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第1章
淡々看護師
しおりを挟む「ーーさん。わかりますか。高橋さん。わかります?」
ここは、えっと。
さっき病室にきて、挨拶しようとして。
体が熱くなって倒れたんだ。
今度は顔だけ熱くなった。
「目覚めましたか。ここがどこだかわかりますか。」
「病院です。」
「名前言えますか。」
「高橋 隆一です。」
「ありがとうございます。」
どこかドライな感じの看護師は、体のことについて説明してきた。
「Ωに発情期というのがあることは知っていると思います。妊娠を優位にするためにフェロモンを出す時期なんですが、
自身が発情期の時に、近くに発情期のΩがいるとより優位に立つためにフェロモンを多く分泌しまいます。さらに、体温を上げたり汗を出すことでより遠くまでフェロモンの効果を出そうとします。また、交配したいという強い欲求にかられ自分の意図しない行動をとることもあります。」
なるほど。通りですっごい熱くなったはずだ。
待て待てじゃあ、服脱いだり、触ってとか……
ないない。ないないない。
えっほんとどうしよう。
わけわからん。
「先程は一時的に強く誘発されていましたので一時的にフェロモンを抑える薬を飲んでもらいました。知って欲しいこととしてΩ同士の誘発は2メートルくらいですので近くに行かなければ問題ありません。カーテンに赤い印がついている場合と首から赤いマークの社員証のような物をかけてある場合は発情期ですのでお気をつけて。ちなみに発情期でない人やコントロールついている人は青。コントロール最中には黄色の目印をつけてもらいます。ですので高橋さんは黄色の目印をかけてください。何か質問はありますか?」
そう言って無表情のまま看護師は黄色の首掛けを渡してきた。
「いやないです。」
「では、なにかあったらナースコールで呼んでください。」
看護師はそう言って背中を向けたが、もういちどこっちにきて、名札を見せてきた。
「そういえば、申し遅れました。今日担当の菅野 祐希です。よろしくお願いします。」
自己紹介を終えると、そそくさと部屋を出て行った。
性的なことだけれど、看護師なんだしもっと優しく教えてくれたっていいじゃんか。せっかく美人なのにもったいない。
そういえば、名札にも安全度の色ついてたなー。
“菅野 祐希”
性別:男性 Ω性
状態:➖ブルー➖
ん?えっとちょっと疲れたから。寝るか。
首が少しむずかゆい。
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