6 / 45
第一章 魔女さんとの不思議な日々
魔女さんの願い
しおりを挟む
「魔女さんって本当は目が見えるの? さっきも私たちが布団から出てるの分かったよね?」
これは聞いてもいい事なのだろうか。
そう口にしてから思ったルルだったが、魔女さんは優しく笑ってくれた。
「子供はよく見てるわね」
魔女さんは「うふふ」と上品に笑ってルルの髪を撫で、言葉を選ぶようにして喋り出す。
「目は本当に見えないの……でもその代わり周りにある物が『エネルギー』として見えるのよ」
「エネルギー?」「なにそれぇ」
「うーん、見え方はサーモグラフィーが近いのだけど……分からないわよね……?」
「サーモン?」「分からなーい」
やはり幼い子に教えるのは難しいと、魔女さんが頭を悩ませていると。
「まほーってこと?」
ナナが眠そうな声で尋ねた。
「そうね、これも魔法よ」
それを聞いた姉妹は納得したように「へえー!」と声を上げた。
「魔法ってすごいんだね!」「ナナももっとまほー勉強するー」
二人の楽しそうな声に、魔女さんは嬉しそうに微笑んでいる。だが、姉妹からの質問攻めはこれで終わらなかった。
「魔女さんから私たちはどうやって見えてるのー? サーモン?」
ルルが魔女さんの袖を引っ張りながら尋ねる。サーモグラフィーが一番近い見え方だけれど、幼い二人には伝わらないようだ。
「サーモンには見えてないから安心して? でもそうねぇ、光って言えば伝わるかしら」
「私たちが光って見えてるのー?」「ピカピカだ」
「うーん、そこまで光って無いのだけれど……まあ、それが近いかもしれないわね」
その答えに、今度はナナが魔女さんの服を引っ張って尋ねる。
「食べ物も壁も光って見えるのー?」
「そうよー、この世にある全てがそんな風に見えてるわ」
しかしナナはこれだけの回答では満足しないらしく、「じゃあさじゃあさ」と急かすように疑問を投げかける。
「食べ物じゃないものを間違って食べたりしないのー?」
ナナの質問は的確だ。要するに、物をどうやって見分けているのだと言う質問なのだろう。
この歳でそこまでの想像力があるなんて……。
魔法の練習中にも思ったが、この姉妹は本当に天才の素質があるのかもしれない。
「それはしないわ。この世のエネルギーには全てに色があるの」
「色~?」
「そうよ。例えばそこのストーブは銀色で中の火は赤、壁は白、布団は灰色に近い白……という感じで見えているから見間違えることはないわ」
魔女さんが言うことの解釈が出来た姉妹は「すごーい!」と興奮しだした。
「ねえねえ! じゃあ私とナナはどうやって見えてるの?」
「ナナもそれ知りたーい」
ルルもナナも、さっきまでの眠気はどこへ消えてしまったのだろうか。
今は全く眠る気配もなく、魔女さんへの興味が尽きずに質問を繰り返す。
「ルルはねぇ、黄緑色かな? エメラルド色と言うのが適切かもしれないわね」
「エメラルド! すごく綺麗な石だよね!」
「そうよ~、とても綺麗にみえるわ」
「やったー!」
自分が汚い色ではなく、綺麗な宝石の色で良かったと喜ぶルル。
「ナナの色は~?」
「ナナはねぇ、同じエメラルド色でもルルより色が濃いわね」
「黄緑色じゃなくて、緑色?」
「そうね、緑の方が近いわ」
「わー、ナナもお姉ちゃんと一緒のエメラルドだぁ」
ナナも嬉しそうに、布団の上で体をゴロゴロと回し始めた。こうなってしまうと、直ぐには眠ってくれないかもしれない。
ルルとナナの興味は無限大だ。恐らく、両親が何も教えてくれなかったのだろう。
二人とも魔女さんの家で過ごし始めた当初は、何も質問をしたりせず、まだ幼いというのにワガママも言わない子供だった。そんな光景を見ていると、両親からどんな仕打ちを受けていたのか容易に想像が着くというものだ。
だが質問をしたりワガママを言っても怒らない魔女さんに、ルルとナナはことあるごとに質問を投げかけるようになった。
魔女さんは、嬉しいような大変なような……複雑な気持ちでいる。
「ほらほら、今日はもう寝なさい? 早く寝ないとお寝坊して明日の朝ごはんに間に合わなくなっちゃうわよ?」
