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追憶
心の壊れている幼子達
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もう、記憶にも無い。あの時の自分達は何歳で、どうしてあの場所にいたのかも、今はもうわからない。でも、まだあの時までは世界には色があって、優しい人達で溢れていたんだ——
◇
穏やかな陽気の中。双子の兄弟が母親と一緒に公園へ遊びに来ていた。「「いつもいくこうえんはあきた!」」と、母親に二人揃って我侭を言い、車を出してもらってちょっと遠くまで。
「あんまり羽目外すんじゃないのよー」
「わかってるって!」
「わかってるってば!」
見た事のない景色に喜びながら、匡は涼と手を繋ぎながら駆けて行った。ロケットの形をした滑り台。天にも届きそうに感じられる、大きな登り棒。上にも乗れるクジラからは水が噴出し、そのすぐ側には広い遊水路がある。目に入る何もかもが新鮮で、追いかけっこをしながら、匡と涼は初めて遊ぶ遊具を存分に楽しんでいた。
「かーわって!」
涼の乗るブランコを匡が後ろから押している時、彼らは不意に声を掛けられた。相手はとても小さな女の子だ。可愛らしい幼い声を耳にし、匡と涼は時間が止まったような錯覚を抱いた。
座っていたブランコから涼が降り、匡と一緒に少女の傍に駆け寄る。
「はじめ…… まして?」
少女が軽く首を傾げると、匡と涼は同時に頷いた。
「そうだね」
「ぼくたちね、きょうはくるまできたんだよ」
「そうなんだぁ」
天使のような微笑をたたえる少女に、二人は視線を離せなくなった。
「ねぇ、ブランコじゃなくてさ、あっちでいっしょにあそぼ」と匡が誘う。
「いいの?」
親と一緒に来はしたが、今日は運悪く友達が誰も公園に来ていなかった為、仕方なく一人で遊んでいた少女は二人に誘って貰えてとても嬉しそうだ。
「「うん!」」
二人が一緒に頷くと、少女は「ありがとぉ」と言って、太陽みたいに眩しい笑顔を二人に返した。
三人で手を繋ぎ、砂場へと駆けて行くと、そこには少女が持ってきていた玩具が散乱していた。
「「かしてもらってもいい?」」
「うん、いいよー」
ブラスチック製のスコップやバケツを掴み、三人は楽しそうに砂山や川を作って遊び始めた。上手にとかいかずとも、一人で作るより三人の方が断然楽しいし大きな物が作れる。だからか、彼らは夢中になって遊び続けた。
「お弁当にするわよー、こっちいらっしゃい!」
昼になり、匡と涼の母親が少し離れた場所から二人に声を掛けた。
「まってよぉ!いまあそんでるんだから」
「もうちょっとしたらいくからー!」
砂遊びに飽き、今は遊水路の中へ服のまま入っていた二人が母の方へそう叫んだ。
「ダメよーお弁当が先です!ほら、もう着替えて」
バスタオルを片手に、母親が呆れながら近寄って来た。
一緒に遊ぶ少女の背を見て、母親が「ありがとうね、うちの子と一緒に遊んでくれて」と微笑みながら声を掛ける。その声に振り返りながら、少女は彼らの母親をゆっくり見上げた。
「——え?」
声を失い、二人の母親が口元を押える。
(えっと…… 。あれ?うちの子…… 三つ子だったっけ?)
