ミモザの君

月夜(つきよ)

文字の大きさ
15 / 18

みつの味

しおりを挟む
ひみつは溶けて甘いみつへ。甘々な二人です。


凛視点

「あっ、えっ。ちょっと・・!
お、お風呂とかっ!」
「無理。」
「えぇぇっ!」
玄関で抱きしめられた後、腰から太ももを抱えられ、縦抱っこであっという間に寝室のベッドの上へ。
ボフっと優しく?瑛太さんが毎日寝ているだろうベッドに押し倒されると、顔を囲われるように顔の左右に肘をついた瑛太さんと私の顔の距離は10センチ程度。
ち、近い近い近い!!
かああっと顔が赤くなるのが分かる。
瑛太さんは・・私のほおを触れるか触れないかという壊れ物でも触るようにそっと触れた。
バクン、バクンと心臓の音が耳にうるさい。
ど、どうしよう?
何する?
ナニってナニなんだけれども。
ええっと、いやそうじゃなくてっ!
お、お風呂、せめてシャワー・・。
行き場をなくした手は気をつけをするように自分の腰の近くのシーツをぎゅっと掴む。
そう思うのに、ちゅっと瑛太さんの唇が鼻先やまぶた、おでこに触れる度、瑛太さんの匂いと温度を感じる。
ドキドキと胸が痛い。
「キス・・するよ?」
そう言ったのは悩ましく目を細めた瑛太さん。
瑛太さんの吐息が私の顔にふっとかかる。
・・瑛太さんもドキドキしてる?
瑛太さんの大きな手が私の顔をそっと包むと、唇にふわっと触れるだけのキス。
あっ・・。
キスしちゃった。
胸がドキドキしてるのに、なんか、すごくっ・・。
私の目からはコントロール不能な涙がブワッと溢れ出していた。
「・・嫌だった?」
傷ついたようにこちらを見つめ、目元の涙を拭ってくれる瑛太さん。
ぶんぶんっ!
勢いよく頭を振る。
「ちがっう・・。ズッ。なんかっ、すごく、なんていうか・・感動?」
「・・だあ゛あ゛っ」
瑛太さんはぐすぐすと泣笑いする私の首元にぐったりと顔を埋める。
首筋に瑛太さんの熱い吐息がくすぐったい。
顔を埋めたまま瑛太さんは、私の頭を優しく撫でる。
「もう、勘弁してくれ。いろいろ我慢できなくなる。」
ため息交じりの瑛太さんの弱りきった本音。
・・あ、あの先生が、甘えてる!?
いつもギリギリまで頑張っちゃう先生がっ!
ふっとひなのちゃんのセリフを思い出す。
「女は度胸」
ひ、ひなのちゃんっ!
私、行きますっ!