「やだー! 寝るー!」「ナナも朝ごはん食べたいから寝るー」
「二人ともいい子ね、ほらおいで、皆でくっついて寝ましょう」
「うん! 魔女さん温かくなってきた~」
「魔女さん温か~い」
魔女さんはもう一度ルルとナナを強く抱き寄せる。ストーブの火が、部屋を眠たくなる暖かさに染め上げる。それに伴い冷えていた魔女さんの体温も段々と上がって、今では落ち着くような人肌の温度をまとっていた。
「うふふ、二人とも本当に可愛いわね。一回でいいからお顔を見てみたいものだわ」
何気ない魔女さんの一言に、姉妹は口を丸くした。
「そっか、魔女さん私たちの顔みたこと無いんだ」
「そうなの、二人がどんな顔をしているのか分からないけれど、双子というのなら似ているのでしょうね」
「うん! 私とナナはすごく似てるらしいよ!」
魔女さんとルルが会話をする横で、ナナは指を咥えながら二人の会話を聞いている。
「そうなのね、それを聞いて余計に見てみたくなっちゃった」
少しだけ悲しい声をしていた。
魔女さんの悲しそうな声色を聞くのは初めてだった姉妹は、思わず口を閉じる。
部屋の中には、メラメラと燃える火の音だけが響く。
姉妹を寝かしつけるように、魔女さんはゆっくりと二人の頭を撫でている。
そんな時間が続き魔女さんが「おやすみ」と言おうとした時、ルルが勢いよく身を起こした。
「あら、おトイレかしら?」
魔女さんがルルの方に顔を向けて首を傾げるが、ルルは首をブンブンと横に振った。
「私たちが魔女さんの目を治してあげる!」
嬉々とした表情で言い放つルル。魔女さんは口をポカンと開けている。
「それは難しいと思うけど……楽しみに待ってるわね」
口元をニコッとさせて言った魔女さん。恐らく、その言葉だけでも嬉しいと言うことなのだろう。
何だか少しだけ馬鹿にされた気がしたルルは、大きく頬を膨らませた。
「本当だもん! 絶対に魔女さんの目を治すよ!」
「ありがとうね。すごく嬉しいわ。でも今日は寝なさい? 本当に朝ごはんの時間に起きられなくなっちゃうわよ?」
魔女さんの横では、既にナナが寝息を立て始めていた。それに気が付いたルルは「本当だもん」と小さな声で呟き、拗ねるように魔女さんへと抱き着くようにして布団に潜った。
少し経つと寝息を立て始めたルル。
姉妹が寝たのを確認すると、魔女さんはそっと寝室を後にした。
これは聞いてもいい事なのだろうか。
そう口にしてから思ったルルだったが、魔女さんは優しく笑ってくれた。
「子供はよく見てるわね」
魔女さんは「うふふ」と上品に笑ってルルの髪を撫で、言葉を選ぶようにして喋り出す。
「目は本当に見えないの……でもその代わり周りにある物が『エネルギー』として見えるのよ」
「エネルギー?」「なにそれぇ」
「うーん、見え方はサーモグラフィーが近いのだけど……分からないわよね……?」
「サーモン?」「分からなーい」
やはり幼い子に教えるのは難しいと、魔女さんが頭を悩ませていると。
「まほーってこと?」
ナナが眠そうな声で尋ねた。
「そうね、これも魔法よ」
それを聞いた姉妹は納得したように「へえー!」と声を上げた。
「魔法ってすごいんだね!」「ナナももっとまほー勉強するー」
二人の楽しそうな声に、魔女さんは嬉しそうに微笑んでいる。だが、姉妹からの質問攻めはこれで終わらなかった。
「魔女さんから私たちはどうやって見えてるのー? サーモン?」
ルルが魔女さんの袖を引っ張りながら尋ねる。サーモグラフィーが一番近い見え方だけれど、幼い二人には伝わらないようだ。
「サーモンには見えてないから安心して? でもそうねぇ、光って言えば伝わるかしら」
「私たちが光って見えてるのー?」「ピカピカだ」
「うーん、そこまで光って無いのだけれど……まあ、それが近いかもしれないわね」
その答えに、今度はナナが魔女さんの服を引っ張って尋ねる。
「食べ物も壁も光って見えるのー?」
「そうよー、この世にある全てがそんな風に見えてるわ」
しかしナナはこれだけの回答では満足しないらしく、「じゃあさじゃあさ」と急かすように疑問を投げかける。
