愛夫弁当はサンドイッチ─甘党憲兵と変態紳士な文官さん─

蔵持ひろ

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 それからキアランと二人きりの休暇はアレックスにとって特別な時間となった。相手は少なくとも嫌ってはいないとは思うし、自分が気持ちを表に出さなければこの良好的な関係は続けられる。後悔なんてしないだろう。
 護衛の仕事が終わって接点がなくなったとしても、アレックスはこの恋を進展させず心の中にしまっておく決心はついている。なぜって、生活習慣や経済的な常識が違うからだ。付き合ったとしてどちらも相手の生活に合わせるのに疲れてしまうかもしれない。キアランだって今は一人暮らしをしていたとしても、元々は貴族の出だ。キアランの粗雑な育ちにうんざりしてしまうだろう。
 
「アレックスさん、ここで座っていてくださいね」
 
 お昼を摂ろうと川辺近くの席に座る。食べ物屋らしいのだが横にまっすぐ伸びた木のテーブルと机に合わせた背もたれのない椅子のみで、ウエイターもメニューもない様だ。注文はどうするのだろう。
 二人が座って待っていると、川からカヌーが近づいてきた。キアランは一言二言、船の乗り主と言葉を交わすと剥かれた果物を机の上に乗せた。次の船にはライス、スープを別皿でもらう。
 
「ここは船に乗った人にご飯を買うんですよ。どうぞ、私の選んだものですが」
「へえ面白いですね。いただきますね」
 
 二人は木のスプーンを手に取り食事を始める。スパイスの風味が効いたスープはパラパラとした穀物と合う。甘酸っぱく果汁たっぷりの果物も全て平らげ人心地ついた。食後のお茶を飲んでいると、キアランが船に乗った男に話しかけられた少し遠いのと早口なので細かい意味はわからないが、声の調子と彼の戸惑った表情から良い知らせではないことがわかった。
 
「フィンレーさんどうしました?」
「大したことではありませんよ。気にしないでくださいね」
 
 知人に声をかけられたくらいで困ったような顔になるのかは不明だが、あまり会いたくないのだろう。だとすればとアレックスは提案する。
 
「この後ずっと、部屋にこもりませんか?」
「こもる……あの素敵な部屋でですか。最高……んんっ、いい提案ですね」
 
 部屋にいれば刺客やスリ等に出会う確率が低くなる。せっかくバカンスに来たのだから観光しても良いとは思うが、この休みが終わった後にキアランには仕事がある。特に不在時に溜まった書類は強敵だろう。
万全の体調で仕事をするには旅行中はできるだけ危険に近づけさせないように気を使う必要があった。初日にボードに乗った若者とぶつかりそうになった事を思い出すと同時に、キアランの腰に触れたことも甘く浮かんだが慌てて脳内で消す。

「食べ終わったのでいきましょうか」

 キアランの言葉にアレックスが立ち上がる。雇い主の同意を得られたことで部屋に帰る途中に1日分の買い出しをすることにした。キアランはバゲットを手に取りサンドイッチを作ってくれると言ってくれた。あの無骨なサンドイッチだろうか、それとも三角の上品な方だろうか楽しみだ。
 市場は通路も広く開いている店舗も広かったため終える頃には日が傾いていた。
 買ったものをアレックスが一手に引き受けて、宿泊場所へと向かう。市場からホテルのたくさん並ぶ観光街へと景色が変化した時、キアランの足が止まった。
 馬車が通路の半分を塞いでいたのだ。流石に不審に思いアレックスはキアランを庇うように前へ出る。しかしキアランは安心するようにとアレックスの肩を叩くと、馬車の出口に向かって声をかける。
 
「ルーク……やはりですか」
「キアラン!来たなら来たでどうして僕に知らせてくれなかったんだい?」
「……急でしたので」
 
 ドアがいきなり開いて小柄な美少年がキアランの胸に飛び込んでくる。アレックスはとめようとしたが、キアランが静止した。
 美少年は胸元へ。金髪の髪は緩く巻かれて羽根のように長いまつ毛、桜色の唇は紅をさしているみたいに潤んでいる。手足も人形のように傷や日焼けひとつなくスラリと伸びている。美しいもの同士。絵画のようなその光景に見惚れるよりも「嫌だ」と思ってしまった。キアランに触れてほしくない。それにアレックスの守ろうという意思よりも美少年を抱き止めることを優先させた事に心が曇った。
 ふらつきもせず受け止めた文官は、うっすらと苦笑いを口元に浮かべつつも体は離さない。彼の親しいものに送る視線にアレックスは戸惑いを隠せない。
 二人ともなんの躊躇いもなくチークキスをしていなかったか?
 
