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夏休み明けは問題ばかりです
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夏休みが明けました。学校が始まります。
夏休みのほとんどを、これからの対策を考える時間にしてしまった。
古い文献を読んだり、この世界の地理を見直したりして、私の作戦は、このままアインハイトに婚約解消してもらい、そのまま平穏ライフを過ごすことにした。
意地悪とかは何もしない。アインハイトがアンジェにメロメロになったんなら、あとは時間が解決してくれるはずだ。
ディーオは成績は絶対に学年十位以上なため、勉強はさほどしなくてよかった。
ときどき、部屋にこもりっぱなしの私を心配して、お母様の【レルヒェ・アンジェロ】が、何度か私をお茶会に連れていってくれた。
これが社交界か!っと、とても驚いた。
なにがともあれ、今日から学校だ。気合をもう一度入れ直して、教室に入る。
「ごきげんよう。皆様」
「ご、ごきげんよう。アンジェロ様」
私は試しに、入口付近の生徒に、悪役令嬢顔にならないようにしながら、挨拶をしてみる。
すると、自分に挨拶をしてきたのが意外なのか、挨拶をした生徒は、目を見開いてぎこちない挨拶を返してきた。
いったい私が何をしたというのだ。
ディーオの記憶でも、ゲーム内容のように、アンジェに嫌がらせをしたような覚えがない。
私は不思議に思いながら席についた。
すると、私が席についたと同時に、教室の扉が勢いよく開いた。
「ごきげんよう!!ディーオ・アンジェロ様はいらっしゃいますか!?」
扉を勢いよく開いたのは、プロテッツィオーネ王国の第1王女の【ブランシュ・ロワ・プロテッツィオーネ】だった。
【ブランシュ・ロワ・プロテッツィオーネ】女 プロテッツィオーネ王国 第1王女
白銀の髪に、どこまでも澄みわたるような蒼い瞳。肌は大事に手入れされていることがわかるほどの、美しさ。
年齢は、18歳。身長は174。ソレイユ学園の高等部3年生。
『LOVEtheHERO~アイトの光~』では、アインハイトにふさわしいか、アンジェにわざと試練を出して、最後は認めるという、兄弟思いのいい姉だ。
緑魔法の使い手で、武術が魔法よりたけている。
専門武器は、槍だ。
ディーオとは、幼馴染だが、実の姉妹のように仲がいい。
「ブランシュ様?どうなさいました?」
私は席を立ち、ブランシュのそばに行く。
ブランシュは私より背が高くて、スタイル抜群だ。
少しだけ近くに立つのに、気が引けてしまう。
「ディーオ?私のことは、昔のように姉と言っていいのよ?」
「光栄なことですが、そうはいきません。王族命令ならば、そう呼んでも許されますが‥‥それは命令ですか?ブランシュ様」
血も繋がっていない私が、王族のブランシュを『ブランシュ姉様』なんて呼べば、大騒ぎになってしまう。
例えるならば、全世界のニュースの話題になるぐらいの大騒ぎだ。
「もう!命令なんかじゃないわ。 お願いよ‥‥あぁ!そんなことを言いに来たわけじゃないわ!」
ブランシュは本来の目的を思い出したのか、手を打って反応する。
用事を思い出した瞬間に、教室の扉を開いた時と同じくらい興奮しはじめた。
「用事‥‥とはなんですか?」
私は落ち着いて返す。
転生してきた時の衝撃が大きすぎて、ちょっとやそっとじゃうろたえなくなった。
ついでに、ポーカーフェイスもうまくなった。
「アハトが知らない小娘と一緒に仲睦ましく歩いていたのよ!?これはどういうことなの!?」
ブランシュの言葉に、教室ないがざわつき始めた。
ちなみに『アハト』とは、アインハイトの愛称だ。
色んなところから、「嘘‥‥」とか、「噂は本当だったんだ」とか聞こえてくる。
おい。噂とはなんだ!気になるだろ!
でも、予想通りだ。夏休み後半には、まったく手紙が届かなくなっていた。
私が全く動揺せずにいる様子に、ブランシュが不振がり始めた。
「どうしたの?ディーオ‥‥‥は!まさか!固まるほどショックだったの?大丈夫よ。私が守ってあげるから」
そう言いながら私を抱きしめるブランシュ。
別にショックなんて受けていない。逆に冷静な判断ができると自信があるほど、落ち着いている。
「‥‥ブランシュ様?」
「ん?どうしましたの?」
数秒たっても離してくれないので、私が声をかけると、ブランシュは、心配そうな顔をして、私の顔を覗き込んできた。
「私は大丈夫ですよ?こうなる事は予想できていましたもの」
私の声は、教室内にとても響いた。
響いたというより、ちょうど生徒達が静まった時だったから、響いてしまったのだ。
私の言葉を聞いた生徒達は、ピタリと動きを止めた。
ブランシュも例外ではなかったのだが、ブランシュはすぐにプルプルと震えだした。
え?そんなにおかしなこと言った?
