レベル596の鍛冶見習い

寺尾友希(田崎幻望)

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番外編

鍛冶見習い番外編・ヌールの恋3

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前回のあらすじ・勇者ジェラルドに惹かれたヌールは、何を引き換えにしても彼を手に入れようと誓う。




 あれから。
 勇者ジェラルドの人気は留まるところを知らなかった。
 触れられるだけで無機物すらも腐り落ちるアンデッドの群れ。
 幸いにしてアンデッドの歩みは遅く、人的被害はそれほどでもなかったが、王都の実に四分の一近くの建物が腐食し、井戸水も腐り、植物も枯れた。
 被害が人口の密集した町人街に集中したため、住む家を失った人々は、二十万にも及んだ。
 それはまさしく、大災害級の被害だった。
 もちろん、いくらアンデッドが遅いとはいえ、逃げ遅れた老人もアンデッドのただ中に取り残された子どももいた。
 戦う術もなく、遠巻きにその光景を見守るしかなかった大勢の人々にとって、颯爽と現れ、身を挺して民を救ってくれた勇者パーティの姿は、熱狂を持って玉座に迎えるにふさわしいインパクトを残した。勇者自らに救われた老人は、子々孫々にまで語り継ぐ栄誉を賜った、と涙ながらに語り、瓦版屋は声高に勇者の活躍を謳い、号外は飛ぶように売れた。
 まだ家を再建できない人々が避難した寺の庭で、ムシロがけの仮小屋で人形芝居が興行され、『不死殺しの英雄譚』は大好評を博した。
 その実、それは『冷徹なる賢王』と呼ばれたクレイタス陛下の、仮住まいを余儀なくされる民草の不満を逸らすプロパガンダだったと思われるのだが――
 王都がほぼ再建された一年後。
 世論は、勇者ジェラルドを次期王へと推す方向へと一気に傾いていた。
 元々、ジェラルドは国王の第一王子ではあったものの、先天的に勇者の証とされる『戦神の加護』を持っていたことから、王太子とはならず、次期国王は王族の中から相応しい者を選び、王族に伝わる神の血が最も濃いとされる『聖騎士』を王妃に据える予定であったらしい。
 しかし、『英雄王ジェラルド』の誕生をこいねがう風潮の中、勇者パーティの一員でもあった『聖騎士』が他界した。
 数々の国難を救ってきた『聖騎士』の死に国中が悲しみに暮れたが、国民は同時に、『英雄王』即位の目が出てきたことに密かな歓喜を滲ませていた。

 ――この盤面をひっくり返すことは、最早、勇者本人にさえ厳しいだろう。
 私は、この一年、調べに調べた資料を前に、静かに目を瞑った。
 彼が、ただの王子であったとしても、遠かったというのに。
 欲しい。
 でも、届かない。
 それでも欲しい。
 それならば、私の切れる全ての手札でもって、届かせるしかない。
 誰に恨まれることも、自分自身の感情さえ。
 目的の前には、ささいなことに過ぎない。



「ヌール?」

 姉の研究室を訪れたとき、何やら私は、普段とは違う顔つきをしていたらしい。一心に研究資料をまとめていたらしい姉がふと顔を上げた瞬間、驚いたように目を見張った。

「お願いがあります、姉さま」

 常日頃から、従僕として、姉の身の回りの世話を任され、研究資料を取りまとめ、姉の思考回路を理解している私は、何が姉との交渉材料になり得るかを熟知していた。

「私は、ジェラルド様をお慕いしています。
 どうしても、彼の妻となりたいのです。
 そのために。
 ジェラルド様の妻となってください、姉さま」

「は? 話の脈絡が分からない」

 金色の濃い睫毛に縁取られた碧い目が、いぶかしそうにすがめられる。
 確かに、私の提案は正気の沙汰ではない。けれど、ただの十五の小娘が、不可能を可能にしようというのだ。正気ぐらいかなぐり捨てようというものだ。

「姉さまのお耳に、浮世の雑事は入っていないでしょうから、一から説明しますと……。
 一年前の不死者の王討伐から、ジェラルド様の人気はうなぎ登りです。彼を『英雄』と讃え、次代の王に望む声は最早国王陛下すらも無視出来ないほどになっています。このままだと、まず間違いなく、ジェラルド様が立太子されるでしょう」

