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第六夜
第38話 事件整理
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森谷と合流する予定時刻まで、あと一時間。
いま、三國は三橋とともに山下家の前にいる。ここの家主から話を聞いたのが本日の昼頃。話を聞くなら、旦那と鉢合わせる前がよい。外せない用事が入ったと一時離脱をした森谷に代わり、報告書作成に辟易していた三橋を誘って山下朋子のもとへやって来たのであった。
聴取内容的に、女性刑事がいた方が相手も安心するだろうという三國なりの配慮でもある。
車中であらかた情報を共有後、三橋は難しい顔で思案している。
「すこし整理しましょう」
「はい」
「今回の第一、第三被害者が関わった闇バイトのターゲットが誰か、ということを確認するために、有栖川記念病院に行ったところ、第二被害者の宮内少年と関わりのある山下朋子の名前が出た。彼女は被害者となった宮内少年に憧憬の念を抱いていた。ならばと旦那に話を聞けば懐妊報告は受けていないという。いったいそれはなぜか──ということを聞きに、ここに来た。オーケー?」
「そうスね。おおまかな流れは」
「いくつか確認させて。一点目、彼女の妊娠有無を知ることで、本当に今回の事件解決に向けて進展すると言える?」
「その質問は破綻してますぜ。情報に無駄はない。それを無駄にするのはいつだって無能な刑事でさァ。妊娠したことを、周囲ならまだしも旦那に隠すってなァふつうに考えりゃおかしな話。まして不妊治療をしていたならなおさらだ。そこを隠匿する心情の裏になにがあるのか、例の闇バイトが絡んでいる可能性がある以上、捨ておくわけにはいかんでしょう」
なるほど、と三橋は軽くうなずく。
「じゃあ二点目、森谷さんやアンタは彼女を被疑者として見ている?」
「そこはまだフラットとしか。ただまあ確かに、俺らが一番求めているのは闇バイトの被害者が宮内少年と知り合いだっていう結末です。第一から第三被害者までをつなげるとしたら今のとこ、その闇バイトしかありやせんからね。つっても宮内少年への殺害動機がいまだに──」
そうだ。
いつもここでつまずく。三國はがりがりと頭を掻いた。
「あーじゃあ、たとえば闇バイトの依頼人が宮内少年の関係者であることに、被害者が気が付いた──とか」
「関係者って、たとえば?」
「そりゃまあ、宮内両親とか? たとえばの話ですよ。でもりっぱな宮内少年が殺されてもっともダメージを受けるのって、やっぱり親なんじゃないすかね」
なんの根拠もない。
いま、あるだけの情報で片っ端から関係者をうたがうしかないのである。森谷が合流する予定の時間まではまだあと四十五分もある。三橋はぐううと喉奥で唸った。
「わけわからん」
「つーか黒須景一が、こっちの事件にも六曜会が関わっている可能性があるって言ったんでしょ。なら、それを正として考えた方が近道じゃねえすか? 依頼人は『R.I.P』を名乗ってた。つまり闇バイトの依頼人が六曜会の人間あるいは六曜会とつながりのある人物──そいつに恨みを買われたかで、被害者が狙われる。被害者は自分に直接手を下した藤井を突き止めて殺害、なんらかの理由によって宮内少年にも恨みを抱き、殺害。そして萩原が警察に目をつけられたことで、口封じのため六曜会が始末──」
さすがに無理がある。
そもそも、闇バイトの被害者が存在するとして、その人物が藤井を特定することすら難しいだろう。警察に被害届が出ていなければ容疑者の捜索などできるはずもないし、探偵や調査機関に依頼したところでたかがしれている。
いずれにしろ、と三橋はシートベルトを外しながらつぶやいた。
「ひとりの妊婦が被害を受けたのはたしかっていう現実が、胸糞わるい。仮に、山下朋子が闇バイトの被害者だとして。まだ安定期に入っていない状態でレイプされたら、心身のバランスが崩れて流産の可能性も高くなる。不妊治療の末に授かった子をそんなことで失ったら──ふつう正気じゃいられない。アンタ、一度顔を合わせたんでしょ。どうだった?」
