44 / 290
第1章 幕開けは復讐から
43 友好関係と主の命令
しおりを挟む
「じゃあ今度は君ね。えっと……誰だっけ? あーそうそう、カナンだ。君はどんな気分だった? それに何のためにあんなことしたのー?」
「わ、わたしは……二人に無理矢理加担させられたんです。脅されちゃって……怖いです、助けてください……」
「……黙れよ」
怯えていたのに、急に顔つきが変わったと思えば媚びを売ってくるなんてねぇ。変わり身がすごいよ。男はみんなそれで落ちると思ってるのかな。だとしたらかわいそうな頭してるね。
俺が落ちるわけなくない? 人に責任押し付けるとか俺が一番無理なタイプだし、そもそも今更そんな嘘通用しないでしょ。媚び売るならもっと上手くやろうよ。せめてもう少しマシな演技をしてほしい。
ちょっと睨んだだけで泣くなら最初からやらないでよねー。それとさ、俺の口調が変わったからって一々怯えないでほしいんだよ。普段は気を付けてるけど、俺は本来口が悪い。多少怒りで口が悪くなってもそれは仕方ないと思ってよね。
「なんて言って脅されたの?」
「そ、それは……っ」
「バレバレな嘘つくのやめな。自分の首絞めるだけだからさー。それとひとつ言っておくよ。俺は君のように不都合があったらすぐ媚びを売ろうとする人とか、人に責任を押し付ける人は大嫌いなんだよね。女として落とせる落せない以前に、穢れがすごいんだよ。脅されて無理矢理加担させられてる人の穢れ方じゃないから。……分かったら失せろ」
さっきの王弟よろしく、圧死する手前の強さで拘束して宙に浮かせる。この圧死する手前っていう力加減が大事なんだよ? 呼吸はできるから死なないけど、泣いたり声を出す余裕はない。不快な奴らを黙らせるにはちょうど良いよね。
あ、一応言っておくけど俺はサディストとかじゃないからね。ただの報復。基本的には平和主義者だし。
「さて、この女に話を聞くのはもう無理そうだから最後は君ね。魔王の右腕の……クシャミ? なんだっけ。ク……あ、クシェイドか。結局さ、君たちの目的はなんだったの? 一番聞きたいことが聞けてないんだけどー」
この人たち名前が分かりにくいんだよね。そもそもまともに覚える気もないけどさ? だから多少の間違いは許してほしい。
「この、世界にとって……優位に立つ精霊の……権威を落とそうと………」
「ふぅん……それで精霊狩りね。言っとくけど俺を殺さない限り精霊は滅びないよ? 俺はどの属性の精霊でも生み出せる。俺が死んでも次代の精霊王が世界によって生み出されるし」
そう簡単なことじゃないと思う。精霊王というのは殺されたりしなければ、寿命が来た時にそのまま消滅して同時に次代の精霊王が生まれるんだよ。殺されるっていうのは前例がないからその場合はどうなるのか分からないけど……
「せ、精霊王は精霊を生めないんじゃ……」
「どこ情報? 主に精霊を生み出すのが大精霊、その大精霊を生むのが精霊王なんだけどー。精霊王が生めるのは大精霊だけじゃないし」
精霊は精霊王の魔力の塊のようなものだから、俺が手に魔力を集めたら良いだけ。そりゃあ精霊同士で結婚とかシルフのように他の種族と結婚する場合もあるから、その場合は元の精霊が俺の魔力で出来ていても多少遺伝子とかが変わってくる。それでも俺の魔力がほとんどであることに変わりはないし結局精霊王がいる限り精霊は滅びない。大精霊であるシルフだって、子供が二人いるらしいけど自分の魔力で精霊が生めなくなったわけではないし。
だからどうしても精霊の権威を落としたいならこの世界を何とかしなきゃだと思うよ。精霊王を生み出すのは世界だからね。でも世界を何とかする、なんて精霊にですら出来ないことだよ。結婚相手や恋人が出来たら精霊王が祝福する。そうすれば普段の姿と大人の二種類の姿になれる。魔力を消費するから常に大人の姿は無理だと思うけどね。
シルフは元々大精霊で大人の姿だったから俺の祝福は関係ないけど、他の精霊は結婚相手や恋人がいるのに妖精みたいな姿や子供だと色々とマズい。
