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追って来る敵は中央に2体。(こちらから見て)左に1体、右に2体。
こちらを半包囲するつもりか、中央の2体以外は敵同士の間隔が広い。
地図スキルによる赤点では魔物の種類や強者かどうかまではわからない。
なので、追って来る魔物が普通のオークだったりするかもしれないが…………
今回の依頼では死霊術は使わないつもりだったが、この状況で出し惜しみする必要もないだろう。幸いにも迎え撃つために単独で残ったことで目撃されることもないし。
収納から黒オーガ3体を出して左右に振り分ける。
さらに、オークキングを俺の隣に配置する。
今日は2体のオークジェネラルはお休みだ。
別に敵と同数で対峙しなければならない、なんて決まりはないのだけど、まぁなんとなくだ。
現在俺は昨日行きの行程で討伐したオーク集落の跡地で、南から追って来る敵5体を待ち構えている。
横にいるオークキングを見るが、目は開いているもののその焦点は定まっていない。
死体だから当たり前で、逆に眼力が強くてもそれはそれで気持ち悪いが。
死霊術は死体を操る魔法だ。
操られた死体が意思を持つことはなく、言葉を発することもない。当然ながら死体なので呼吸することもない。
二本角1体、三本角2体は集落跡地左右の森に散っている。
こちらの目の届かない場所で戦わせるのは初めてのことだが、南から来る敵と戦うこと・倒した死体を持ってここに戻ることを指示しておいた。
風槍・零式改の発動準備に入る。
森から出てきたところをぶっ放して即倒してしまおう、という作戦だ。
地図スキルを見ながらタイミングと位置取りを合わせて…………
「あっ?!」
今まさに森から飛び出してこようとしているオークと目が合ってしまった!
樹木が間になければお互いに視認できるのは当然なんだけど、勝手に奇襲できると思い込んでいた俺は一瞬硬直してしまう。
(奇襲にならなくても、このまま正面からぶっ放せ!!)
ヴォォォォンッ!!
零式改が森から出てきた個体に襲い掛か…………
オークが何かを掲げて…………盾だ! 盾で零式改を防いでいる!?
その盾は巨体のオークが持つにしては小さく、グラハムのような人間の巨漢が持つのに丁度いいサイズだ。
人からの鹵獲品をそのまま使っているのかもしれないが、そんな盾で零式改を防がれたのはショックだ。
零式改は風槍9個分の魔法力を途中まで超圧縮して撃ち出すのだが、拡散気味に放出する感じなので敵に与えるダメージが非常に不安定になる。
今回はたまたま低いダメージの目が出てしまった、と思いたいが…………
続けて森から出てきたもう1体が間合いの外から剣を振るう。
とっさに魔盾を出して防御した。
(コイツら、高技量型だ!)
剣圧を飛ばして来た個体に(こちらの)オークキングが鉄斧で襲い掛かった。
オークキングはそのまま2体目を自身と一緒に森の中に押し返したようだが、続けて盾持ちオークからの攻撃を受けている俺にはそちらを見る余裕がない。
(ヤバいな…………)
収納に入ってるオークジェネラルの高技量型はオークキングよりも強くなかったか?
っ?! 早く加勢しに行かないとキングがやられてしまう!
(い、いや、落ち着け)
目の前の盾持ちオークは斧で攻撃をしてきている。
片手で扱っているからか、キングの持つ斧よりかなり小さく、攻撃そのものも結構軽い。
なので魔盾での防御も余裕を持って行えているし、そして何よりも強者特有のプレッシャーみたいなものが一切感じられない。
(そうならばっ!)
風槍(回転)を放つ。
盾を構えようとしているが、その盾はあちこちが欠けていてボロボロになっている。零式改を防いだ代償だ。
そのまま風槍と接触して盾が砕け散る。
むしろそんなボロボロの盾でよく風槍を防いだと言うべきか。
防御する手段がなくなったところを今度は風刃で首を落と…………斧で防がれたっ?!
しぶといなぁ…………防御技能に特化した個体か?
止めを刺すべく土槍(回転)を撃ち出していく。
斧での防御で対処できない数を撃ち込んで沈めることができた。
盾持ちの防御型を倒したのとほぼ同時に、森の中からオークキングが戻って来た。
(ほっ、無事だったか)
ドサッと置いた2体目の死体は見事に上下に分断されていた。
盾持ち防御型と剣持ち攻撃型? の2体の死体はどちらもオークリーダークラスだ。
ジェネラルクラスでなかった分だけ高技量型でもそれほど強くなかったのだろう。
黒オーガたちも戻って来た。
それぞれが倒した死体を置くのだが…………まぁ見事と言っていいほど破壊してしまっている。これでは買取はできないだろう。
本来であればこんな状態の死体は回収しないのだが、今回は自分の一存で取捨選択をすることができない。
装備品共々丁寧に回収していく。
黒オーガが戦ったのもオークリーダークラスだった。
高技量型かどうかまではわからない…………いや、装備の充実具合からして高技量型と見るべきだろう。
最後に黒オーガ3体とオークキングの魔力を補充して収納に入れた。
こちらを半包囲するつもりか、中央の2体以外は敵同士の間隔が広い。
地図スキルによる赤点では魔物の種類や強者かどうかまではわからない。
なので、追って来る魔物が普通のオークだったりするかもしれないが…………
今回の依頼では死霊術は使わないつもりだったが、この状況で出し惜しみする必要もないだろう。幸いにも迎え撃つために単独で残ったことで目撃されることもないし。
収納から黒オーガ3体を出して左右に振り分ける。
さらに、オークキングを俺の隣に配置する。
今日は2体のオークジェネラルはお休みだ。
別に敵と同数で対峙しなければならない、なんて決まりはないのだけど、まぁなんとなくだ。
現在俺は昨日行きの行程で討伐したオーク集落の跡地で、南から追って来る敵5体を待ち構えている。
横にいるオークキングを見るが、目は開いているもののその焦点は定まっていない。
死体だから当たり前で、逆に眼力が強くてもそれはそれで気持ち悪いが。
死霊術は死体を操る魔法だ。
操られた死体が意思を持つことはなく、言葉を発することもない。当然ながら死体なので呼吸することもない。
二本角1体、三本角2体は集落跡地左右の森に散っている。
こちらの目の届かない場所で戦わせるのは初めてのことだが、南から来る敵と戦うこと・倒した死体を持ってここに戻ることを指示しておいた。
風槍・零式改の発動準備に入る。
森から出てきたところをぶっ放して即倒してしまおう、という作戦だ。
地図スキルを見ながらタイミングと位置取りを合わせて…………
「あっ?!」
今まさに森から飛び出してこようとしているオークと目が合ってしまった!
樹木が間になければお互いに視認できるのは当然なんだけど、勝手に奇襲できると思い込んでいた俺は一瞬硬直してしまう。
(奇襲にならなくても、このまま正面からぶっ放せ!!)
ヴォォォォンッ!!
零式改が森から出てきた個体に襲い掛か…………
オークが何かを掲げて…………盾だ! 盾で零式改を防いでいる!?
その盾は巨体のオークが持つにしては小さく、グラハムのような人間の巨漢が持つのに丁度いいサイズだ。
人からの鹵獲品をそのまま使っているのかもしれないが、そんな盾で零式改を防がれたのはショックだ。
零式改は風槍9個分の魔法力を途中まで超圧縮して撃ち出すのだが、拡散気味に放出する感じなので敵に与えるダメージが非常に不安定になる。
今回はたまたま低いダメージの目が出てしまった、と思いたいが…………
続けて森から出てきたもう1体が間合いの外から剣を振るう。
とっさに魔盾を出して防御した。
(コイツら、高技量型だ!)
剣圧を飛ばして来た個体に(こちらの)オークキングが鉄斧で襲い掛かった。
オークキングはそのまま2体目を自身と一緒に森の中に押し返したようだが、続けて盾持ちオークからの攻撃を受けている俺にはそちらを見る余裕がない。
(ヤバいな…………)
収納に入ってるオークジェネラルの高技量型はオークキングよりも強くなかったか?
っ?! 早く加勢しに行かないとキングがやられてしまう!
(い、いや、落ち着け)
目の前の盾持ちオークは斧で攻撃をしてきている。
片手で扱っているからか、キングの持つ斧よりかなり小さく、攻撃そのものも結構軽い。
なので魔盾での防御も余裕を持って行えているし、そして何よりも強者特有のプレッシャーみたいなものが一切感じられない。
(そうならばっ!)
風槍(回転)を放つ。
盾を構えようとしているが、その盾はあちこちが欠けていてボロボロになっている。零式改を防いだ代償だ。
そのまま風槍と接触して盾が砕け散る。
むしろそんなボロボロの盾でよく風槍を防いだと言うべきか。
防御する手段がなくなったところを今度は風刃で首を落と…………斧で防がれたっ?!
しぶといなぁ…………防御技能に特化した個体か?
止めを刺すべく土槍(回転)を撃ち出していく。
斧での防御で対処できない数を撃ち込んで沈めることができた。
盾持ちの防御型を倒したのとほぼ同時に、森の中からオークキングが戻って来た。
(ほっ、無事だったか)
ドサッと置いた2体目の死体は見事に上下に分断されていた。
盾持ち防御型と剣持ち攻撃型? の2体の死体はどちらもオークリーダークラスだ。
ジェネラルクラスでなかった分だけ高技量型でもそれほど強くなかったのだろう。
黒オーガたちも戻って来た。
それぞれが倒した死体を置くのだが…………まぁ見事と言っていいほど破壊してしまっている。これでは買取はできないだろう。
本来であればこんな状態の死体は回収しないのだが、今回は自分の一存で取捨選択をすることができない。
装備品共々丁寧に回収していく。
黒オーガが戦ったのもオークリーダークラスだった。
高技量型かどうかまではわからない…………いや、装備の充実具合からして高技量型と見るべきだろう。
最後に黒オーガ3体とオークキングの魔力を補充して収納に入れた。
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