瓜二つと言っても言い程、匡と涼の二人と似た少女の顔立ちを前にし、言葉が出てこない。
「かわいいよね、このこ」
ニコニコ笑いながら、涼が母親に言った。
「ほいくえんにいってるんだって!ね?」と匡が言うと、「うん」と少女が頷く。
「そ、そうなんだ。本当に…… か、可愛い子ね」
戸惑いながら母親が返事をした。
キョトンとした顔で少女は彼らの母親を見上げている。何故不思議そうな顔をしているのか、少女には全くわからない。
大きなタオルで母親が二人の体を拭いていると、少女は急に、何かを思い出したように、「——あ!」と叫んだ。
「ねぇ!おばさん、いまなんじ?」
「え?あ、えっとね…… 十二時半になったくらい、ね」
自分の子供達によく似た子供に『おばさん』と言われ、ちょっと違和感を感じながら母親は答えた。
「ごめんね、もうかえるっ!」
濡れた服のまま、砂場に向って走り出そうとする少女に、「待って!せめて拭いてから行きなさい」と二人の母親が声を掛ける。
素直に止まり、少女は母親の前に立つと、「ありがとぉ」と水気を拭いてもらいながら礼を口にした。 濡れた髪を拭きながら「いいのよ、気にしないで」と二人の母親が言う。
三人を拭き終わり、濡れた服のまま砂場に入らせては洗濯が大変だろうと判断した二人の母親が、少女の持って来ていた玩具を袋に入れて持たせた。
「ありがとうです。じゃあねー」
袋を受け取り、ペコッと頭をさげ、公園の出口に向かい駆けて行こうとする。
「ねぇ、またあえる?」
「…… んー。わかんない」
匡に言われ、少しだけ少女が困った顔になった。
「またあそぼうよ」
「また、あえたらね」
涼のお願いに対し、少女は笑顔を返し、玩具の入る袋を片手に家へ帰って行った。
——その日から、二人の全てがゆっくりと狂っていった。
成長に伴い好奇の視線が二人に刺さり、世界から徐々に色が消えていく。周囲の人々は存在感を失い始め、この日の出逢いを二人は成長するにつれ、諦めと共に、少しづつ記憶の奥底に沈めていく事になる。
◇
「——ねぇねぇ、匡君ってカッコイイと思わない?」
「えぇー?可愛いの間違いじゃなくて?」
「私は断然、涼君かなー」
小学校の教室の隅で、少し早く大人になっていく少女達が小声でそう話す。小声だろうが聞こえる声と共に感じる、少女達の好奇に満ちた視線に、匡と涼が嫌悪感を抱いていた。
(吟味するような目で、こっちを見るなよ…… )
中性的な印象を与える容姿に成長した二人は、どこに居ても他者の目を惹く事が多くなっていた。この頃はまだかろうじて互いには個性があり、他者を受け入れる心を持っていたのだが、……無遠慮な視線が原因で、どんどんそれらは失われていった。
「あの子に、また会いたいな…… 」
「何処で、何をしているんだろうね?」
ふと記憶の底に眠っていた少女の記憶が心に蘇る。短い時間だったが、値踏みの混じらない純真な瞳が恋しくって堪らない。
「わからないね」
「可愛かったなぁ、とても」
思い出すのは、純粋で無垢な瞳と、幼くて可愛い容姿。たった一日遊んだだけの少女が、この頃の二人はまだ、忘れる事が出来ずにいた。
理由はわからない。でも、彼女と一緒の時間はとても幸せだった。
笑ってくれるだけで嬉しくて、傍で一緒に遊んでくれただけで楽しかった。
まるで、生まれた時から一緒に居たみたいに違和感がなかった。
「ねぇ、最近…… 思う事があるんだ」
「僕もだよ」
暗い部屋の中。自分達の部屋の真中で二人が向かい合って椅子に座っている。顔の高さで両手を重ね、ジッと互いの目を見詰めた。
「「僕らは、あの少女に似ていないか?」」
同時に囁き、どちらともなく顔を近づける。背徳感も感じぬまま、重なる唇。
まだ幼さのある唇は柔かく、温かい——
「「…… 」」
あの日の少女の面影を追い、行った行為だった。
でも時間がそれを忘れさせ、次第に匡と涼は二人だけの世界に篭るようになっていった。外の世界はとても窮屈で、自分達の世界を認めてはくれない。徐々に色褪せていく世界の中、互いだけを見て、互いだけを愛し、互いだけを労わる。そうしていくうちに、二人の中から記憶から少女の存在は消えていき、互いだけを求めるようになっていった。
((でも…… この違和感はなんなのだろう?))
二人はずっと思っていた。『『何かが違う』』
この世界は間違ってはいないか?
僕は、欲しい者を間違ってはいないだろうか。
だけどそんな事、涼には言えない。
だけどそんな事、匡には言えない。
涼を愛してる。
匡を愛してる。
でも、何かが足りないんだ。
数の足りないパズルで繰り返し遊ぶような行為に違和感を感じ、二人は欠けたピースを探す。
ミツケタ……
ミツケタ、ミツケタミツケタミツケタ!