まあ精霊というのは謎に包まれていて複雑な種族なわけですよ。ぜんぶ説明してるとキリがないんだよね。
「……じゃなくて、そんなこと今はどうでも良いんだよ。アルフォンスくん……王太子に呪いを掛けた理由は?」
「それは……それは本当に、私とカナンは関係ありません。アベルが、王太子の地位に……つ、つけるかもしれないから、と……ついでらしいです」
前の二人に比べたら話しやすいね。まだまともなのかな? それとも諦めただけかな。会話が出来るのなら別にどっちでも良い。
「ついででやって良いことではないし、仮に王太子がいなくなったとしても次の王太子は上の王弟だと思うよ? 優秀だそうだしノームの祝福を受けてるからね。無自覚人たらしなのはある意味欠点って言われてるらしいけどさ」
でも王が愛されて困ることはほとんどないよね。傾国とかそういうこともなさそうだしさ。俺だったら権力欲があるだけの下の王弟より上の王弟を推すけどねぇ。
「だってさ、国王。どうする?」
「どうする、とは」
「復讐したいかって聞いてるんだよー」
「精霊王様にお任せ致します」
無難な回答だね。どうせ俺が何とかするのは分かってるもんね。
「そう。この三人を殺したら彼らが『呪いになるほど精霊を苦しめて殺した』、という罪がここにいない人にも知られるよね。そしたら表向きを取り繕うことも出来なくなるから精霊族と他三種族の友好関係には亀裂が入るねー。さて、お三方。そうなっても俺が困ることはないけど、どうしようか」
俺が殺さなければ表向きは取り繕える。ひびは入っても決定的な亀裂は入らない。でもなー……ほんっと、許せないから。もう怒られても良いからこの城ごと破壊したい。今の俺は感情が乱れすぎて、一瞬でも気を抜けばすぐにでも魔力が暴走しそうな状態なんだよ。そうなったら城の破壊どころでは済まないだろうね。
「まあ俺たち精霊からしたらそんなことどうでも良いからさ、殺しちゃおっかな。簡単に死なせたりはしないけど。どうせ俺はこの手で人を殺めたことがあるから今更抵抗なんてないよ」
不可抗力だけど、ね。俺は誰かさんと違って正当な理由もなく殺人をするほど気が狂った奴ではないから。
「せ、精霊王様! どんなお詫びでも致します! それだけは……!」
「わたくしたちエルフ族からもお願い致します。どうかご慈悲を頂けないでしょうか」
「我らからも」
ふふ、必死だね。だけど俺がそんなことでやめるとでも思う? 床に頭を付けて懇願してくる彼らにそう言うとさらに絶望した顔になった。王としての威厳もなければプライドの欠片もないね。これを見るだけでどんなに必死かが分かるよ。王たちの責任もあるけど一番の理由は彼らじゃないのは分かってる。だけど俺は頭を下げられたからと言って願いを聞き入れるほど優しくはないんだよ。
『ナギサ、今回は手を引け』
「はあ? なぜ私があんたに命令されなければならないのです?」
『言わずとも分かるだろう。理由はちゃんとある』
「……はいはい、ご随意に。本当なら私が命令を聞く筋合いはないのですから感謝してくださいね」
……世界がやめろだってさ。神はいないと言ったけど世界が神みたいな感じだろうね。たまーに干渉してくる。俺の親みたいなものだね。普段は干渉して来ないけどここで友好関係に亀裂を入れると大変なことになるみたい。よほどのことじゃないと俺の行動を禁じたりしないからよっぽどのことなんだねぇ。めんどくさ。ほんと、なんで今回に限って……勘弁してほしいよ。笑えないって。
「世界がこの人たちを殺すなだって。良かったね、友好関係は破綻しないよ。でも殺さないのなら何でもして良いってさ」
「ありがとうございます……!」
あ、そこはありがとうなんだね。三人とも口を揃えて礼を言ってきたけど、友好関係さえ保たれるならこの人たちはもうどうでも良いのかな? まあそうだよね。これだけのことをしておいて許せないのは俺だけじゃないよねぇ。
