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第十三話 家族写真
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『お父さん、お母さん……』
「え……陽菜? あなた、陽菜の声が……!」
小鳥遊の両親が、俺の――いや、俺たちのカメラに触れた。
消え入りそうな声だったが、確かに小鳥遊は両親に声をかけた。
小鳥遊の母さんは口元を押さえて、空いた手で縋るように小鳥遊の父さんの服を掴んだ。小鳥遊の父さんは黙り込んでいるが、信じられないとばかりに目を見開いている。
『びっくりするよね。私だよ、陽菜だよ』
小鳥遊の母さんは、説明を求めるように俺を見た。これぐらいはいいか。
「このカメラに触れていると、たか……陽菜さんの声が聞こえるんです。まるでそこにいるかのように、会話が成り立ちます。陽菜さんはまだ、そこにいます」
小鳥遊の両親は顔を見合わせて、信じられないとばかりにカメラを見つめた。
『お父さん、お母さん、二人より先に死んじゃってごめんなさい。私、全然親孝行な子供じゃなかったよね』
「そんなことっ……」
『ううん、いいの。分かってるもん。私は二人の期待に応えられなかった。あのね、言えなかったんだけど、私……本当は子供の頃からずっと、幼稚園の先生になりたかったんだあ』
そこで、嗚咽が漏れる音がした。小鳥遊の母さんだ。口元を押さえたまま、肩を震わせている。
『いつか、ちゃんと自分の気持ちを話さなきゃって思ってた。でも、言えなかった……だって、それは、二人を裏切ることになるから。きっと、失望させるし、喧嘩にもなるだろうし、もしかしたらお前なんかうちの娘じゃないって勘当されるかもしれないって思うと、言えなかった。あの日、売り言葉に買い言葉で打ち明けるつもりはなかったの』
「陽菜……っ、う……そんな風に、思わせていたなんて……ごめ、ごめんなさ……」
小鳥遊の母さんの目からは、堪えきれなかったであろう涙が次から次へと溢れて綺麗な服にシミを作っていく。
『お母さん、泣かないで。違うよ、私が弱かっただけ。本当に叶えたい夢があるなら、勘当される覚悟でぶつからなきゃダメだったんだよ。私たち、きっと、ずっと、お互いに遠慮しすぎていたよね。私、本当はもっと弱音を吐きたかったし……二人に甘えたかった』
小鳥遊の父さんは、膝の上で拳を握り締めたままずっと俯いている。何を考えているのだろうか。
『カメラもね、勉強からの逃避でも、遊びでもなかったの。子供たちの笑顔をカメラに収めることができる先生になりたかったから……だから一生懸命お小遣いを貯めてこのカメラを買ったの』
カメラを巡っての親子喧嘩について、俺は小鳥遊から話を聞いている。
小鳥遊がカメラを持って放課後写真を撮り歩いていたのは高校三年の時だった。娘の進路を心配する親からしたら、受験勉強の妨げになるものを取り上げたくなるのも分からなくはない。
「――俺は、確かに陽菜に俺の事務所を継いでほしいと思っていた。弁護士の先輩として、陽菜を一人前に鍛え上げようと、そう思っていた。だが、それは俺の夢に過ぎない。俺は、我が子に自分の夢を押し付けていたんだな……」
ずっと沈黙を守ってきた小鳥遊の父さんが、呟くように言った。
「陽菜のためだと、そう言って陽菜を縛り付けてきた。それが正しいと疑いもせずに。お前がいなくなってから、昔のことをよく思い出すんだ。陽菜が最後に心からの笑顔を見せてくれたのはいつだっただろうってな。……分からないんだ。記憶の中の陽菜はもうずっと、親の顔色を窺う子供だったから」
そこでまた沈黙が落ちた。
きっと、小鳥遊の家族はみんながみんなお互いを大事に思っていた。けれど、本音や本当の気持ちを表に出すのが下手すぎたんだ。家族だから、通じ合えていると、そう思って。
家族であろうと、その人の思考はその人にしか分からない。伝えたいことがあるのなら、腹を割って話さなくては伝わらない。俺はそのことを痛いほどに知っている。