確かに攻略スピードはおかしいけど、ゲーム 内容どおり進んでるし、こうなる事は予想内だ。
あとは婚約解消をするのが、早いか遅いかの問題だ。
いじめはしていないから、国外追放とかは、ない方で見て大丈夫だと思う。
あとの問題といえば、王族に婚約解消されたら、もう結婚できない可能性が出てくることだが、それはできないならできないでいいと思っている。
「‥‥ディーオ‥‥‥あなたって人は‥‥」
「?はい。どうされました?」
私はずっと下を向いて震えているブランシュが、だんだん心配になってきたので、したから覗き込んでみた。
「あなたって人は‥‥‥なんていい子なの~!!??私が貰ってあげたいくらいだわぁあぁぁぁあ!!」
「グェ!」
おもいっきりブランシュに抱きつかれました。
ブランシュのお胸はデカいので、窒息死しそうです。
あれ?おかしいな~。ディーオのお胸も前世の私よりはかなりデカ目だと思うけど‥‥。
あれ?おかしいな?目から汗が出てきたぞ♪
「ぷは!‥‥ブ、ブランシュ様?離してください」
私はブランシュのお胸から逃げようと、必死に上を向き、ブランシュに離してくれるように頼んだ。
だが、逆効果みたいでした。
「は!‥‥ディーオ!なんて顔をするの!そんな顔誰にも見せられないわ!というか、私以外に見せてはダメよ!」
そう言って、先程以上に力を込められて、抱きつかれました。
ヤバい。冗談抜きで窒息死しそうです!私の人生ーーディーオの人生だけどーー、死んだ原因は、ブランシュ胸の窒息死ですか!?お胸って、凶器になるってホントだったんですね。
私は必死にもがいたが、全然離れてくれないブランシュ。
それもそのはずだ。ブランシュは、力のいる武術にたけている。だけど、ディーオは力のいらない魔法にたけている。
どんなに頑張っても筋肉力量が違うから無理だ。魔法を使って離してもいいけど、王族に魔法を向けるなんて、反逆行為だからできない。
ちくしょー!ディーオはなんで鍛えてなかったの!?令嬢たるもの、並以上の筋肉をつけといてよ!!
‥‥ごめんなさい。令嬢たるもの、筋肉は必要ないですね。
でも、今は本当にヤバい。死にそう。絶対に顔色が青いよ。だんだん意識が朦朧としてきたしね!?
私が限界をむかえそうになっているときに、奇跡が起きた。
「ん?なにか騒がしくなってきましたわね?」
階段がある方の廊下が、騒がしくなってきたのだ。
そちら側に気を取られたブランシュは、腕の力が弱まった。私はそこを見逃さず、ブランシュの腕の中から逃げた。
「ハァ、ハァ‥‥」
息が上がりきっていて、まともに息が吸えない。でも、周りの様子を伺う余裕は出来た。
教室の出入口で、侯爵令嬢と王族が騒いでいたのだ。他の国の生徒もいる中、そんなところを見せてしまったから、どんな反応をされているか気になってしまう。
私は息を整えながら、周りの様子を見ると、ほとんどの人が私に暖かい目を向けていた。所々に、涙目で見てくる人もいる。
なぜに?私は暖かい目をされるようなことをした?
私はひと通り様子を確認して、ブランシュの顔を見ると、ブランシュは、令嬢らしからぬ顔をしていた。
ハッキリ言おう。鬼が見える。背後に鬼が見えるのだ。
誰が見ても怖がる顔だ。下手すると、悪役令嬢のディーオが怒った時より怖いと思う!うん!これマジで!
