【R18】【本編完結済】ロールキャベツ系彼女とツンデレ(後々)彼氏

米粉パン

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本編

39※

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夕飯の席では、盛大に歓迎会を開いてくださった。広いダイニングテーブルに並ぶのは、ローストビーフやサーモンのカルパッチョや、ソースのかかったトンカツみたいなやつや……庶民には馴染みのない料理もあって、申し訳ないが名前で表現することができない。


ワイングラスにジンジャーエールを入れて(雅のご両親はワインだった)乾杯をして、たらふく食べさせてもらった。



部屋に備え付けられた、ちょっとしたバスルーム(実は部屋にもう1つ扉があった)でシャワーを浴び、寝室のキングサイズのベッドに横たわった。モノが少な過ぎて10分程で荷解きは済んだので、ヒマになってしまったのだ。

しばらくベッドでボーっとしていると、自分の部屋と反対側の扉がカチャリ、と音をたてて開いた。



「悠くん、もう荷解き済んだのですか?」

「ああ、荷物少ないからな」

肯定して、上体を起こす。

雅はベッドの上に乗り、俺の近くまでハイハイしてきた。


「何だか新婚さんみたい、ですね」

照れくさそうに笑った彼女は、俺の唇に軽くキスを落とした。

「親もいるのに、そんなことして大丈夫なのかよ」

「ええ、この家は全部の部屋が防音ですし、両親の部屋は階段を登って左ですから、真反対ですよ。それに……」



うちの両親、いつもラブラブなんですよ、と耳元で囁きながら、俺の足を跨いだ。

「悠くん、愛してます」

「俺も」


俺の返事を皮切りに、雅は俺の頬と後頭部を両手で固定し、口付けを始めた。

息が苦しくなって口を開くと、熱くて柔らかい舌が侵入してきた。絡み、吸われるうちにどんどん体温は上昇していく。

「クチュ……ん、はぁ……んむっ」

互いに互いを求めあい、いつの間にか俺の背中はベッドに付いていた。

「悠くん……悠くん……」

熱の篭った瞳で俺を見つめながら、俺が着ている上半身のスウェットを脱がした。

「あれ、もしかして、期待してました?」

「あっ!」

既に勃っている乳首をピンッと弾き、彼女は嬉しそうに笑った。右側を口に含み、舌で過激に転がす。左側は対照的に、指でこしょこしょと擽っている。

「あっ……やっ!ち、くび、は……やだっ」

「うそ。悦んでるくせに」

右側を歯でカリッと軽く噛むと、「ぅあっ!!」と大きく震えた。


ちゅ、ちゅ、と赤い痕を残しながら上っていき、首筋に到着すると、舌を這わせた。少しざらりとした感触を覚えた瞬間、心臓がドクンッと大きな音をたてた。

「はっ……ゆ、悠くん……このタイミングでフェロモン出さないでくださいよ……」

俺の変化に気付いたのか、だんだん呼吸を荒くしながら再び唇に貪りついた。

「ぅんっ……そんなこと、いっても……」

唇を寄せながら、彼女の手が俺のスウェットズボンにかかった感触があったので、思わず腰を浮かせた。


「ふふっ、ご協力ありがとうございます……やっぱり、楽しみにしてたんですね」

「なっ、ちが……あんっ」


女の子みたいな声ですね、と言いながら、既にそそり立つ俺の竿をパンツ越しに撫でた。

「今日はグレーのパンツなんですね……我慢してるの、バレバレですよ」

じわりと滲んだ汁は、パンツの色を変えていく。恥ずかくなった俺は、両手を顔に当て、顔を隠した。


「みるな……」

「無理です。見ます」

「…………せめて電気消して」

「……消したら、顔見せてくれますか?」

「………………善処する」



しょうがないなぁ、と雅は俺から離れ、ベッドサイドの照明を付け、部屋の電気を消した。真っ暗な部屋の中で、俺たちがいるところだけ柔らかく照らされている。

「ちゃ、ちゃんと全部消して……」

「それだと、全く見えなくなりますよ?ゴムちゃんと付けられなくて妊娠したいですか?」

「……やだ」

「では大丈夫ですね」

満足そうに笑う彼女を見て、上手く丸め込まれた感が否めなくなった。



ーーーーーーーーー

まだまだRシーン続きます
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