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第2章 【異世界召喚】冒険者
第88話 出来る事は全て。
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「エリちゃん……ごめん、折角協力してもらったのに……サリー……ごめんよ……」
俺は自分の無力さを味わっていた。
奇跡の力を使えば。そう思っていた。
「アオイ君がどうやって生命の葉を創り出したかは別として、もう出来る事は本当に無いかい?もしないのなら、私がこのメイドを城まで連れて行ってあげるけど」
そう……だな。こんな所に置いて行けないよな。
MP4000も使って駄目だったんだ。
ん……?
MP?
俺は大事な事を忘れていた。
いや、そもそも無意識に考えない様にしていたんだ。
そうだよ。だって、死んでしまった人相手に、セックスを使える訳無いんだって!勝手にそう思ってた。
出来る出来ないじゃない。やるかやらないか。
今は出来る事は全て試そう!じゃないと!絶対に後で後悔する!
「エリちゃん。最後に試したい事があるんだ」
「んー?何だい、改まって」
不思議そうな顔で俺を見つめるエリちゃん。
そんな顔されたら「今からサリーを犯します」なんて言いづらい。けど!
「その、なんていうか……。最低だなって思ってもらっても良いんですけど。先に言っておきます」
俺は意を決して――。
「この子を、サリーとセックスします」
「ふーん――…………はぁ?」
いや、そうですよね。その反応が正しいです。はい。
「いや、言い訳じゃないんですが。別にそう言う趣味がある訳では無いです。でも、ほんの一欠けらでも可能性があるなら、俺はそれに掛けたいんです」
俺は真剣にエリちゃんに告げた。
エリちゃんは暫く考えてから、
「まぁ、君にそう言う趣味があっても……私は別に良いんだけどね?そうかい……。それじゃあ、それに関しては私もお手伝いするよ」
「え、エリちゃんも一緒に?」
「違うよー。流石にその発想は無かったよ。段々と君って言う人が分かってきた気がするよ」
エリちゃんは笑ってそう言うが、何だろう、少しだけ評価が下がった気がしなくも無い。
「こんな野外で、星空の下でさぞ雰囲気があって良いのかも知れないけど、そう言うのはお互いの同意があっての物だろう?だからね!こういうことだよ、クリエイト!」
エリちゃんは両手をまるで指揮者の様に軽やかに動かし、魔法を構築していく。
すると、地面から岩?岩盤?土の塊?が飛び出て来て、まるでピラミッドの様な三角錐で俺達を閉じ込める様に覆った。
「そんでもって、クリエイトスライム!からのライトアロー!」
クリエイトスライムで何やらグニグニと操作して、半透明な簡易的なエアーベッドが出来上がった。その簡易ベッドの中に光る矢が2本見える。
そのお陰で、このピラミッド……いや、即席テントと呼ぶべきか。の中は、程よい明かりで満たされている。
「さぁ、その上にお嬢さんを寝かせてあげなよ」
エリちゃんの指示通り、サリーを抱きかかえベッドの上に寝かせる。
不思議と柔らかすぎもせず、丁度良い固さだ。
「あ、有難うエリちゃん」
俺はそう言うと、早速ベッドの上に乗る。
普通に考えて正気の沙汰では無いと思う。だけど……。
「サリー。起きたら、俺の事、好きなだけ引っ叩いていいから。だから、今はゴメン」
そう言いながらサリーのメイド服に手を掛けた。
俺は自分の無力さを味わっていた。
奇跡の力を使えば。そう思っていた。
「アオイ君がどうやって生命の葉を創り出したかは別として、もう出来る事は本当に無いかい?もしないのなら、私がこのメイドを城まで連れて行ってあげるけど」
そう……だな。こんな所に置いて行けないよな。
MP4000も使って駄目だったんだ。
ん……?
MP?
俺は大事な事を忘れていた。
いや、そもそも無意識に考えない様にしていたんだ。
そうだよ。だって、死んでしまった人相手に、セックスを使える訳無いんだって!勝手にそう思ってた。
出来る出来ないじゃない。やるかやらないか。
今は出来る事は全て試そう!じゃないと!絶対に後で後悔する!
「エリちゃん。最後に試したい事があるんだ」
「んー?何だい、改まって」
不思議そうな顔で俺を見つめるエリちゃん。
そんな顔されたら「今からサリーを犯します」なんて言いづらい。けど!
「その、なんていうか……。最低だなって思ってもらっても良いんですけど。先に言っておきます」
俺は意を決して――。
「この子を、サリーとセックスします」
「ふーん――…………はぁ?」
いや、そうですよね。その反応が正しいです。はい。
「いや、言い訳じゃないんですが。別にそう言う趣味がある訳では無いです。でも、ほんの一欠けらでも可能性があるなら、俺はそれに掛けたいんです」
俺は真剣にエリちゃんに告げた。
エリちゃんは暫く考えてから、
「まぁ、君にそう言う趣味があっても……私は別に良いんだけどね?そうかい……。それじゃあ、それに関しては私もお手伝いするよ」
「え、エリちゃんも一緒に?」
「違うよー。流石にその発想は無かったよ。段々と君って言う人が分かってきた気がするよ」
エリちゃんは笑ってそう言うが、何だろう、少しだけ評価が下がった気がしなくも無い。
「こんな野外で、星空の下でさぞ雰囲気があって良いのかも知れないけど、そう言うのはお互いの同意があっての物だろう?だからね!こういうことだよ、クリエイト!」
エリちゃんは両手をまるで指揮者の様に軽やかに動かし、魔法を構築していく。
すると、地面から岩?岩盤?土の塊?が飛び出て来て、まるでピラミッドの様な三角錐で俺達を閉じ込める様に覆った。
「そんでもって、クリエイトスライム!からのライトアロー!」
クリエイトスライムで何やらグニグニと操作して、半透明な簡易的なエアーベッドが出来上がった。その簡易ベッドの中に光る矢が2本見える。
そのお陰で、このピラミッド……いや、即席テントと呼ぶべきか。の中は、程よい明かりで満たされている。
「さぁ、その上にお嬢さんを寝かせてあげなよ」
エリちゃんの指示通り、サリーを抱きかかえベッドの上に寝かせる。
不思議と柔らかすぎもせず、丁度良い固さだ。
「あ、有難うエリちゃん」
俺はそう言うと、早速ベッドの上に乗る。
普通に考えて正気の沙汰では無いと思う。だけど……。
「サリー。起きたら、俺の事、好きなだけ引っ叩いていいから。だから、今はゴメン」
そう言いながらサリーのメイド服に手を掛けた。
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