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第1章
ライン
しおりを挟む起きると首元の暑さは消えていた。
一眠りしたせいなのか、薬のおかげなのか火照りがなく体がとても楽になっていた。
朝、休むことを昭人にラインしたきりでそれから連絡していないことを思い出した。
近くの棚に置いてあったスマホをとると2時23分の文字と数件のメッセージがあるという通知があった。
すぐにラインを確認する。
“まさかマラソン大会の練習したくないからズル休みか!“
”お前には歩くと秒で攣る呪いをかけてやる“
”今日のA定豆腐ハンバーグって
高校生男児がそんなひ弱なメニューで満足するかってんだ“
”なんかひじきとか緑の豆とか入ってた
意識高めだし
もう今日はスタバでなんちゃらペチーノ飲みながら勉強するわ☆”
秒で攣る呪いは休む対価として重すぎだろ。
つか、A定選ぶのかよ。しかも意識高い系のイメージ貧困すぎだし。なんだ最後の星は。
“じゃあお前には歩くと1mずつ背が縮む呪いかけたから”
“なんでA定たのんだしw
意識高い系さん今日はスタバで1500円くらい散財お疲れっす☆”
ラインを返し終わると、現実に押し戻される。日常が遠いものになってしまったことに胸が押しつぶされそうになる。
それでも、これからのことを考えないといけない。
周りになんて言おう。Ωだって。
言いたくない。みんなと今までと同じでいたい。
昭人にも言わない方がいいよな。
でも、2週間も入院ってどうやって騙せばいいんだよ。
わかんないよ。
なにかを考えるのも、調べるのも嫌になる。
お腹が鳴った。
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