50 / 263
第Ⅲ章 王国の争い
ドワーフは酒を飲み、リノは核を飲む
しおりを挟む
「おう。そっちを持ってくれ……そっとだ……そっとだぞ……」
「大丈夫だって」
村に越してきたドワーフ四兄弟の1人、次男のロントにボケの前振りのように何度も注意された俺は苦笑を浮かべる。
以前、竜舎造りのための木材を運ぶ際、俺がいきなり持ち上げたため、身長が低く力も弱いドワーフが木材を持ったままひっくり返りそうになったことがあるのだ。
幸い木材の端を俺がしっかり持っていたので、ドワーフが木材の下敷きになるようなことはなかった。長い木材でも端っこを握るだけで俺なら運ぶことが可能だ。
「なぁ。なんで1人で運ばせてくれないんだ?」
「少しは恩返しさせてくれ」
そう言われてもなぁ……、というのが俺の本心だった。
正直、家屋の作り方などは知らないので、そっちの方は助かっている。
だが四兄弟一の力自慢だという次男でも俺と比べると力が弱すぎた。
正直木材を運ぶなら1人の方が楽だ。
「こういうのはのぉ、皆で協力し合うのが大事なんじゃよ」
「そういうもんかな……?」
俺の倍くらい生きているだろうドワーフの言葉に一応従う。年長者の言うことにはある程度従え、というのがアイリーンの教えだったのだ。
別に年長者でもないアイリーンの言葉に従う理由はないのだが。
「おう。こっちじゃこっち」
別のドワーフが組み立て途中の竜舎の横で手を振っている。
「ふぅ……くたびれたわい。今すぐ1杯やりたいな」
「ご苦労さん、2人とも。……おう、こっちが片付いたらおごってやるとも」
俺が何も話さなくても、ドワーフたちは兄弟だからか種族的な特性なのか、陽気に会話を弾ませている。
俺には兄弟もいないし、同姓の幼馴染みもいないのでいまいちつかめない距離感だった。
「まだ木材いるかな?」
「いや。あとは細かいのだけじゃから、もう手伝ってもらうことはなさそうだ」
「……1番手伝ったのが、竜舎第1号の破壊になるなんてなぁ……」
手持ち無沙汰になった俺は、昨日のことを思い出していた。
「主殿。……その、大変申し訳ないのですが、……竜舎を牛舎から離して頂けませんか? 確かに牛舎のような家が欲しいとは申しましたが、何も隣に建てられることはありますまい」
「…………臭いです」
雷電が長々と、紫電が端的に、それぞれ問題点を指摘した。
一生懸命家造りに挑戦していた俺は気づかなかったが、言われてみると確かに臭い。
そして〈手刀〉で大きな竜舎を処分したのだ。
移設しようという案もあったのだが、一度組み上げた家を綺麗にばらすのは時間がかかるということで却下された。冬の薪として再利用する予定だ。
「完成じゃー!」
「完成したどー!」
その日の夕方、迷い込んできたキメラの討伐を終えて戻って来ると、なんと竜舎が完成していた。
「おぉ……!」
ただ丸太などの木材を組み上げただけの家だったが、なんとも感慨深い。不思議な気分だ。
村にはこれより立派な家はいくつもある。それでもなぜか不思議な興奮のようなものを感じた。
「ヘンな気分だな……」
かすかに笑みを浮かべながら竜舎を見上げる。
「ヘンではないぞ」
ドワーフのリーダー格であるトントが、いつの間にかそばに来て話しかけてきた。
「それが達成感っちゅうもんじゃ。……皆で1つのことを成し遂げた時に得られる興奮じゃな」
「へぇー……」
アイリーンはこの世のすべてを知ってるんじゃないかと思うくらい様々なことに詳しかった。
だがアイリーンからもジッチャンからも、誰からも教わったことのないものを教わったのだと感じた。
「……たいていのことは1人でできて、1人でも生きていけるのだとしても、……こうして協力し合うってのも悪くないもんじゃろ?」
「そう……だね」
俺は頷く。
「俺は今まで、協力し合うのは弱いからだって思ってた。もしくは、力を合わせることで効率を良くするためとかさ」
「確かに効率化は協力する理由の主たる目的じゃが、……それがすべてではない。……例え効率が落ちようとも、そこから学ぶべきものがあるんじゃよ」
俺は竜舎の木目に手を這わせる。