アァ、カノジョシカイナイヨ
——あぁこれで、僕ら世界は再び色を取り戻し、全てが変わっていくんだ。
【完結】
◇
穏やかな陽気の中。双子の兄弟が母親と一緒に公園へ遊びに来ていた。「「いつもいくこうえんはあきた!」」と、母親に二人揃って我侭を言い、車を出してもらってちょっと遠くまで。
「あんまり羽目外すんじゃないのよー」
「わかってるって!」
「わかってるってば!」
見た事のない景色に喜びながら、匡は涼と手を繋ぎながら駆けて行った。ロケットの形をした滑り台。天にも届きそうに感じられる、大きな登り棒。上にも乗れるクジラからは水が噴出し、そのすぐ側には広い遊水路がある。目に入る何もかもが新鮮で、追いかけっこをしながら、匡と涼は初めて遊ぶ遊具を存分に楽しんでいた。
「かーわって!」
涼の乗るブランコを匡が後ろから押している時、彼らは不意に声を掛けられた。相手はとても小さな女の子だ。可愛らしい幼い声を耳にし、匡と涼は時間が止まったような錯覚を抱いた。
座っていたブランコから涼が降り、匡と一緒に少女の傍に駆け寄る。
「はじめ…… まして?」
少女が軽く首を傾げると、匡と涼は同時に頷いた。
「そうだね」
「ぼくたちね、きょうはくるまできたんだよ」
「そうなんだぁ」
天使のような微笑をたたえる少女に、二人は視線を離せなくなった。
「ねぇ、ブランコじゃなくてさ、あっちでいっしょにあそぼ」と匡が誘う。
「いいの?」
親と一緒に来はしたが、今日は運悪く友達が誰も公園に来ていなかった為、仕方なく一人で遊んでいた少女は二人に誘って貰えてとても嬉しそうだ。
「「うん!」」
二人が一緒に頷くと、少女は「ありがとぉ」と言って、太陽みたいに眩しい笑顔を二人に返した。
三人で手を繋ぎ、砂場へと駆けて行くと、そこには少女が持ってきていた玩具が散乱していた。
「「かしてもらってもいい?」」
「うん、いいよー」
ブラスチック製のスコップやバケツを掴み、三人は楽しそうに砂山や川を作って遊び始めた。上手にとかいかずとも、一人で作るより三人の方が断然楽しいし大きな物が作れる。だからか、彼らは夢中になって遊び続けた。
「お弁当にするわよー、こっちいらっしゃい!」
昼になり、匡と涼の母親が少し離れた場所から二人に声を掛けた。
「まってよぉ!いまあそんでるんだから」
「もうちょっとしたらいくからー!」
砂遊びに飽き、今は遊水路の中へ服のまま入っていた二人が母の方へそう叫んだ。
「ダメよーお弁当が先です!ほら、もう着替えて」
バスタオルを片手に、母親が呆れながら近寄って来た。
一緒に遊ぶ少女の背を見て、母親が「ありがとうね、うちの子と一緒に遊んでくれて」と微笑みながら声を掛ける。その声に振り返りながら、少女は彼らの母親をゆっくり見上げた。
「——え?」
声を失い、二人の母親が口元を押える。
(えっと…… 。あれ?うちの子…… 三つ子だったっけ?)