「ふつうでしたよ。というか、極端に無口で、表情も乏しい人でした。ほら、ご婦人方の集会でひとりはいるでしょ。終始聞き役で人畜無害的な人。そんな感じでさァ」
「そう」
「まあ俺だって」
と、三國もシートベルトをゆっくり腕から外す。
「綾さんの言いたいことくらい分かってます。もし山下さんが被害者だった場合、とんでもねえノンデリカシー野郎に成り下がるわけっすからねィ。まあだから、綾さんに来てもらったってのもあるんですが」
「そうね。行こうか」
ふたりがドアのレバーに手をかけた。
そのとき、後部座席の窓がコンコンと叩かれた。うしろを振り向いておどろいた。そこにはさっぱりした表情の森谷が車内を覗き込んでいたからである。
「あれっ──ずいぶん早いお戻りで」
言いながら、後部座席のロックを解除する。
森谷はそれと同じタイミングでドアを開け、するりと車内へ滑り込んできた。
「よ。なんや、綾ちゃんも来てくれたんか」
「お疲れ様です。早かったんですね」
「これから聞き込みか?」
「ええ。たったいま、車を降りて山下朋子さんに事情をうかがおうと」
と、三橋が三國を見た。
視線に促されるようにうなずく。すると森谷はホッとした顔で「ほうか」とわらった。
「ほんならちょうどよかった。オレもちと朋子さんに追加で数点聞きたいことがあったもんでよ、間に合ってよかったわ」
言いながらふたたびドアレバーに手をかける。せわしない男だ。
とりあえず車から降りようとそれぞれがドアを開けたところで、
「刑事さんッ」
という切羽詰まった声が背後から聞こえた。
三人が同時に振り返る。そのうち、三國と森谷がアッと目を見開いた。今日の昼間に目通ししたばかりの、山下であった。彼は息を乱してこちらに駆けてくる。オフィスで会ったときの息の詰まるような七三分けやシワひとつないスーツの面影はどこにもなく、汗だくで足をもつれさせながら、刑事三人の前に到着するころには息も絶え絶えになっていた。
唯一初見であった三橋が、(だれだ)と三國の腕を小突いた。
「山下朋子さんの旦那さんです」
「ああ──」
「山下さん、おかえりなさい。いかがされたんですか」
と、森谷が腰をかがめる。
両ひざに手をつき、息を整える山下に合わせたためである。彼は二、三ほど深呼吸をしてからパッと顔をあげ、森谷の両腕にしがみついた。
「け、刑事さんッ」
「は、はい⁉」
「朋子。朋子は──なかにいますかッ」
「え? いや」
「これからおうかがいするところでしたから、所在確認はまだですが」
三國が口を挟む。
すると山下の顔はいよいよ青ざめて、森谷を突き飛ばすと一目散に門扉を開け放ち、玄関扉にかじりついた。鍵を開けようとしているのだろうが手がふるえているのか、うまく鍵穴にはまらない。
見かねた三橋が彼の手から鍵を取り上げ、ふたつの鍵穴を解錠する。
山下はせわしなくドアを開けて中へと駆けこんだ。ここでようやく、経験則からイヤな想像をした三人の刑事が、互いに顔を見合わせて一斉にあとにつづいた。まさか。──いや。
想像では玄関框をあがったところで独特の臭いを感じる予定であったが、とくに不審なことはなく、山下夫を追う。彼はリビング、バスルーム、キッチン、寝室とひとつひとつドアを開け放って中を確認するものの、目的の人物は一向に見つからないようだった。
「山下さん──」
「朋子。朋子が、いないんです。いくら電話をしても出なくてッ」
「落ち着いて。山下さん、連絡がとれなくなったのはいつから?」
と、三橋が山下の肩を掴む。
彼は神経質そうな顔にさらなる悲愴さを浮かべ、三橋を見た。
「ひ──昼。刑事さんたちが会社に来て、あのあと一度電話をしたんです。そのときは出た。夜に話したいことがあると言って電話を切って──それから、残業ですこし遅くなると連絡を夕方にしたら、もう電話に出なくて」
「電話は、奥さまの携帯に?」
「いや──家の電話に。あいつは携帯の着信音には気づかないことが多いんです。たいてい家にいますから、家電にかけた方が早くて──」
「昼のときは家電に。夕方のときは、携帯にもおかけしたんですか?」
「しましたッ。家電に出なかったから。でも、携帯にかけても電源が入ってないか、電波の届かないところ──って」
とうとう山下はがくりと膝を折ってうなだれた。
刑事三人はその哀れなすがたを見下ろしてのち、顔を見合わせた。
いま、三國は三橋とともに山下家の前にいる。ここの家主から話を聞いたのが本日の昼頃。話を聞くなら、旦那と鉢合わせる前がよい。外せない用事が入ったと一時離脱をした森谷に代わり、報告書作成に辟易していた三橋を誘って山下朋子のもとへやって来たのであった。
聴取内容的に、女性刑事がいた方が相手も安心するだろうという三國なりの配慮でもある。
車中であらかた情報を共有後、三橋は難しい顔で思案している。
「すこし整理しましょう」
「はい」
「今回の第一、第三被害者が関わった闇バイトのターゲットが誰か、ということを確認するために、有栖川記念病院に行ったところ、第二被害者の宮内少年と関わりのある山下朋子の名前が出た。彼女は被害者となった宮内少年に憧憬の念を抱いていた。ならばと旦那に話を聞けば懐妊報告は受けていないという。いったいそれはなぜか──ということを聞きに、ここに来た。オーケー?」
「そうスね。おおまかな流れは」
「いくつか確認させて。一点目、彼女の妊娠有無を知ることで、本当に今回の事件解決に向けて進展すると言える?」
「その質問は破綻してますぜ。情報に無駄はない。それを無駄にするのはいつだって無能な刑事でさァ。妊娠したことを、周囲ならまだしも旦那に隠すってなァふつうに考えりゃおかしな話。まして不妊治療をしていたならなおさらだ。そこを隠匿する心情の裏になにがあるのか、例の闇バイトが絡んでいる可能性がある以上、捨ておくわけにはいかんでしょう」
なるほど、と三橋は軽くうなずく。
「じゃあ二点目、森谷さんやアンタは彼女を被疑者として見ている?」
「そこはまだフラットとしか。ただまあ確かに、俺らが一番求めているのは闇バイトの被害者が宮内少年と知り合いだっていう結末です。第一から第三被害者までをつなげるとしたら今のとこ、その闇バイトしかありやせんからね。つっても宮内少年への殺害動機がいまだに──」
そうだ。
いつもここでつまずく。三國はがりがりと頭を掻いた。
「あーじゃあ、たとえば闇バイトの依頼人が宮内少年の関係者であることに、被害者が気が付いた──とか」
「関係者って、たとえば?」
「そりゃまあ、宮内両親とか? たとえばの話ですよ。でもりっぱな宮内少年が殺されてもっともダメージを受けるのって、やっぱり親なんじゃないすかね」
なんの根拠もない。
いま、あるだけの情報で片っ端から関係者をうたがうしかないのである。森谷が合流する予定の時間まではまだあと四十五分もある。三橋はぐううと喉奥で唸った。
「わけわからん」
「つーか黒須景一が、こっちの事件にも六曜会が関わっている可能性があるって言ったんでしょ。なら、それを正として考えた方が近道じゃねえすか? 依頼人は『R.I.P』を名乗ってた。つまり闇バイトの依頼人が六曜会の人間あるいは六曜会とつながりのある人物──そいつに恨みを買われたかで、被害者が狙われる。被害者は自分に直接手を下した藤井を突き止めて殺害、なんらかの理由によって宮内少年にも恨みを抱き、殺害。そして萩原が警察に目をつけられたことで、口封じのため六曜会が始末──」
さすがに無理がある。
そもそも、闇バイトの被害者が存在するとして、その人物が藤井を特定することすら難しいだろう。警察に被害届が出ていなければ容疑者の捜索などできるはずもないし、探偵や調査機関に依頼したところでたかがしれている。
いずれにしろ、と三橋はシートベルトを外しながらつぶやいた。
「ひとりの妊婦が被害を受けたのはたしかっていう現実が、胸糞わるい。仮に、山下朋子が闇バイトの被害者だとして。まだ安定期に入っていない状態でレイプされたら、心身のバランスが崩れて流産の可能性も高くなる。不妊治療の末に授かった子をそんなことで失ったら──ふつう正気じゃいられない。アンタ、一度顔を合わせたんでしょ。どうだった?」
「ふつうでしたよ。というか、極端に無口で、表情も乏しい人でした。ほら、ご婦人方の集会でひとりはいるでしょ。終始聞き役で人畜無害的な人。そんな感じでさァ」
