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第1章
入院生活
しおりを挟む看護師についていくと2人部屋についた。
「今日からこの503の部屋で生活してもらいます。2人部屋だけれどカーテン
とかあるから、検査の時以外は自由にしていいですよ。この5階から出るときは一言伝えて下さいね。」
そう言うとそそくさと看護師は病室を出て行った。
なんかあの医者と比べると淡白だな。
あの人もΩなのかな。そのせいであんな感じなのかな。
とりあえず、同室の人にでも挨拶するか。えっとーいるかな。
隣のカーテンをそっと開ける。
「えっと、こんにちは。今日から一緒の部屋になります。高橋 隆一って言います。なんか今日からΩって言われて……」
さっさと挨拶を済ませようと早口で喋り出したけど、自分でΩと言うと言葉が詰まってしまった。
耳が熱くなっていく。
同室者の返答がない。
ベッドに目を向けると横向きにうずくまっている青年がいた。
「大丈夫ですか。」
駆け寄って布団を剥がす。
じっとりと汗ばんでおり、彼の熱気が顔に当たる。
潤んだ瞳が俺を見つめた。
クリクリと大きな目。長い睫毛。色素の薄い髪。
はだけたパジャマから見える細身の体。
体と顔をつなぐ首には白い肌と対比するような真っ黒のチョーカーがつけられている。
艶かしい。そう直感した。
同時に首から顔、胸ー下半身へと熱を帯びてくる。
熱い。
お願い。誰か。
触って。
看護師が駆け寄ってきて俺の口の中に何か入れた。
喉を鳴らしながら飲み込む。
ごくんーー
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