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第1章 【異世界召喚】アグストリア城
第15話 新しいスキルとお姫様だっこ。
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マールを拘束していた鎖は、俺が消す前にスルスルと中空に巻き戻る様に消えていった。
ぶっつけ本番だったけど、無詠唱で『奇跡』も使えるって訳か。
でも、知らない間に億単位の代償を求められる事は無いよな?…無いよね?
鎖から解き放たれて、マールはその場に崩れ落ちた。
というか、良くスキル無効に出来たな。確か俺の方がLV1つ低かった気がしたんだけど…。
気になってしまったからには、確認しよう。
名前:アオイ
年齢:26
職業:転移者
LV:61
HP:1520
MP:3750
状態:良好+
称号:転移者・初めてを奪いし者
スキル:健康LV4 精神耐性LV5
:念話
:反転
:奇跡【1】
:奇跡【2】
:代用
:鑑定LV5
:処女狩り
:アイテムボックス
:絶倫
:聖液
:もう一つの処女狩り
あれ、何か昨日フローラとアリアに教えた時よりもLVが上がっている……。
あー、あの後、イチャイチャしました。はい。すみません。
まぁともかく、昨日のイチャコラしたお陰で今回は助かったって事だな。
さて、それよりもだ。
何でスキルが増えてんの?!昨日は無かったよ?!
しかも3つも!これ、絶対誰かの悪ふざけだろう!!だってその3つがさぁ!
『絶倫』
効果:衰えを知らない最強の剣
『聖液』
効果:精液に触れた相手を癒す
『もう一つの処女狩り』
効果:もう一つの処女に対して性交をする時、相手の好感度が高ければ高いほど、お互い・・・様々な効果を与える事が出来る。好感度が低ければ低いほど、相手は隷属の呪いにかかる可能性が高まる。
エクスカリバーぁ・・・・・・・。バカなの?ねぇ、バカなの?ついに俺の息子は聖剣になっちゃったの??衰えを知らないって、しるか!精剣じゃん!バッカじゃねーの?!
つーか、聖液て。駄洒落じゃねーかっ!
効果は素晴らしいよ?効果はっ!問題は名前だよ!
……もう一つのってなんだよーぉ。もう一つの処女って、それは処女って言わないだろーよーおぉ……。
……これ、いじめか?いじめなのか?実は俺を困らせようとしてる?!
いや、そんな事する必要はないか。じゃあなんだ?
つーか、普通のスキルをくれ!
☆☆☆☆☆
んで、マールはどうなってんのか確認。だって、グズリンの奴隷になってたよな。身長とかいいや。オフっと。
名前:マール(魔族)
年齢:127
職業:騎士
lV:60
HP:560/560
MP:10/720
状態:魔力枯渇
称号:なし
魔法:火属性
:風属性
:闇属性
スキル:上級奴隷術式
:魅了
:エナジードレイン
:バーンアウト
:魔法剣
お、あの不名誉な称号が消えてるじゃん。グズリンの奴隷じゃなくなってるよ、良かったね。
でも俺、奴隷にするスキル何て持ってないぞ?
……いや、持ってるな。好感度が低い状態で処女狩りを使えば。
あれ、マールさん。魔族でしかも127歳って…。流石に処女ではないだろうよ……。だってほら、グズリンの奴隷だったわけでもあるし…。色々されてそうだし。何をとは言わないけども。
ん――、どうするか。とりあえず敵意は無いみたいだから、このままでいいか。
「おい、マール。動けそうか?」
まだぐったりしているマールに声を掛けた。鑑定で知ってるから、つい名前で呼んじゃったよ。
状態が魔力枯渇って、やっぱりさっきの鎖のせいだよなぁ。
魔力使いすぎると俺もこうなるのかな。気を付けないと。
「アオイ様、流石に此処に置いて行く訳にもいきませんので……。医務室でも宜しいかとは思いますが。ここは一先ず、国王様の元まで一緒に連れて行くと言うのは如何でしょうか」
「そうなんだよな。俺に対する敵意も無かったし……仕方ないか」
アリアの提案に乗り、俺は言い訳をする様にそう言うと、マールを抱きかかえた。お姫様だっこ。
「「っく!」」
「二人共、変な所で殺気を放つの止めてもらえるかな?」
なんとか二人を宥めながら、王様の元へと向かう事にした。城の中の通路とか分からないから、二人に先導してもらった。
それにしても、女の子を抱えてるのにそんなに疲れないんだよな。LVって凄いなって思ったよ。改めて異世界に来たんだなって実感も同時に……。
しかし、魔族ねぇ。
さっきも観察させてもらったけど、ほんと普通の女子にしか見えないんだよな。
髪の色だって普通の茶色だし、耳が尖ってるとかも無いし。
悪魔の尻尾みたいなのが生えてる訳でもないし。いや、それは分からないけど。
胸は…まぁそれなりにあるか。何か、良い匂いがしてきた気がする。いや、気のせいか。
魅了は俺には効かんからな。
そんな感じでマールを見てたから、二人が若干ジト目で俺の事を見ているのには気付かなかったんだ。
う、浮気とかっ、そんなんじゃ無いんだからねっ。
ぶっつけ本番だったけど、無詠唱で『奇跡』も使えるって訳か。
でも、知らない間に億単位の代償を求められる事は無いよな?…無いよね?