「わ、わたしは……二人に無理矢理加担させられたんです。脅されちゃって……怖いです、助けてください……」
「……黙れよ」
怯えていたのに、急に顔つきが変わったと思えば媚びを売ってくるなんてねぇ。変わり身がすごいよ。男はみんなそれで落ちると思ってるのかな。だとしたらかわいそうな頭してるね。
俺が落ちるわけなくない? 人に責任押し付けるとか俺が一番無理なタイプだし、そもそも今更そんな嘘通用しないでしょ。媚び売るならもっと上手くやろうよ。せめてもう少しマシな演技をしてほしい。
ちょっと睨んだだけで泣くなら最初からやらないでよねー。それとさ、俺の口調が変わったからって一々怯えないでほしいんだよ。普段は気を付けてるけど、俺は本来口が悪い。多少怒りで口が悪くなってもそれは仕方ないと思ってよね。
「なんて言って脅されたの?」
「そ、それは……っ」
「バレバレな嘘つくのやめな。自分の首絞めるだけだからさー。それとひとつ言っておくよ。俺は君のように不都合があったらすぐ媚びを売ろうとする人とか、人に責任を押し付ける人は大嫌いなんだよね。女として落とせる落せない以前に、穢れがすごいんだよ。脅されて無理矢理加担させられてる人の穢れ方じゃないから。……分かったら失せろ」
さっきの王弟よろしく、圧死する手前の強さで拘束して宙に浮かせる。この圧死する手前っていう力加減が大事なんだよ? 呼吸はできるから死なないけど、泣いたり声を出す余裕はない。不快な奴らを黙らせるにはちょうど良いよね。
あ、一応言っておくけど俺はサディストとかじゃないからね。ただの報復。基本的には平和主義者だし。
「さて、この女に話を聞くのはもう無理そうだから最後は君ね。魔王の右腕の……クシャミ? なんだっけ。ク……あ、クシェイドか。結局さ、君たちの目的はなんだったの? 一番聞きたいことが聞けてないんだけどー」
この人たち名前が分かりにくいんだよね。そもそもまともに覚える気もないけどさ? だから多少の間違いは許してほしい。
「この、世界にとって……優位に立つ精霊の……権威を落とそうと………」
「ふぅん……それで精霊狩りね。言っとくけど俺を殺さない限り精霊は滅びないよ? 俺はどの属性の精霊でも生み出せる。俺が死んでも次代の精霊王が世界によって生み出されるし」
そう簡単なことじゃないと思う。精霊王というのは殺されたりしなければ、寿命が来た時にそのまま消滅して同時に次代の精霊王が生まれるんだよ。殺されるっていうのは前例がないからその場合はどうなるのか分からないけど……
「せ、精霊王は精霊を生めないんじゃ……」
「どこ情報? 主に精霊を生み出すのが大精霊、その大精霊を生むのが精霊王なんだけどー。精霊王が生めるのは大精霊だけじゃないし」
精霊は精霊王の魔力の塊のようなものだから、俺が手に魔力を集めたら良いだけ。そりゃあ精霊同士で結婚とかシルフのように他の種族と結婚する場合もあるから、その場合は元の精霊が俺の魔力で出来ていても多少遺伝子とかが変わってくる。それでも俺の魔力がほとんどであることに変わりはないし結局精霊王がいる限り精霊は滅びない。大精霊であるシルフだって、子供が二人いるらしいけど自分の魔力で精霊が生めなくなったわけではないし。
だからどうしても精霊の権威を落としたいならこの世界を何とかしなきゃだと思うよ。精霊王を生み出すのは世界だからね。でも世界を何とかする、なんて精霊にですら出来ないことだよ。結婚相手や恋人が出来たら精霊王が祝福する。そうすれば普段の姿と大人の二種類の姿になれる。魔力を消費するから常に大人の姿は無理だと思うけどね。
シルフは元々大精霊で大人の姿だったから俺の祝福は関係ないけど、他の精霊は結婚相手や恋人がいるのに妖精みたいな姿や子供だと色々とマズい。
まあ精霊というのは謎に包まれていて複雑な種族なわけですよ。ぜんぶ説明してるとキリがないんだよね。
「……じゃなくて、そんなこと今はどうでも良いんだよ。アルフォンスくん……王太子に呪いを掛けた理由は?」