『……えへへ、こうやってきちんと話をするのも初めてかもしれないね。遅くなっちゃったけど、二人の気持ちを聞けてよかった。お父さん、お母さん、大好きだよ。陽菜の分も長生きしてね。お父さんはお母さんに家事させてばかりじゃダメだからね。熟年離婚されても知らないから。お母さんも、たまには言いたいこと言っていいんだから。そうやって、ずっと仲良く暮らしてね』
「陽菜……」
小鳥遊は努めて明るい声を出しているようだ。
それはそうと、俺はあることが気になっていた。
俺は小鳥遊の両親をチラリと伺い見てから、声を落として小鳥遊に声をかけた。
「いいのか? 小鳥遊」
二人に姿を見せなくて。
『うん、いいの。ねえ、悠馬。最後に一つだけ、お願い聞いてくれないかな』
「なんでもいいぞ。出血大サービスだ」
『いひっ、ありがとう。えっとね、家族写真を撮って欲しいの』
「家族写真?」
『うん。このカメラで、私を入れて三人の写真を撮って欲しい。まあ、私の姿は映らないんだけど、今日この時のことを、ずっと覚えていて欲しいの』
カメラに手を触れたままの小鳥遊の両親も、俺たちの会話は聞こえているはず。
顔を上げて表情を伺うと、二人ともこちらを見ていて、ゆっくりと頷いてくれた。
◇◇◇
「ええと、じゃあ、こちらを向いてください」
写真を撮るとなり、小鳥遊の母さんは恥ずかしそうに化粧を直しにリビングを出ていった。あれだけ泣いたのだから仕方がない。男二人で気まずくなりそうなところを、小鳥遊が積極的に父親に話しかけてくれて何とか間を繋いでくれたので助かった。
そして今、小鳥遊の両親はソファに並んで腰掛けている。日常的な風景を切り取って欲しいとの小鳥遊立っての希望で、背景はソファになったのだ。
『私が真ん中に座るから、間空けてって言って』
「おう、分かった分かった。ええっと、すみません。陽菜さんを間に挟むイメージで、一人分空けていただいてもいいですか? あ、いい感じです。小鳥遊、いいか?」
『バッチリ! 座るね~』
今は俺しかカメラに触れていないので、小鳥遊と会話ができるのも俺だけというわけだ。
配置が出来上がったところで、俺はファインダーを覗き込んだ。
そこには、どこか気恥ずかしそうながらも嬉しそうに笑みを深める小鳥遊の母さんと、仏頂面を崩さずに、でも小鳥遊のお願いに快く応えてくれる小鳥遊の父さん。そして、そんな二人に挟まれてニコニコと心からの笑顔を浮かべている小鳥遊の三人が収まっていた。
「では、何枚か撮りますので、気楽に。はい、チーズ」
そういえば、カメラを買ってから人物を撮るのは初めてかもしれない。景色中心で撮ってきたけど、被写体有りでの写真も勉強したいな。
そう思いながら何度かシャッターを下ろして、写真を撮った。
「いい感じだと思います。どうぞ」
確かにファインダーの中には小鳥遊がいる。けれど、写真には残ることのない、すでにこの世にはいない存在。
少し胸に寂しさを抱きながら、撮影した写真を表示させて、二人に差し出した。
「……っ」
…………ん?
何も反応が返ってこない。もしかして、目を閉じてるとかか?
心配になって液晶画面を覗き込むと――
「なっ……」
そこには、両親に挟まれて嬉しそうに頬を染める小鳥遊の姿がはっきりと写っていた。
「陽菜……っ、陽菜……うっ、あなた、本当に今、ここにいるのね」
せっかく化粧を直したというのに、小鳥遊の母さんの目からは再び涙が溢れていた。小鳥遊の父さんの目尻にも光ものがある。
そうか。そうだったのか。
ようやく分かった。小鳥遊の魂をこの世に縛り付けていた未練がなんなのか。
小鳥遊はこうして、家族で写真が撮りたかったんだ。
だから、カメラを通してしか見ることができない存在になっていたんだ。
「よかったな。小鳥遊」
『うん。本当にありがとう。悠馬のおかげで、お父さんとお母さんとしっかり話すことができたし、写真も撮れた。あちこち旅行にも一緒に行けたし、もう、私は満足だよ』
「……いくのか」
『うん。じゃあね、悠馬。生きてる時に会いたかったな』
「そうだな」
『私のこと、忘れないでね。そのカメラも、大事にしてよね』
「忘れられるわけがないだろう。この夏のことは、きっと一生忘れない。もちろん、小鳥遊、お前のことも忘れない。こいつだって、しっかり手入れして大事に使うと誓うよ」
『……えへへ、ありがとう。じゃあね』
カメラを持っていると、いつも感じていた小鳥遊の気配がフッと消えてなくなってしまった。