「……おお! 主殿! ありがとうございます」
「…………臭く……ない……です」
歩いて近づいてきた雷電と紫電の喜びの声に、俺は大きく頷く。
喜びが胸に満ちる。
ドワーフ任せにしていたり、俺が1人で先に木材を必要量だけ運んでおいたりしていたら、このような達成感を味わうことはできなかっただろう。
その晩、祝いの酒宴が開かれた。
一応名目は、竜たちの住み処の完成の祝いだ。
ただ実質はドワーフたちの歓迎会も兼ねていた。
「さぁ! 飲め飲め!」
「フウマ様、どうぞ一献」
左隣のドワーフが入れ代わり立ち代わり酒を注いでくる。
右隣の元奴隷のエルフや魔族の女たちが酒をお酌してくる。
「ちょっ――ちょっと……」
断るのが苦手な俺は、とりあえず一旦飲み干してから断りの言葉を入れようとするのだが、飲み干すたびに、左を向けば右から、右を向けば左から注がれるという状況だった。
ドワーフかエルフかどっちかから先に止めようと考えたのが間違いだったのだろう。正面を向いて「もう酌をするな!」と一喝できればどれほど楽だろう。
(そういえば俺の曽祖父に当たる人も優柔不断なところがあった、って聞いたな……)
仕方なしに飲んでいると、さすがの俺も酔いが回ったらしく、立ち上がると少しふらついた。
「ちょっと小用に行ってくる」
「お手伝いはいりますか?」などと流し目を股間に送って来るエルフの美女に「いらん」と言って、足早に立ち去る。
トイレを済ませた後、懐に入れてあった〈天雷の塔〉のパーツがごつごつと当たるのがいやに気になった。
火照った腹の辺りをまさぐり、巾着に入れてある親指の先ほどの大きさの珠を取り出す。
「神代マジックアイテムの核、か――」
〈天雷の塔〉の青白い文様の壁を壊し、青い血管のように走る文様の内側を覗いた時の記憶が蘇った。
「気持ち悪いもんだったな……」
竜を生贄にするという性質ゆえなのか、神代マジックアイテムというものがそういう物なのか、まるで生き物のように塔の内部が脈打っていたのだ。
「……あの清廉とした印象の宗教都市ロウのシンボル――その内側があんな赤黒くて薄汚いものだったなんてな……」
嫌悪感からか酔いからか、珍しく手が滑り、手の中にあった小さな珠が滑り落ちた。
「……おっと」
コツン、と。
転がった白い珠が誰かの小さなつま先に当たる。
「……ん? ……リノか……宴会は楽しくなかったか?」
「たのし……い」
リノが珠を拾いながら返事をした。
「そっか」
頭を撫でようとした瞬間、リノが親指と人差し指でつまむように持っていた珠が上方に跳ねた。指がつるりとした珠に滑ったのかもしれない。
何か返事をしようとしていたらしく、口を開けていたリノの赤い口内に吸い込まれるように珠が消えた。ごくん、とリノが飲み込むのがわかった。
「あ…………」
俺はしばらく呆然とした。
「――だっ、大丈夫かっ!?」
「だいじょ、ぶ」
「そ、そうか……?」
念のためあの神代マジックアイテムの核が悪いものでないかどうか、簡単な鑑定のできるアイリーンに見てもらっていた。その結果、毒物でもないし、呪われている物でもないらしいという結果が出ていた。
それでも、ただの宝石のようなものであったとしても、飲み込むというのはマズイのではないだろうか。
酔っ払い達は、誰も彼も話を真剣に取り合ってくれなかった。
「ニホーシュ」という透明な酒は、俺の曽祖父が苦心の末に作り出した酒で、村のみんなはもちろん、ドワーフや元奴隷たちにも大受けだったのだ。
リノに珠を吐き出させようと右往左往している間に夜は更けていった。
「大丈夫だって」
村に越してきたドワーフ四兄弟の1人、次男のロントにボケの前振りのように何度も注意された俺は苦笑を浮かべる。
以前、竜舎造りのための木材を運ぶ際、俺がいきなり持ち上げたため、身長が低く力も弱いドワーフが木材を持ったままひっくり返りそうになったことがあるのだ。
幸い木材の端を俺がしっかり持っていたので、ドワーフが木材の下敷きになるようなことはなかった。長い木材でも端っこを握るだけで俺なら運ぶことが可能だ。
「なぁ。なんで1人で運ばせてくれないんだ?」