「アレックスさん、紹介します彼は……」
「キアランの幼馴染のルーク・ホルンだよ。ホルン家の長男!」
「……です。断ったはずですが……」
「一回くらいで諦めると思う?あなた、わざわざここまでフィンレーの護衛ありがとう。これからは僕の家の者がするからね!」
「は……?」
 
 少年はキアランの腰に両手を巻きつけ自信満々に言う。ホルン家といえば、代々宰相を受け継いでいる家だ。そんな名家と旧知の仲だったことも驚きだ。それに、キアランがルークからのキスに動じなかったことと、いきなりの解雇通告はアレックスを驚愕させた。
 
「とにかくこんなホテルに泊まってないで僕の屋敷に泊まりにきなよ!」
「ルークのお世話になるわけには……」
「幼馴染のよしみじゃないか」
 
 ルークはキアランの腕を掴んで強引に引っ張ると、近くに止めてあった馬車に乗せようとする。アレックスは流石に止めた。
 
「待ってください。いきなり現れて……」
「だって知らされたの急だったんだもの。まだわかってないみたいだから噛み砕いて言うと、君は護衛をクビになるの!それで代わりに僕の家の護衛達がキアランを守ってあげる」
「なっ……」
「それは遠慮します」
 
 反論しようとするよりも先にキアランが少年に拒否の言葉を投げつける。ルークから一歩下がってアレックスの側に寄る。
 
「ルーク、貴方に学んで欲しいことが二つあります。一つ目、あなたの親切は貴族にふさわしいものではありません。貴族が特定の文官を贔屓にすることは禁止されています。次に、私はもうすぐ30になる大人です。子供であるあなたの力を借りずとも自分で自分の身は守ります。護衛である彼もその力の一つです」
 
 先ほどの身内に向けた柔らかな態度とは違い、文官としての冷酷にも見える表情と言葉。実家を出て自分の力で生きてきたことの自負。アレックスには偽らない彼の本音だと分かった。
 拒否されるとは思わなかったのだろう、今度はルークの方がたじろぐ。
 
「だ……だってだって……キアランが変なやつに狙われてるっていうからっ……」
 
 断られると思っていなかっただろうルークは下を向いてぶつぶつと何かをつぶやいている。その様子が妹の甥っ子が拗ねているのと光景が被る。なんだか可哀想になってきた。
 そもそもルークは親切心から護衛を派遣しようと提案しているのである。キアランのそばに居たいアレックス自身にとっては不利益ではあるが、キアランにはきちんとした後ろ盾のある護衛の方が守ってくれる可能性は高い。
 ……それでも護衛を続けたいという思いは変わらないが。
 
「それでもです。それに私が文官の立場を降りたとしても、代わりの人が任命されるでしょう。法律の制定に関しては気にしなくても大丈夫ですよ。痛いのは嫌ですが」
「「そういう問題じゃない!!」」
 
 思わずルークと一緒に叫んでしまった。自分の身を全く大切だと思っていないのは問題だ。副文官は歴代何人もいただろうが、アレックスにとってキアランはただ一人の人なのだから。
 
「こんなやつと意見が合うなんて癪だけど言わせてもらうよ。昔っからキアランはそうじゃないか! いつも自分が割りを食って損な役回りを引き受ける! 家のことだって、本当は文官になるのは双子の兄だったはずなのにさ!」
「ルーク……」
「昔っからそうじゃないのさ……もういい!」
 