ゆっくりと、カメラを掲げてファインダーを覗く。
もうそこに、小鳥遊の姿はなかった。
「え……陽菜? あなた、陽菜の声が……!」
小鳥遊の両親が、俺の――いや、俺たちのカメラに触れた。
消え入りそうな声だったが、確かに小鳥遊は両親に声をかけた。
小鳥遊の母さんは口元を押さえて、空いた手で縋るように小鳥遊の父さんの服を掴んだ。小鳥遊の父さんは黙り込んでいるが、信じられないとばかりに目を見開いている。
『びっくりするよね。私だよ、陽菜だよ』
小鳥遊の母さんは、説明を求めるように俺を見た。これぐらいはいいか。
「このカメラに触れていると、たか……陽菜さんの声が聞こえるんです。まるでそこにいるかのように、会話が成り立ちます。陽菜さんはまだ、そこにいます」
小鳥遊の両親は顔を見合わせて、信じられないとばかりにカメラを見つめた。
『お父さん、お母さん、二人より先に死んじゃってごめんなさい。私、全然親孝行な子供じゃなかったよね』
「そんなことっ……」
『ううん、いいの。分かってるもん。私は二人の期待に応えられなかった。あのね、言えなかったんだけど、私……本当は子供の頃からずっと、幼稚園の先生になりたかったんだあ』
そこで、嗚咽が漏れる音がした。小鳥遊の母さんだ。口元を押さえたまま、肩を震わせている。
『いつか、ちゃんと自分の気持ちを話さなきゃって思ってた。でも、言えなかった……だって、それは、二人を裏切ることになるから。きっと、失望させるし、喧嘩にもなるだろうし、もしかしたらお前なんかうちの娘じゃないって勘当されるかもしれないって思うと、言えなかった。あの日、売り言葉に買い言葉で打ち明けるつもりはなかったの』
「陽菜……っ、う……そんな風に、思わせていたなんて……ごめ、ごめんなさ……」
小鳥遊の母さんの目からは、堪えきれなかったであろう涙が次から次へと溢れて綺麗な服にシミを作っていく。
『お母さん、泣かないで。違うよ、私が弱かっただけ。本当に叶えたい夢があるなら、勘当される覚悟でぶつからなきゃダメだったんだよ。私たち、きっと、ずっと、お互いに遠慮しすぎていたよね。私、本当はもっと弱音を吐きたかったし……二人に甘えたかった』
小鳥遊の父さんは、膝の上で拳を握り締めたままずっと俯いている。何を考えているのだろうか。
『カメラもね、勉強からの逃避でも、遊びでもなかったの。子供たちの笑顔をカメラに収めることができる先生になりたかったから……だから一生懸命お小遣いを貯めてこのカメラを買ったの』
カメラを巡っての親子喧嘩について、俺は小鳥遊から話を聞いている。
小鳥遊がカメラを持って放課後写真を撮り歩いていたのは高校三年の時だった。娘の進路を心配する親からしたら、受験勉強の妨げになるものを取り上げたくなるのも分からなくはない。
「――俺は、確かに陽菜に俺の事務所を継いでほしいと思っていた。弁護士の先輩として、陽菜を一人前に鍛え上げようと、そう思っていた。だが、それは俺の夢に過ぎない。俺は、我が子に自分の夢を押し付けていたんだな……」
ずっと沈黙を守ってきた小鳥遊の父さんが、呟くように言った。
「陽菜のためだと、そう言って陽菜を縛り付けてきた。それが正しいと疑いもせずに。お前がいなくなってから、昔のことをよく思い出すんだ。陽菜が最後に心からの笑顔を見せてくれたのはいつだっただろうってな。……分からないんだ。記憶の中の陽菜はもうずっと、親の顔色を窺う子供だったから」
そこでまた沈黙が落ちた。
きっと、小鳥遊の家族はみんながみんなお互いを大事に思っていた。けれど、本音や本当の気持ちを表に出すのが下手すぎたんだ。家族だから、通じ合えていると、そう思って。
家族であろうと、その人の思考はその人にしか分からない。伝えたいことがあるのなら、腹を割って話さなくては伝わらない。俺はそのことを痛いほどに知っている。
『……えへへ、こうやってきちんと話をするのも初めてかもしれないね。遅くなっちゃったけど、二人の気持ちを聞けてよかった。お父さん、お母さん、大好きだよ。陽菜の分も長生きしてね。お父さんはお母さんに家事させてばかりじゃダメだからね。熟年離婚されても知らないから。お母さんも、たまには言いたいこと言っていいんだから。そうやって、ずっと仲良く暮らしてね』
