昼夜逆転転生異世界生活〜夜に強いヴァンパイヤになりました

パブロフ

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夜更かしからの問題発生

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ハイ。寝られません。ベッドがどうこうではなく眠気が一切やってこない。もしかしたら『睡眠耐性LvMAX』は睡眠不要なのかもしれない。

眠く無いのならば行動あるのみだ。

俺はこの街に来てまっすぐ冒険者ギルドに来てしまった為、街をろくに見ていなかった。

どうせ寝ないのならば夜の散歩も悪くないかもしれない。

俺は洞窟で物色した硬貨の入った袋を握りしめ夜の街に向かう。

街中は人通りがまばらで、照明も少なく薄暗い。

開いている店もちらほらあるが、その大半は酒屋だ。

どうやら一般の店の閉店時間は早いようだ。

俺はまだ空いている店をぶらっと入る。

中に入ると壁にずらりと武器や盾などが並んでいた。どうやら武器屋のようだ。

「へぇ~武器屋が街に普通にあると異世界にきた実感するなぁ~」

感心しながら眺めてると店の奥からしゃがれた声が聞こえる。

「そろそろ店じまいなんだがなんかようか?」

奥からマッチョな爺さんが現れた。

「あっどうも、冒険者になったんで装備でも買おうかと思いまして…」

爺さんは俺を上から下まで見ると「まぁいいだろ予算と希望はあるか?」

俺は洞窟から手に入れた金は銀貨5枚と銅貨100枚程今後のことを考えると余り無駄遣いはできない。

銀貨を3枚ほど出して「これで冒険初心者にも扱える武器を頼む」

「お前さん防具はどうする?そんな格好じゃ襲われたらひとたまりもないだろ」

「じゃあ防具も一式頼む」

武器屋の親父はやれやれといったようにカウンター奥に入っていった。

しばらくすると、革製の胸当てとアームガードそしてのマントを持ってきた。

「修繕した中古の防具だ。これで銀貨2枚だが買うか?」

正直ある程の傷は、スキルの『自己再生』でなんとかなるので、急所を疲れなければ問題ない。

「買います。武器はあまり使った事がないので扱いやすいのがほしいのですが」

「うむ。そこの剣持って何回か振ってみろ」

言われた通りに行うと武器屋の親父はため息をした後口を開く。

「見た目以上に力はあるみたいだが、剣の扱いは素人だな…扱いやすい棍棒か、離れて攻撃できる弓がいいだろう。弓矢セットだと予算が足りんし、慣れが必要だ。そこの片手で扱える棍棒を勧める。それなら余った金で獲物解体用のナイフもつけてやる」

「ではそれでお願いします」

購入してその場で装備。礼を言った後、武器屋を後にする。

武器屋の爺さんは口が少々悪いが、親身になって相談に乗ってくれた所を見ると悪い人ではな
いだろう。また入用になったら、行くのもいいかもしれない。

店を出て夜の散歩を再開したが、表通りの店は軒並み閉店していた。街を見回る兵士の鋭い視線を感じ、本日の夜歩は終了した。

 眠れぬベッドで横になる。転生1日目にして洞窟探索に始まり、モンスターと遭遇、エマさんと森を脱出し、当面のねぐらの確保と順調な滑り出しだ。
新しい人生に満足しながら、浸りながら朝を迎えた。

一つある窓の隙間から光が差した。

俺は前の世界の癖で窓を開け放つと朝日を浴びる。

ハイ。めっちゃ痛い。思わずベッドにダイブしのたうちまわる。

すっかり忘れてました。今の俺にとって太陽の光は俺にとって天敵でした。
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