「食べ物じゃないものを間違って食べたりしないのー?」
ナナの質問は的確だ。要するに、物をどうやって見分けているのだと言う質問なのだろう。
この歳でそこまでの想像力があるなんて……。
魔法の練習中にも思ったが、この姉妹は本当に天才の素質があるのかもしれない。
「それはしないわ。この世のエネルギーには全てに色があるの」
「色~?」
「そうよ。例えばそこのストーブは銀色で中の火は赤、壁は白、布団は灰色に近い白……という感じで見えているから見間違えることはないわ」
魔女さんが言うことの解釈が出来た姉妹は「すごーい!」と興奮しだした。
「ねえねえ! じゃあ私とナナはどうやって見えてるの?」
「ナナもそれ知りたーい」
ルルもナナも、さっきまでの眠気はどこへ消えてしまったのだろうか。
今は全く眠る気配もなく、魔女さんへの興味が尽きずに質問を繰り返す。
「ルルはねぇ、黄緑色かな? エメラルド色と言うのが適切かもしれないわね」
「エメラルド! すごく綺麗な石だよね!」
「そうよ~、とても綺麗にみえるわ」
「やったー!」
自分が汚い色ではなく、綺麗な宝石の色で良かったと喜ぶルル。
「ナナの色は~?」
「ナナはねぇ、同じエメラルド色でもルルより色が濃いわね」
「黄緑色じゃなくて、緑色?」
「そうね、緑の方が近いわ」
「わー、ナナもお姉ちゃんと一緒のエメラルドだぁ」
ナナも嬉しそうに、布団の上で体をゴロゴロと回し始めた。こうなってしまうと、直ぐには眠ってくれないかもしれない。
ルルとナナの興味は無限大だ。恐らく、両親が何も教えてくれなかったのだろう。
二人とも魔女さんの家で過ごし始めた当初は、何も質問をしたりせず、まだ幼いというのにワガママも言わない子供だった。そんな光景を見ていると、両親からどんな仕打ちを受けていたのか容易に想像が着くというものだ。
だが質問をしたりワガママを言っても怒らない魔女さんに、ルルとナナはことあるごとに質問を投げかけるようになった。
魔女さんは、嬉しいような大変なような……複雑な気持ちでいる。
「ほらほら、今日はもう寝なさい? 早く寝ないとお寝坊して明日の朝ごはんに間に合わなくなっちゃうわよ?」
「やだー! 寝るー!」「ナナも朝ごはん食べたいから寝るー」
「二人ともいい子ね、ほらおいで、皆でくっついて寝ましょう」
「うん! 魔女さん温かくなってきた~」
「魔女さん温か~い」
魔女さんはもう一度ルルとナナを強く抱き寄せる。ストーブの火が、部屋を眠たくなる暖かさに染め上げる。それに伴い冷えていた魔女さんの体温も段々と上がって、今では落ち着くような人肌の温度をまとっていた。
「うふふ、二人とも本当に可愛いわね。一回でいいからお顔を見てみたいものだわ」
何気ない魔女さんの一言に、姉妹は口を丸くした。
「そっか、魔女さん私たちの顔みたこと無いんだ」
「そうなの、二人がどんな顔をしているのか分からないけれど、双子というのなら似ているのでしょうね」
「うん! 私とナナはすごく似てるらしいよ!」
魔女さんとルルが会話をする横で、ナナは指を咥えながら二人の会話を聞いている。
「そうなのね、それを聞いて余計に見てみたくなっちゃった」
少しだけ悲しい声をしていた。
魔女さんの悲しそうな声色を聞くのは初めてだった姉妹は、思わず口を閉じる。
部屋の中には、メラメラと燃える火の音だけが響く。
姉妹を寝かしつけるように、魔女さんはゆっくりと二人の頭を撫でている。
そんな時間が続き魔女さんが「おやすみ」と言おうとした時、ルルが勢いよく身を起こした。
「あら、おトイレかしら?」
魔女さんがルルの方に顔を向けて首を傾げるが、ルルは首をブンブンと横に振った。
「私たちが魔女さんの目を治してあげる!」
嬉々とした表情で言い放つルル。魔女さんは口をポカンと開けている。
「それは難しいと思うけど……楽しみに待ってるわね」
口元をニコッとさせて言った魔女さん。恐らく、その言葉だけでも嬉しいと言うことなのだろう。
何だか少しだけ馬鹿にされた気がしたルルは、大きく頬を膨らませた。