声をかけていいのか迷ったが、かけてみることにした。
「‥‥あの、ブランシュ様?」
「‥‥‥よく私の前に現れることができますわね」
ブランシュは、私の声が聞こえていないのか、階段側廊下を見ながら、普段より数段低い声で言い放った。
私はつられてそちらを向いたが、見なければよかった。
だって、そこにいたのは‥‥‥。
「姉上どうされました?それと、私が私の教室に来たら、姉上がいたのです。姉上の前に現れようとしたわけではありません」
アインハイト・ロワ・プロテッツィオーネ本人がいたんだもの。
私の現婚約者で攻略対象。プロテッツィオーネ王国の第1王子のアインハイト。
他の攻略対象と主人公のアンジェを引き連れて、そこにいたんだもの。
夏休みのほとんどを、これからの対策を考える時間にしてしまった。
古い文献を読んだり、この世界の地理を見直したりして、私の作戦は、このままアインハイトに婚約解消してもらい、そのまま平穏ライフを過ごすことにした。
意地悪とかは何もしない。アインハイトがアンジェにメロメロになったんなら、あとは時間が解決してくれるはずだ。
ディーオは成績は絶対に学年十位以上なため、勉強はさほどしなくてよかった。
ときどき、部屋にこもりっぱなしの私を心配して、お母様の【レルヒェ・アンジェロ】が、何度か私をお茶会に連れていってくれた。
これが社交界か!っと、とても驚いた。
なにがともあれ、今日から学校だ。気合をもう一度入れ直して、教室に入る。
「ごきげんよう。皆様」
「ご、ごきげんよう。アンジェロ様」
私は試しに、入口付近の生徒に、悪役令嬢顔にならないようにしながら、挨拶をしてみる。
すると、自分に挨拶をしてきたのが意外なのか、挨拶をした生徒は、目を見開いてぎこちない挨拶を返してきた。
いったい私が何をしたというのだ。
ディーオの記憶でも、ゲーム内容のように、アンジェに嫌がらせをしたような覚えがない。
私は不思議に思いながら席についた。
すると、私が席についたと同時に、教室の扉が勢いよく開いた。
「ごきげんよう!!ディーオ・アンジェロ様はいらっしゃいますか!?」
扉を勢いよく開いたのは、プロテッツィオーネ王国の第1王女の【ブランシュ・ロワ・プロテッツィオーネ】だった。
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白銀の髪に、どこまでも澄みわたるような蒼い瞳。肌は大事に手入れされていることがわかるほどの、美しさ。
年齢は、18歳。身長は174。ソレイユ学園の高等部3年生。
『LOVEtheHERO~アイトの光~』では、アインハイトにふさわしいか、アンジェにわざと試練を出して、最後は認めるという、兄弟思いのいい姉だ。
緑魔法の使い手で、武術が魔法よりたけている。
専門武器は、槍だ。
ディーオとは、幼馴染だが、実の姉妹のように仲がいい。
「ブランシュ様?どうなさいました?」
私は席を立ち、ブランシュのそばに行く。
ブランシュは私より背が高くて、スタイル抜群だ。
少しだけ近くに立つのに、気が引けてしまう。
「ディーオ?私のことは、昔のように姉と言っていいのよ?」
「光栄なことですが、そうはいきません。王族命令ならば、そう呼んでも許されますが‥‥それは命令ですか?ブランシュ様」
血も繋がっていない私が、王族のブランシュを『ブランシュ姉様』なんて呼べば、大騒ぎになってしまう。
例えるならば、全世界のニュースの話題になるぐらいの大騒ぎだ。
「もう!命令なんかじゃないわ。 お願いよ‥‥あぁ!そんなことを言いに来たわけじゃないわ!」
ブランシュは本来の目的を思い出したのか、手を打って反応する。
用事を思い出した瞬間に、教室の扉を開いた時と同じくらい興奮しはじめた。
「用事‥‥とはなんですか?」
私は落ち着いて返す。
転生してきた時の衝撃が大きすぎて、ちょっとやそっとじゃうろたえなくなった。
ついでに、ポーカーフェイスもうまくなった。
「アハトが知らない小娘と一緒に仲睦ましく歩いていたのよ!?これはどういうことなの!?」
ブランシュの言葉に、教室ないがざわつき始めた。
ちなみに『アハト』とは、アインハイトの愛称だ。
色んなところから、「嘘‥‥」とか、「噂は本当だったんだ」とか聞こえてくる。
おい。噂とはなんだ!気になるだろ!
でも、予想通りだ。夏休み後半には、まったく手紙が届かなくなっていた。
私が全く動揺せずにいる様子に、ブランシュが不振がり始めた。
「どうしたの?ディーオ‥‥‥は!まさか!固まるほどショックだったの?大丈夫よ。私が守ってあげるから」
そう言いながら私を抱きしめるブランシュ。
別にショックなんて受けていない。逆に冷静な判断ができると自信があるほど、落ち着いている。
「‥‥ブランシュ様?」
「ん?どうしましたの?」
数秒たっても離してくれないので、私が声をかけると、ブランシュは、心配そうな顔をして、私の顔を覗き込んできた。
「私は大丈夫ですよ?こうなる事は予想できていましたもの」
私の声は、教室内にとても響いた。
響いたというより、ちょうど生徒達が静まった時だったから、響いてしまったのだ。
私の言葉を聞いた生徒達は、ピタリと動きを止めた。
ブランシュも例外ではなかったのだが、ブランシュはすぐにプルプルと震えだした。
え?そんなにおかしなこと言った?