「少しは恩返しさせてくれ」
そう言われてもなぁ……、というのが俺の本心だった。
正直、家屋の作り方などは知らないので、そっちの方は助かっている。
だが四兄弟一の力自慢だという次男でも俺と比べると力が弱すぎた。
正直木材を運ぶなら1人の方が楽だ。
「こういうのはのぉ、皆で協力し合うのが大事なんじゃよ」
「そういうもんかな……?」
俺の倍くらい生きているだろうドワーフの言葉に一応従う。年長者の言うことにはある程度従え、というのがアイリーンの教えだったのだ。
別に年長者でもないアイリーンの言葉に従う理由はないのだが。
「おう。こっちじゃこっち」
別のドワーフが組み立て途中の竜舎の横で手を振っている。
「ふぅ……くたびれたわい。今すぐ1杯やりたいな」
「ご苦労さん、2人とも。……おう、こっちが片付いたらおごってやるとも」
俺が何も話さなくても、ドワーフたちは兄弟だからか種族的な特性なのか、陽気に会話を弾ませている。
俺には兄弟もいないし、同姓の幼馴染みもいないのでいまいちつかめない距離感だった。
「まだ木材いるかな?」
「いや。あとは細かいのだけじゃから、もう手伝ってもらうことはなさそうだ」
「……1番手伝ったのが、竜舎第1号の破壊になるなんてなぁ……」
手持ち無沙汰になった俺は、昨日のことを思い出していた。
「主殿。……その、大変申し訳ないのですが、……竜舎を牛舎から離して頂けませんか? 確かに牛舎のような家が欲しいとは申しましたが、何も隣に建てられることはありますまい」
「…………臭いです」
雷電が長々と、紫電が端的に、それぞれ問題点を指摘した。
一生懸命家造りに挑戦していた俺は気づかなかったが、言われてみると確かに臭い。
そして〈手刀〉で大きな竜舎を処分したのだ。
移設しようという案もあったのだが、一度組み上げた家を綺麗にばらすのは時間がかかるということで却下された。冬の薪として再利用する予定だ。
「完成じゃー!」
「完成したどー!」
その日の夕方、迷い込んできたキメラの討伐を終えて戻って来ると、なんと竜舎が完成していた。
「おぉ……!」
ただ丸太などの木材を組み上げただけの家だったが、なんとも感慨深い。不思議な気分だ。
村にはこれより立派な家はいくつもある。それでもなぜか不思議な興奮のようなものを感じた。
「ヘンな気分だな……」
かすかに笑みを浮かべながら竜舎を見上げる。
「ヘンではないぞ」
ドワーフのリーダー格であるトントが、いつの間にかそばに来て話しかけてきた。
「それが達成感っちゅうもんじゃ。……皆で1つのことを成し遂げた時に得られる興奮じゃな」
「へぇー……」
アイリーンはこの世のすべてを知ってるんじゃないかと思うくらい様々なことに詳しかった。
だがアイリーンからもジッチャンからも、誰からも教わったことのないものを教わったのだと感じた。
「……たいていのことは1人でできて、1人でも生きていけるのだとしても、……こうして協力し合うってのも悪くないもんじゃろ?」
「そう……だね」
俺は頷く。
「俺は今まで、協力し合うのは弱いからだって思ってた。もしくは、力を合わせることで効率を良くするためとかさ」
「確かに効率化は協力する理由の主たる目的じゃが、……それがすべてではない。……例え効率が落ちようとも、そこから学ぶべきものがあるんじゃよ」
俺は竜舎の木目に手を這わせる。
「……おお! 主殿! ありがとうございます」
「…………臭く……ない……です」
歩いて近づいてきた雷電と紫電の喜びの声に、俺は大きく頷く。
喜びが胸に満ちる。
ドワーフ任せにしていたり、俺が1人で先に木材を必要量だけ運んでおいたりしていたら、このような達成感を味わうことはできなかっただろう。
その晩、祝いの酒宴が開かれた。
一応名目は、竜たちの住み処の完成の祝いだ。
ただ実質はドワーフたちの歓迎会も兼ねていた。
「さぁ! 飲め飲め!」
「フウマ様、どうぞ一献」
左隣のドワーフが入れ代わり立ち代わり酒を注いでくる。
右隣の元奴隷のエルフや魔族の女たちが酒をお酌してくる。
「ちょっ――ちょっと……」
