元殺し屋の見たり探偵と殺し屋彩の奇妙な物語

白米

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最初の事件はペロペロキャンディー!?

ペロペロキャンディー事件解決編

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[探偵事務所]
「…犯人はわかりましたね」
「あぁ‥ただ証拠がない」
「…それなら私に任せてもらえませんか?任せてくれるなら証拠を探してきます」
(忍び込むのか?それとも情報屋に聞くのか?どちらにせよ、彩なら出来ないことはないが…)
「どうやって探すつもりだ?」
「それは…言えません」
(まぁ‥予想どうりの反応だな)
「…わかった、ただし明日までに探してこいよ」
「わかりました、では準備があるので失礼します」
「…」
[テテテッテ♪テテテッテ♪]
「…はい‥見たりです」
「久しぶりね、見たりくん」
「お久しぶりですマスター」
「その呼び方は相変わらずね」
「呼び方を変えるつもりはありませんので、それで何か用ですか?」
「…もう一度こっちに戻ってくる気は無いかしら?」
「理由を教えください」
「見たりくんが辞めた後、色々あって変わってしまったのだから…」
「すいませんマスター、俺では力になれません‥失礼します」
[ピィー]
「………」
(師匠‥俺はどうしたら良いですか)
[翌朝・探偵事務所]
「Zzz Zzz」
突然扉が勢いよく開けられた
「見たりさん起きてください!」
「うん?やぁおはよう彩」
「おはようございますってやっている場合ではないですよ!証拠をしっかり持ってきましたよ!」
「見せてくれ」
[確認中]
「…うん、完璧だよ彩!これなら捕まえられる!」
「では!」
「早速行こうか」
[移動中]
[雨じゃないよ飴よ前]
「さて‥彩はあの二人を連れてきてくれ」
「わかりました」
[ガラガラガラ]
「ディーロさん居ますか」
「は~い、あら見たりちゃんどうしたの?」
「犯人が分かりました」
「ホント!早速教えてちょうだい!」
「少しお待ち下さい彩が犯人を連れてきますので」
「見たり探偵、連れてきましたよ」
「おいおい、急に来てくれと言われて来てみれば何だって言うんだい?」
「そうですよ、まだお店の準備も出来てないのに」
「団さんに煎ちゃん!もしかして…見たりちゃん」
「さて、揃いましたので」
「これからディーロさんを殴り気絶させてペロキャン金庫を持ち出した犯人を言います」
「犯人は……草生団貴方だ!」
「「「!」」」
「彩、団を拘束!」
「はい!」
団瞬く間に拘束された
「くっ…」
「さて貴方が何故犯行に起こしたのか当てましょう」
「俺は何もやってない!」
「反省の色位見せたらどうですか」
彩の殺気を放ち始める
「まぁ‥落ち着け彩」
「…すいません」
「では、貴方が犯行を起こした理由は、このお店を乗っ取って売るためですよね。ちなみに取引に関する資料もあります」
『雨じゃないよ飴の取引について』
「団さん‥ホントなの?」
「…確かに乗っ取って売ってやろうと思ったよ…だけどそれでも俺はやってない!」
「そうですか‥まだ証拠はあります、実はディーロさんが殴られた時醤油の匂いがしたそうです」
「!それなら俺だけじゃなくても煎も怪しいだろ!」
「…実は(彩が)貴方の家を調べたら巨大ペロキャン金庫の棒と中の金や銀が見つかりました」
「それを私の知り合い鑑定屋に調べてもらったらみたらし団子のタレが検出されましたよ」
「これがその資料です」
『検査・鑑定結果』
「これでもまだやっていないと言えますか?」
「…そうだよ俺が犯人だよ」
「団さん…」
「俺はこの街に来た時からディーロの店を乗っ取るつもりだった、けどディーロがあまりにも良いやつ過ぎて奪い難くなっちまってな。だから巨大ペロペロキャンディー金庫の話を聴いた時これを盗んで逃げようと思って、いざ忍び込んだらディーロが巨大ペロペロキャンディー金庫を持っていたから近くにあったレンガで殴って盗んだんだ…」
[ウーン ウーン]
「警察が来たので行きましょう」
「あぁ」
「ちょっとお待ち」
「団さん、口を開けな」
団が口を開けるとディーロが団の口に飴を入れた
「その飴は私からバカな友達に贈る飴だよ…しっかりと味わいな…」
「…それだからお前は甘いだよ‥飴のようにな」
[後日・探偵事務所]
「ただいま」
「お帰りなさい、警察から報酬は貰えましたか?」
「しっかりと貰ったよ、これは彩の分な」
「貰って良いんですか?」
「当たり前だろ!彩のおかげで解決出来たんだから」
「それじゃあ‥ありがたく貰いますね」
「あぁ、それと改めてよろしくな彩」
「こちらこそよろしくね見たり探偵」
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