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2章 昔話
第五話 5年前
しおりを挟む事の発端は、5年前にあった。
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~五年前 九月の家~
ミーンミンミンミーン…
ジリジリジリ…
暑い…
「夏の風物詩」といわれる蝉の鳴き声も、ここまで暑いと雑音のように響いて聞こえる。
九月「…ふっ…!ふっ…!」
…ブンッ!…ブンッ!
九月は、そんな炎天下のなか、300坪という無駄に広い実家の庭で、素振りを行っていた。ちなみに、このときの九月の年齢は8歳である。素振りは二時間休憩なしでやっているため、暑さと疲れで、汗が散っている。
だが、だからといって、この素振りを止めるわけにはいかない。
その理由は…
ゴンゴンゴン!
玄関の門が強く叩かれる。その門の前には、中学生くらいの細長い、黒髪の男性と、九月と同じくらいの、銀髪の男児が立っていた。
???「お、おはようございます…!九月君は居ますか?」
???「九月ー!居るんだろー!早く出て来い!」
九月「(来た…!)」
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