断るのが苦手な俺は、とりあえず一旦飲み干してから断りの言葉を入れようとするのだが、飲み干すたびに、左を向けば右から、右を向けば左から注がれるという状況だった。
ドワーフかエルフかどっちかから先に止めようと考えたのが間違いだったのだろう。正面を向いて「もう酌をするな!」と一喝できればどれほど楽だろう。
(そういえば俺の曽祖父に当たる人も優柔不断なところがあった、って聞いたな……)
仕方なしに飲んでいると、さすがの俺も酔いが回ったらしく、立ち上がると少しふらついた。
「ちょっと小用に行ってくる」
「お手伝いはいりますか?」などと流し目を股間に送って来るエルフの美女に「いらん」と言って、足早に立ち去る。
トイレを済ませた後、懐に入れてあった〈天雷の塔〉のパーツがごつごつと当たるのがいやに気になった。
火照った腹の辺りをまさぐり、巾着に入れてある親指の先ほどの大きさの珠を取り出す。
「神代マジックアイテムの核、か――」
〈天雷の塔〉の青白い文様の壁を壊し、青い血管のように走る文様の内側を覗いた時の記憶が蘇った。
「気持ち悪いもんだったな……」
竜を生贄にするという性質ゆえなのか、神代マジックアイテムというものがそういう物なのか、まるで生き物のように塔の内部が脈打っていたのだ。
「……あの清廉とした印象の宗教都市ロウのシンボル――その内側があんな赤黒くて薄汚いものだったなんてな……」
嫌悪感からか酔いからか、珍しく手が滑り、手の中にあった小さな珠が滑り落ちた。
「……おっと」
コツン、と。
転がった白い珠が誰かの小さなつま先に当たる。
「……ん? ……リノか……宴会は楽しくなかったか?」
「たのし……い」
リノが珠を拾いながら返事をした。
「そっか」
頭を撫でようとした瞬間、リノが親指と人差し指でつまむように持っていた珠が上方に跳ねた。指がつるりとした珠に滑ったのかもしれない。
何か返事をしようとしていたらしく、口を開けていたリノの赤い口内に吸い込まれるように珠が消えた。ごくん、とリノが飲み込むのがわかった。
「あ…………」
俺はしばらく呆然とした。
「――だっ、大丈夫かっ!?」
「だいじょ、ぶ」
「そ、そうか……?」
念のためあの神代マジックアイテムの核が悪いものでないかどうか、簡単な鑑定のできるアイリーンに見てもらっていた。その結果、毒物でもないし、呪われている物でもないらしいという結果が出ていた。
それでも、ただの宝石のようなものであったとしても、飲み込むというのはマズイのではないだろうか。
酔っ払い達は、誰も彼も話を真剣に取り合ってくれなかった。
「ニホーシュ」という透明な酒は、俺の曽祖父が苦心の末に作り出した酒で、村のみんなはもちろん、ドワーフや元奴隷たちにも大受けだったのだ。
リノに珠を吐き出させようと右往左往している間に夜は更けていった。
2
あなたにおすすめの小説
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
神眼のカードマスター 〜パーティーを追放されてから人生の大逆転が始まった件。今さら戻って来いと言われてももう遅い〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「いいかい? 君と僕じゃ最初から住む世界が違うんだよ。これからは惨めな人生を送って一生後悔しながら過ごすんだね」
Fランク冒険者のアルディンは領主の息子であるザネリにそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
父親から譲り受けた大切なカードも奪われ、アルディンは失意のどん底に。
しばらくは冒険者稼業をやめて田舎でのんびり暮らそうと街を離れることにしたアルディンは、その道中、メイド姉妹が賊に襲われている光景を目撃する。
彼女たちを救い出す最中、突如として【神眼】が覚醒してしまう。
それはこのカード世界における掟すらもぶち壊してしまうほどの才能だった。
無事にメイド姉妹を助けたアルディンは、大きな屋敷で彼女たちと一緒に楽しく暮らすようになる。
