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364、車まで 奏side
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家を出て斗真さんが鍵を閉める間ドキドキしてキョロキョロ左右を見てしまう。
「大丈夫だよ。怖い人は住んでないよ。」
自分で歩けるって言ったけど歩いてるのか疑問に思うくらい斗真さんの服を掴んでピッタリ体をくっつけて歩く。
一歩一歩歩きずらくていつもより遅くなる。
ビクッ!
「大丈夫、大丈夫。エレベーター乗るよ。」
エレベーターのドアが開いただけで肩が飛び跳ねる。
胸がドキドキして煩い。
落ち着きたくて斗真さんの服の裾に顔を押し当てて大きく深呼吸をする。
大きく吸い込むと斗真さんの匂いでいっぱいになって包み込まれたような感覚になる。
「出るよ。」
いつの間にか着いてたみたいで扉が開いていた。
「おいでー、」
フルフル
抱っこされそうになったから一歩下がって首を横に振る。
「歩きたいの?じゃあ駐車場は車が通って危ないから手繋いで行こうか。」
「分かった。」
目の前に出された大きくて優しい手に手を乗せ優しく握り返した。
手は繋いでるけどやっぱり少し怖くて肩から腕を斗真さんにくっつけたまま車まで歩いた。
「大丈夫だよ。怖い人は住んでないよ。」
自分で歩けるって言ったけど歩いてるのか疑問に思うくらい斗真さんの服を掴んでピッタリ体をくっつけて歩く。
一歩一歩歩きずらくていつもより遅くなる。
ビクッ!
「大丈夫、大丈夫。エレベーター乗るよ。」
エレベーターのドアが開いただけで肩が飛び跳ねる。
胸がドキドキして煩い。
落ち着きたくて斗真さんの服の裾に顔を押し当てて大きく深呼吸をする。
大きく吸い込むと斗真さんの匂いでいっぱいになって包み込まれたような感覚になる。
「出るよ。」
いつの間にか着いてたみたいで扉が開いていた。
「おいでー、」
フルフル
抱っこされそうになったから一歩下がって首を横に振る。
「歩きたいの?じゃあ駐車場は車が通って危ないから手繋いで行こうか。」
「分かった。」
目の前に出された大きくて優しい手に手を乗せ優しく握り返した。
手は繋いでるけどやっぱり少し怖くて肩から腕を斗真さんにくっつけたまま車まで歩いた。
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