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15話. 新たな発見
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サイド. 奈良
俺と……優香…?なんでだ…?
目が開かない分周りの状況は読み取れず、辛うじて機能している
耳と脳を使い精一杯考える。すると
「優香さんは、20歳の時…、臓器提供意思表示カードにサインを
頂いています。…要するに、ドナーです。」
ドナー?誰の?そしてふと、先程の会話の内容を思い出す。
『彼、奈良 裕貴医師と時田 優香さんに関する事だ』
…ここでいつも麻痺の影響で動かない身体に珍しく自分のものかのように
血の気が引き青ざめていく様子が自分でわかった。
……優香に何かあった。それだけは分かった。
━━━━━━━━━━━━━━━
サイド. 椎野
ドナー。勿論、医者という職業だけではなく、最近では一般の人も
この言葉を聞き知ってる人も多いであろう。
…、実は裕貴の余命が見えた時に僕にもその考えが芽生えていた。
だが、こんな形での臓器提供になるだなんて思いもしなかったが。
元々他のドナーの方から2人に大して臓器提供を考えていた。
優香の場合は余命が伸びる一方だったから、完全に油断していた。
っ…!また嫌な予感…。
臓器提供を考えていたとはいえ僕だって第三者。
そんなやつが、ドナーです、臓器提供しましょう。
はい、そうですか。なんて二つ返事で言えるわけがない。
「因みに、御二方の親御さんの確認はしました。
了解しました、"椎野先生"頑張って下さい、との事ですよ?」
それが嘘か誠かなんてどうでもいい。
何故僕がこんなに焦っているかと言うと、
僕の予想が当たっていたら厄介なのだ。
僕が予想をした裕貴の病名CIDP。これは運が悪ければ死に至る、
一見麻痺だけのように見える悪魔の病だ。
だからこそ、時間が無い。でも、だからって。
優香の…え?おかしくないか?もし仮に僕の予想が当たっていたとして
裕貴の病気がCIDPだったとする。その場合輸血でいいはずだ。
100%とは言いきれないが輸血でも免疫力低下の体内には
大分効果的。と、なると、なんの臓器提供…ま、さか…
「がん…とか…。」
恐る恐る聞いてみて、顔を上げるとコクっと静かに頷く。
確かに、がんは麻痺を伴う。…そういう事か…見落としていたよ。
俺と……優香…?なんでだ…?
目が開かない分周りの状況は読み取れず、辛うじて機能している
耳と脳を使い精一杯考える。すると
「優香さんは、20歳の時…、臓器提供意思表示カードにサインを
頂いています。…要するに、ドナーです。」
ドナー?誰の?そしてふと、先程の会話の内容を思い出す。
『彼、奈良 裕貴医師と時田 優香さんに関する事だ』
…ここでいつも麻痺の影響で動かない身体に珍しく自分のものかのように
血の気が引き青ざめていく様子が自分でわかった。
……優香に何かあった。それだけは分かった。
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サイド. 椎野
ドナー。勿論、医者という職業だけではなく、最近では一般の人も
この言葉を聞き知ってる人も多いであろう。
…、実は裕貴の余命が見えた時に僕にもその考えが芽生えていた。
だが、こんな形での臓器提供になるだなんて思いもしなかったが。
元々他のドナーの方から2人に大して臓器提供を考えていた。
優香の場合は余命が伸びる一方だったから、完全に油断していた。
っ…!また嫌な予感…。
臓器提供を考えていたとはいえ僕だって第三者。
そんなやつが、ドナーです、臓器提供しましょう。
はい、そうですか。なんて二つ返事で言えるわけがない。
「因みに、御二方の親御さんの確認はしました。
了解しました、"椎野先生"頑張って下さい、との事ですよ?」
それが嘘か誠かなんてどうでもいい。
何故僕がこんなに焦っているかと言うと、
僕の予想が当たっていたら厄介なのだ。
僕が予想をした裕貴の病名CIDP。これは運が悪ければ死に至る、
一見麻痺だけのように見える悪魔の病だ。
だからこそ、時間が無い。でも、だからって。
優香の…え?おかしくないか?もし仮に僕の予想が当たっていたとして
裕貴の病気がCIDPだったとする。その場合輸血でいいはずだ。
100%とは言いきれないが輸血でも免疫力低下の体内には
大分効果的。と、なると、なんの臓器提供…ま、さか…
「がん…とか…。」
恐る恐る聞いてみて、顔を上げるとコクっと静かに頷く。
確かに、がんは麻痺を伴う。…そういう事か…見落としていたよ。
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