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弐話恨みささやき
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村長の娘のあかりちゃんの言われるまま外に出て行った。
「この笹野丘村はおじいちゃんとおばあちゃんが一杯いるのですです、幸人にいちゃんの年頃の人たちは幸人にいちゃん含めて30人なのですです、なので大歓迎なのですよ」
確かにこの村には、人が少ないのは目に見えて分かる。
「幸人にいさんここですよ!」
「ここって、倉庫じゃないか?」
そこは、よくある神社でお祭りをした後に使われていそうな、倉庫の前に連れて来られた。
「いいから入ってくださいですです」
言われるままに古い戸を開け入った。
「真っ暗じゃないか」
「いいから目をつぶってくださいですです」
「分かったよ」
真っ暗闇の中でコツコツと物音が部屋中に鳴り響いていた。
鳴りやんだと思ったらまたなり始める。
その繰り返し。
「お兄ちゃん目を開けていいよ」
「お、おう」
照明の暗転と共にクラッカーがパンパンパンと鳴り響いた。
「いらっしゃい!」
その掛け声とともに、三人の女の子に迎えられた、そして一人、の女の子が迫り寄ってきた。
「初めまして、私は大楠 さきだよ、よろしく!さきって呼んでね」
「お、おう俺は、吉住 幸人、よろしくな、さきさんだっけ、よろしく」
「うんうん!幸人くんは幾つかな?」
「16だけどさきは何歳なのか?」
「私は、15歳ぴちぴちのJCだよぉ!!!」
このハイテンション流石というか、ショートカットで活発という感じの見た目通りだ…..
「はいはいさき、さきの自己紹介はおわりね、次は、私ね幸人ぅんだっけ、よろしくね、私は、ここの波止場神社の神主の波止場 このみですよろしくね」
「よろしくな!」
「もぉ早く出てきなよ、はる、ごめんなさいね、隠岐氏 りなと向こうでもじもじやってるのが、私の妹のきりえですよろしくね幸人おにいちゃん」
「皆さん仲良しさんなのですよ、きっと幸人お兄ちゃんもすぐ馴染めると思いますよ、何かあったら、私とかに相談にしてくださいですです」
「ありがとな、あかりちゃん」
「はいなのです」
ほんとに賑やかだなここは。
こんなに静かな村にも人という一つの灯のように。
(ここから去りなさい)
「え?何か言ったか?」
「え、何も言ってないよどうかしたの?」
またか。この声か。
「少し聞きたいが、この村に小学生の女の子っているのか?」
「え、あ、居ないですよそんな人、私たちだけですよ、他は、家にいますです」
「そ、そうなんだな」
この村には何かが隠されているのか。
「この笹野丘村はおじいちゃんとおばあちゃんが一杯いるのですです、幸人にいちゃんの年頃の人たちは幸人にいちゃん含めて30人なのですです、なので大歓迎なのですよ」
確かにこの村には、人が少ないのは目に見えて分かる。
「幸人にいさんここですよ!」
「ここって、倉庫じゃないか?」
そこは、よくある神社でお祭りをした後に使われていそうな、倉庫の前に連れて来られた。
「いいから入ってくださいですです」
言われるままに古い戸を開け入った。
「真っ暗じゃないか」
「いいから目をつぶってくださいですです」
「分かったよ」
真っ暗闇の中でコツコツと物音が部屋中に鳴り響いていた。
鳴りやんだと思ったらまたなり始める。
その繰り返し。
「お兄ちゃん目を開けていいよ」
「お、おう」
照明の暗転と共にクラッカーがパンパンパンと鳴り響いた。
「いらっしゃい!」
その掛け声とともに、三人の女の子に迎えられた、そして一人、の女の子が迫り寄ってきた。
「初めまして、私は大楠 さきだよ、よろしく!さきって呼んでね」
「お、おう俺は、吉住 幸人、よろしくな、さきさんだっけ、よろしく」
「うんうん!幸人くんは幾つかな?」
「16だけどさきは何歳なのか?」
「私は、15歳ぴちぴちのJCだよぉ!!!」
このハイテンション流石というか、ショートカットで活発という感じの見た目通りだ…..
「はいはいさき、さきの自己紹介はおわりね、次は、私ね幸人ぅんだっけ、よろしくね、私は、ここの波止場神社の神主の波止場 このみですよろしくね」
「よろしくな!」
「もぉ早く出てきなよ、はる、ごめんなさいね、隠岐氏 りなと向こうでもじもじやってるのが、私の妹のきりえですよろしくね幸人おにいちゃん」
「皆さん仲良しさんなのですよ、きっと幸人お兄ちゃんもすぐ馴染めると思いますよ、何かあったら、私とかに相談にしてくださいですです」
「ありがとな、あかりちゃん」
「はいなのです」
ほんとに賑やかだなここは。
こんなに静かな村にも人という一つの灯のように。
(ここから去りなさい)
「え?何か言ったか?」
「え、何も言ってないよどうかしたの?」
またか。この声か。
「少し聞きたいが、この村に小学生の女の子っているのか?」
「え、あ、居ないですよそんな人、私たちだけですよ、他は、家にいますです」
「そ、そうなんだな」
この村には何かが隠されているのか。
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