「陽菜……」
小鳥遊は努めて明るい声を出しているようだ。
それはそうと、俺はあることが気になっていた。
俺は小鳥遊の両親をチラリと伺い見てから、声を落として小鳥遊に声をかけた。
「いいのか? 小鳥遊」
二人に姿を見せなくて。
『うん、いいの。ねえ、悠馬。最後に一つだけ、お願い聞いてくれないかな』
「なんでもいいぞ。出血大サービスだ」
『いひっ、ありがとう。えっとね、家族写真を撮って欲しいの』
「家族写真?」
『うん。このカメラで、私を入れて三人の写真を撮って欲しい。まあ、私の姿は映らないんだけど、今日この時のことを、ずっと覚えていて欲しいの』
カメラに手を触れたままの小鳥遊の両親も、俺たちの会話は聞こえているはず。
顔を上げて表情を伺うと、二人ともこちらを見ていて、ゆっくりと頷いてくれた。
◇◇◇
「ええと、じゃあ、こちらを向いてください」
写真を撮るとなり、小鳥遊の母さんは恥ずかしそうに化粧を直しにリビングを出ていった。あれだけ泣いたのだから仕方がない。男二人で気まずくなりそうなところを、小鳥遊が積極的に父親に話しかけてくれて何とか間を繋いでくれたので助かった。
そして今、小鳥遊の両親はソファに並んで腰掛けている。日常的な風景を切り取って欲しいとの小鳥遊立っての希望で、背景はソファになったのだ。
『私が真ん中に座るから、間空けてって言って』
「おう、分かった分かった。ええっと、すみません。陽菜さんを間に挟むイメージで、一人分空けていただいてもいいですか? あ、いい感じです。小鳥遊、いいか?」
『バッチリ! 座るね~』
今は俺しかカメラに触れていないので、小鳥遊と会話ができるのも俺だけというわけだ。
配置が出来上がったところで、俺はファインダーを覗き込んだ。
そこには、どこか気恥ずかしそうながらも嬉しそうに笑みを深める小鳥遊の母さんと、仏頂面を崩さずに、でも小鳥遊のお願いに快く応えてくれる小鳥遊の父さん。そして、そんな二人に挟まれてニコニコと心からの笑顔を浮かべている小鳥遊の三人が収まっていた。
「では、何枚か撮りますので、気楽に。はい、チーズ」
そういえば、カメラを買ってから人物を撮るのは初めてかもしれない。景色中心で撮ってきたけど、被写体有りでの写真も勉強したいな。
そう思いながら何度かシャッターを下ろして、写真を撮った。
「いい感じだと思います。どうぞ」
確かにファインダーの中には小鳥遊がいる。けれど、写真には残ることのない、すでにこの世にはいない存在。
少し胸に寂しさを抱きながら、撮影した写真を表示させて、二人に差し出した。
「……っ」
…………ん?
何も反応が返ってこない。もしかして、目を閉じてるとかか?
心配になって液晶画面を覗き込むと――
「なっ……」
そこには、両親に挟まれて嬉しそうに頬を染める小鳥遊の姿がはっきりと写っていた。
「陽菜……っ、陽菜……うっ、あなた、本当に今、ここにいるのね」
せっかく化粧を直したというのに、小鳥遊の母さんの目からは再び涙が溢れていた。小鳥遊の父さんの目尻にも光ものがある。
そうか。そうだったのか。
ようやく分かった。小鳥遊の魂をこの世に縛り付けていた未練がなんなのか。
小鳥遊はこうして、家族で写真が撮りたかったんだ。
だから、カメラを通してしか見ることができない存在になっていたんだ。
「よかったな。小鳥遊」
『うん。本当にありがとう。悠馬のおかげで、お父さんとお母さんとしっかり話すことができたし、写真も撮れた。あちこち旅行にも一緒に行けたし、もう、私は満足だよ』
「……いくのか」
『うん。じゃあね、悠馬。生きてる時に会いたかったな』
「そうだな」
『私のこと、忘れないでね。そのカメラも、大事にしてよね』
「忘れられるわけがないだろう。この夏のことは、きっと一生忘れない。もちろん、小鳥遊、お前のことも忘れない。こいつだって、しっかり手入れして大事に使うと誓うよ」
『……えへへ、ありがとう。じゃあね』
カメラを持っていると、いつも感じていた小鳥遊の気配がフッと消えてなくなってしまった。
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