50 / 136
50、退院、嬉しいはずなのに…
しおりを挟む
空side
明後日、退院できる…退院…退院
嬉しいはずなのに、なんだろうモヤモヤする。
陽ちゃんはお仕事忙しいから、いない時は城崎先生や神山先生が一緒にいてくれるから安心できる。不安はないはずなのに、2人に迷惑かけないか、ちゃんといい子でいられるかがずっと気になって…
それに…それに…なんだろうずっと胸の辺りがギューッとする…ズキズキ痛い。
喉に何か違和感がある…息が詰まるような…
陽ちゃんに言おうかな…でも…言ったら退院できなくなっちゃうかな…せっかく退院できるのに…言いたくない…
ガラッ
「空くん、おはよう」
神山先生が来てくれた。
「おはようございます。」
自分の気持ちに気付かれないよう精一杯笑って見せた。
「何かあった?」
え…こんなすぐバレる?えっと…
「ん?何が~?何もないよ」
とぼけて見せると一瞬真剣な顔になり何か言おうとした。が、僕は気付かれるのが怖くて先生よりも早く話題を出した。
「僕、明後日退院するんだ。」
「おめでとう!明後日かぁもうすぐだね!」
「陽ちゃんがお仕事の時は神山先生や城崎先生と一緒にいるって聞いた。でも僕…先生に迷惑かけたくない…」
楽しく話そうと思っていたのに…気付けば不安を言ってしまっていた。
「迷惑じゃないよ。空くんと一緒にいれるの嬉しいよ!」
僕と一緒にいるの嬉しい…嬉しい…
その言葉にポっと心が温かくなった。
「僕も…嬉しい…」
思っていることがそのまま口から出ていた。
「え…ホント?!やったぁあ!!
退院するの楽しみだね!退院したら何がしたい?」
やりたい事…なんだろう…
退院して1番にしたいこと…
「えっと、えっと、」
退院したいって思ってたのに…思い浮かばない…
「うーん、急に聞かれても困っちゃうよね~
食べたいものとかある?」
食べたいもの…
「マシュマロ…」
「マシュマロ好きなの?」
「うん、甘えて柔らかいから、」
「そうなんだ~
じゃあ退院したらマシュマロ食べようか!」
「うん!」
退院したらマシュマロ食べれる、楽しみだな~
ガラッ
「神山先生、おはようございます。」
陽ちゃんが昼食を持って来てくれた。
「昼ごはんにしようか、今日はカレーだよ。」
待ちきれずカレーを見ると色んな形のにんじんが目に入った。
「わぁ!!ハートだ!うさぎさんだ!車もある!」
「調理師さん達に朝のにんじん喜んでたよって伝えたら、このカレーも可愛いのいっぱいにしてくれたんだ~
良かったな~」
「すごいねぇ!!朝もにんじん可愛かったの?」
「うん!!朝はお星様だったんだよ!」
神山先生の問いかけに勢いよく答えた。
「じゃあ食べようか、」
「「「いただきます」」」
最近は陽ちゃんも一緒にご飯を食べる。
みんなで食べたらやっぱり美味しいなぁ。
「退院してもみんなでご飯食べたいな…」
ハッ…思ったことを言ってしまった…
みんな忙しいのに…わがまま言っちゃダメだ…
「いや、その…なんでもない!!
カレー美味しいね!」
無かったことにしようとしたが、無理だった。
「そうだな、みんなで食べたら美味しいもんな。
毎日は難しいけどまた4人でご飯食べような!」
怒られると思っていたが陽ちゃんは優しく僕の気持ちを受け入れてくれた。
明後日、退院できる…退院…退院
嬉しいはずなのに、なんだろうモヤモヤする。
陽ちゃんはお仕事忙しいから、いない時は城崎先生や神山先生が一緒にいてくれるから安心できる。不安はないはずなのに、2人に迷惑かけないか、ちゃんといい子でいられるかがずっと気になって…
それに…それに…なんだろうずっと胸の辺りがギューッとする…ズキズキ痛い。
喉に何か違和感がある…息が詰まるような…
陽ちゃんに言おうかな…でも…言ったら退院できなくなっちゃうかな…せっかく退院できるのに…言いたくない…
ガラッ
「空くん、おはよう」
神山先生が来てくれた。
「おはようございます。」
自分の気持ちに気付かれないよう精一杯笑って見せた。
「何かあった?」
え…こんなすぐバレる?えっと…
「ん?何が~?何もないよ」
とぼけて見せると一瞬真剣な顔になり何か言おうとした。が、僕は気付かれるのが怖くて先生よりも早く話題を出した。
「僕、明後日退院するんだ。」
「おめでとう!明後日かぁもうすぐだね!」
「陽ちゃんがお仕事の時は神山先生や城崎先生と一緒にいるって聞いた。でも僕…先生に迷惑かけたくない…」
楽しく話そうと思っていたのに…気付けば不安を言ってしまっていた。
「迷惑じゃないよ。空くんと一緒にいれるの嬉しいよ!」
僕と一緒にいるの嬉しい…嬉しい…
その言葉にポっと心が温かくなった。
「僕も…嬉しい…」
思っていることがそのまま口から出ていた。
「え…ホント?!やったぁあ!!
退院するの楽しみだね!退院したら何がしたい?」
やりたい事…なんだろう…
退院して1番にしたいこと…
「えっと、えっと、」
退院したいって思ってたのに…思い浮かばない…
「うーん、急に聞かれても困っちゃうよね~
食べたいものとかある?」
食べたいもの…
「マシュマロ…」
「マシュマロ好きなの?」
「うん、甘えて柔らかいから、」
「そうなんだ~
じゃあ退院したらマシュマロ食べようか!」
「うん!」
退院したらマシュマロ食べれる、楽しみだな~
ガラッ
「神山先生、おはようございます。」
陽ちゃんが昼食を持って来てくれた。
「昼ごはんにしようか、今日はカレーだよ。」
待ちきれずカレーを見ると色んな形のにんじんが目に入った。
「わぁ!!ハートだ!うさぎさんだ!車もある!」
「調理師さん達に朝のにんじん喜んでたよって伝えたら、このカレーも可愛いのいっぱいにしてくれたんだ~
良かったな~」
「すごいねぇ!!朝もにんじん可愛かったの?」
「うん!!朝はお星様だったんだよ!」
神山先生の問いかけに勢いよく答えた。
「じゃあ食べようか、」
「「「いただきます」」」
最近は陽ちゃんも一緒にご飯を食べる。
みんなで食べたらやっぱり美味しいなぁ。
「退院してもみんなでご飯食べたいな…」
ハッ…思ったことを言ってしまった…
みんな忙しいのに…わがまま言っちゃダメだ…
「いや、その…なんでもない!!
カレー美味しいね!」
無かったことにしようとしたが、無理だった。
「そうだな、みんなで食べたら美味しいもんな。
毎日は難しいけどまた4人でご飯食べような!」
怒られると思っていたが陽ちゃんは優しく僕の気持ちを受け入れてくれた。
29
あなたにおすすめの小説
守り守られ
ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師
患者 瀬咲朔
腸疾患・排泄障害・下肢不自由
看護師
ベテラン山添さん
準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん
木島 尚久 真幌の恋人同棲中
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
月弥総合病院
僕君・御月様
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる