶色の毛皮が敷かれ、中央が盛り上がっているのみ。ポポルはここで、親子二人、身を寄せあって暮らしていたのだ。

「お母さん、戻ったよ。この人?が、さっき話をした僕の命の恩人だよ」

 その狭い空間でポポルが声を出すと、中央の盛り上がっていた毛皮が動き、もうひとつ灰色の毛皮が出て来た。

「あなた様が……息子の命を救っていただき、有り難う御座いました。コホッ」

 灰色の毛皮の正体は、ポポルの母親『ルル』。ヨタンカと同じく極細のウサギで、辛そうに体を起こして頭を下げた。

「コホッ……こんな体勢ですみません」
「こちらこそいきなり来てすまないにゃ。もう、横になってくれにゃ」
「いえ、息子の命の恩人に、そのような失礼な事は……」
「いいからいいから、楽にゃ体勢になってくれにゃ」
「で、では、お言葉に甘えて……コホコホッ」

 ルルは押し問答を繰り返すほどの体力も無いようで、ポポルの手を借りてゆっくりと寝かせられる。

 思ったより酷そうじゃな。じゃが、こんなに狭い空間なのに、ポポルや他のウサギが同じ症状になっていないって事は、流行り病ってわけではなさそうじゃ。

「わしは医者ってわけではないんにゃけど、簡単な病気にゃら、治す事ができるんにゃ。ちょっと診察させてもらえるかにゃ?」
「本当ですか!? お母さん、診てもらいなよ!」

 ポポルが興奮したような声を出すが、ルルは弱々しく答える。

「いえ……私はもう長くはありません。そんな無駄な事をするよりも、もう少し、ポポルに食べ物を分けて貰えたら……」
「お母さん! 何を言ってるんだよ! さっき渡した食事も全然減ってないじゃないか!!」
「ポポル……私はもうお腹いっぱいなの。残りはポポルが食べて。コホッ」
「お母さんの分なんだから、お母さんが食べてくれよ~。グズッ……」

 二人は、わずかばかりの肉の譲り合いに発展したので、わしはいたたまれない。だが、このままやり取りを続けさせるとルルの体にさわりそうなので、ポポルは部屋から追い出した。
 そうしてルルに念話についての説明をし、声を出さないようにと注意してから話を切り出す。

「どうして食べようとしないにゃ?」
「もう、先も長くないので……」
「それ、違うにゃろ? 病気がちだから、いつも息子に食べ物を譲ってたんにゃろ?」
「いえ……コホッ」
「食べないから治らないんにゃ。それに、病は気から……治す気がないから治らないんにゃ~」
「不治の病ですから、治るわけがありません……コホホッ」

 わしがどう言おうと、ルルはかたくなに助けを求めない。

「息子の事を愛しているんにゃろ? じゃあ、息子を愛する女性を見たくないにゃ? 二人の子供を見たくないにゃ? 最後は、一人寂しくコヨーテの餌になるんじゃなくて、愛する者に見送られたくないにゃ?」
「そ、そんな幸せ……ポポルや皆さんに迷惑を掛けた私が望めるわけがありませんよ。コホッ」

 若干卑怯じゃが、少しは心が揺らいだか。

「わしは、にゃんでも治す薬を持っているにゃ。治っても後ろめたい事があるにゃら、ポポルとお母さんぐらいは、わしの住んでる所に連れ出してやるにゃ」
「え……」
「わしが与える薬を飲みさえすれば、あにゃたたち親子は引き離される事はないにゃ。奇跡は起こせるんにゃ~」

 わしの甘い言葉に、ルルの目から涙がポロポロ落ちる。

「そ……そんなことが、出来るのですか?」
「出来るにゃ」
「信じられない……コホッ」
「信じろにゃ」
「でも、私なんかが……」
れ言はいいにゃ。わしが聞きたいのは、生きたいかどうかにゃ。生を諦めるにゃ! 生きたいと言えにゃ!!」

 わしの一際大きな念話を聞いたルルは、ポロポロ落ちていた涙が滝となる。

「許されるなら……まだ、息子と一緒に居たいです……」
「それはどういう意味にゃ!」
「生きたい……生きたいです! 助けてください!! ゴホッゴホホッ」

 ルルは残りの力を振り絞るようにわしにしがみつき、泣き崩れてしまった。

「その願い、わしが必ず叶えてやるにゃ~~~!!」

 と言っても、わしに医学の知識はない。それでもわしの出来る最良の処置を開始する。
 寄生虫でも殺せる【ノミコロース】を掛けて、調理済みのヤマタノオロチ肉と高級薬草、巨象の血製ジャガイモを取り出したら、【鎌鼬かまいたち】で切り刻む。さらに牛乳と一緒にシェイクすれば流動食の完成。
 その流動食をルルの口に入れたら、断末魔かってぐらいの奇声を発したが、たぶんうますぎるだけなので、予想する病気の原因の場所に回復魔法。これでしばらく様子を見る。

 咳をしていた事から、たぶん肺に関する病気だと思うんじゃけど……
 万能薬と栄養満点のヤマタノオロチ、肉体強化効果のあるジャガイモで、たいがいの病気は治ると思うし、体力も戻ったはず。そこに回復魔法もプラスしたから、壊れていた細胞も戻ったと思う。
 正直、賭けじゃからな~……治らなかったら、東の国と日ノ本をたらい回ししてみよっと。うちよりは、医学が発達してそうじゃしな。


「シラタマさん! お母さんに何をしたの!! うわ!?」

 さすがにあれほどの大声をルルがあげたならばポポルは黙っていられず、部屋に駆け込んで来た。しかし狭い部屋なので、わしにぶつかってポヨンポヨンと転がった。
 だが、母親の緊急事態なのですぐさま起き上がり、部屋に飛び込んで来てわしの背中にくっついた。

「落ち着けにゃ。治療の一貫にゃ~」

 わしが説得してもポポルは信じず、背中をよじ登ってルルの顔を覗き込む。

「うそ……」
「嘘じゃないにゃ~」

 まだ信じてくれないポポルに反論するが、わしに対して言っていた言葉じゃなかったみたいだ。

「お母さんの顔色がよくなってる……毛並みもこんなに綺麗に……治った~~~!!」

 急に手の平を返したポポルに、わしは思う事がある……

 顔色……毛むくじゃらでわからん。毛並み……さっきと変わらん。どこをどう見たら、治ったと判断できたんじゃろ??

 何やら治ったと感謝して来るポポルに、わしは苦笑いする事しか出来ないのであったとさ。
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