「本当だもん! 絶対に魔女さんの目を治すよ!」
「ありがとうね。すごく嬉しいわ。でも今日は寝なさい? 本当に朝ごはんの時間に起きられなくなっちゃうわよ?」
魔女さんの横では、既にナナが寝息を立て始めていた。それに気が付いたルルは「本当だもん」と小さな声で呟き、拗ねるように魔女さんへと抱き着くようにして布団に潜った。
少し経つと寝息を立て始めたルル。
姉妹が寝たのを確認すると、魔女さんはそっと寝室を後にした。
0
あなたにおすすめの小説
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
【完結】またたく星空の下
mazecco
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 君とのきずな児童書賞 受賞作】
※こちらはweb版(改稿前)です※
※書籍版は『初恋×星空シンバル』と改題し、web版を大幅に改稿したものです※
◇◇◇冴えない中学一年生の女の子の、部活×恋愛の青春物語◇◇◇
主人公、海茅は、フルート志望で吹奏楽部に入部したのに、オーディションに落ちてパーカッションになってしまった。しかもコンクールでは地味なシンバルを担当することに。
クラスには馴染めないし、中学生活が全然楽しくない。
そんな中、海茅は一人の女性と一人の男の子と出会う。
シンバルと、絵が好きな男の子に恋に落ちる、小さなキュンとキュッが詰まった物語。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
勇者と聖女の息子 アレン ランダムスキルを手に入れて愉快に冒険します!
月神世一
児童書・童話
伝説のS級冒険者である父と、聖女と謳われた母。
英雄の血を引く少年アレンは、誰もがその輝かしい未来を期待するサラブレッドだった。
しかし、13歳の彼が神から授かったユニークスキルは――【ランダムボックス】。
期待に胸を膨らませ、初めてスキルを発動した彼の手の中に現れたのは…プラスチック製のアヒルの玩具? くしゃくしゃの新聞紙? そして、切れたボタン電池…!?
「なんだこのスキルは…!?」
周りからは落胆と失笑、自身は絶望の淵に。
一見、ただのガラクタしか出さないハズレスキル。だが、そのガラクタに刻まれた「MADE IN CHINA」の文字に、英雄である父だけが気づき、一人冷や汗を流していた…。
最弱スキルと最強の血筋を持つ少年の、運命が揺らぐ波乱の冒険が、今、始まる!
【奨励賞】氷の王子は、私のスイーツでしか笑わない――魔法学園と恋のレシピ【完結】
旅する書斎(☆ほしい)
児童書・童話
【第3回きずな児童書大賞で奨励賞をいただきました】
魔法が学べる学園の「製菓科」で、お菓子づくりに夢中な少女・いちご。周囲からは“落ちこぼれ”扱いだけど、彼女には「食べた人を幸せにする」魔法菓子の力があった。
ある日、彼女は冷たく孤高な“氷の王子”レオンの秘密を知る。彼は誰にも言えない魔力不全に悩んでいた――。
「私のお菓子で、彼を笑顔にしたい!」
不器用だけど優しい彼の心を溶かすため、特別な魔法スイーツ作りが始まる。
甘くて切ない、学園魔法ラブストーリー!
【運命】と言われて困っています
桜 花音
児童書・童話
小6のはじまり。
遠山彩花のクラスである6年1組に転校生がやってきた。
男の子なのに、透き通るようにきれいな肌と、お人形さんみたいに、パッチリした茶色い瞳。
あまりにキレイすぎて、思わず教室のみんな、彼に視線が釘付けになった。
そんな彼が彩花にささやいた。
「やっと会えたね」
初めましてだと思うんだけど?
戸惑う彩花に彼はさらに秘密を教えてくれる。
彼は自らの中に“守護石”というものを宿していて、それがあると精霊と関われるようになるんだとか。
しかも、その彼の守護石の欠片を、なぜか彩花が持っているという。
どういうこと⁉
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる