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あなたと歩いた普通の道。
しおりを挟むもう何度、この道を通っただろう。
家からスーパーまでのなんて事のない、普通の道。
2人で歩いた、普通の道。
春のたおやかな日差しの下、夏の連なる入道雲の下、秋の色づいた木々の下、冬の雪化粧した道の上。
一緒に歩いた、普通の道。
私ね。出会ってすぐはついていくの大変だったの。男の人の歩くスピードって速いんだもん。
でも、会うたび、過ごすたび、歩くたび。少しずつ同じ速さになった。少しずつ2人の速さになった。
明日も来週も、来月も来年も、ずっと先も。2人で歩いていけるといいよね。
同じ道を、同じ人と、いつまでも。
一歩一歩踏みしめて、
歩いていきたいって、思う。
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