主人公をいじめぬいて最後は殺される悪役王子だった事に気付いた10才の俺。

はるか

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第2章

32 悪役王子、どつぼにはまる。の巻 ※

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※攻め以外とちょっとエッチな事をします。最後までいたしませんが苦手な方はご注意下さい。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

結局、ライナスと俺は同室のまま冒険を続けていた。たまにリリィのそれとないお誘いがあるのだがライナスはやんわりと交わしている。

何でだ?こういう事はもう実践あるのみだろ?こっそり俺と練習している場合じゃねぇよ。

「う……んっ。」

ヌチュヌチュと舌の絡まる音が室内で響く。最初の頃はキスする度に真っ赤になっていたライナスも今や部屋に二人っきりになった途端にキスをしてくるようになっていた。むしろ早く部屋に入りたがる節がある。

そんなに練習したいのか?

確かに早くリリィといたしたいよな。でもこんなキスをされたら淫乱に仕上がっててご無沙汰な俺は中心が固くなっちゃうんだよ~。夜中にトイレで抜く身にもなってくれ。

「……最後までしたい。」

うん。最近そうしたいんじゃないかなとは感じてた。だってライナスもいつもギンギンに勃っていたんだ。お互い興奮しているのは知っているのにキス止まり。健全すぎる関係にライナスが終止符を打とうとしている。……おいおいなんだよそれ、どんな関係だよそれは。

したいかしたくないかと問われれば俺は――



――したくなーい!

俺はアレンに突っ込まれてはいたが、それは可愛いアレンのお願いが断れなかった上に気持ちいい事に弱いお年頃&体質だからであって、元来俺は女の子が

好、き、だ、か、ら~!!

いくらライナスがイケメンでも漆黒の瞳が潤んでこちらを見ていても俺は男と好んで犯るつもりはない。

「俺はリリィとは違うから…」

フルフルと首をふる。男の体じゃあの豊満ボディーの練習代には到底なり得ないだろ?諦めろ。

「お前がいいんだ!」

ぎゅうっと抱き締められる。そんなに練習したいのかよ。まぁ、こんだけ俺で練習してきたんだから、最後まで俺で練習したいんだろうな。恥はかき捨てってやつだな。……おい、恥ってなんだよこのやろう。

「んっ……やめっん……あっ……」

沈黙を肯定ととったのかライナスの手が布越しに胸の蕾を揉んできた。だからそこ練習にならねぇって。リリィのはもっとこう、ふわふわのやわやわだろ?それでも熱心に揉んだり摘まんだりされ、俺はトロトロになってしまった。腰がたたねぇ。おい、どう責任とってくれんだ。

「お前の体は感じやすいんだな……そこがたまらなく可愛い。」

欲望に目を細めてライナスが笑う。

テッテリ~♪『ライナスは言葉攻めを覚えた』

頭のなかでゲーム風に音がなる。そのまま抱えあげられベットに下ろされる。背丈はそうかわらないのに軽々と持ち上げられた事に驚いた。

「愛してる。」

覆い被され耳元で囁かれる。

ズン!

勃った。勃っちまった。普段無口な奴がベットの上で囁く愛は饒舌ってどんだけスペック高いんだよ。
ゆっくりとボタンを外され俺の生っ白い上半身が露になっていく。はぁ、……醜い。男のクセにもやしっこか!

「見んなっ。明り消せよ!」

あまりにもリリィと違いすぎるだろ。ほんとに練習になんのかよ。

「嫌だ。全部見たい。」

露になった胸の蕾を口に含まれ優しく吸われる。

「っん……んぁあ……ラ……イナ、ス……んっ……まっ……て……あっ!」

胸ばかりを吸ったり、転がされたり軽く噛まれたりと攻められ俺はむず痒い快楽に身を委ねていった。

どんだけ胸が好きなんだ。まぁ、知ってたけど。リリィ胸でけぇもんな。巨乳好きなのまるわかりだよな。

――コンコン。


その時、部屋の扉を控えめにノックする音が聞こえサーっと身体中の血の気が引いていく気がした。

「ライナス、起きていますか?」

リリィの声に我に返る。俺はライナス相手に何をしようとしてたんだ。

俺の体、淫乱が過ぎる。

それよりも大事なのは扉を隔てた向こう側に、一番この場面を見られてはいけない少女がいるという事だ。万が一見られでもしてみろ?いくら「リリィといたすための練習をしていました。」なんて言ってもリリィにとって俺は大好きなライナスに乳首を舐められて「あんあん」言ってる変態野郎だ。こんな時女子は好きな男子よりその相手を恨む!

俺はよーく知ってるんだ。
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