鎖から解き放たれて、マールはその場に崩れ落ちた。
というか、良くスキル無効に出来たな。確か俺の方がLV1つ低かった気がしたんだけど…。
気になってしまったからには、確認しよう。
名前:アオイ
年齢:26
職業:転移者
LV:61
HP:1520
MP:3750
状態:良好+
称号:転移者・初めてを奪いし者
スキル:健康LV4 精神耐性LV5
:念話
:反転
:奇跡【1】
:奇跡【2】
:代用
:鑑定LV5
:処女狩り
:アイテムボックス
:絶倫
:聖液
:もう一つの処女狩り
あれ、何か昨日フローラとアリアに教えた時よりもLVが上がっている……。
あー、あの後、イチャイチャしました。はい。すみません。
まぁともかく、昨日のイチャコラしたお陰で今回は助かったって事だな。
さて、それよりもだ。
何でスキルが増えてんの?!昨日は無かったよ?!
しかも3つも!これ、絶対誰かの悪ふざけだろう!!だってその3つがさぁ!
『絶倫』
効果:衰えを知らない最強の剣
『聖液』
効果:精液に触れた相手を癒す
『もう一つの処女狩り』
効果:もう一つの処女に対して性交をする時、相手の好感度が高ければ高いほど、お互い・・・様々な効果を与える事が出来る。好感度が低ければ低いほど、相手は隷属の呪いにかかる可能性が高まる。
エクスカリバーぁ・・・・・・・。バカなの?ねぇ、バカなの?ついに俺の息子は聖剣になっちゃったの??衰えを知らないって、しるか!精剣じゃん!バッカじゃねーの?!
つーか、聖液て。駄洒落じゃねーかっ!
効果は素晴らしいよ?効果はっ!問題は名前だよ!
……もう一つのってなんだよーぉ。もう一つの処女って、それは処女って言わないだろーよーおぉ……。
……これ、いじめか?いじめなのか?実は俺を困らせようとしてる?!
いや、そんな事する必要はないか。じゃあなんだ?
つーか、普通のスキルをくれ!
☆☆☆☆☆
んで、マールはどうなってんのか確認。だって、グズリンの奴隷になってたよな。身長とかいいや。オフっと。
名前:マール(魔族)
年齢:127
職業:騎士
lV:60
HP:560/560
MP:10/720
状態:魔力枯渇
称号:なし
魔法:火属性
:風属性
:闇属性
スキル:上級奴隷術式
:魅了
:エナジードレイン
:バーンアウト
:魔法剣
お、あの不名誉な称号が消えてるじゃん。グズリンの奴隷じゃなくなってるよ、良かったね。
でも俺、奴隷にするスキル何て持ってないぞ?
……いや、持ってるな。好感度が低い状態で処女狩りを使えば。
あれ、マールさん。魔族でしかも127歳って…。流石に処女ではないだろうよ……。だってほら、グズリンの奴隷だったわけでもあるし…。色々されてそうだし。何をとは言わないけども。
ん――、どうするか。とりあえず敵意は無いみたいだから、このままでいいか。
「おい、マール。動けそうか?」
まだぐったりしているマールに声を掛けた。鑑定で知ってるから、つい名前で呼んじゃったよ。
状態が魔力枯渇って、やっぱりさっきの鎖のせいだよなぁ。
魔力使いすぎると俺もこうなるのかな。気を付けないと。
「アオイ様、流石に此処に置いて行く訳にもいきませんので……。医務室でも宜しいかとは思いますが。ここは一先ず、国王様の元まで一緒に連れて行くと言うのは如何でしょうか」
「そうなんだよな。俺に対する敵意も無かったし……仕方ないか」
アリアの提案に乗り、俺は言い訳をする様にそう言うと、マールを抱きかかえた。お姫様だっこ。
「「っく!」」
「二人共、変な所で殺気を放つの止めてもらえるかな?」
なんとか二人を宥めながら、王様の元へと向かう事にした。城の中の通路とか分からないから、二人に先導してもらった。
それにしても、女の子を抱えてるのにそんなに疲れないんだよな。LVって凄いなって思ったよ。改めて異世界に来たんだなって実感も同時に……。
しかし、魔族ねぇ。
さっきも観察させてもらったけど、ほんと普通の女子にしか見えないんだよな。
髪の色だって普通の茶色だし、耳が尖ってるとかも無いし。
悪魔の尻尾みたいなのが生えてる訳でもないし。いや、それは分からないけど。
胸は…まぁそれなりにあるか。何か、良い匂いがしてきた気がする。いや、気のせいか。
魅了は俺には効かんからな。
そんな感じでマールを見てたから、二人が若干ジト目で俺の事を見ているのには気付かなかったんだ。
う、浮気とかっ、そんなんじゃ無いんだからねっ。
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(160話で完結予定)
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