「あのジェルがねぇ」

 腕を組んで小首を傾げる姉さまの気安い口調に、胸の内にチリッとした痛みが走る。
――こんなことで動揺してどうする。これから姉さまにする提案は、こんな痛みなど屁でもない鬼畜の所業だ。

「つまり、ジェラルド様の妻となる者は、将来の王妃ということになります。今のジェラルド様には婚約者はおられないとのこと。立太子までの間に、高位貴族のご令嬢か、他国の王族の姫君から候補を選ばれることとなると思います」

 そこまで言うと、姉さまは美しい眉を微かに寄せ、どこか気の毒そうな表情でこちらを見やった。
 そう。この時点で、私がジェラルド様の側に上がれる目は詰んでいる。
 私が、とっておきの手札ジョーカーを持っていなかったら。

「姉さまは、この国の、王妃となる条件をご存じですか?」

「いや? 特に興味もないし」

「国王の正妃となる条件はただ一つ。それは、『国益にかなうこと』です」

 私が何を言おうとしているのかまだ分かっていない姉さまは、不思議そうな顔をしている。
 王妃のこの条件は、戦国の世を共に平定した「神」を初代王妃に据えた、という故事に端を発している。「神」ということになってはいるが、おそらくは戦闘能力には長けているものの、身分のない女性だったのではなかろうか。

「国益となるならば、身分の貴賤は問わない。この最たる例が、現王妃、アンブローズ陛下だと言われています。アンブローズ陛下は、大陸で唯一とも謳われる『大魔導師』、その戦略級の攻撃魔法で、王妃であらせられるだけで抑止力となり、数々の紛争を収めたという伝説の方です。が、身分自体は他国の子爵家の遠戚だそうですから」

 子爵家の遠戚、というのはほぼ平民と変わらない。
 けれど、婚姻当初はともかく、今の貴族の中に表立ってアンブローズ陛下を非難する者はいない。何故なら、アンブローズ陛下は、従わない貴族家を領地ごと物理的に『潰す』だけの力を持つからだ。

「高位貴族、他国の王族の姫君ならば、その実家の力が立太子されたジェラルド様の支えになる、という意味でまず問題なく国益となるでしょう」

「へぇ」

 既に王家の説明に飽きてきたらしく、研究に戻りたそうにしている姉さまに、私は乾いてきた唇をひとつ舐めると、声に力を込めて告げた。

「そして、王家が長く求めてきたフリントコーンの後継であり、王都一の大商会、赤羽屋の次期会頭である姉さまは、それ以上に」

「は?」

 そこに自分が登場するとは思いもしなかったのだろう。姉さまは、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした。

「姉さまの母君、カーラ様にはお若い頃、王家より王妃待遇で召したいとの申し出があったそうです。つまり、詳細は不明ですが、王家にとってフリントコーンの血には、王妃になるに相応しい価値がある」

 私は、姉さまの前の机に、持っていた統計資料をバサリと置いた。

「これは、この国の各領地の今年の主要な穀物の取れ高を表したものです。目を通して頂ければ分かると思いますが、例年に比べ、極端に取れ高が落ちている地域が局所的にあります。今年は大規模な干ばつも洪水も発生しなかった――原因は、蝗害だそうです。そして、統計的にみるに、蝗害とというものは、小規模なものが発生した翌年、比べものにならないほどの規模となって再発する」

 姉さまは、疑わしそうな目で私を見やった。
 それはそうだろう。私だって、ここ一年、ジェラルド様に近づくとっかかりを得ようと、しゃにむに資料を読みあさった結果偶然に発見したことで、一般常識とはほど遠い。
 しかしその思いつきを裏付けようとさらに様々な文献データを辿った結果、私の中で疑惑は確信に変わっていた。

「賭けてもいいですよ。来年、王国は未曾有の蝗害に襲われるでしょう。いかな大国とはいえ、脅かされるのは穀物という農業大国であるこの国の根幹です。まして昨年の『不死者の王襲来』という大災害もあった。国庫は厳しい。その時、国一番の商会から嫁ぐ姉さまの持参金は、王国にとって喉から手が出るほどに欲しい格好の餌となる。それこそ、身分だなんだなんてどうでもよくなるほどの」

