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出会い
氷の過去
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「……父さん」
目の前で水色の羽織が真っ赤に染まりゆっくりと崩れ落ちる父の姿に見ている景色が黒く染まった………
一年前、止むことのない雪が降り続ける雪羅の国の野原しかない場所に一つの小さな家があった。その家には妖力を失った鬼の父親と病気で床に伏せる母親とその二人の子供である五歳の少年が暮らしていた。
「氷、母さんとお留守番頼むな?」
銀色の髪に水晶の様な瞳を持つ霙は、同じ銀色の髪と水晶の様な水色の瞳を持つ氷の顔を覗き込みながら問いかけた。
「嫌だ!俺も父さんと一緒に売りに行く!」
霙の背中にある竹籠に入った採れたての野菜を見ながら氷が言うと霙は困った様に笑った。
「仕方ねぇ、今回だけだぞ!」
「うん!」
屈託なく笑う霙の笑顔につられて氷も笑うとその大きな手を繋ぎ歩き出した。
❋
何もない野原に白い雪が積もり歩く度につく足跡の一つ一つがどこか嬉しい気持ちになった。
「父さんの足、俺のより大きいね!」
「何当たり前の事を言ってるんだよ?氷が俺より大きくなるのはまだまだ先だ」
「ちぇ~、見てろよな?絶対父さんより大きくなってやるから!」
「おう、気長に待ってるな」
そう言うと霙の大きな手が銀色の髪を無造作に撫でた。
「うわっ!?やめろって!」
「可愛いから撫でられとけ」
「ふざけんなっ!離せって!父さ‥…どうしたの?」
撫でていた手が止められ眉間に皺を寄せ辺りを見渡す霙に疑問に思い問いただす。
「氷…今すぐ母さんの所に戻れ」
「は?何でだよ?」
「何かやべぇ奴が近づいて来る。これは、鬼じゃねぇな…人間か?」
「やべぇ奴って何だよ?」
「いいから早く行けっ!」
「っ…!?」
初めて見る怒った霙の姿に顔が強ばると、繋いでいた手が離され両肩を掴まれた。
「いいか?もし、父さんが帰って来なかったら母さんを連れて街に行け。先に病院に行って薬を貰ったらなるべく家から遠くに離れるんだ」
「何だよそれ!何言ってるんだよ!どこかに行くなら父さんも一緒だろ?」
「いいから言う事を聞いてくれっ!」
「っ…!?」
「悪ぃな、強く言って…だが、何があっても父さんは氷と母さんを愛してる…」
水晶の様な瞳が交差し屈託なく笑う大好きな霙の笑顔に小さく頷いた。
「よし、早く行け!何があっても振り返るなよ!」
「っ…」
掛け声と同時に走り出すが、一人残った霙が心配になり段々と足取りが遅くなる。
父さん…大丈夫だよな?父さんは強いし直ぐに戻って来るよな?そうだよな?父さん…
「……」
少し離れた所で止まった足に意を決して振り返り走って来た道をまた走り出す。
父さん、ごめん!やっぱり…‥
トンッ…
大根…?
来た道を戻って来ると地面に落ちている野菜に気づき恐る恐る顔を上げる。
「くっ…!?」
「っ‥!?」
その瞬間、見たこともない白髪に黒い瞳の男が大きな刀で霙の体を突き刺していた。
「……父さん」
水色の羽織が真っ赤に染まりゆっくりと崩れ落ちる父の姿に見ている景色が黒く染まった………
…ピチャ…ピチャ……
「………はぁ…はぁ…はぁ…」
真っ黒だった景色が気がつけば辺り一面が真っ赤に染まり地面に落ちた大きな刀が真っ赤液体を弾くように零れていく。
「父さん…‥?」
辺りを見渡すが真っ赤な液体以外は何もなく崩れ落ちた筈の霙の姿もなかった。
「……母さん…母さんに会いに行かないと…」
何が何だか分からないまま自身の着物も赤く染まっているのにも気づかずに母が居る家へと走り出した。
❋
ドンドンドンドンッ!
「母さん‥っ!」
家に帰り戸を開けると、床に伏せる長い黒髪に薄い紫色の瞳で右目に泣きぼくろを持つ母が居た。
「氷…?どうしたの?それは…?」
真っ赤液体に染まった氷の姿を見るなり呆然と固まる母に、何が何だか分からないまま言葉を紡いだ。
「父さんが!父さんが刺されて、それで気づいたら真っ赤で…いなくて…それで、母さんに会わないとって…っ」
「まさかあの人…っ!?ゴフッ!?ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!」
何かを悟った母は真っ青になり突然咳き込み始めた。
「母さんっ!?」
慌てて駆け寄ったが咳が止むことはなくその夜、母は静かに息を引き取った………
❋
「ガキ、本気か?俺の仲間になりてぇってのは?」
「はい」
山犬の狼と呼ばれる白髪に灰色の瞳を持った男を前に堂々と答えると、男はニヤリと笑みを浮かべた。
「いい目をしてるなぁ…気に入った!今日からお前は俺の物だ」
俺はお前を許さない…お前より強くなって必ず復讐してやる…っ!
