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08 私個人の見解ではありますけど!
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リオネルは担がれた片足を揺らしながらみっともなく喘ぐマルティナをまるで観察するように見下ろしていたのだが、今度は両足を担ぎ上げられる。
「へぁっ!?」
腰が浮いたマルティナにのしかかるように、角度を変えてさらに奥を突かれたのがわかった。
「あっ、ああんっ!」
より深くまで届いたリオネル自身は、探るようにグリグリとマルティナの中を抉っていたのだが、不意になにかを得たかのように口角をふっと上げた。
「あなたはおそらく……ここでしょうか」
ばちゅんっ、と体液が飛び散るほど、激しく一点を責められた。
「――っ!?」
その瞬間、声にならない喘ぎ声に喉がひくつく。
「――はっ、あ、待ってくだ……っ、ああっ、そこはっ!」
「やはりここでしたね」
「ひぃんっ! ああっ、なにがっ、おねが、待って……んんっ!」
頭がクラクラする。
意識がどこかに飛んでしまいそうなのを、かろうじて残った理性が必死につなぎとめている。
よがり狂ったように喘ぐ姿に確信を得たのか、リオネルは両脚を肩に乗せながら、なおも前かがみに身体を倒した。マルティナの顔両隣りに手をついてさらに体重をかけてくる。
マルティナはもはや悲鳴のように鳴いた。
すぐ目の前で、リオネルはマルティナの蕩けた顔を金色の瞳に写しながら、満足そうに目を細めた。
さらりと流れ落ちた紫紺の髪が頬を撫でる。
「あんっ! あっ! ああっ! 深い……っ」
何度も腰を打ち付けられて、これまでとは比にならないほど身体の奥を暴かれた。
ばちゅばちゅと肌のぶつかる淫らな音が、耳からも淫らに身体を刺激する。
ここまで深く圧しかかられ貫かれれば、苦しさに押し潰されそうなものだが体位の激しさに反してマルティナは確実に快感だけを拾っていた。
彼は決して力任せに突き入れてくることはなく、いいところを探りながらそこだけを的確に責めてきた。迷いなく流れるようなリオネルの行為は感心すらしてしまうほど。
そうやって貫かれるたびに膣内は悦びにうねり、押し入る熱杭が与える快感を逃すまいと縋るように締め付けた。
もはやマルティナは、与えられる大きな悦楽に呑み込まれる寸前であった。
「ああっ、やっ、もうダメぇっ、また、またイッちゃ――」
「気持ちいいですか?」
「きもち、いいのぉっ! 奥の、そこを突かれると、あっ、すごくいい……っ」
「どんな風に?」
「突かれるたびに、意識が飛びそうっ、そのあとで、ぐりってされるのも、いいのっ!」
「なるほど」
取り乱したように喘ぐマルティナとは対照的に、余裕すら感じさせるリオネルの口調がほんのわずかに残った冷静さをとどめてくれる。
そうでなければ、この間にも何度気をやってしまったかわからない。ずっと波がおさまることなく押し寄せてくる。
「ひあっ、あんっ、音も恥ずかしいわ……っ」
行為の激しさに、膣口では愛液が泡立ちそうなほどの水音と、濡れた肌のぶつかる音が響いている。
「この音?」
わざと大きな音を立てるように、リオネルが膣口の浅いところで空気を混ぜながら抜き差しした。耳からも下からも侵されて身体中が熱くなる。
「あんっ! ああっ! それっ。いやぁっ待ってぇ……!」
「相手と繋がっている音というのも、刺激になるのですね。こういった責め方もあるとは知りませんでした」
満足そうに納得した様子で呟くリオネルとは反対に、マルティナは荒い呼吸を繰り返す。
「あ、あああくまで、私個人の見解ではありますけどおぉっ!」
もはや『個人の見解』がマルティナの理性を保つ呪文である。
畏まった口調を意識していないと意識を手放してしまいそうだった。
そんな半ば意識が混濁しているマルティナをよそに、リオネルは肩に担いでいた両脚をおろし、代わりに細い腰をがっしりと掴んだ。
その瞳はなにやら至極満足そうに輝いている。
「ここまで意識を保ち、なおかつ丁寧に指南をしてくれる人は本当に初めてです。心から感謝します。けれど――」
と、そこまで言ったところで、これまで余裕そうに見えたリオネルの顔が切なく歪んだ。
「すみません、私はそろそろ限界です」
「え……あ――――っ!?」
まったく申し訳なくない。マルティナなどとっくに限界だ。意識は限界のその先を漂っている。
半ばぼんやりとリオネルの顔を見上げた瞬間だった。
ここまで堪えていたものが弾けたように、腰を掴まれたまま思いっきり突き上げられる。
もはや声すら出ないほどの衝撃が全身を駆け巡った。
「ぐっ……! ぅんん……っ! ――っ! ひぅっ――」
これまでのマルティナの身体を探るような行為ではない。リオネル自身の快感を高めて吐き出すための行為は、比べようがないほど激しかった。
激しくて、気持ちがよかった。
今まで積み上げられ、蓄積されていた刺激がひと突きごとに弾ける。
気付けばマルティナも強請るように自ら腰を浮かせた。
その間に何度絶頂を迎えたか、最初から数えることは諦めた。
「あ、ああっ、すごい……! あんっすごいのっ! いいっ、きもちい――あっ、あっ、ああっ!」
「私も、今までにないほど……っ、これはすご……、ああ、もうダメです――っ」
