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《ピンポーン ピンポーン》
「ふぁ~い!」
俺は歯磨きを咥えたまま、玄関へと急ぐ。
たっく、まだ朝の7時だってのに、誰だよ。
《ピンポーン ピンポーン》
もう一度インターホンが鳴る。
「ハイハイ。聞こえてますって‥‥ば」
「「おはよう!」ございます」
玄関を開けたら、そこには七夏弥と虎國がいた。
「‥‥《ガシ》チッ‥なんですか?」
俺が玄関を閉めようとすると、七夏弥が止めてきやがった。
「あはは!先輩に向かって舌打ちって!しかも表情変えないままするって、器用なことするね~」
マジか。俺の表情そんなに変わってなかったのかよ。なんか一周まわって同情してくるぞ‥‥ま、自分の顔なんだけどな。
「で?何の用でしょうか。猫鳴先輩。虎國先輩」
後で気づいたのだが、俺は昨日帰りの車で、鷹雅のことを下の名前で呼んでいた。だから、虎國のことを下の名前で呼んでも別にいい気がしたので、下の名前で呼んでみた。すると、
「‥‥‥‥あ、はい」
一瞬虎國は固まって、俺を凝視してきた。そして遅れて俺に名前を呼ばれたことに気づき、返事をした。
え?その反応嫌だった?下の名前で呼ばれるの嫌だったのか?いや喜ばれても嬉しくはねーけど、なんかショックなんだけど。
「あ~!なんでトラタだけ下の名前の~?僕も下の名前で呼んでよ~!」
「え、嫌ですけど」
えぇ~!!なんで~!?
俺は七夏弥の反応に、即答した。
嫌だって、七夏弥を下の名前で呼んだら、なんか面倒なことになりそうじゃんか。こう~なんていうの?その日一日テンション高めでウザそうっていうの?
俺は嫌と思う理由を心の中だけで言った。理由を言えと七夏弥は俺を軽く殴ってくる。効果音を入れるなら、『ポカポカ』が妥当だと思う。
「コラ七夏弥!いい加減にしろ!」
「ふん!トラタなんか知~らない!お前なんか敵だ!」
すぐに虎國が七夏弥を止めると、七夏弥は機嫌を損ねたらしく、俺の家の前に止めてある車の中に入って行った。
‥‥自己中だな~。
「申し訳ありません。七夏弥が迷惑かけました」
「あ、いえ別に‥‥てか、何の用ですか?」
俺は先程の質問に答えてもらってないのを思い出し、再度同じ質問を虎國にする。
「いえ、朝七夏弥が当然『そうだ!今日は稜驊を迎えに行って、一緒に学校に行こう!』と言い出して」
‥‥なるほど。
「なら、それを提案した当の本人が拗ねて車の中に行ってしまったので、喜三久先輩‥‥どうぞ」
俺は車の方に手を差し出して、虎國に車に戻るように促す。
虎國は一瞬目を見開いて、次に眉を寄せて不機嫌な顔をした。でも、それは本当に一瞬で、すぐにいつもの虎國に戻った。
「そうですね。それでは稜驊君。また学校で」
「‥‥‥‥」
俺は返事をせずに、虎國達が乗った車が見えなくなるまで手を振って見送った。
「ふぁ~い!」
俺は歯磨きを咥えたまま、玄関へと急ぐ。
たっく、まだ朝の7時だってのに、誰だよ。
《ピンポーン ピンポーン》
もう一度インターホンが鳴る。
「ハイハイ。聞こえてますって‥‥ば」
「「おはよう!」ございます」
玄関を開けたら、そこには七夏弥と虎國がいた。
「‥‥《ガシ》チッ‥なんですか?」
俺が玄関を閉めようとすると、七夏弥が止めてきやがった。
「あはは!先輩に向かって舌打ちって!しかも表情変えないままするって、器用なことするね~」
マジか。俺の表情そんなに変わってなかったのかよ。なんか一周まわって同情してくるぞ‥‥ま、自分の顔なんだけどな。
「で?何の用でしょうか。猫鳴先輩。虎國先輩」
後で気づいたのだが、俺は昨日帰りの車で、鷹雅のことを下の名前で呼んでいた。だから、虎國のことを下の名前で呼んでも別にいい気がしたので、下の名前で呼んでみた。すると、
「‥‥‥‥あ、はい」
一瞬虎國は固まって、俺を凝視してきた。そして遅れて俺に名前を呼ばれたことに気づき、返事をした。
え?その反応嫌だった?下の名前で呼ばれるの嫌だったのか?いや喜ばれても嬉しくはねーけど、なんかショックなんだけど。
「あ~!なんでトラタだけ下の名前の~?僕も下の名前で呼んでよ~!」
「え、嫌ですけど」
えぇ~!!なんで~!?
俺は七夏弥の反応に、即答した。
嫌だって、七夏弥を下の名前で呼んだら、なんか面倒なことになりそうじゃんか。こう~なんていうの?その日一日テンション高めでウザそうっていうの?
俺は嫌と思う理由を心の中だけで言った。理由を言えと七夏弥は俺を軽く殴ってくる。効果音を入れるなら、『ポカポカ』が妥当だと思う。
「コラ七夏弥!いい加減にしろ!」
「ふん!トラタなんか知~らない!お前なんか敵だ!」
すぐに虎國が七夏弥を止めると、七夏弥は機嫌を損ねたらしく、俺の家の前に止めてある車の中に入って行った。
‥‥自己中だな~。
「申し訳ありません。七夏弥が迷惑かけました」
「あ、いえ別に‥‥てか、何の用ですか?」
俺は先程の質問に答えてもらってないのを思い出し、再度同じ質問を虎國にする。
「いえ、朝七夏弥が当然『そうだ!今日は稜驊を迎えに行って、一緒に学校に行こう!』と言い出して」
‥‥なるほど。
「なら、それを提案した当の本人が拗ねて車の中に行ってしまったので、喜三久先輩‥‥どうぞ」
俺は車の方に手を差し出して、虎國に車に戻るように促す。
虎國は一瞬目を見開いて、次に眉を寄せて不機嫌な顔をした。でも、それは本当に一瞬で、すぐにいつもの虎國に戻った。
「そうですね。それでは稜驊君。また学校で」
「‥‥‥‥」
俺は返事をせずに、虎國達が乗った車が見えなくなるまで手を振って見送った。
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