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小等部
パーティーでの『運命』の出会い‥‥!?
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おはよう!こんにちは!こんばんは!さようなら!
みんな~?起きてる~!?
‥‥はい。ちゃんとするから、許して。
え?これで何回目かって?それなね~‥‥
わかんない!
ごめんなさいごめんなさい!帰らないで!
コホン。えっとですね?今日は、小笠原グループのパーティーに招待されて、小笠原が経営している、ホテルに来ております!
いやね?とっても立派なホテルでね?その最上階のところでパーティーしてるんですよ~。
うん。私が場違いな気がしてならない。
だって、私さっきから、ジュース片手に会場の端のソファーに座ってる。
正直暇です。
「はぁー‥‥姫華は主催者側だから、挨拶回りが大変だし‥‥創も輝も将弥も来てないから、暇だな~」
明桜さんがここに連れてきてくれたけど、明桜さんも挨拶周りで大変。
私の周りには、誰もいない。隠れてる。てか、ちょうど植木鉢の木の後ろだから、バレにくいってのもある。
「はぁー‥‥同じ転生者でもいれば、面白いんだろうけど‥‥‥そんな簡単にはいないよね~」
「「それがいるんだな~転生者」」
え?今とっても重要な言葉が聞こえたような気がしたのは、気のせい?
私はゆっくりと、右を向いた。
「やあ。まさか僕と同じ転生者がいるとわね。驚いたよ」
「何初めて転生者似合ったみたいな反応してるのよ。私にあってるじゃない。」
そう言っているのに、全く驚いているような感じがしない男の子と女の子。?
誰?一瞬、ゲーム内のキャラかと思ったけど、女性の方は違う。こんな女性出てこなかった。男性の方は、見覚えがあった。ゲーム内の攻略対象だ。
【蘭野 菊弥】男
金髪で、くせっ毛が所々にある。目は、澄み渡るような青。肌は、陶器人形のように白い。
乙女ゲームの中の、ザ王子みたいな雰囲気を纏っている。
姫華とは、婚約している関係だ。
輝の方の[王子枠]と[腹黒枠]で、将弥の方では、[悪役令息枠]で、最後は蘭野家から追い出されるはずだ。
金髪碧眼だけど、なんか嫌な印象をゲームをプレーしているうちに抱いてしまって、最後に蘭野家から追放された時は、『ざまー!』っと、思ってしまった。
え、蘭野 菊弥?嘘。私のきら‥‥苦手な人?はらぐ‥‥性格歪んでる人?
「‥‥何を言っているかわかりませんの。すみません。私はこれで失礼します」
さっき、『転生者』という単語が聞こえたが、菊弥が転生者だったりしたら、私は発狂します。嫌だ。こいつと同類なんて嫌に決まってんでしょ!
「あ、待って待って!君、転生者何でしょ?僕達も同じだよ?」
私が去ろうとすると、腕を掴んできた。そして、完璧な王子スマイルでそう言ってきた。
ヤバい!鳥肌ヤバい!この人嫌だ!ゲームの時も見たけど、この王子スマイル嫌い!腹黒スマイルの方がまだマシだよ!なんで姫華は、こんな奴を好きになったんだよ!
「あんた‥‥その王子スマイルは、私の前ではやめてって、何回言ったら分かるの?」
「‥‥公の場なんだ。許しては、くれないかい?乃々華」
菊弥は、王子スマイルのまま、眉を少しだけ、八の字にして、困り顔をしてみせた。
どうやら、女の子の方は、乃々華という名前らしい。
誰?ほんとに誰!ゲーム内の隠しキャラでもサポートキャラでもない。
「ねぇ、僕達って運命を感じないかい?大友 蘭夜‥‥いや、大西 凛子さん?」
「っ!‥‥なん‥で」
なんで、私の前世の名前を知っている。なんで‥‥‥‥というか、言わせてください。
「‥‥王子スマイルやめて!鳥肌ヤバい!てか、『運命』とか、寒すぎる!」
私はそう一気に言って、菊弥の手を振り払った。
そして、乃々華と呼ばれた女の子の後ろに隠れた。
「‥‥そんなに王子スマイルって気持ち悪い?」
「うん。ものすご~く!この子の言っていることに私は同感するよ‥‥でも、あんたはっきり言い過ぎ!あははは!」
菊弥は、ちょっと傷ついた顔をして、肩を落とした。乃々華は、お腹と声を抑えて、爆笑していた。
みんな~?起きてる~!?