「それは……それは本当に、私とカナンは関係ありません。アベルが、王太子の地位に……つ、つけるかもしれないから、と……ついでらしいです」
前の二人に比べたら話しやすいね。まだまともなのかな? それとも諦めただけかな。会話が出来るのなら別にどっちでも良い。
「ついででやって良いことではないし、仮に王太子がいなくなったとしても次の王太子は上の王弟だと思うよ? 優秀だそうだしノームの祝福を受けてるからね。無自覚人たらしなのはある意味欠点って言われてるらしいけどさ」
でも王が愛されて困ることはほとんどないよね。傾国とかそういうこともなさそうだしさ。俺だったら権力欲があるだけの下の王弟より上の王弟を推すけどねぇ。
「だってさ、国王。どうする?」
「どうする、とは」
「復讐したいかって聞いてるんだよー」
「精霊王様にお任せ致します」
無難な回答だね。どうせ俺が何とかするのは分かってるもんね。
「そう。この三人を殺したら彼らが『呪いになるほど精霊を苦しめて殺した』、という罪がここにいない人にも知られるよね。そしたら表向きを取り繕うことも出来なくなるから精霊族と他三種族の友好関係には亀裂が入るねー。さて、お三方。そうなっても俺が困ることはないけど、どうしようか」
俺が殺さなければ表向きは取り繕える。ひびは入っても決定的な亀裂は入らない。でもなー……ほんっと、許せないから。もう怒られても良いからこの城ごと破壊したい。今の俺は感情が乱れすぎて、一瞬でも気を抜けばすぐにでも魔力が暴走しそうな状態なんだよ。そうなったら城の破壊どころでは済まないだろうね。
「まあ俺たち精霊からしたらそんなことどうでも良いからさ、殺しちゃおっかな。簡単に死なせたりはしないけど。どうせ俺はこの手で人を殺めたことがあるから今更抵抗なんてないよ」
不可抗力だけど、ね。俺は誰かさんと違って正当な理由もなく殺人をするほど気が狂った奴ではないから。
「せ、精霊王様! どんなお詫びでも致します! それだけは……!」
「わたくしたちエルフ族からもお願い致します。どうかご慈悲を頂けないでしょうか」
「我らからも」
ふふ、必死だね。だけど俺がそんなことでやめるとでも思う? 床に頭を付けて懇願してくる彼らにそう言うとさらに絶望した顔になった。王としての威厳もなければプライドの欠片もないね。これを見るだけでどんなに必死かが分かるよ。王たちの責任もあるけど一番の理由は彼らじゃないのは分かってる。だけど俺は頭を下げられたからと言って願いを聞き入れるほど優しくはないんだよ。
『ナギサ、今回は手を引け』
「はあ? なぜ私があんたに命令されなければならないのです?」
『言わずとも分かるだろう。理由はちゃんとある』
「……はいはい、ご随意に。本当なら私が命令を聞く筋合いはないのですから感謝してくださいね」
……世界がやめろだってさ。神はいないと言ったけど世界が神みたいな感じだろうね。たまーに干渉してくる。俺の親みたいなものだね。普段は干渉して来ないけどここで友好関係に亀裂を入れると大変なことになるみたい。よほどのことじゃないと俺の行動を禁じたりしないからよっぽどのことなんだねぇ。めんどくさ。ほんと、なんで今回に限って……勘弁してほしいよ。笑えないって。
「世界がこの人たちを殺すなだって。良かったね、友好関係は破綻しないよ。でも殺さないのなら何でもして良いってさ」
「ありがとうございます……!」
あ、そこはありがとうなんだね。三人とも口を揃えて礼を言ってきたけど、友好関係さえ保たれるならこの人たちはもうどうでも良いのかな? まあそうだよね。これだけのことをしておいて許せないのは俺だけじゃないよねぇ。
376
あなたにおすすめの小説
「元」面倒くさがりの異世界無双
空里
ファンタジー
死んでもっと努力すればと後悔していた俺は妖精みたいなやつに転生させられた。話しているうちに名前を忘れてしまったことに気付き、その妖精みたいなやつに名付けられた。
「カイ=マールス」と。