「そう」
「まあ俺だって」
と、三國もシートベルトをゆっくり腕から外す。
「綾さんの言いたいことくらい分かってます。もし山下さんが被害者だった場合、とんでもねえノンデリカシー野郎に成り下がるわけっすからねィ。まあだから、綾さんに来てもらったってのもあるんですが」
「そうね。行こうか」
ふたりがドアのレバーに手をかけた。
そのとき、後部座席の窓がコンコンと叩かれた。うしろを振り向いておどろいた。そこにはさっぱりした表情の森谷が車内を覗き込んでいたからである。
「あれっ──ずいぶん早いお戻りで」
言いながら、後部座席のロックを解除する。
森谷はそれと同じタイミングでドアを開け、するりと車内へ滑り込んできた。
「よ。なんや、綾ちゃんも来てくれたんか」
「お疲れ様です。早かったんですね」
「これから聞き込みか?」
「ええ。たったいま、車を降りて山下朋子さんに事情をうかがおうと」
と、三橋が三國を見た。
視線に促されるようにうなずく。すると森谷はホッとした顔で「ほうか」とわらった。
「ほんならちょうどよかった。オレもちと朋子さんに追加で数点聞きたいことがあったもんでよ、間に合ってよかったわ」
言いながらふたたびドアレバーに手をかける。せわしない男だ。
とりあえず車から降りようとそれぞれがドアを開けたところで、
「刑事さんッ」
という切羽詰まった声が背後から聞こえた。
三人が同時に振り返る。そのうち、三國と森谷がアッと目を見開いた。今日の昼間に目通ししたばかりの、山下であった。彼は息を乱してこちらに駆けてくる。オフィスで会ったときの息の詰まるような七三分けやシワひとつないスーツの面影はどこにもなく、汗だくで足をもつれさせながら、刑事三人の前に到着するころには息も絶え絶えになっていた。
唯一初見であった三橋が、(だれだ)と三國の腕を小突いた。
「山下朋子さんの旦那さんです」
「ああ──」
「山下さん、おかえりなさい。いかがされたんですか」
と、森谷が腰をかがめる。
両ひざに手をつき、息を整える山下に合わせたためである。彼は二、三ほど深呼吸をしてからパッと顔をあげ、森谷の両腕にしがみついた。
「け、刑事さんッ」
「は、はい⁉」
「朋子。朋子は──なかにいますかッ」
「え? いや」
「これからおうかがいするところでしたから、所在確認はまだですが」
三國が口を挟む。
すると山下の顔はいよいよ青ざめて、森谷を突き飛ばすと一目散に門扉を開け放ち、玄関扉にかじりついた。鍵を開けようとしているのだろうが手がふるえているのか、うまく鍵穴にはまらない。
見かねた三橋が彼の手から鍵を取り上げ、ふたつの鍵穴を解錠する。
山下はせわしなくドアを開けて中へと駆けこんだ。ここでようやく、経験則からイヤな想像をした三人の刑事が、互いに顔を見合わせて一斉にあとにつづいた。まさか。──いや。
想像では玄関框をあがったところで独特の臭いを感じる予定であったが、とくに不審なことはなく、山下夫を追う。彼はリビング、バスルーム、キッチン、寝室とひとつひとつドアを開け放って中を確認するものの、目的の人物は一向に見つからないようだった。
「山下さん──」
「朋子。朋子が、いないんです。いくら電話をしても出なくてッ」
「落ち着いて。山下さん、連絡がとれなくなったのはいつから?」
と、三橋が山下の肩を掴む。
彼は神経質そうな顔にさらなる悲愴さを浮かべ、三橋を見た。
「ひ──昼。刑事さんたちが会社に来て、あのあと一度電話をしたんです。そのときは出た。夜に話したいことがあると言って電話を切って──それから、残業ですこし遅くなると連絡を夕方にしたら、もう電話に出なくて」
「電話は、奥さまの携帯に?」
「いや──家の電話に。あいつは携帯の着信音には気づかないことが多いんです。たいてい家にいますから、家電にかけた方が早くて──」
「昼のときは家電に。夕方のときは、携帯にもおかけしたんですか?」
「しましたッ。家電に出なかったから。でも、携帯にかけても電源が入ってないか、電波の届かないところ──って」
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