 ルークは馬車に乗り込むと窓から顔を出して2人に叫んだ。
 
「うんって言ってくれるまで諦めないから!明日も来るからね!」
 
 窓を閉めると馬車は嵐のように去って行った。睨まれていた気がするが、自分はキアランを護衛していただけなのだが。まさかルークに恋心が知られているとかはないだろう。逆に雇い主を襲ってしまいそうだとか。性的なことは感じるけれど、襲おうとか人として最低なことはしたくはないが。
 キアランの幼馴染を貶すこともできず、婉曲な言葉が出てくる。
 
「はは……賑やかな幼馴染さんですね……」
「申し訳ありません……根はいい子なんですが」
 
 ルークとのやりとりですっかり疲れた2人は軽く食事をとると体を休ませた。
 次の日の朝、宣言通りルークは2人の前に現れた。
 
「おはよう! 護衛の交代は考えてくれた?」
 
 仁王立ちで腕を組み自信満々にキアランに尋ねる。一晩経って考え直してくれたと思っているのだろうか。キアランも負けてはいない。
 
「ルーク。私は私の意見を曲げるつもりはありません私には彼が相応しい」
「なにそれ!? 自分は憲兵如きで十分ってこと?そんなわけないじゃん!」
「憲兵如きではありません。立派な国民を脅威から守る憲兵です。謝って下さい」
 
 ルークは酷い言いようである。それにはアレックスは内心眉根を寄せた。
 
「失礼します。フィンレー様の護衛であるアレックスと申します」
 
 社会人だから不快感は顔には出さない。ましてや貴族の前だ。どんないちゃもんをつけられるかわからない。
 
「ふうん……ねぇアレックス、もう一度言うけど君に休日をあげるよ。試しにさ、今日は僕とその護衛たちがフィンレーと出かけるから君は自由に散歩でも行ったらどうだい。二人で部屋に篭るより断然いいと思うんだ」
「ルーク……」
「なにさ!僕だって会いたかったんだよ」
「フィンレーさん、今日くらいはこの子の言うことを聞いてはどうですか?」
「アレックスさん、ですが……っ……」
「ちょうど一人でゆっくり観光したいと思っていたところなんです。我儘をきいてくれますか」
「我儘……アレックスさんが我儘……貴方がそう言うなら……」
「はい決まり!僕の別荘に来てよ。お父様とお母様もいるよ。ここから歩いてすぐの場所なんだからさ!ゆっくりお話しようよ」
「アレックスさん……」

 渋っていたキアランもアレックスがなだめるとようやく話はついた。キアランとルークそしてその護衛達が馬車で走り去っていきアレックスは一人残されていった。

「……とりあえずそこら辺をぷらぷらするかぁ」

 久しぶりの一日中の休暇だ。本来なら自由だと浮かれるだろう。しかし、アレックスには雇い主を任せてしまったしこりが残った。幸い公用語が使われている地域なので訛りの差があるくらいで言葉の問題はほぼない。お金も幾ばくかは両替しているので昼食夕食ぐらいは買うことができる。

「そういや、気になってたものがあったな……」

 思い浮かんだのは初日に出会った板を使い地面を滑るレクリエーションだ。この国ならではのアクティビティと言えるだろう。善は急げとばかりに昨日立ち寄った場所へ行く。思った通り今日も若者たちはいた。

「君たち、すごいなぁ!かっこいい」
「なんだ……おっさん」

 身内で賑やかに遊んでいたところを声をかけられれば不審な顔になるのは当然だろう。これくらいの視線、憲兵なら受け流すのは当然だ。アレックスは挫けず続けた。

「なあ、おじさんもそれをやってみたいんだが売ってる店とか知らないか?」
「はぁ?ボードならあっちの店にあるけどよ」
「おお!ありがとうな」
「あ、おじさん待って待って、俺らも連れて行ってよ。こいつの実家だからまけてもらえるかも」
「そうか?じゃあよろしく頼む」