灰色の瞳を真っ直ぐに見つめ拳を握りしめた。
いつか必ず…俺はお前を………
「……っ!?夢…?」
冷や汗が額から流れ落ち頬に触れる藁の感触に夢なのだと認識する。
バサッ…
「っ‥!?」
背後で動く気配にすかさず体を起こし見ると、一緒に寝ていた黒髪の少女が岩壁に向かって歩き出す姿があった。
さっき椿の所に行ったからまた行くとは考え難い。すると、あと考えられる理由があるとすれば他の奴にこの場所をばらす可能性…
「おい!待てっ!」
グイッ!
無防備な腕を引っ張り止めると黒髪の少女がそのままこちらに倒れ込んで来た。
「っ…」
幸いな事に下に敷き詰められていた藁のおかげで痛みはないが胸の中で微動だにしない少女の重さを感じ直ぐに退かすと、刃ノ葉を手にし少女の喉元に迫る。
「何処に行こうとしたん…だ…‥」
目の前で虚ろな目で青い瞳から流れる涙に問い詰める言葉が途切れた。
泣いているのか…?
手にしていた刃ノ葉を太腿に付けているホルダーケースに直し、無意識に左目を隠す黒い手拭いに手を伸ばす。
「っ…!?」
黒い手拭いに隠された真っ赤な赤い瞳の左目に息を呑んだ。
「…綺麗」
思わず口を衝いて出た言葉に片手で口を塞ぐ。
「っ…」
…寝たのか?
見つめているとゆっくりと瞼が閉じ小さな寝息を立て始めた少女に口を塞ぐ手を離す。
早く寝よう…
「うっ!?」
体を離そうとした瞬間、引っ張られる感覚に目を見張り自身の服を見ると少女の片手が襟を掴んでいた。
「はぁ…‥」
強く掴まれた手に諦めた様に溜息を吐くと、少女の背中に腕を回し互いに見合わせる様に横になると静かに眠るその頬に手を伸ばした。
「温かい…」
初めて感じる温もりに自然と瞼が閉じ深い眠りへと沈んでいった………
目の前で水色の羽織が真っ赤に染まりゆっくりと崩れ落ちる父の姿に見ている景色が黒く染まった………
一年前、止むことのない雪が降り続ける雪羅の国の野原しかない場所に一つの小さな家があった。その家には妖力を失った鬼の父親と病気で床に伏せる母親とその二人の子供である五歳の少年が暮らしていた。
「氷、母さんとお留守番頼むな?」
銀色の髪に水晶の様な瞳を持つ霙は、同じ銀色の髪と水晶の様な水色の瞳を持つ氷の顔を覗き込みながら問いかけた。
「嫌だ!俺も父さんと一緒に売りに行く!」
霙の背中にある竹籠に入った採れたての野菜を見ながら氷が言うと霙は困った様に笑った。
「仕方ねぇ、今回だけだぞ!」
「うん!」
屈託なく笑う霙の笑顔につられて氷も笑うとその大きな手を繋ぎ歩き出した。
❋
何もない野原に白い雪が積もり歩く度につく足跡の一つ一つがどこか嬉しい気持ちになった。
「父さんの足、俺のより大きいね!」
「何当たり前の事を言ってるんだよ?氷が俺より大きくなるのはまだまだ先だ」
「ちぇ~、見てろよな?絶対父さんより大きくなってやるから!」
「おう、気長に待ってるな」
そう言うと霙の大きな手が銀色の髪を無造作に撫でた。
「うわっ!?やめろって!」
「可愛いから撫でられとけ」
「ふざけんなっ!離せって!父さ‥…どうしたの?」
撫でていた手が止められ眉間に皺を寄せ辺りを見渡す霙に疑問に思い問いただす。
「氷…今すぐ母さんの所に戻れ」
「は?何でだよ?」
「何かやべぇ奴が近づいて来る。これは、鬼じゃねぇな…人間か?」
「やべぇ奴って何だよ?」
「いいから早く行けっ!」
「っ…!?」
初めて見る怒った霙の姿に顔が強ばると、繋いでいた手が離され両肩を掴まれた。
「いいか?もし、父さんが帰って来なかったら母さんを連れて街に行け。先に病院に行って薬を貰ったらなるべく家から遠くに離れるんだ」
「何だよそれ!何言ってるんだよ!どこかに行くなら父さんも一緒だろ?」
「いいから言う事を聞いてくれっ!」
「っ…!?」
「悪ぃな、強く言って…だが、何があっても父さんは氷と母さんを愛してる…」
水晶の様な瞳が交差し屈託なく笑う大好きな霙の笑顔に小さく頷いた。
「よし、早く行け!何があっても振り返るなよ!」
「っ…」
掛け声と同時に走り出すが、一人残った霙が心配になり段々と足取りが遅くなる。
父さん…大丈夫だよな?父さんは強いし直ぐに戻って来るよな?そうだよな?父さん…
「……」
少し離れた所で止まった足に意を決して振り返り走って来た道をまた走り出す。
父さん、ごめん!やっぱり…‥
トンッ…
大根…?
