ホントの気持ち

神娘

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15、嫌な予感

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城崎side


今日は夕紀について先生方や夕紀の友達の細谷から聞き情報を集めた。
細谷からは家族の事、名取先輩のことを聞くことができたが虐待に繋がりそうな情報は無かった。

虐待でないことを願う反面、徹底的な証拠が見つかれば夕紀を助けることができるかもしれないという期待が心を揺らした。





家に大学の後輩の神山が来た。

久しぶりにあったため色々な話もしたかったが、今日はお互い夕紀について話したくて会ったのでいきなり本題にはいることにした。


神山とお互い夕紀について知っていることを共有した。


話し終え、神山は帰った。





次の日学校に行った。
今日の放課後は夕紀と話をする予定だ。
廊下を歩いていると細谷に会った。
あれ?夕紀と一緒にいないのか?
夕紀は細谷と一緒にいるとこをよく見かける。
不思議に思い、細谷に聞くことにした。

「おはよう、今日は夕紀と一緒じゃないのか?珍しいな」

「おはようございます。今日は夕紀休みらしいです。」

「え?そうなのか……風邪か?」

「いや、そこまでは知らないですけど休みってさっき担任が」

「そっか……」

なんか嫌な予感がする。何かは分からないがモヤモヤする。
まぁたまには体調を崩したりする…よな……

「夕紀が休むのって珍しいですよね。どんだけ体調悪くても学校来るのに、まぁそれはそれで心配ですけどw
でも、休むってことはよっぽど体調悪くいのかなって心配で……」

「そうだな……心配だな。
  あ、昨日は夕紀のこと教えてくれてありがとな。
  お前はしっかり授業受けろよ。」

「全然良いですよ~って言っても俺もあんまり夕紀のこと知らないですけど、力になれることはしたいんでいつでも聞いてきてください。
  じゃあ、そろそろ授業なんで俺行きます。」

「おう。」


午前中授業が入っていないため、名取先輩の病院に電話をかけることにした。

「お電話ありがとうございます。太山病院です。」


「もしもし、すみません。宇崎中学校の城崎と申します。名取先生はいらっしゃいますか。少しお話をさせていただきたくてお電話させていただきました。」


「はい、いらっしゃいます。少々お待ちください。」

想像より早く名取先輩が出てくれた。
「はい、もしもし、お電話変わりました。名取です。」

「お忙しい中すみません、宇崎中学校の城崎と申します。うちの学校に通っている生徒の夕紀空君のことについてなのですが、先生は夕紀のっ」

「空は甥です。どうかしたんですか?」

話終える前に名取先輩から甥である事を言ってくれた。

「夕紀君が問題を起こしたとかではないのですが、少し夕紀君について気になる事がありましてお話をさせていただきたくてお電話させていただきました。」


「気になる事とは?」


「できればお会いしてお話したいのですが、お時間いただけますか。」

内容が内容だ、声だけの電話で誤解があっては困る。
できれば直接会って話がしたい。

「えっと、ちょっと待ってください。
    ……えっと、今週金曜日の夕方からなら」


「分かりました。夕方4時からでもいいですか。」


「大丈夫です。場所は、今急患の方を担当していましてできれば病院内にいたいので病院の個室でもいいですか?」


「分かりました。では、4時に病院に行かせていただきます。
では、失礼します。」




電話を切り、職員室に向かった。
やっぱり、もしもの時のために担任に夕紀の事を話そうと決め、夕紀の担任に声をかけた。

「すみません、ちょっと夕紀の事で話があって今お時間いいですか?」


「何かしら?」
担任はふわっとした雰囲気の女性の新任教師だ。

「まだ確証はないのですが、実は先日の体育の授業中に___という事がありまして、その様子から自分は虐待を疑ってるんです。」


一部始終を説明し自分の気持ちを伝えた。


「……そんな事があったんですね。夕紀君は私の前ではよく笑う子でそんな風には見えませんでした。
もしかしたら無理をしていたのかもしれませんね。」


「実は勝手ながら、夕紀の母親の弟の名取さんと今週の金曜日の夕方に話をすることになっているんです。」


「あ、ありがとうございます。」

勝手なことをしたと叱られると思っていたが、自分にはできなかったかからと話の場を作ってくれたことに礼を言われた。
そして、一応担任だからと話の場に担任の先生も一緒に加わる事になった。
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