飛び散る愛液でシーツをびしょびしょに濡らし、されるがまま突かれてひたすら喘いで……もう体力も尽きようかという頃、マルティナは最奥に吐き出される熱を感じた。
「へぁっ!?」
腰が浮いたマルティナにのしかかるように、角度を変えてさらに奥を突かれたのがわかった。
「あっ、ああんっ!」
より深くまで届いたリオネル自身は、探るようにグリグリとマルティナの中を抉っていたのだが、不意になにかを得たかのように口角をふっと上げた。
「あなたはおそらく……ここでしょうか」
ばちゅんっ、と体液が飛び散るほど、激しく一点を責められた。
「――っ!?」
その瞬間、声にならない喘ぎ声に喉がひくつく。
「――はっ、あ、待ってくだ……っ、ああっ、そこはっ!」
「やはりここでしたね」
「ひぃんっ! ああっ、なにがっ、おねが、待って……んんっ!」
頭がクラクラする。
意識がどこかに飛んでしまいそうなのを、かろうじて残った理性が必死につなぎとめている。
よがり狂ったように喘ぐ姿に確信を得たのか、リオネルは両脚を肩に乗せながら、なおも前かがみに身体を倒した。マルティナの顔両隣りに手をついてさらに体重をかけてくる。
マルティナはもはや悲鳴のように鳴いた。
すぐ目の前で、リオネルはマルティナの蕩けた顔を金色の瞳に写しながら、満足そうに目を細めた。
さらりと流れ落ちた紫紺の髪が頬を撫でる。
「あんっ! あっ! ああっ! 深い……っ」
何度も腰を打ち付けられて、これまでとは比にならないほど身体の奥を暴かれた。
ばちゅばちゅと肌のぶつかる淫らな音が、耳からも淫らに身体を刺激する。
ここまで深く圧しかかられ貫かれれば、苦しさに押し潰されそうなものだが体位の激しさに反してマルティナは確実に快感だけを拾っていた。
彼は決して力任せに突き入れてくることはなく、いいところを探りながらそこだけを的確に責めてきた。迷いなく流れるようなリオネルの行為は感心すらしてしまうほど。
そうやって貫かれるたびに膣内は悦びにうねり、押し入る熱杭が与える快感を逃すまいと縋るように締め付けた。
もはやマルティナは、与えられる大きな悦楽に呑み込まれる寸前であった。
「ああっ、やっ、もうダメぇっ、また、またイッちゃ――」
「気持ちいいですか?」
「きもち、いいのぉっ! 奥の、そこを突かれると、あっ、すごくいい……っ」
「どんな風に?」
「突かれるたびに、意識が飛びそうっ、そのあとで、ぐりってされるのも、いいのっ!」
「なるほど」
取り乱したように喘ぐマルティナとは対照的に、余裕すら感じさせるリオネルの口調がほんのわずかに残った冷静さをとどめてくれる。
そうでなければ、この間にも何度気をやってしまったかわからない。ずっと波がおさまることなく押し寄せてくる。
「ひあっ、あんっ、音も恥ずかしいわ……っ」
行為の激しさに、膣口では愛液が泡立ちそうなほどの水音と、濡れた肌のぶつかる音が響いている。
「この音?」
わざと大きな音を立てるように、リオネルが膣口の浅いところで空気を混ぜながら抜き差しした。耳からも下からも侵されて身体中が熱くなる。
「あんっ! ああっ! それっ。いやぁっ待ってぇ……!」
「相手と繋がっている音というのも、刺激になるのですね。こういった責め方もあるとは知りませんでした」
満足そうに納得した様子で呟くリオネルとは反対に、マルティナは荒い呼吸を繰り返す。
「あ、あああくまで、私個人の見解ではありますけどおぉっ!」
もはや『個人の見解』がマルティナの理性を保つ呪文である。
畏まった口調を意識していないと意識を手放してしまいそうだった。
そんな半ば意識が混濁しているマルティナをよそに、リオネルは肩に担いでいた両脚をおろし、代わりに細い腰をがっしりと掴んだ。
その瞳はなにやら至極満足そうに輝いている。
「ここまで意識を保ち、なおかつ丁寧に指南をしてくれる人は本当に初めてです。心から感謝します。けれど――」
と、そこまで言ったところで、これまで余裕そうに見えたリオネルの顔が切なく歪んだ。
「すみません、私はそろそろ限界です」
「え……あ――――っ!?」
まったく申し訳なくない。マルティナなどとっくに限界だ。意識は限界のその先を漂っている。
半ばぼんやりとリオネルの顔を見上げた瞬間だった。
ここまで堪えていたものが弾けたように、腰を掴まれたまま思いっきり突き上げられる。
もはや声すら出ないほどの衝撃が全身を駆け巡った。
「ぐっ……! ぅんん……っ! ――っ! ひぅっ――」
これまでのマルティナの身体を探るような行為ではない。リオネル自身の快感を高めて吐き出すための行為は、比べようがないほど激しかった。
激しくて、気持ちがよかった。
今まで積み上げられ、蓄積されていた刺激がひと突きごとに弾ける。
気付けばマルティナも強請るように自ら腰を浮かせた。
その間に何度絶頂を迎えたか、最初から数えることは諦めた。
「あ、ああっ、すごい……! あんっすごいのっ! いいっ、きもちい――あっ、あっ、ああっ!」
「私も、今までにないほど……っ、これはすご……、ああ、もうダメです――っ」
飛び散る愛液でシーツをびしょびしょに濡らし、されるがまま突かれてひたすら喘いで……もう体力も尽きようかという頃、マルティナは最奥に吐き出される熱を感じた。
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