 ボードと言うらしい遊び道具が売っている店へと案内してもらい、店員の勧められるままに道具を買った。若者たちはアレックスが安くしてもらう交渉をするのと同時に何某かの部品を貰っていた。どうやら客を紹介したと言うことでおまけしてもらったらしい。若者たちの本来の目的はそれだったのだろう。抜け目がないがその打算付きの親切のおかげでボードは手に入った。
 乗る準備を終えて練習すると言うと、とっておきの広場についてきてくるよう言われる。すっかり仲間入りしていた。よたよたとボードを漕いでいると姿勢はこうしたほうがいいとかもっと足の向きと体重はこうかけたほうがいいとか自然と口が挟まれる。ボード屋の店員には簡単な説明しかされなかった為こうした細かく専門的な知識でアドバイスされるのはありがたかった。
 怖がらず坂を下れて曲がれるようになった頃には二回目の昼の鐘が鳴った。昼飯だと言うのでアレックスが奢った。ボードの知識を惜しみなく授けてくれたのだ。これぐらいは安いものだ。

「そういやあんたの恋人はどうしたんだ?」
「げほっ……恋人!?何がだ!?」

 突然の爆弾発言に呑んでいたココナッツミルクが気管に入る。若者達はチキンプレートをつつきながら続けた。

「なんかおじさんを初めて見た時甘ーい雰囲気を出しながら美人のお兄さんと歩いてたじゃん。あれ恋人じゃないの?」
「ちっ違う!あの人と俺はただの雇い主と雇われだ」
「そうかなぁ?お兄さんデレッデレに見えたけど?」
「や、やっぱりわかりやすいか?付き合ってはいないんだが……」
「と言うことは?」
「……好きな人ではある」
「いいねぇ熱いねぇ!」

 酒を飲んで気を大きくしたわけでは無いのにぽろっと話してしまったのは、旅行先だからと気が大きくなっているからだろう。
 そもそも自分たちの顔をよく覚えていたなと感心すると、観光業をするこの辺の人たちは皆顔覚えが良くないとやっていけないと教えられた。

「んで、体で誘惑したりとかしないの?」

 若者らしいあけすけさで聞かれ、呆れ声とともに返す。

「そもそもあの人が男もいけるかわからないのに無理やりできるか」
「そーかなー?おじさん結構そっちの人達にモテると思うよ?俺もイケるし」

 若者の一人が絡んできてアレックスの首に手を回し内緒話のように打ち明けてきた。自分より少し熱く汗ばんだ肌が接触する。軽い不快感があったがすぐに他の若者たちに近づきすぎだと嗜められアレックスから離れていった。やはり、性的な魅力を感じるのはキアランだけなのだ。
 月明かりと共にした口付けが思い浮かんだがあれは事故だったと、思い直す。現に、キアランの態度はあれ以降変わることはない。
 そんな恋話をしていると昼は過ぎ、15時ごろになると若者たちは働きに出る時間だと言うので解散した。
 帰宅したらすでにキアランは部屋で書類を整理していた。ここにきてまで仕事をしているのか。

「ただいま帰りました。フィンレーさん……休みましょうよ。ここはバカンスにきたんですから」
「大丈夫です。それよりもアレックスさん。遅かったんですね」

 彼の声色が心なしか低い。ルークに連れ出されて疲れているのだろうか。文官室では退勤時でも疲れ一つ見せていなかったが、流石に若者に一日中振り回されたら体力が持たないのだろう。

「あー……若い奴らに引き止められまして」
「そうですか、楽しそうですね。仮にも私の護衛に来ているわけですので、職務を忘れないようお願いします」
「はい……」

 冷たく突き放すような言い方にアレックスは戸惑った。そもそもルークが今日は護衛を用意すると言っていた。だからキアランに責められる筋合いはないのだが、それは惚れた弱みだ。好きな人にはよく思われたいしあわよくば好きになって欲しい。
 しかしそれがどうだ、嫌われているような冷たい態度を取られている。大袈裟かもしれないが、背筋が凍るような心地になった。護衛し始めて彼から叱られるのが初めてだったからかもしれない。
 常時のアレックスならどうしてそんなに不機嫌なんだと聞くことができただろう、しかし恋する相手にさらに尋ねて鈍感だと思われたり嫌われたりするのは避けたかった。何か腹ぐらいがよく無いのだと無理矢理に解釈してその日はあまり話しかけないことにした。

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