シーツを掴んでいた手をそっと瑛太さんの背中に回す。
びくりと固まる瑛太さんの大きな身体。
「が、我慢しないで?」
は、恥ずかしいぃぃ!
なんか誘ってるみたい?
処女だけど、頑張るよ?的な?
背中に回した手にぎゅっと力が入る。
すると、
首筋にぬるっとした感触。
「ひっ!」
ぬるっとした熱い舌が鎖骨から耳下までべろりと舐め上げる。
そして耳に吐息を吹きかけるように、瑛太さんが囁く。
「覚悟しろ。」
初めて聞く甘い声。
ぞくっと身体中甘く痺れる。
熱い瑛太さんの舌が耳の縁をぐるりと舐めると、身を捩りたくなるような感覚に支配される。
ちゅっ、ぴちゃっと耳の中まで舌が這いずり出すと、
「ううっん、あっぁ。」
と今まで聞いたことがない自分の甘い声。
恥ずかしいのに、膝をすり合わせることも、体をよじることも、甘い声を出すこともやめられない。
恥ずかしい。
ぞくぞくする。
あっつい。
瑛太さんが耳を甘噛みするのをやめ、私の顔をを覗き込み、
「っ、、はあ。」
悩ましげにため息をつくと、もう一度唇にキスをしてきた。今度は、優しいキスじゃない。ぱくりと食べられちゃいそうなキス。唇全部を覆うようにキスをするから、苦しくなって唇を開くと、ぬるりと熱い舌が入ってきた。
「!!」
こ、これが世に言うディープキス!
そんな私の感想をよそに、瑛太さんの分厚く熱い舌は上顎をつうっと撫で、歯の裏側をなぞり、固まる私の舌に優しく絡まる。その舌におずおずと自分の舌を絡めると、より深く食い込んできた瑛太さんの口内が、私の舌をひっぱり吸い上げる。
「んんっう。」
く、苦しい。鼻でふうふう息をしながら深いキスに応えていると朦朧としてくる。
ちゅぱっと瑛太さんの唇が離れた時、前ボタンのデニムのワンピースはボタンが五、六個外され、私のもう少しボリュウムの欲しいBサイズの胸を包む水色ブラジャーが露出し、もう少しでおへそも見えるぐらいお腹も丸見えになっていた。
「ひゃあっ。」
慌てて露出していた水色のブラジャーを隠そうと腕を交差させる。
こんな明るいところで、バイーンとした胸でもないのに晒せないよぉお。
「こら。我慢しなくていいんじゃなかったのか?」
クスリと笑う瑛太さん。
余裕ですか!
こっちはギリギリですよ!
「え、瑛太さんも脱いでくださいっ!」
「・・やばい、クル。」
何が?
口を覆った瑛太さんの真意は分からない。

スーツのジャケットを脱ぎ、ネクタイの結び目に人差し指を差し込むとしゅるりとぬけていく深い青のネクタイ。
ワイシャツのボタンを手際よく外していくと、そこに現れたのは、
服の上からは分からなかった無駄のない鍛えられた筋肉に覆われた身体。
左右のバランスが取れ、胸筋と腹筋の陰影がその肉体美を強調する。
上半身に見惚れていると、かちゃかちゃとベルトの外れる音。
シュルッと勢いよく黒革のベルトをスラックスから引き抜くと、
「・・こっちは、あんまり見るなよ。」
と恥ずかしげに言うとザッとスラックスを脱ぎ去った。
そこには黒いボクサーパンツ。
ひやぁぁ。み、見てしまった。瑛太さんのパンツ。弟のなんて見慣れているけど、やっぱり好きな人は違う。
恥ずかしくて、あわわと顔を隠していると、
「ほら。脱いで。」
甘い声で囁かれ、脱ぎかけのワンピースを脱いでいく。
すると、じっと全身を見つめる瑛太さん。
「は、恥ずかしいって言ってるじゃないですか!で、電気消して。暗くして。」
もう、分かっちゃいるけど初心者を直視するのはやめてくれ。
「恥ずかしがることないのに。」
そう言いつつも照明を暗くした瑛太さん。
それでも腕でブラを隠すことができず、なんとなくベッドの上で縮こまってしまう。
照明を落としてベッドに戻ってきた瑛太さんは背中から優しく私を抱きしめる。
素肌に感じる瑛太さんの肌と温もり。
思わず顔をすりっと瑛太さんの胸に擦り寄る。
「っはぁ。」
聞こえてきたのは、瑛太さんの艶かしい吐息。
瑛太さんの顔を見上げると、見たことない男の人の顔。
ああ、食べられちゃう。
そう思った瞬間、瑛太さんの深いキスが落ちてきた。

