魔王と転生! 魔王と一緒に世界を救う!?

魔王の手先

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第四章 学園生活高等部編

44話 新しい魔術

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 あの件以来魔王とラミアは付き合い出した、まあこれで一件落着で良かった。

 そしてラミアはいつも以上に魔王ジルに引っ付くようになり、魔王ジルはそれが少し鬱陶しいようだが、悪い顔はしてないのでいいのだろう、そして魔術大会まであと一週間をきった。

 俺はもちろん参加するからには優勝を目指す、なので新しい術を開発するために今一人であの湖にやって来ている。

「うーんこれでもだめか・・・・・・」

 しかし術は中々上手く行かず行き詰まり状態、一体どんな術を使えばいいのだろう、こうみんながみて驚くような威力となおかつ美しさを兼ね備えた術・・・・・・
 ん、威力と美しさ・・・・・・ 
 その時ある事が頭の中をよぎる、あるぞ一個だけそれは自然現象の中で起きるやつだ。

 ピカっと光って爆音を轟かせとんでもない威力を秘めているそしてなおかつ美しい、そう雷だ、しかしどうやって発動させよう、雷の原理なんて分からんぞ。
 しかも、俺が知っている系統の魔術に雷なんて無かったし、まあでも物は試しか、魔王も魔術は大抵イメージでなんとかなると言っていたし出来るはずだろう、そう思い俺は右手を空にかざし魔力を込め雷をイメージする、威力はそれほど高くなくていいだろう、問題は狙いどころだ湖の真ん中辺りか。
 そして集中力を高め、イメージを高めていく、すると空に雲がかかり今にも雷が落ちそうだ、俺は更に魔力を高め術を発動させようとした、すると次の瞬間、ドカーンと爆音を轟かせ雷が落ちた。

 やった成功だ、新しい術を成功させることが出来たぞ、これで魔術大会に望むことが出来る、しかしこの術竜の息吹と同じでコントロールが難しい、狙いは湖の真ん中だったがかなり横にずれて落ちた。

 こんな精度では到底本番では使えない、観客にぶち当たってしまう、もしそんな事になれば死人が出かねない、もっと精度を高めねば、しかし雷の精度なんて高めることが出来るのか、まあいい、やれるだけの事をやるぞ、こうして新しい術を完成させるため俺は特訓に励んだ。

 そして特訓を終え部屋に戻ると、アリエスが待っていてくれた。

 これは二人きりの甘い時間が過ごせるぞ、そう思っているとアリエスの後ろに人影が見えた。

「やあルーク! お邪魔してるよ」

 ラミアだ、なんでこんな所にいる、せっかくアリエスと二人きりだと思ったのに。

「ラミアさんですか、何故ここに?」
「いや二人にジルの話を聞いてもらおうと思ってね」

 魔王ジルの話だと、また何かあったのか、もしかして喧嘩したとか。

「何かあったんですか?」
「いや何も無いけどさジルがカッコよくてーーー」

 そう言ってラミアは惚気話を始めた、それはもう大層長いことで、アリエスはそれを楽しそうに聞いているやはり女子どうしそう言った話が好きなのだろうか、俺にとってはどうでもいいことばかりだ、こうしてラミアは最後まで惚気話をして帰ってった。

 はぁ、疲れたしかしどんだけ魔王ジルに惚れているんだよあんなに長く喋るなんて、でも邪魔者は帰ったぞ、これでアリエスとやっと二人きりになれる、そう思っていたらアリエスが。

「ルークは今日疲れてるみたいだから私自分の部屋に戻るわね」
「えっ!?」
「顔に疲れが出ているわよ! ゆっくり休んで」

 そう言って颯爽と部屋から立ち去っていく、なんだよせっかく二人きりになれると思ったのに、俺の顔そんなに疲れていたか、しかし最近はよく邪魔が入るな、俺の運が悪いのか・・・・・・

 まあいい、疲れているのは確かだここはアリエスの言うとうりゆっくり休もう、俺はベットに寝転びそのまま寝た。

 翌日普段どうり授業を受け、生徒会の仕事もきちんとこなし放課後またあの湖にやってきた。

 俺は昨日と同じようにあの術を発動させる、案の定狙ったところと違うところに落ちる。

「はぁ、これはかなり厳しいな」

 そして何度も同じ術を繰り返した、しかし一向に精度は上がらない、うーん、このままじゃ使い物にならないな、やり方を変えるか、俺はそう思いまず同じように右手を空にかざし、魔力を込めるそして雷をイメージする、そして術が発動しそうな時それをぐっと魔力を留めるように抑える、これは魔王ジルが前やっていた事の応用だ、そして狙いどころを定めそこに向けて術を放った。

 術をは狙ったところから少しズレた所に落ちたが大体あっている、やったぞこれなら行ける、しかし魔力を留めるのはかなりキツい、しかしこれでコツは掴めた、後はもっと精度を高めればいいだけだ、こうして俺は日々新しい術の特訓を行った。

 そして魔術大会まであと1日というところまで来た、今ではほぼほぼ完璧にコントロールできるようになり、自由自在に雷を落とせるようになった。

 あの時魔王ジルがインフェルノタワーで、お手本を見せてくれたおかげだ、それにしても魔力をコントロールするのは骨が折れるな、でも一度コツを掴めばなんとかなる、これなら色々な魔術に使えそうだ。

