こうして、世界は再び色を持つ

 高校から程近い商店街を、双子の兄弟である天音匡(あまねきょう)と涼(りょう)の二人が歩いている。学校から近いのに、ずっと行く機会がなかったその場所で、二人は運命的な出逢いを果たした。

 相手は、『鏡でも見ているのか?』と思う程、自分達とよく似た容姿を持つ少女だ。

 直様二人は興味を抱き、匡と涼はその少女・草加葵(くさかあおい)の帰路に着いて行く事にした。
 二人は彼女が暮らす草加邸家まで尾行を続け、緊張しながらも話し掛けた。顔を合わせ、言葉を交わしていくうちに、彼らは急速に心を惹かれていく。一目見た時から付き纏う、妙な既視感と共に。
 そんな二人は葵の寂しさに触れるうち、『僕らが近くに居てあげたい』『もっと近くに行きたい』と強く思い始め、若さのせいもあってか、暴走して行く感情を止める事が出来なかった——


 ○寂しがりやな少女が、双子の兄弟に恋愛感情を押し付けられるお話です。
 ○強姦、3Pシーンあり。【R18】のお話ですので苦手な方は御注意下さい。
 ○旧タイトル『1と2の世界で』(随分前に書いた作品に加筆・修正を加えた作品です)

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