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番外編
91 その後のチャラ男君と芝生頭君 3 ※
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「……無理、立てない。」
ワタヌキが嫌そうな顔でまっ裸で大の字に倒れている俺を見る。そして気付いた。
「……奴隷の首輪!?何て物をつけてるんですか!」
「好きでつける訳ないだろうっがっ……んんっ……ああっ……。」
体が疼いてしょうがない。
「……何か飲まされましたね?取り合えず俺の部屋に連れて行きます。」
ワタヌキは俺に付けられた奴隷の首輪を外し壊すとそのまま部屋にテレポートした。
「……んんっ……はぁっ……。」
ベットに寝かされ布が擦れるだけでも快感を生み声が押さえられない。
「状態異常を治せる人間を呼んできます。」
「はぁっ!?……ああっ……んぁっ……ぜーーったい、やだ、ぁん……。」
こんな恥ずかしい姿見られて堪るか!!
「そんな事を言っている場合じゃないだろう?物凄く辛そうじゃないか。」
水を渡され体をなんとか起こして飲もうとしたが上手く飲めずに口から溢れる。
「一晩寝たら治まると思うし……もう……ほっとけよ……うぁっ……。」
一晩中中心は擦らないといけない事になりそうだ。だからって人に見られてする趣味はないから早く出ていって欲しい。
「しかし……。」
男なら分かるだろう?何でこいつは出ていってくれないんだ!?もうだめだ。我慢出来ない!そっと中心に触れると一心不乱に扱いた。頭が真っ白になって直ぐに弾ける。しかし疼きは治まらない。自身の精液で滑りのよくなった中心をいやらしい音をさせながら何度も扱いた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「いてぇ……」
もう何度目の射精か分からないほどイったが扱き過ぎて中心に触れるだけでヒリヒリして辛くなった。でも体の疼きは治まる所を知らないんじゃないかというくらいに絶好調のままだった。
「あっ……どう、したら……んんっ……ワタヌキ、……助け……。」
途方に暮れ、側で見ていたワタヌキに生理的な涙を浮かべて助けを求める。理性なんてとうになかった。ワタヌキは低い声で呻くと背後から覆い被さってきた。
「……俺も男ですから。」
耳元で苦しそうに囁かれ後蕾に指を入れられる。
「あんっ……んぁっ……。」
先程トロトロに解されていたので簡単に侵入を許す俺の後蕾。気持ちよすぎて何も考えられなくなっていた。
「指、いっいからっ……もう!」
欲しい!
それしか考えられない。
俺がもたない事を悟ったワタヌキが後蕾に中心をあてがうと、俺は期待で体が悦び自分から入れようと動いてしまう。それを許さないワタヌキはゆっくりと俺の中に侵入した。
ズズス……
「ああっ……んぁっ……ああっ……。」
「……ああ、先輩の中、凄く気持ちがいい。」
背後から首筋にキスを落とされ軽くイってしまう。もどかしい中の動きにも翻弄され早く目茶苦茶についてほしくて腰を揺らした。
「っく!いやらしい体だ。」
「ワタ、ヌ、キ……ちょうだ、い?」
俺にワタヌキの全部頂戴。
「せ、ぱい……それ、反則です。」
そう言うとワタヌキは途中まで入った大きな分身を俺の中に一気に突き刺した。
「ひぃっ!ああっ!……あぁっ……んぁっ……。」
それからワタヌキは俺の腰をしっかり掴むと何度も何度も腰を打ち付けてきた。俺は待ち望んだ快感に意識が飛ぶ程の悦びを感じ、声が枯れる程喘いだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「……何か、ごめん。」
外が白じんできた頃やっと疼きが治まった俺はベットに横になっていた。目の前には同じく横になっているワタヌキが微妙な表情をして俺をチラチラ見ている。そう、俺達にはベットに横になり向かい合ったまま賢者タイムがやって来ていたのだ。ベロチュウして気持ちいい気持ちいい言って散々いやらしい事をしたんだ。大っ嫌いな者同士で……。
「俺こそ、まともじゃなかった先輩に酷いことを……。――前略、先生。俺はまともではない相手を手篭にしてしまいました。どうしたら……」
「前略?先生?……意味わかんない。それは仕方ないだろう?俺は……まぁ、助かったし。ありがとう。」
男に掘られた。本当は泣きたい。
――先生、ピンチです。今日俺は男に掘られました。もう、会わす顔がありません。
「俺は先輩に謝らないといけないことがあります。先輩をチャラい扱いをして偉そうな事を言ってすいませんでした。前略、先生。人を見た目で判断するとは俺はまだまだ貴方に遠く及ばない……。」
遠くを見つめるワタヌキに何故か心臓がバクバクする。俺は誤魔化すためにヘラリと笑った。
「だから何それ?俺チャラいし、本当の事だろう?」
「そんな事ない。先輩は仕事も人一倍ちゃんとしてるし、不純行為をしている所を見たこともない。本当は世間の噂と違うのは薄々分かっていたのですが、初めて会ったときの事が忘れられなくて先輩に反感を持っていたので認められなかったんです。でも昨日同じ男に襲われている所を見て核心しました。あの時先輩の方が襲われていたんですね?誤解してすいませんでした。」
えっ、あいつあの時の男だったの?執念深くて引くわ。
「いや、俺もお前が理想に近すぎて反感持って絡んでたし……ああ、もう恥ずいからやめよう!」
「理想って……。」
何故かワタヌキが赤くなる。期待のこもった瞳で俺を見るから観念して言ってしまう。
「俺は、お前みたいになりたかったの!でも俺ってこんなだし、お前見てるとコンプレックスを刺激されてさ。嫉妬してました!すんません!あー!恥ずかしい!何これ罰ゲーム!」
……まぁ、嬉しそうにワタヌキが笑っているからいいか。
「俺はルカ先輩が俺の前だけ普通っぽいの結構好きです。」
「ぎゃー!何言ってんの?何言っちゃってんの!恥ずかしいからもうやめよう!」
俺は布団を頭から被ってワタヌキの視線から逃げた。
「そんな可愛い事するとまた襲いますよ?」
布団ごと抱き締められて頭上から囁かれる。
……そうだ、俺は薬でまともじゃなかったけどワタヌキは……。
ぶるっ!怖っ!俺は深く考える事を止めて眠りについた。
「あっ、逃げた。」
そんな恐ろしい、逃げますとも。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
結局鬼ごっこは無事に終了した。俺とワタヌキが早々に離脱したからどうなったのか心配だったが、ワタヌキは殆どの鬼を捕まえてから俺の所にやって来ていたらしく、その後は鬼がいない鬼ごっこが時間一杯行われた。前代未聞の子が鬼を成敗する鬼ごっこに鬼は震え伝説となり、これを最後に2度と鬼ごっこが行われる事はなかったとか。
チャンチャン♪
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今回この二人はくっついていませんが、一人が結婚して離婚したらやけ酒に付合い慰めあってSEXしたり、一人に婚約者が出来たら、結婚すんの?俺にしとけよ?と誘い受けSEXしたはいいけど後悔して逃げてみたりとジレジレのまま過ごしていき、そしてジレジレのまま十数年たった後、二人の物語はラインハルトが戻ってから動き出します。そのお話はまた次回――
ワタヌキが嫌そうな顔でまっ裸で大の字に倒れている俺を見る。そして気付いた。
「……奴隷の首輪!?何て物をつけてるんですか!」
「好きでつける訳ないだろうっがっ……んんっ……ああっ……。」
体が疼いてしょうがない。
「……何か飲まされましたね?取り合えず俺の部屋に連れて行きます。」
ワタヌキは俺に付けられた奴隷の首輪を外し壊すとそのまま部屋にテレポートした。
「……んんっ……はぁっ……。」
ベットに寝かされ布が擦れるだけでも快感を生み声が押さえられない。
「状態異常を治せる人間を呼んできます。」
「はぁっ!?……ああっ……んぁっ……ぜーーったい、やだ、ぁん……。」
こんな恥ずかしい姿見られて堪るか!!
「そんな事を言っている場合じゃないだろう?物凄く辛そうじゃないか。」
水を渡され体をなんとか起こして飲もうとしたが上手く飲めずに口から溢れる。
「一晩寝たら治まると思うし……もう……ほっとけよ……うぁっ……。」
一晩中中心は擦らないといけない事になりそうだ。だからって人に見られてする趣味はないから早く出ていって欲しい。
「しかし……。」
男なら分かるだろう?何でこいつは出ていってくれないんだ!?もうだめだ。我慢出来ない!そっと中心に触れると一心不乱に扱いた。頭が真っ白になって直ぐに弾ける。しかし疼きは治まらない。自身の精液で滑りのよくなった中心をいやらしい音をさせながら何度も扱いた。
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「いてぇ……」
もう何度目の射精か分からないほどイったが扱き過ぎて中心に触れるだけでヒリヒリして辛くなった。でも体の疼きは治まる所を知らないんじゃないかというくらいに絶好調のままだった。
「あっ……どう、したら……んんっ……ワタヌキ、……助け……。」
途方に暮れ、側で見ていたワタヌキに生理的な涙を浮かべて助けを求める。理性なんてとうになかった。ワタヌキは低い声で呻くと背後から覆い被さってきた。
「……俺も男ですから。」
耳元で苦しそうに囁かれ後蕾に指を入れられる。
「あんっ……んぁっ……。」
先程トロトロに解されていたので簡単に侵入を許す俺の後蕾。気持ちよすぎて何も考えられなくなっていた。
「指、いっいからっ……もう!」
欲しい!
それしか考えられない。
俺がもたない事を悟ったワタヌキが後蕾に中心をあてがうと、俺は期待で体が悦び自分から入れようと動いてしまう。それを許さないワタヌキはゆっくりと俺の中に侵入した。
ズズス……
「ああっ……んぁっ……ああっ……。」
「……ああ、先輩の中、凄く気持ちがいい。」
背後から首筋にキスを落とされ軽くイってしまう。もどかしい中の動きにも翻弄され早く目茶苦茶についてほしくて腰を揺らした。
「っく!いやらしい体だ。」
「ワタ、ヌ、キ……ちょうだ、い?」
俺にワタヌキの全部頂戴。
「せ、ぱい……それ、反則です。」
そう言うとワタヌキは途中まで入った大きな分身を俺の中に一気に突き刺した。
「ひぃっ!ああっ!……あぁっ……んぁっ……。」
それからワタヌキは俺の腰をしっかり掴むと何度も何度も腰を打ち付けてきた。俺は待ち望んだ快感に意識が飛ぶ程の悦びを感じ、声が枯れる程喘いだ。
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「……何か、ごめん。」
外が白じんできた頃やっと疼きが治まった俺はベットに横になっていた。目の前には同じく横になっているワタヌキが微妙な表情をして俺をチラチラ見ている。そう、俺達にはベットに横になり向かい合ったまま賢者タイムがやって来ていたのだ。ベロチュウして気持ちいい気持ちいい言って散々いやらしい事をしたんだ。大っ嫌いな者同士で……。
「俺こそ、まともじゃなかった先輩に酷いことを……。――前略、先生。俺はまともではない相手を手篭にしてしまいました。どうしたら……」
「前略?先生?……意味わかんない。それは仕方ないだろう?俺は……まぁ、助かったし。ありがとう。」
男に掘られた。本当は泣きたい。
――先生、ピンチです。今日俺は男に掘られました。もう、会わす顔がありません。
「俺は先輩に謝らないといけないことがあります。先輩をチャラい扱いをして偉そうな事を言ってすいませんでした。前略、先生。人を見た目で判断するとは俺はまだまだ貴方に遠く及ばない……。」
遠くを見つめるワタヌキに何故か心臓がバクバクする。俺は誤魔化すためにヘラリと笑った。
「だから何それ?俺チャラいし、本当の事だろう?」
「そんな事ない。先輩は仕事も人一倍ちゃんとしてるし、不純行為をしている所を見たこともない。本当は世間の噂と違うのは薄々分かっていたのですが、初めて会ったときの事が忘れられなくて先輩に反感を持っていたので認められなかったんです。でも昨日同じ男に襲われている所を見て核心しました。あの時先輩の方が襲われていたんですね?誤解してすいませんでした。」
えっ、あいつあの時の男だったの?執念深くて引くわ。
「いや、俺もお前が理想に近すぎて反感持って絡んでたし……ああ、もう恥ずいからやめよう!」
「理想って……。」
何故かワタヌキが赤くなる。期待のこもった瞳で俺を見るから観念して言ってしまう。
「俺は、お前みたいになりたかったの!でも俺ってこんなだし、お前見てるとコンプレックスを刺激されてさ。嫉妬してました!すんません!あー!恥ずかしい!何これ罰ゲーム!」
……まぁ、嬉しそうにワタヌキが笑っているからいいか。
「俺はルカ先輩が俺の前だけ普通っぽいの結構好きです。」
「ぎゃー!何言ってんの?何言っちゃってんの!恥ずかしいからもうやめよう!」
俺は布団を頭から被ってワタヌキの視線から逃げた。
「そんな可愛い事するとまた襲いますよ?」
布団ごと抱き締められて頭上から囁かれる。
……そうだ、俺は薬でまともじゃなかったけどワタヌキは……。
ぶるっ!怖っ!俺は深く考える事を止めて眠りについた。
「あっ、逃げた。」
そんな恐ろしい、逃げますとも。
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結局鬼ごっこは無事に終了した。俺とワタヌキが早々に離脱したからどうなったのか心配だったが、ワタヌキは殆どの鬼を捕まえてから俺の所にやって来ていたらしく、その後は鬼がいない鬼ごっこが時間一杯行われた。前代未聞の子が鬼を成敗する鬼ごっこに鬼は震え伝説となり、これを最後に2度と鬼ごっこが行われる事はなかったとか。
チャンチャン♪
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今回この二人はくっついていませんが、一人が結婚して離婚したらやけ酒に付合い慰めあってSEXしたり、一人に婚約者が出来たら、結婚すんの?俺にしとけよ?と誘い受けSEXしたはいいけど後悔して逃げてみたりとジレジレのまま過ごしていき、そしてジレジレのまま十数年たった後、二人の物語はラインハルトが戻ってから動き出します。そのお話はまた次回――
応援ありがとうございます!
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