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死ぬつもりが昭和20年にタイムスリップする、、
しおりを挟むなんとか学校に行く事が出来て
1ヶ月が経った
未だに朝、学校に行く時は
動悸が止まらなくなるし不安になる
突然落ち込んで何も出来なくなったり
気分が沈んで死にたいって
思う時もある
余りにも気分が沈む時は
学校を休む事もあったけれど
なるべく午前中だけでも
行くようにしていた
そんなある日
私が教室でプリントをやり終え
休憩時間になってお手洗いに行くと
同じクラスの私をハブいた陽子が
突然入って来た
「美紀!学校来るなって言ったのに
何で来てるんだよ!!
お前の事なんてクラス全員が
忘れているし
みんなお前なんかの顔
見たくもないんだから
来るな!
この前もたまたま教室に
花が飾ってあったから
お前の机の上にみんなで花を
置いてお供えしておいたし、、
お前なんか一生
家で引きこもっておけ!!
死ね!!」
陽子は大声で怒鳴り散らすと
お手洗いから出て行った
私は反論も出来なくて
茫然と立ち尽くした
今まで感じた事のない激しい動悸
激しい震え、、
涙が溢れ止まらない、、
多分誰かから私がこの教室に
いると聞いてやって来たのだと思った
私は教室に戻るとカバンを持って
泣きながら校門を飛び出し
近くにあるバス停に行きバスに乗り
駅前に向かった
『もう嫌だ、、
クラス全員が私に死んで欲しい
と思ってるんだ、、
高校に行ったってまたイジメに
合うかもしれない、、
もう何もかも嫌だ、、
もう死ぬしかないんだ、、』
私は駅付近にある高層ビルに向かい
屋上に向かった
だけどやはり死ぬのは怖くて
ビルから見える景色を何時間も
眺めていた
そしていつの間にか日が暮れて来た
『もう明日から学校にも行けない
私の未来もない、、
希望もない、、
思い切って飛び降りよう、、
飛び降りたらきっと
痛さも分からないし
いつの間にか死んでるはず、、
そしたら苦しい事もなくなる、、』
私は屋上の柵によじ登り
下に降りた
下を見ると恐ろしい程
自分が高い場所にいる事が分かり
とても怖くて震え出した
『もうどうでもいい!!』
私はそう思いながら目を閉じ
足を一歩踏み出した
すると七色の光が私を包み
私を保護するかのように
ゆっくり下に落ちて行き
それと同時に真っ暗になり
ブラックホールに吸い込まれるように
私は何処かに向かって行った
『私はもう死んだの?!
もしかして地獄に向かっているの!!』
私はそのあと意識を失った、、
何時間経ったのだろう、、
目が覚めると
とても広い農園のような場所に
私は倒れていた
見た事もない様な物凄く広い農園
建物もなくただ平地に
田畑が何処までも続いていて
もちろん建物なんて何処にもない
自分の服装を見ると制服を着ていた
そしてすぐ側には学校に持って行った
カバンがあった
『ここはどこ?!
もしかして天国?!』
私は起き上がって見た
ビルから飛び降りた筈なのに
何処も痛くないし怪我もしていない
『やっぱりここは天国なんだ、、
思っていた感じと違うな、、
天使とかもいないし、、
それにめちゃくちゃ暑い、、』
私はこれからどうしたらいいか
分からなかった
何処に向かって歩けばいいのか
それともここで待っていれば
誰かが来て天国に連れて
行ってくれるのか、、
仕方がないのでじっとしていると
向こうの方からモンペ姿の女の人が
歩いて来るのが見えた
『確かおばーちゃんが戦争の話し
してくれた時に写真見せてもらって
おばーちゃんが戦争時代は
モンペを着ていたと教えてくれた
写真で見たのと同じような服装、、
あれがモンペなんだ、、』
私は近寄って来る女の人をじっと見た
向こうもじっとこちらを見てる
そして何故か見覚えがある顔だと感じた
『あっ!!
おばーちゃんのお母さんだ!!
写真で見せてもらった
私にとったらひーばあちゃんだ!!』
私は驚きその人の顔を
唖然とした顔で見つめた
「どうしたんだい?
学生服着て、、
見知らぬ顔だけど
何処の子だったかな?!」
その私にとったらひーばあちゃんである
女の人がそう言った
年は多分20代位だ
服装が地味だからかなり
老けて見えるけど、、
『こ、こ、こんにちは、、
私、、何でこんな所に
いるんでしょうか?
ここは一体何処ですか?!』
私は気が動転しながら言うと
「何処って、、
中国の満州だよ、、
そんな事も知らないなんて
おかしな子だね、、」
その人は不思議そうにそう言った
「ま、満州、、?!
え~中国の満州なんですか?!
今西暦何年ですか?」
私は腰を抜かしそうに驚いて聞くと
「本当に変な子だね、、
昭和20年7月だよ、、」
「昭和20年、、?!」
私は倒れそうになった、、
『昭和20年って戦争が終わった年だ
それも7月、、8月が終戦記念日だから
あと一ヶ月でおばーちゃんが言ってた
ソ連軍が満州を攻撃してくる!!
私はきっとタイムスリップしたんだ!!
おばーちゃんが満州にいた子供の時代に、、』
私は頭が真っ白になった
アニメなどではよく流行っている
タイムスリップ、、
まさか自分がそれを体験するなんて、、
これは夢?!
夢であって欲しいし、、
『もし本当にタイムスリップしたのなら
私は最悪な時代に来てしまった、、
もうすぐ戦争は終わるけど
満州には世界が終わったと同時に
ソ連軍がやって来て
大勢の日本人を殺しに来るんだから、、
怖いよ、、
今はみんな誰もソ連軍が襲って来る事
知らないから平和に暮らしているけど
あと一ヶ月で恐ろしい
出来事がやって来る
どうしょう、、
怖いよ、、
もう自殺なんて考えないから
もとの世界に戻して欲しいしよ、、
家に帰りたいよ、、
お母さんに会いたいよ、、』
私はその場に立ち尽くして
ただ私のひーばあちゃんであるであろう
女の人の顔を見つめていた
その女の人も不思議そうに
私を見つめていた
この日から私はタイムスリップした
昭和20年の時代を体験する事になった
おばーちゃんが話してくれた
恐ろしい戦争時代に
タイムスリップするとは
夢にも思わなかった、、
私はただ恐怖で震えていた、、
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