🍸ホストクラブのオナペット~借金返済のための奴隷契約~🍾

亜依流.@.@

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90.🍸罪深い悪魔🍾

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無性にイライラしていた。

『ごめんなさい』


(そうじゃないだろ?)

胃のむかつきをため息とともに吐き出す。

どうしようもない愚図だ。
助けを求めるようにこちらを見つめて潤んだ瞳に教えてやるべきである。
名前を呼んで懇願することを忘れてる。

罪深い悪魔だ。

醜い化け物。自分勝手で身に覚えが悪い。

(これからどうしてやろうか·····)


「あ~、ハルキクンおった」


人懐こい笑みがうさんくさい男に声をかけられる。
店の裏口から出てきたツバサだ。


「もう一服?」


差し出してきたライターを顎で拒絶する。
戻ろうとしたら、待ってよと声をかけられる。
面倒なのが来た。


「ミチルちゃん帰っちゃったよ?」

「で?」


いちいちいらない報告も、ミチルを見つけた時からずっとちょっかいをかけてくるこの男自体も鬱陶しい。

沈んだ黒目はいつもミチルを狙っている。
ずる賢くて打算的なのに馬鹿だと思う。いつもミチルを付け回しているのが阿呆らしい。


「今日も可愛いミチルちゃん」

「はっ」


調子のいいフリをして絡んでくる。
全く興味無いのに敵対視されるのはNo.1ゆえの試練だろうか。

格が違うことに気がついていない所からして哀れな人種だ。


「そうだ、ミチルちゃん俺が貰うね」


はたと立ち止まる。
通り抜けて行こうと思ったら、奴はまた変なことを言う。


「次は邪魔せんといてね」


阿呆らしい。

誰がいつ、邪魔したと?


「勝手にすれば?」


好きにすればいい。
ほかの雑魚がどう足掻いて狙おうが、アレは永遠に自分のモノだ。

腹いせにまたいじめてやろうかとも思った時、一通のメッセージが届く。
ダンからだ。
契約の件でミチルを預かったという。


「·····チッ」


雲行きが怪しい。
雨が降り出しそうだ。

数分後、一緒に来たはずの3人は、まるで初めから1人だったかのようにバラバラに夜の街を出ていった。














────バキッ。

堅いものが折れるような音と、後ろから強く引き寄せられる無重力感。
目を開けた先に、首が変な方向に曲がったチンピラ男をとらえる。宙を舞った鮮やかな赤を確認した寸前、目元を何かに覆われた。


「目を瞑って、少し待っていて」


密度の濃い低音だ。
頭の上にかぶされた上着で、何も見えなくなる。

3、4回、初めと同じ轟音が続いた。
そして肩を抱かれ、路地裏を後にする。足元に感覚がない。

さっき目にしたものを、信じられないのだ。

次に視界が広がったのは大通りだった。


「怪我はない?」


こちらを案ずる美男子に、ミチルは暫く瞬きを繰り返す。おもむろに首を振って、彼の拳に目を見開く。


「ぁ、·····!」









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