 私は目線を下げると、キュッと唇を噛んだ。

「王家や高位貴族への輿入れの場合、姉妹で嫁ぐのはそう珍しくありません。まして、我が家は平民。姉さまの輿入れに、我が家から侍女や従僕を付けることは叶わないでしょう。姉さまを大切にしている父さまならば、きっと私に、後宮における姉さまの唯一の味方として、侍女代わりの側妃として、共に嫁げと指示されるでしょう」

 姉さまは、フーッと息をつくと、手にしていた資料ごと腕を組み、背後の背もたれへと寄りかかった。

「なるほど、お前の言いたいことは理解した。つまり、お前は、私ならばジェルの妃になれる。だからそのついでに、自分もジェルの側に連れて行けと、そう言うんだな?」

「その通りです、姉さま」

 私の肯定に、姉は今度は足を組むと、その足に頬杖をついた。姉はいつも、幅広のアスコットタイに細身のベスト、黒のトラウザーズに白衣という男装の麗人のような服装をしている。その服装をした姉に、今の体勢は嫌みなほどよく似合った。
桜貝のような爪のついた美しい人差し指が、トントンと机の上に投げ出した資料を叩く。

「さあ、ここからは商談だ。私の可愛いヌール。
 お前の主張は、お前の欲のために、私の一生を棄てろと言っているに等しい。
 いくら可愛い妹の頼みと言えど、私にも叶えてやれることとやれないこととがある。
 その案に乗ることによる、私のメリットは? 考えていなかったとは言わせないぞ? 赤羽屋次期会頭補佐どの?」

 私は大きくひとつ、息を吸い込んだ。

「まずひとつ。
 デントコーン王家には、国王、王妃夫妻しか見られない、門外不出の書があると言われています。一説には、初代王妃陛下――「竜の神」の手記とか」

「ふむ。それなら既知だ。確かにその書は存在し、私が王妃になれば閲覧可能だろう。我がフリントコーンは、代々、神産みの『ごちゃまぜ』と二千年前の王国建国期に起こった真実に関して研究している。研究資料として、初代王妃の手記は確かに魅力的だ。
 だが、私の一生を差し出すにはまだ弱い」

 私が初代王妃の手記について知ったのは、姉の研究資料からだ。確かに姉は手記を見たがっていたが、だからその手段として王妃になろう、と言ったことはなかった。
 これだけでは弱いのは分かっている。

「次に、姉さまが発掘調査したいとおっしゃっていた王陵。初代国王ユーリテスィウス陛下、並びに初代王妃陛下、さらに二人のただ一人の娘であられた初代オムラ様。その発掘が許可されるとしたら、王族によってしかないでしょう」

「なるほど? 確かに発掘をするなら王族が旗を振る必要があるだろう。
だが、ぽっと出の王妃が、神格化されている初代の墓を暴いたら貴族に暴動でも起こされるんじゃないか? 反対されても離縁されても構わないが、発掘の最中に武力行使で邪魔されて、王陵自体が崩れでもしたら最悪だ」

 世事に疎い姉だが、こと研究に影響を及ぼしそうなことに関しては良く把握している。
 仮に発掘が許可されるとしたら、クレイタス陛下か、ジェラルド様か、次代の王子殿下を巻き込み、神輿とするしかないだろう。それでもおそらく、忠誠心の厚い上位貴族の反対は必至。そしてその貴族達は、クレイタス陛下並びにジェラルド様の支持基盤でもある。おそらく実現するのは果てしなく難しい。王妃になったところで、平民の学者よりは多少マシ、といった程度の確率の上昇でしかないだろう。

「さらに」

 腹の中に、何か異物でも飲み込んだかのようなわだかまりがある。
 それでも私は、私に出せる最後の手札を姉へと示した。

「『神の血をひく王族』」

 そう告げた瞬間、今まで無表情だった姉の目が、僅かに動いた。

 


猫小話・一緒に五匹の子猫の子育てを始めた母と娘だったが、数日後、母のミーミーが交通事故死。子育て初心者のモッチーの元に、自分の産んだ子猫二匹と、母の産んだより小さな子猫三匹が遺されることに。子猫はまだ目が開いておらず、自力で皿のミルクを飲むことも離乳食を食べることも出来ないし、気の毒だけれど、モッチーが見捨てたら人間の世話では育てきれないだろう……。そう思って見守っていると。なんと、モッチーは母親の遺した子猫(つまり妹)たちにも授乳し、世話をし出したのです。
それから十日ばかり経ちますが、今も親子共々元気です。(モッチーは痩せました)
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