異世界に召喚されて、レアスキルもらったのでヤリたい放題したいと思います。

きつねころり

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第2章 【異世界召喚】冒険者

第70話 密会。

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 あの後、レオニードさんと宰相さんは二人で飲むからと俺は追い出された……。解せぬ。

 いやいや、別に良いんだけどね。

 とりあえず警戒だけはしておこうと思う。だけど、警戒と言ってもねぇ。

 最悪、レオニードさんを呼ぶ事になるんだろうけど、どうやって呼ぶんだ。

 まぁ、あの人なら気配とかで気付いてくれそうではあるけど。

 そんな事を考えながら廊下を歩いている。

 いくつかの扉がある廊下で、何の部屋かは知らないけど多分客間とかなんだろうな。と、一つの扉を過ぎた時だった。

 突然扉が開き、中から出て来た手に捕まれ部屋の中へと引きずり込まれたのだ!

 部屋の中は、暗闇だった。

「なっ!」

 俺は余りに突然の事で、一瞬思考が止まってしまった様だった。

 まさか、もうあの女の人が来たのか?!

 そんな焦燥感が沸き上がり……、咄嗟に腕を伸ばした。



 ふにょん。

「ん?」

 明らかに柔らかいものに触れたような……。

 掌に感じる感触を確かめる為に、手でもみもみする。

 ふにょにょん。

「やんっ」

 明らかに女性の声が聞こえて来た。

 すると、徐々に部屋が明るくなってきて……。

 王妃様が居ました。

「いや、あんた何してんですか!」

 まじで心臓に悪いから止めて欲しい。襲撃かと思ったよ……。

「何って……、アオイ君におっぱい揉まれてた?」

「どうもすみませんでしたぁ!」

 柔らかい感触が名残惜しくはあるが、一旦手を引っ込める。

「触ってていいのに。あっ、直に触りたい?」

 あぁそうだった。この人はこんなんだった。

「直には触りたいですけどもっ!こんなところ誰かに見られたらどうするんですかっ」

「んー、別に誰も何とも思わないよ?だって、私がアオイ君と子供作るの、侍女の娘達……皆知ってるし」

 あ、そうなんすね……マジすか。

「いやいや、だからと言ってですねぇ」

「怒らないでよ、アオイ君すぐ怒るんだから」

「あ、いや……すみません」

「ふふっ、素直で宜しいっ」

 部屋が明るくなって、この部屋が只の倉庫だって事に気付いた。流石にここでする・・のは無理かな。

「えっと、それで俺に何か用事が?」

 態々此処に隠れてまで、俺を待っていた事になる。というか、良く俺が通るの分かったな。

「アオイ君に会いたくなった。じゃ、駄目……かな?」

 上目遣いで俺の事を見上げる王妃様。

 はぁ……分かってるけど、この人も可愛いんだよなぁ。

 しかし、さっきは柔らかかったな。それなのに、弾力があって――。

「アオイ君?」

「あ、はいっ!すみません、少し考え事を」

「おっぱいの事でしょ?」

「なっ、何で分かったんですかっ」

 何故だ!やはりこの人は、心が読めるのか?!

「だって、アオイ君の手……なんかいやらしい動きしてたよ?」

 なぁーー!俺の手!無意識に動くなんて!思い出しニギニギっ!

「そんなに触りたいなら触れば良いのに」

「いやっ、でも」

「やっぱり……そんなに嫌なのかな?」

 王妃様は、悲しそうに微笑んでる。

 はぁ……俺は一体何をしてるんだ。

「そんな訳ないじゃ無いですか」

 そう言って、王妃様に近付き、その身体を抱きしめた。

「嫌いじゃないですから。安心して下さい。俺は、王妃様の事、ちゃんと考えてますから」

 思わず抱きしめる力が強くなってしまった。けど、それに応えるかの様に王妃様も俺を抱きしめてくれた。

「ありがと、アオイ君……」

 暫くの間、俺達はそうやって抱きしめ合っていた。


 抱きしめた王妃様は、少し甘い香りがした。
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