確かに攻略スピードはおかしいけど、ゲーム 内容どおり進んでるし、こうなる事は予想内だ。
あとは婚約解消をするのが、早いか遅いかの問題だ。
いじめはしていないから、国外追放とかは、ない方で見て大丈夫だと思う。
あとの問題といえば、王族に婚約解消されたら、もう結婚できない可能性が出てくることだが、それはできないならできないでいいと思っている。
「‥‥ディーオ‥‥‥あなたって人は‥‥」
「?はい。どうされました?」
私はずっと下を向いて震えているブランシュが、だんだん心配になってきたので、したから覗き込んでみた。
「あなたって人は‥‥‥なんていい子なの~!!??私が貰ってあげたいくらいだわぁあぁぁぁあ!!」
「グェ!」
おもいっきりブランシュに抱きつかれました。
ブランシュのお胸はデカいので、窒息死しそうです。
あれ?おかしいな~。ディーオのお胸も前世の私よりはかなりデカ目だと思うけど‥‥。
あれ?おかしいな?目から汗が出てきたぞ♪
「ぷは!‥‥ブ、ブランシュ様?離してください」
私はブランシュのお胸から逃げようと、必死に上を向き、ブランシュに離してくれるように頼んだ。
だが、逆効果みたいでした。
「は!‥‥ディーオ!なんて顔をするの!そんな顔誰にも見せられないわ!というか、私以外に見せてはダメよ!」
そう言って、先程以上に力を込められて、抱きつかれました。
ヤバい。冗談抜きで窒息死しそうです!私の人生ーーディーオの人生だけどーー、死んだ原因は、ブランシュ胸の窒息死ですか!?お胸って、凶器になるってホントだったんですね。
私は必死にもがいたが、全然離れてくれないブランシュ。
それもそのはずだ。ブランシュは、力のいる武術にたけている。だけど、ディーオは力のいらない魔法にたけている。
どんなに頑張っても筋肉力量が違うから無理だ。魔法を使って離してもいいけど、王族に魔法を向けるなんて、反逆行為だからできない。
ちくしょー!ディーオはなんで鍛えてなかったの!?令嬢たるもの、並以上の筋肉をつけといてよ!!
‥‥ごめんなさい。令嬢たるもの、筋肉は必要ないですね。
でも、今は本当にヤバい。死にそう。絶対に顔色が青いよ。だんだん意識が朦朧としてきたしね!?
私が限界をむかえそうになっているときに、奇跡が起きた。
「ん?なにか騒がしくなってきましたわね?」
階段がある方の廊下が、騒がしくなってきたのだ。
そちら側に気を取られたブランシュは、腕の力が弱まった。私はそこを見逃さず、ブランシュの腕の中から逃げた。
「ハァ、ハァ‥‥」
息が上がりきっていて、まともに息が吸えない。でも、周りの様子を伺う余裕は出来た。
教室の出入口で、侯爵令嬢と王族が騒いでいたのだ。他の国の生徒もいる中、そんなところを見せてしまったから、どんな反応をされているか気になってしまう。
私は息を整えながら、周りの様子を見ると、ほとんどの人が私に暖かい目を向けていた。所々に、涙目で見てくる人もいる。
なぜに?私は暖かい目をされるようなことをした?
私はひと通り様子を確認して、ブランシュの顔を見ると、ブランシュは、令嬢らしからぬ顔をしていた。
ハッキリ言おう。鬼が見える。背後に鬼が見えるのだ。
誰が見ても怖がる顔だ。下手すると、悪役令嬢のディーオが怒った時より怖いと思う!うん!これマジで!
声をかけていいのか迷ったが、かけてみることにした。
「‥‥あの、ブランシュ様?」
「‥‥‥よく私の前に現れることができますわね」
ブランシュは、私の声が聞こえていないのか、階段側廊下を見ながら、普段より数段低い声で言い放った。
私はつられてそちらを向いたが、見なければよかった。
だって、そこにいたのは‥‥‥。
「姉上どうされました?それと、私が私の教室に来たら、姉上がいたのです。姉上の前に現れようとしたわけではありません」
アインハイト・ロワ・プロテッツィオーネ本人がいたんだもの。
私の現婚約者で攻略対象。プロテッツィオーネ王国の第1王子のアインハイト。
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