瑛太視点

デニムのワンピースを脱ぐと、出てきたのは透けるような白い肌。
血管さえ透けてその肌の薄さを感じる。
今は羞恥心にまみれ、その肌を首筋までピンク色に染め、肩紐がずり落ちた水色のブラジャーを手で交差するように隠している。
さらに、腰をひねり股を隠すように腰をくねらせているから、背中からヒップのラインが触ってくれというばかりにこちらを刺激する。
毎日自分が寝起きするベッドに、羞恥にまみれた下着姿の凛ちゃん。
照明を暗くしてもぼんやりと光るように浮かび上がる白い肢体。
ふらふらとおびき寄せられるようにベッドに戻り、背後からぎゅっと抱きしめると、スリッと凛ちゃんの顔が胸にすり寄せられた。
破壊力半端ない。
既に立ち上がっていた俺のモノはよだれを垂らし始める。
ああ、俺・・もう無理。
こちらを振り返るようにすり寄ってきた凛ちゃんの顔を左手で固定し深いキスで翻弄する。
舌を絡め、甘噛みし、甘い唾液を吸い上げる。
そして、頭を固定していた左手を凛ちゃんの胸に持っていき、ブラごと優しく揉み上げる。
「んうっ。」
キスをしながらも漏れ出る甘い声。
するりとブラジャーの肩紐に指をかけ、肩から二の腕に下ろしていく。
はらりと落ちる肩紐とぷるんと顔を出した真っ白な胸。
我慢することなく、そのマシュマロのようなふわふわな胸を手の中に収め、その弾力を味わう。
ビクビクとする華奢な身体を堪能しながら、優しく優しくと呪文のように自身のモノに唱える。
すると、芯を持ち始めたピンクの乳首。
コリコリといじると、
「んっ、あっ、、」と身を捩り出す凛ちゃん。

・・たまんねぇ。
凛ちゃんの甘い声が聞きたくて、ブラの留め金をぱちっと外すと両手でマシュマロの胸を揉みしだき、人差し指で左右の乳首をカリカリと優しく引っ掻くと、健気に上向くピンクの先端。
「やあっ、あ、んうう。」
ひっきりなしの甘い声に耳が侵されていく。
左手を胸から外し、なだらかなカーブを描くウエストをなぞると、水色のショーツの縁にぶつかる。
指先をショーツの中に潜り込ませると、びくっとする凛ちゃん。
まあるいぷるんとしたお尻をそおっとなぞっていく。
そしてむにっとわしずかむと、腰をよじる凛ちゃん。
そんなことしたら、割れ目の上に指が来ちゃうよ?
本人の意思とは関係なく、お尻の割れ目の上に来た指をそのままゆっくりと滑らしていく。
そしてたどり着いた秘密の場所。
クチュっと静まり返った寝室に水音が響く。
ぎゅっと縮こまる凛ちゃんの身体。

もう、止まんねえ。

中指で濡れる割れ目を小刻みに往復すると、
「あっ!?あんっ、だ、だめ。なんか、変だからあっ、あ、あん。」
ぎゅっと脚を閉じ、俺の腕を両脚で挟み込む凛ちゃん。
もう、いちいちクルんだよ。
挟み込まれた腕はそのままに、指先だけ小刻みに動かしていくと、どんどんと溢れてくる蜜。
もう指の付け根までグッチョリだ。
「はあっ、はあ、ん、やあ、だ、め。だめ、離してっ!」
切羽詰まったような喘ぎ声。
ここでやめる男はいないけど。
濡れてくるに従って、コリコリとしてきた凛ちゃんのピンクの突起。今は蜜まみれでその大きさを膨らませ、卑猥さを増す。その突起を二本の指で挟み込んで、しごいて、カリカリと引っ掻くと、
「ダメダメっ、あっ、やあああん。」
より一層脚に力を入れた凛ちゃんは、はあ、はあと息を乱し脱力した。
その隙に、するっとショーツを脚から抜き去る。
そして、イッたばかりの身体には刺激が強いとは思うが・・。
ぼんやりする凛ちゃんの両脚をガバリと広げ、蜜にまみれた場所をジュルジュルと吸い付く。
「ああっ!」
腰を捻らし、驚く凛ちゃんの様子をちらっと見ながらも、敏感な突起をジュルジュルと吸っていく。
すると、ふわっと広がる甘酸っぱい果実の香り。そして、甘い蜜。
舐めて、しゃぶって、ぐちゃぐちゃのドロドロにしたい。
蜜を味わいながら、指を狭い蜜壺に差し入れていく。
「やあ、ダメ、、はああん。」
凛ちゃんの甘い声。
頭を振り乱し、可愛い顔を真っ赤に染めて甘い蜜を垂らす白い肢体。

・・ぜんぶ、俺の。
どうしょうもない独占欲が心を支配する。

早く、
早く
つっこみてぇ。

ぐちゃぐちゃと凛の中をかき回す自身の指にさえ、お前じゃねえと嫉妬する。
早くいきり立つ俺自身を入れさせてくれ。
それで、突っ込んだ再奥に俺の証を残させて。
「っく!」
想像するだけで、達しそうなほどバキバキと硬くなる俺のモノ。
もう、だいぶ前から先走りの雫が先端から溢れてる。
男も興奮したら濡れるんだな。。
どこかでそんな冷静な自分がいる。
だが、そんな冷静さはもうすぐ姿を消してしまいそうだ。
この熱くてうねる狭いとこに自身のモノを突っ込むことしか考えられなくなる。
引きつれてしまいそうなナカを我慢ならずに指を増やしてぐちゃぐちゃとかき回す。
「あっ、あ、ふっ、だ、だめぇ!!」
突起をしゃぶられ、指をぐちゃぐちゃと突っ込まれ凛ちゃんは再び達した。
コポッと溢れでる蜜。
力の入らない両脚は、ぱかっと開かれたまま。
はあはあと息する度にピンクの乳首を尖らせた白い胸が上下する。
汗や涙でまみれたその顔は、髪の毛が張り付き、赤く上気する。
とろんとした瞳は、天井を見つめた後、空中をさまよい・・
「え、いたさん。」
俺を見つけ安心したように微笑む。

「っ・・出来るだけ優しくする。。」
心の中で謝罪し、手早く自身にゴムをかぶせると、既にぐったりとした凛ちゃんに優しくキスをする。
汗で張り付いた髪を手ぐしで直し、あやすように頭を撫でると、
ふわっと花開くように笑う凛の顔は・・きっと生涯忘れない。

ずるりずるりと狭い中を侵入する。
「うあっ。」
苦しそうな喘ぎ声。
締め付けられすぎて痛いぐらいだ。
「はっぁ、少し、力抜ける?・・狭い。」
熱くて狭い中にいるとどうにも突き上げたい本能が暴走しようとする。

待て待て。
今はダメだ。
「おおきいっよぉ。小さくできないのぉ!?」
凛の泣き言。
・・それは無理。それに逆効果。
うん、そうだな。こりゃ無理だ。
「凛、次は・・多分(優しく)出来るから。」
そう言い凛の白く細い脚を掴むと、ぐいっと左右に開きガツンと一気に突き刺す。
「くっうう!!」
「いったぁぁっい・・。」
ぎゅううっと俺を包む凛のナカ。
途中でやめるなんて出来なかった。
処女を労わることもできないなんて。
でも・・なんか。
やべえ。
「え、いたさん?も?」
「え?」
散らされた痛みに涙する凛は、俺の頬を撫でる。
「痛い?」
痛みを我慢して俺に健気に聞く彼女の指先は濡れていた。
驚いて自分の顔を触れると、そこにはおそらく俺の涙。
「まじか・・。」
かっこ悪すぎて、どうしょうもない。
驚き、ガックリとうなだれる俺の涙をそっと拭う凛。
自分の方が痛いだろうに。
凛の目元の涙を優しくぬぐいながら、凛の温かなナカに包まれ、じわじわと想いが湧き上がる。
中学生だった凛の笑顔。
作ってくれたうどん。

別れを告げた時の涙。

五年間の孤独。

電車での偶然の再会

そして今、俺を包む凛。

「やっばい・・。」
ぼたぼたと凛の顔に俺の涙が流れ落ちる。
くそ、と悪態をついても、5年分の想いは、吐き出されるかのように止まらない。
顔を片手で覆い、気持ちを落ち着かせようとすると、
「瑛太さんっ・・、大好き。」
ぐっと首を引き寄せられ抱きしめられる。
グスッと涙する凛。
ああ、もう・・。
ぎゅっと華奢な凛を抱きしめる。

「んんっ。」
・・ごめん。ナカ、またキツくなった。
ゆるっと腰を動かしながら、凛にキスをする。
もういつでもイッてしまいそうで、長くはもたない。
「ふう、あ、、。」
苦しそうな凛に少しだけ甘い声が混じる。
もったいないけど、終わりを迎えなきゃ。

これから、始まるんだ。
俺たちは。



しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました

iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。 両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。 両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。 しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。 魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。 自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。 一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。 初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。 恋人になりたいが、年上で雇い主。 もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。 そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。 そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。 レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか? 両片思いのすれ違いのお話です。

兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした

鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、 幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。 アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。 すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。 ☆他投稿サイトにも掲載しています。 ☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。

狼隊長さんは、私のやわはだのトリコになりました。

汐瀬うに
恋愛
目が覚めたら、そこは獣人たちの国だった。 元看護師の百合は、この世界では珍しい“ヒト”として、狐の婆さんが仕切る風呂屋で働くことになる。 与えられた仕事は、獣人のお客を湯に通し、その体を洗ってもてなすこと。 本来ならこの先にあるはずの行為まで求められてもおかしくないのに、百合の素肌で背中を撫でられた獣人たちは、皆ふわふわの毛皮を揺らして眠りに落ちてしまうのだった。 人間の肌は、獣人にとって子犬の毛並みのようなもの――そう気づいた時には、百合は「眠りを売る“やわはだ嬢”」として静かな人気者になっていた。 そんな百合の元へある日、一つの依頼が舞い込む。 「眠れない狼隊長を、あんたの手で眠らせてやってほしい」 戦場の静けさに怯え、目を閉じれば仲間の最期がよみがえる狼隊長ライガ。 誰よりも強くあろうとする男の震えに触れた百合は、自分もまた失った人を忘れられずにいることを思い出す。 やわらかな人肌と、眠れない心。 静けさを怖がるふたりが、湯気の向こうで少しずつ寄り添っていく、獣人×ヒトの異世界恋愛譚。 [こちらは以前あげていた「やわはだの、お風呂やさん」の改稿ver.になります]

10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました

専業プウタ
恋愛
25歳の桜田未来は中学生から10年以上引きこもりだったが、2人暮らしの母親の死により外に出なくてはならなくなる。城ヶ崎冬馬は女遊びの激しい大手アパレルブランドの副社長。彼をストーカーから身を張って助けた事で未来は一時的に記憶喪失に陥る。冬馬はちょっとした興味から、未来は自分の恋人だったと偽る。冬馬は未来の純粋さと直向きさに惹かれていき、嘘が明らかになる日を恐れながらも未来の為に自分を変えていく。そして、未来は恐れもなくし、愛する人の胸に飛び込み夢を叶える扉を自ら開くのだった。

苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」 母に紹介され、なにかの間違いだと思った。 だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。 それだけでもかなりな不安案件なのに。 私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。 「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」 なーんて義父になる人が言い出して。 結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。 前途多難な同居生活。 相変わらず専務はなに考えているかわからない。 ……かと思えば。 「兄妹ならするだろ、これくらい」 当たり前のように落とされる、額へのキス。 いったい、どうなってんのー!? 三ツ森涼夏  24歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務 背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。 小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。 たまにその頑張りが空回りすることも? 恋愛、苦手というより、嫌い。 淋しい、をちゃんと言えずにきた人。 × 八雲仁 30歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』専務 背が高く、眼鏡のイケメン。 ただし、いつも無表情。 集中すると周りが見えなくなる。 そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。 小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。 ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!? ***** 千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』 ***** 表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました

もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!

王宮に薬を届けに行ったなら

佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。 カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。 この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。 慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。 弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。 「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」 驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。 「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」 ※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。

処理中です...