瓜二つと言っても言い程、匡と涼の二人と似た少女の顔立ちを前にし、言葉が出てこない。
「かわいいよね、このこ」
ニコニコ笑いながら、涼が母親に言った。
「ほいくえんにいってるんだって!ね?」と匡が言うと、「うん」と少女が頷く。
「そ、そうなんだ。本当に…… か、可愛い子ね」
戸惑いながら母親が返事をした。
キョトンとした顔で少女は彼らの母親を見上げている。何故不思議そうな顔をしているのか、少女には全くわからない。
大きなタオルで母親が二人の体を拭いていると、少女は急に、何かを思い出したように、「——あ!」と叫んだ。
「ねぇ!おばさん、いまなんじ?」
「え?あ、えっとね…… 十二時半になったくらい、ね」
自分の子供達によく似た子供に『おばさん』と言われ、ちょっと違和感を感じながら母親は答えた。
「ごめんね、もうかえるっ!」
濡れた服のまま、砂場に向って走り出そうとする少女に、「待って!せめて拭いてから行きなさい」と二人の母親が声を掛ける。
素直に止まり、少女は母親の前に立つと、「ありがとぉ」と水気を拭いてもらいながら礼を口にした。 濡れた髪を拭きながら「いいのよ、気にしないで」と二人の母親が言う。
三人を拭き終わり、濡れた服のまま砂場に入らせては洗濯が大変だろうと判断した二人の母親が、少女の持って来ていた玩具を袋に入れて持たせた。
「ありがとうです。じゃあねー」
袋を受け取り、ペコッと頭をさげ、公園の出口に向かい駆けて行こうとする。
「ねぇ、またあえる?」
「…… んー。わかんない」
匡に言われ、少しだけ少女が困った顔になった。
「またあそぼうよ」
「また、あえたらね」
涼のお願いに対し、少女は笑顔を返し、玩具の入る袋を片手に家へ帰って行った。
——その日から、二人の全てがゆっくりと狂っていった。
成長に伴い好奇の視線が二人に刺さり、世界から徐々に色が消えていく。周囲の人々は存在感を失い始め、この日の出逢いを二人は成長するにつれ、諦めと共に、少しづつ記憶の奥底に沈めていく事になる。
◇
「——ねぇねぇ、匡君ってカッコイイと思わない?」
「えぇー?可愛いの間違いじゃなくて?」
「私は断然、涼君かなー」
小学校の教室の隅で、少し早く大人になっていく少女達が小声でそう話す。小声だろうが聞こえる声と共に感じる、少女達の好奇に満ちた視線に、匡と涼が嫌悪感を抱いていた。
(吟味するような目で、こっちを見るなよ…… )
中性的な印象を与える容姿に成長した二人は、どこに居ても他者の目を惹く事が多くなっていた。この頃はまだかろうじて互いには個性があり、他者を受け入れる心を持っていたのだが、……無遠慮な視線が原因で、どんどんそれらは失われていった。
「あの子に、また会いたいな…… 」
「何処で、何をしているんだろうね?」
ふと記憶の底に眠っていた少女の記憶が心に蘇る。短い時間だったが、値踏みの混じらない純真な瞳が恋しくって堪らない。
「わからないね」
「可愛かったなぁ、とても」
思い出すのは、純粋で無垢な瞳と、幼くて可愛い容姿。たった一日遊んだだけの少女が、この頃の二人はまだ、忘れる事が出来ずにいた。
理由はわからない。でも、彼女と一緒の時間はとても幸せだった。
笑ってくれるだけで嬉しくて、傍で一緒に遊んでくれただけで楽しかった。
まるで、生まれた時から一緒に居たみたいに違和感がなかった。
「ねぇ、最近…… 思う事があるんだ」
「僕もだよ」
暗い部屋の中。自分達の部屋の真中で二人が向かい合って椅子に座っている。顔の高さで両手を重ね、ジッと互いの目を見詰めた。
「「僕らは、あの少女に似ていないか?」」
同時に囁き、どちらともなく顔を近づける。背徳感も感じぬまま、重なる唇。
まだ幼さのある唇は柔かく、温かい——
「「…… 」」
あの日の少女の面影を追い、行った行為だった。
でも時間がそれを忘れさせ、次第に匡と涼は二人だけの世界に篭るようになっていった。外の世界はとても窮屈で、自分達の世界を認めてはくれない。徐々に色褪せていく世界の中、互いだけを見て、互いだけを愛し、互いだけを労わる。そうしていくうちに、二人の中から記憶から少女の存在は消えていき、互いだけを求めるようになっていった。
((でも…… この違和感はなんなのだろう?))
二人はずっと思っていた。『『何かが違う』』
この世界は間違ってはいないか?
僕は、欲しい者を間違ってはいないだろうか。
だけどそんな事、涼には言えない。
だけどそんな事、匡には言えない。
涼を愛してる。
匡を愛してる。
でも、何かが足りないんだ。
数の足りないパズルで繰り返し遊ぶような行為に違和感を感じ、二人は欠けたピースを探す。
ミツケタ……
ミツケタ、ミツケタミツケタミツケタ!
アァ、カノジョシカイナイヨ
——あぁこれで、僕ら世界は再び色を取り戻し、全てが変わっていくんだ。
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