よく分からないまま取りあえず強くなれとのことで訓練を始めるのだった。
神様の人選ミスで死んじゃった!? 異世界で授けられた万能ボックスでいざスローライフ冒険!
さかき原枝都は
ファンタジー
光と影が交錯する世界で、希望と調和を求めて進む冒険者たちの物語
会社員として平凡な日々を送っていた七樹陽介は、神様のミスによって突然の死を迎える。そして異世界で新たな人生を送ることを提案された彼は、万能アイテムボックスという特別な力を手に冒険を始める。 平穏な村で新たな絆を築きながら、自分の居場所を見つける陽介。しかし、彼の前には隠された力や使命、そして未知なる冒険が待ち受ける! 「万能ボックス」の謎と仲間たちとの絆が交差するこの物語は、笑いあり、感動ありの異世界スローライフファンタジー。陽介が紡ぐ第二の人生、その行く先には何が待っているのか——?
異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました
おーるぼん
ファンタジー
主人公は俺、43歳独身久保田トシオだ。
人生に疲れて自ら命を絶とうとしていた所、それに失敗(というか妨害された)して異世界に辿り着いた。
最初は夢かと思っていたこの世界だが、どうやらそうではなかったらしい、しかも俺は魔物使いとか言う就いた覚えもない職業になっていた。
おまけにそれが判明したと同時に雑魚魔物使いだと罵倒される始末……随分とふざけた世界である。
だが……ここは現実の世界なんかよりもずっと面白い。
俺はこの世界で仲間たちと共に生きていこうと思う。
これは、そんなしがない中年である俺が四苦八苦しながらもセカンドライフを楽しんでいるだけの物語である。
……分かっている、『図鑑要素が全くないじゃないか!』と言いたいんだろう?
そこは勘弁してほしい、だってこれから俺が作り始めるんだから。
※他サイト様にも同時掲載しています。
神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!
yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。
しかしそれは神のミスによるものだった。
神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。
そして橘 涼太に提案をする。
『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。
橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。
しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。
さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。
これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
ただいま御褒美転生中!〜元召喚勇者は救った世界で、自作の自立型魔法創作物と共に自由を求める〜
いくしろ仄
ファンタジー
女神に頼まれ魔王を討ち倒したご褒美に、当人の希望通りの人生に転生させてもらった主人公。
赤ん坊から転生スタートします。
コメディ要素あり、ほのぼの系のお話です。
参考図書
復刻版鶴の折り紙・ブティック社
転生魔竜~異世界ライフを謳歌してたら世界最強最悪の覇者となってた?~
アズドラ
ファンタジー
主人公タカトはテンプレ通り事故で死亡、運よく異世界転生できることになり神様にドラゴンになりたいとお願いした。 夢にまで見た異世界生活をドラゴンパワーと現代地球の知識で全力満喫! 仲間を増やして夢を叶える王道、テンプレ、モリモリファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる