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BL大賞エントリー続編(1ヶ月限定)
106 両思いになった後は受けが拐われるのがベタでしょう。6
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数ヵ月ぶりにぐっすり眠った俺は燃え尽きていた。家を暖かくする目標を達成したから、燃え付きもする。
「アナタ、いつツクる? ハヤく。」
俺はベッドに横になって肘枕をしながら万次郎を見た。
「タノしくない。デない。(面倒くさい。ヤル気でねぇんだよなぁ。)」
万次郎は焦ったように手足をバタバタさせると俺の両肩をつかんでベッドに座らせた。
「カワイイダメ。ツクる。ハヤく。」
俺は口を尖らせて万次郎を上目使いに睨んだ。
「えー、クサい。ヤ。(えー、面倒くせぇ。やだ。)」
ん? 可愛い? 俺は自分の姿を省みた。
――THE 肉厚。
あれ? 俺、太ったか? あまりの寒さに体が冬篭り仕様になってしまったようだ。人体の神秘。俺の体って生きようと必死なんだなぁ。
ぽちゃぽちゃになった俺はどうやら可愛いらしい。
燃え尽きたし、外は寒いし、太って体は重いし、やる気でねぇの納得だわ。
「ねる。したらやる。万次郎、帰る。(明日、やるから万次郎帰っていいぞ。)」
俺は全くやる気はなかったが、温かい部屋で昼寝をしたかったので万次郎を体よく追い払った。明日は明日の風がふくだ。
俺と相反して痩せ細った万次郎は肩を落としてトボトボと帰っていった。
あー、静かになった。ポカポカだし、極楽極楽。
俺はギシギシと軋むベッドにゴロンと横になり、味気のない白い天井を見つめた。
ん? 俺、何してんだっけ?
ベッドに横になりダラダラ。
火力発電所作った。
セントラルヒーリング作った。
寒かったから太った。
アレンと全然会ってねぇ。
アレンと全然会ってねぇ。
アレンと全然会ってねぇ!?
おいおい、拐われてからいったいどのくらいだったんだ?体に肉がこんなにつくくらいだから1ヶ月や2ヶ月じゃねぃぞ。あれをあーしてこーしてあれくらいかかって……アレン、大変だ1年近くたってる。
アレン絶対心配してるよな。俺が居ないこの世に絶望して、恐怖のアレン大魔王による世界の終わりが、人類の滅亡が始まってるかも。
「アレン……。」
アレンに会いてぇ。
「――何だ、この部屋は? どうしてこんなに温かい? 」
俺はホームシックで泣きそうになっていたが、気品の溢れでる声が聞こえたから辛うじてこらえた。
「醜いブタだ。お前がラインハルトか。」
振り返るとちょっとあちらではお目にかかれない美形が感情のないグレイの瞳で俺を見つめていた。人形みたいに肌がきめ細かい。この暗く寒い土地では日焼けなどしたことがないのだろう。
背も高いし、程よく筋肉もついている。この国特有の結い方で丁寧に結われている白銀の髪は芸術作品のようだ。今まで会った魔術師達も綺麗な部類だと思ったが、この男に敵わない。身なりと佇まいからいって、身分の高い人間だろう。
取り合えず、ブタとラインハルトは聞き取れたから、俺をブタだと言ったと思う。
うん、性格は良くないな。
「貴重な薪を焚べているわけでもないのに、何故こんなに温かい? 」
何を言っているか分かるぞ、なんでこんなに温かいみたいな事だろう?
「ここ。アツい。デル。(ここから熱い空気が出るようになっている。)」
「ここから風が? 」
うんうんと俺は頷いた。
「エリクサー、も、デキる。(エリクサー、もうすぐ出来る。)」
そして、エリクサー作らないでこんなものを作った事による拷問は嫌なので必死でアピールする。
「それよりもこの仕組みは何だ? 何故、あいつはこの事を報告しない。これは城も温かくなるのか? 」
早口で捲し立てられ、流石の俺も何を言われているのか分からない。困ったように肩を竦め、その男を見つめる事しか出来なかった。
「……ブタには理解できんか。」
またブタ言いやがった。
俺が口を尖らせると、男は蔑むように俺を見下ろし部屋を出ていった。
何だあいつ。
それにしてもアレン。――早く帰らねぇと。
とっととエリクサーの劣化版作って解放してもらうしかねえな。
そうして俺はようやっとエリクサーを作る事にしたんだ。
「アナタ、いつツクる? ハヤく。」
俺はベッドに横になって肘枕をしながら万次郎を見た。
「タノしくない。デない。(面倒くさい。ヤル気でねぇんだよなぁ。)」
万次郎は焦ったように手足をバタバタさせると俺の両肩をつかんでベッドに座らせた。
「カワイイダメ。ツクる。ハヤく。」
俺は口を尖らせて万次郎を上目使いに睨んだ。
「えー、クサい。ヤ。(えー、面倒くせぇ。やだ。)」
ん? 可愛い? 俺は自分の姿を省みた。
――THE 肉厚。
あれ? 俺、太ったか? あまりの寒さに体が冬篭り仕様になってしまったようだ。人体の神秘。俺の体って生きようと必死なんだなぁ。
ぽちゃぽちゃになった俺はどうやら可愛いらしい。
燃え尽きたし、外は寒いし、太って体は重いし、やる気でねぇの納得だわ。
「ねる。したらやる。万次郎、帰る。(明日、やるから万次郎帰っていいぞ。)」
俺は全くやる気はなかったが、温かい部屋で昼寝をしたかったので万次郎を体よく追い払った。明日は明日の風がふくだ。
俺と相反して痩せ細った万次郎は肩を落としてトボトボと帰っていった。
あー、静かになった。ポカポカだし、極楽極楽。
俺はギシギシと軋むベッドにゴロンと横になり、味気のない白い天井を見つめた。
ん? 俺、何してんだっけ?
ベッドに横になりダラダラ。
火力発電所作った。
セントラルヒーリング作った。
寒かったから太った。
アレンと全然会ってねぇ。
アレンと全然会ってねぇ。
アレンと全然会ってねぇ!?
おいおい、拐われてからいったいどのくらいだったんだ?体に肉がこんなにつくくらいだから1ヶ月や2ヶ月じゃねぃぞ。あれをあーしてこーしてあれくらいかかって……アレン、大変だ1年近くたってる。
アレン絶対心配してるよな。俺が居ないこの世に絶望して、恐怖のアレン大魔王による世界の終わりが、人類の滅亡が始まってるかも。
「アレン……。」
アレンに会いてぇ。
「――何だ、この部屋は? どうしてこんなに温かい? 」
俺はホームシックで泣きそうになっていたが、気品の溢れでる声が聞こえたから辛うじてこらえた。
「醜いブタだ。お前がラインハルトか。」
振り返るとちょっとあちらではお目にかかれない美形が感情のないグレイの瞳で俺を見つめていた。人形みたいに肌がきめ細かい。この暗く寒い土地では日焼けなどしたことがないのだろう。
背も高いし、程よく筋肉もついている。この国特有の結い方で丁寧に結われている白銀の髪は芸術作品のようだ。今まで会った魔術師達も綺麗な部類だと思ったが、この男に敵わない。身なりと佇まいからいって、身分の高い人間だろう。
取り合えず、ブタとラインハルトは聞き取れたから、俺をブタだと言ったと思う。
うん、性格は良くないな。
「貴重な薪を焚べているわけでもないのに、何故こんなに温かい? 」
何を言っているか分かるぞ、なんでこんなに温かいみたいな事だろう?
「ここ。アツい。デル。(ここから熱い空気が出るようになっている。)」
「ここから風が? 」
うんうんと俺は頷いた。
「エリクサー、も、デキる。(エリクサー、もうすぐ出来る。)」
そして、エリクサー作らないでこんなものを作った事による拷問は嫌なので必死でアピールする。
「それよりもこの仕組みは何だ? 何故、あいつはこの事を報告しない。これは城も温かくなるのか? 」
早口で捲し立てられ、流石の俺も何を言われているのか分からない。困ったように肩を竦め、その男を見つめる事しか出来なかった。
「……ブタには理解できんか。」
またブタ言いやがった。
俺が口を尖らせると、男は蔑むように俺を見下ろし部屋を出ていった。
何だあいつ。
それにしてもアレン。――早く帰らねぇと。
とっととエリクサーの劣化版作って解放してもらうしかねえな。
そうして俺はようやっとエリクサーを作る事にしたんだ。
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