来た道を戻って来ると地面に落ちている野菜に気づき恐る恐る顔を上げる。
「くっ…!?」
「っ‥!?」
その瞬間、見たこともない白髪に黒い瞳の男が大きな刀で霙の体を突き刺していた。
「……父さん」
水色の羽織が真っ赤に染まりゆっくりと崩れ落ちる父の姿に見ている景色が黒く染まった………
…ピチャ…ピチャ……
「………はぁ…はぁ…はぁ…」
真っ黒だった景色が気がつけば辺り一面が真っ赤に染まり地面に落ちた大きな刀が真っ赤液体を弾くように零れていく。
「父さん…‥?」
辺りを見渡すが真っ赤な液体以外は何もなく崩れ落ちた筈の霙の姿もなかった。
「……母さん…母さんに会いに行かないと…」
何が何だか分からないまま自身の着物も赤く染まっているのにも気づかずに母が居る家へと走り出した。
❋
ドンドンドンドンッ!
「母さん‥っ!」
家に帰り戸を開けると、床に伏せる長い黒髪に薄い紫色の瞳で右目に泣きぼくろを持つ母が居た。
「氷…?どうしたの?それは…?」
真っ赤液体に染まった氷の姿を見るなり呆然と固まる母に、何が何だか分からないまま言葉を紡いだ。
「父さんが!父さんが刺されて、それで気づいたら真っ赤で…いなくて…それで、母さんに会わないとって…っ」
「まさかあの人…っ!?ゴフッ!?ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!」
何かを悟った母は真っ青になり突然咳き込み始めた。
「母さんっ!?」
慌てて駆け寄ったが咳が止むことはなくその夜、母は静かに息を引き取った………
❋
「ガキ、本気か?俺の仲間になりてぇってのは?」
「はい」
山犬の狼と呼ばれる白髪に灰色の瞳を持った男を前に堂々と答えると、男はニヤリと笑みを浮かべた。
「いい目をしてるなぁ…気に入った!今日からお前は俺の物だ」
俺はお前を許さない…お前より強くなって必ず復讐してやる…っ!
灰色の瞳を真っ直ぐに見つめ拳を握りしめた。
いつか必ず…俺はお前を………
「……っ!?夢…?」
冷や汗が額から流れ落ち頬に触れる藁の感触に夢なのだと認識する。
バサッ…
「っ‥!?」
背後で動く気配にすかさず体を起こし見ると、一緒に寝ていた黒髪の少女が岩壁に向かって歩き出す姿があった。
さっき椿の所に行ったからまた行くとは考え難い。すると、あと考えられる理由があるとすれば他の奴にこの場所をばらす可能性…
「おい!待てっ!」
グイッ!
無防備な腕を引っ張り止めると黒髪の少女がそのままこちらに倒れ込んで来た。
「っ…」
幸いな事に下に敷き詰められていた藁のおかげで痛みはないが胸の中で微動だにしない少女の重さを感じ直ぐに退かすと、刃ノ葉を手にし少女の喉元に迫る。
「何処に行こうとしたん…だ…‥」
目の前で虚ろな目で青い瞳から流れる涙に問い詰める言葉が途切れた。
泣いているのか…?
手にしていた刃ノ葉を太腿に付けているホルダーケースに直し、無意識に左目を隠す黒い手拭いに手を伸ばす。
「っ…!?」
黒い手拭いに隠された真っ赤な赤い瞳の左目に息を呑んだ。
「…綺麗」
思わず口を衝いて出た言葉に片手で口を塞ぐ。
「っ…」
…寝たのか?
見つめているとゆっくりと瞼が閉じ小さな寝息を立て始めた少女に口を塞ぐ手を離す。
早く寝よう…
「うっ!?」
体を離そうとした瞬間、引っ張られる感覚に目を見張り自身の服を見ると少女の片手が襟を掴んでいた。
「はぁ…‥」
強く掴まれた手に諦めた様に溜息を吐くと、少女の背中に腕を回し互いに見合わせる様に横になると静かに眠るその頬に手を伸ばした。
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