‥‥はい。ちゃんとするから、許して。
え?これで何回目かって?それなね~‥‥
わかんない!
ごめんなさいごめんなさい!帰らないで!
コホン。えっとですね?今日は、小笠原グループのパーティーに招待されて、小笠原が経営している、ホテルに来ております!
いやね?とっても立派なホテルでね?その最上階のところでパーティーしてるんですよ~。
うん。私が場違いな気がしてならない。
だって、私さっきから、ジュース片手に会場の端のソファーに座ってる。
正直暇です。
「はぁー‥‥姫華は主催者側だから、挨拶回りが大変だし‥‥創も輝も将弥も来てないから、暇だな~」
明桜さんがここに連れてきてくれたけど、明桜さんも挨拶周りで大変。
私の周りには、誰もいない。隠れてる。てか、ちょうど植木鉢の木の後ろだから、バレにくいってのもある。
「はぁー‥‥同じ転生者でもいれば、面白いんだろうけど‥‥‥そんな簡単にはいないよね~」
「「それがいるんだな~転生者」」
え?今とっても重要な言葉が聞こえたような気がしたのは、気のせい?
私はゆっくりと、右を向いた。
「やあ。まさか僕と同じ転生者がいるとわね。驚いたよ」
「何初めて転生者似合ったみたいな反応してるのよ。私にあってるじゃない。」
そう言っているのに、全く驚いているような感じがしない男の子と女の子。?
誰?一瞬、ゲーム内のキャラかと思ったけど、女性の方は違う。こんな女性出てこなかった。男性の方は、見覚えがあった。ゲーム内の攻略対象だ。
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姫華とは、婚約している関係だ。
輝の方の[王子枠]と[腹黒枠]で、将弥の方では、[悪役令息枠]で、最後は蘭野家から追い出されるはずだ。
金髪碧眼だけど、なんか嫌な印象をゲームをプレーしているうちに抱いてしまって、最後に蘭野家から追放された時は、『ざまー!』っと、思ってしまった。
え、蘭野 菊弥?嘘。私のきら‥‥苦手な人?はらぐ‥‥性格歪んでる人?
「‥‥何を言っているかわかりませんの。すみません。私はこれで失礼します」
さっき、『転生者』という単語が聞こえたが、菊弥が転生者だったりしたら、私は発狂します。嫌だ。こいつと同類なんて嫌に決まってんでしょ!
「あ、待って待って!君、転生者何でしょ?僕達も同じだよ?」
私が去ろうとすると、腕を掴んできた。そして、完璧な王子スマイルでそう言ってきた。
ヤバい!鳥肌ヤバい!この人嫌だ!ゲームの時も見たけど、この王子スマイル嫌い!腹黒スマイルの方がまだマシだよ!なんで姫華は、こんな奴を好きになったんだよ!
「あんた‥‥その王子スマイルは、私の前ではやめてって、何回言ったら分かるの?」
「‥‥公の場なんだ。許しては、くれないかい?乃々華」
菊弥は、王子スマイルのまま、眉を少しだけ、八の字にして、困り顔をしてみせた。
どうやら、女の子の方は、乃々華という名前らしい。
誰?ほんとに誰!ゲーム内の隠しキャラでもサポートキャラでもない。
「ねぇ、僕達って運命を感じないかい?大友 蘭夜‥‥いや、大西 凛子さん?」
「っ!‥‥なん‥で」
なんで、私の前世の名前を知っている。なんで‥‥‥‥というか、言わせてください。
「‥‥王子スマイルやめて!鳥肌ヤバい!てか、『運命』とか、寒すぎる!」
私はそう一気に言って、菊弥の手を振り払った。
そして、乃々華と呼ばれた女の子の後ろに隠れた。
「‥‥そんなに王子スマイルって気持ち悪い?」
「うん。ものすご~く!この子の言っていることに私は同感するよ‥‥でも、あんたはっきり言い過ぎ!あははは!」
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