2 / 767
2、気になる 斗真side
久しぶりに実家に帰った。
帰って早々、親の友達の葬式に出席することになった。
って言っても1回しか会ったことないんだよな。
息子の奏くんも2歳の時に1回会っただけだし、もうあれから9年...ってことは、11歳か、
大きくなってるんだろうな。
あ、あの子かな...
イスに座り、床を見つめている。
その子の近くでひそひそとおばさん達が話していた。
「あの子が息子でしょ?」
「あぁ、両親が亡くなった時も体を売ってたらしいわよ。」
「そんな時も?汚らしい子ね」
そんな近くで話していたら聞こえるぞ。
っていうか、体売ってたことが汚いって...体を売っていたことはさっき親から聞いた。
でも、それは親がギャンブルにハマって金がないからやらされてたって、
あの子が自らやりたくてやってたわけじゃないんだろ。
聞いてるだけで腹が立ってきた。
あ、外に出るのか?
「あれ?奏くん見なかった?」
母さんが聞いてきた。
「さっき外に行ったけど。」
「そう、もう少ししたら奏くん連れて家帰るからね。」
「奏くん家来るんか?」
「うん、うちで預かることになったのよ。
ギャンブルにハマるまでは一番仲良かった友達だからね。」
「そうなんだ、分かった。」
「じゃあ奏くん呼んでくるから荷物車に積んでて、」
「はーい、」
車に荷物を積み、車の中で待った。
「お待たせ、奏くんは後ろね。横になってても良いからね。」
奏くんは俯いたまま、静かに座っていた。
しばらく車に揺られ、俺と母さんはたわいもない話をしていた。
「はぁ…はぁ…はぁ………はぁ…はぁ…………」
…奏くん?
「母さん、ちょっと車止めて、俺後ろ行く」
「うん、」
奏くんの横に座り、顔を見ると息を荒くして体を強ばらせていた。
声をかけても反応しない。
肌寒いかもと持ってきておいた上着を奏くんの肩に掛けてフードを被らせた。
一応1回は会ったことがあるが多分奏くんは覚えてないから初対面と同じで怖いんだろうな。
少しでも布があったら怖くないかな…なんて気休めにしかならないか…
呼吸はさっきよりはマシになったけど体は強ばらせたままだ。
帰って早々、親の友達の葬式に出席することになった。
って言っても1回しか会ったことないんだよな。
息子の奏くんも2歳の時に1回会っただけだし、もうあれから9年...ってことは、11歳か、
大きくなってるんだろうな。
あ、あの子かな...
イスに座り、床を見つめている。
その子の近くでひそひそとおばさん達が話していた。
「あの子が息子でしょ?」
「あぁ、両親が亡くなった時も体を売ってたらしいわよ。」
「そんな時も?汚らしい子ね」
そんな近くで話していたら聞こえるぞ。
っていうか、体売ってたことが汚いって...体を売っていたことはさっき親から聞いた。
でも、それは親がギャンブルにハマって金がないからやらされてたって、
あの子が自らやりたくてやってたわけじゃないんだろ。
聞いてるだけで腹が立ってきた。
あ、外に出るのか?
「あれ?奏くん見なかった?」
母さんが聞いてきた。
「さっき外に行ったけど。」
「そう、もう少ししたら奏くん連れて家帰るからね。」
「奏くん家来るんか?」
「うん、うちで預かることになったのよ。
ギャンブルにハマるまでは一番仲良かった友達だからね。」
「そうなんだ、分かった。」
「じゃあ奏くん呼んでくるから荷物車に積んでて、」
「はーい、」
車に荷物を積み、車の中で待った。
「お待たせ、奏くんは後ろね。横になってても良いからね。」
奏くんは俯いたまま、静かに座っていた。
しばらく車に揺られ、俺と母さんはたわいもない話をしていた。
「はぁ…はぁ…はぁ………はぁ…はぁ…………」
…奏くん?
「母さん、ちょっと車止めて、俺後ろ行く」
「うん、」
奏くんの横に座り、顔を見ると息を荒くして体を強ばらせていた。
声をかけても反応しない。
肌寒いかもと持ってきておいた上着を奏くんの肩に掛けてフードを被らせた。
一応1回は会ったことがあるが多分奏くんは覚えてないから初対面と同じで怖いんだろうな。
少しでも布があったら怖くないかな…なんて気休めにしかならないか…
呼吸はさっきよりはマシになったけど体は強ばらせたままだ。
あなたにおすすめの小説
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 ★1000 Thank_You!!
守り守られ
ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師
患者 瀬咲朔
腸疾患・排泄障害・下肢不自由
看護師
ベテラン山添さん
準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん
木島 尚久 真幌の恋人同棲中
人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます
七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。
歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。
世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。
気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。