【神眼】を使って楽々とカードを集めてまわり、召喚獣の万能スライムとも仲良くなって、やがて天災級ドラゴンを討伐するまでに成長し、アルディンはどんどん強くなっていく。
一方その頃、ザネリのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
ダンジョン攻略も思うようにいかなくなり、ザネリはそこでようやくアルディンの重要さに気づく。
なんとか引き戻したいザネリは、アルディンにパーティーへ戻って来るように頼み込むのだったが……。
これは、かつてFランク冒険者だった青年が、チート能力を駆使してカード無双で成り上がり、やがて神話級改変者〈ルールブレイカー〉と呼ばれるようになるまでの人生逆転譚である。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
自分が作ったSSSランクパーティから追放されたおっさんは、自分の幸せを求めて彷徨い歩く。〜十数年酷使した体は最強になっていたようです〜
ねっとり
ファンタジー
世界一強いと言われているSSSランクの冒険者パーティ。
その一員であるケイド。
スーパーサブとしてずっと同行していたが、パーティメンバーからはただのパシリとして使われていた。
戦闘は役立たず。荷物持ちにしかならないお荷物だと。
それでも彼はこのパーティでやって来ていた。
彼がスカウトしたメンバーと一緒に冒険をしたかったからだ。
ある日仲間のミスをケイドのせいにされ、そのままパーティを追い出される。
途方にくれ、なんの目的も持たずにふらふらする日々。
だが、彼自身が気付いていない能力があった。
ずっと荷物持ちやパシリをして来たケイドは、筋力も敏捷も凄まじく成長していた。
その事実をとあるきっかけで知り、喜んだ。
自分は戦闘もできる。
もう荷物持ちだけではないのだと。
見捨てられたパーティがどうなろうと知ったこっちゃない。
むしろもう自分を卑下する必要もない。
我慢しなくていいのだ。
ケイドは自分の幸せを探すために旅へと出る。
※小説家になろう様でも連載中
勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!
石のやっさん
ファンタジー
皆さまの応援のお陰でなんと【書籍化】しました。
応援本当に有難うございました。
イラストはサクミチ様で、アイシャにアリス他美少女キャラクターが絵になりましたのでそれを見るだけでも面白いかも知れません。
書籍化に伴い、旧タイトル「パーティーを追放された挙句、幼馴染も全部取られたけど「ざまぁ」なんてしない!だって俺の方が幸せ確定だからな!」
から新タイトル「勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!」にタイトルが変更になりました。
書籍化に伴いまして設定や内容が一部変わっています。
WEB版と異なった世界が楽しめるかも知れません。
この作品を愛して下さった方、長きにわたり、私を応援をし続けて下さった方...本当に感謝です。
本当にありがとうございました。
【以下あらすじ】
パーティーでお荷物扱いされていた魔法戦士のケインは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人さった...
ここから、彼は何をするのか? 何もしないで普通に生活するだけだ「ざまぁ」なんて必要ない、ただ生活するだけで幸せなんだ...俺にとって勇者パーティーも幼馴染も離れるだけで幸せになれるんだから...
第13回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞作品。
何と!『現在3巻まで書籍化されています』
そして書籍も堂々完結...ケインとは何者か此処で正体が解ります。
応援、本当にありがとうございました!
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。