 あとは威力などを微調整するだけだ、しかしこの術何ていう名前にしよう、普通に雷でいいか、いやそれだとあれだな、もっとこうかっこよくていい名前はないか・・・・・・

 雷の咆哮いやもっと横文字がいいか、ライトニングブラスト、よし決めたライトニングブラストだ。

 こうして新しい術ライトニングブラストを完成させ俺は魔術大会に臨む事にした。

 そして魔術大会当日、ジーク校長の挨拶に始まって、生徒会長ミーナのルール説明があり魔術大会が始まった。

 今回は中等部の参加者は居ないそうだ、高等部だけとなる、皆様々な術を使い高得点をたたき出している、流石高等部と言ったところか、そうしているうちに遂に俺の番が来た、やばい緊張してきたぞ、俺が会場に上がると様々な声が飛んできた。

「あれが前の大会で凄い術を使った特別生よ」
「そんなにすげーのか」
「確かに、雰囲気あるな」
「またすげー術みせてくれよー」

 会場中の視線が俺に集まる、ふぅ、落ち着け普段どうりやればいい、そして俺はいつもやっていた通り、ライトニングブラストを発動させようと、右手を空にかざし魔力を込める、術がここで発動しそうになるがそれを無理矢理留め狙いを定める、よし、ここだ、俺はライトニングブラストを放った。

「ライトニングブラスト!!」

 爆音と共に的めがけて稲妻が走る、そして見事的に命中し竜の息吹を打った時と同じように壊れてしまった。

 会場は一瞬静寂に包まれたが皆我に帰り怒号にも似た歓声が飛び交った。

「なんだいまの!」
「みたか!  光ってとんでもない爆音が響いたぞ!」
 「あんな魔術見たことない!?」

 よし、やったぞ成功だ、俺は審査員たちを見る、審査員たちも驚いているようで呆気に取られている、そして審判の声で得点が発表された。

 全員10点満点の100点だ、やったぞこれで優勝間違いなしだ。
 俺はざわついている会場を後にし元の場所に戻った。

 するとそこにはアリエス、魔王ジル、ラミア、ルシウス全員が、揃っていた。

「お前やっぱすげーな! あんな魔術見たことねーぞ」
「さすがルークね! 優勝間違いなしよ」
「二人共お褒めの言葉ありがとうございます!」
「しかし、俺もお前に負けねーぐらいの術をみせてやるからな!」

 魔王ジルはそう言ってガッツポーズを取っている、そうだ今回の大会には魔王ジルが参加している、一体どんな術を使うのだろう、それによっては俺と同点になったりするかもしれない。

「師匠、御手柔らかに」
「いや今に見てろ! 行ってくる」

 そう言って魔王ジルは会場に向かっていく、俺達もその後について行く、そして遂に魔王ジルの番が来る、俺と同じく会場がざわついている。

「魔王様よ!」
「さっきのやつも凄かったが魔王はどんな術をみせてくれるんだろう」
「一国を滅ぼしたと言われているからな」
「そんな恐ろしいやつがこの学園にいるのか」

 やはり魔王ジルはミラリア王国を滅ぼしたことになっており、あまりいい印象がないようだ、こんなにもいい人なのにいつかその印象を払拭してあげたい、そう考えているうちに魔王ジルの術が始まった。

 魔王ジルは右腕に何やら魔力を込めている、一体どんな術を放つのだろう、そう思っていると魔王ジルは的まで一直線に走り出し殴りかかった。

「グラビティブロー!」

 魔王ジル拳が的を捕え命中し、的がどんどんひしゃげていく、一体どんな原理で潰れているのか、まさか重力系なのか、そして見る見るうちに的はペシャンコになってしまった。

 なんて恐ろしい技だしかし魔術大会であれはありなのか・・・・・・

 魔王ジルはドヤ顔をしている、観客は戸惑っている審査員たちも戸惑っている、そして審議が始まった。

 結果今のは打撃技と見なされ魔王ジルは失格になった。

「なんでだよ! ちゃんと魔力は使ってるぞ」
「ジル様、でもあれは打撃ですので・・・・・・」
「ちっ!」

 魔王ジルは納得言ってないような表情で戻ってきた。

「くそ! あいつら融通が聞かねんだから」
「でも師匠あれは凄い術でしたよ!」
「お! そうか!」

 確かに凄い術だった、しかし重力系の魔法もあるのか、まだまだ俺の知らない魔法が沢山あるなもっと勉強しなければ、こうして魔術大会は俺の優勝に終わり幕を閉じた。

 しかし二連覇か、このまま優勝しまくりで、完全制覇でも目指すか、そんなことを考えながら部屋に戻った。

 すると部屋にはいつもどうりアリエスがいた、今回は邪魔者は居ないみたいだ、俺はすかさず部屋の鍵をかける、抜かりはない。

「ルーク優勝おめでとう」
「ありがとう」
「ご褒美をあげないとね!  今日は私をすきにしていいわよ」

 なんと、好きにていいだと、まあでもいつもすきにさせて貰っているんだが、ここはお言葉に甘えて、俺はアリエスの隣に行き抱きしめ甘い時間を過ごした。
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